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『劇場版モノノ怪 唐傘』美麗な先行場面カットが到着。鮮やかで大胆な色使いと緻密な描写に注目

文:電撃オンライン

公開日時:

 7月26日に公開予定の映画『劇場版モノノ怪 唐傘』より、先行場面カットが解禁となりました。

 “モノノ怪”らしい独特な世界観、そして思わず目が奪われてしまう大胆で鮮やかな色彩で描かれたシーンをチェックしましょう。

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 以下、リリース原文を掲載します。

超美麗“モノノ怪”の世界で描く、豪華絵巻の大奥 先行場面カット解禁


鮮やかな色彩に、潜む影

 7月26日(金)公開の『劇場版モノノ怪 唐傘』。その本編から、“モノノ怪”ならではの独特な世界観が垣間見える先行場面カットが到着した。

 モノノ怪と対峙した薬売りの緊張感を感じる表情をはじめ、大胆な色遣いと緻密な美術で描かれた大奥の空の様子や井戸に降りしきる雨の描写、そして色鮮やかな大広間のワンシーン、目が怪異に侵された人形など、繊細な画や鮮やかな色彩から生まれる美しさの中に、どこか不穏さが漂うカットばかりだ。

 また、女の園・大奥に足を踏み入れる男性キャラクターたちの登場も先日解禁されており、梶裕貴演じる三郎丸と、福山潤演じる平基のカットが初公開された。この二人は幕府より派遣され、大奥に何かを探りに来ているようで…。本編内でどのように活躍するのか、期待したい。

 さらに、テレビシリーズから装いを変えつつも、引き続き登場する薬売りの退魔道具「天秤」の可愛らしいカットも公開。雨や天秤のカットに映っている水滴や雨粒をよく見ると、エフェクトとして和傘の柄が入っており、細かな設定にも制作陣のこだわりが感じられる。

 画面に映るすべてに意味がある本作。細部までじっくりと、美麗な画を堪能してほしい。

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『劇場版モノノ怪 唐傘』作品情報


キャスト
薬売り:神谷浩史
アサ:黒沢ともよ カメ:悠木碧 
北川:花澤香菜 歌山:小山茉美
大友ボタン:戸松遥 時田フキ:日笠陽子
淡島:甲斐田裕子 麦谷:ゆかな
三郎丸:梶裕貴 平基:福山潤 坂下:細見大輔
天子:入野自由 溝呂木北斗:津田健次郎 

主題歌
「Love Sick」アイナ・ジ・エンド(avex trax)

スタッフ
監督:中村健治
キャラクターデザイン:永田狐子 
アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
美術設定:上遠野洋一 美術監督:倉本章 斎藤陽子 美術監修:倉橋隆
色彩設計:辻󠄀田邦夫 ビジュアルディレクター:泉津井陽一 
3D監督:白井賢一 編集:西山茂 音響監督:長崎行男 音楽:岩崎琢 
プロデューサー:佐藤公章 須藤雄樹 企画プロデュース:山本幸治
配給:ツインエンジン ギグリーボックス 制作:ツインエンジンEOTA

序説

 “ナニモノ”か、より生じた抑えられぬ“情念”が“アヤカシ”と交わると「モノノ怪」となる。

 モノノ怪がひき起こす“怪異”が人々に襲いかかる時、謎の男“薬売り”が忽然と姿を現す。

 この世で唯一、モノノ怪を斬り祓うことができる“退魔の剣”を携え、荒れ狂うモノノ怪の前に一人立ちはだかる。

 『モノノ怪』は、2006年にオムニバス「化猫」、2007年にテレビアニメシリーズとして放送されて以来、根強く愛され続けている作品である。その『モノノ怪』が2024年、大奥を舞台に劇場版として“新生”する。

 豪華絢爛な世界を絵巻物のように描き、細部まで緻密に、時に大胆に表現した美術や、CGと和紙テクスチャを組み合わせた斬新な手法、膨大なカット数と独自の色遣いにより生み出される唯一無二の映像美など、薬売りのミステリアスな魅力と相まって、“密度”の濃い世界観に圧倒される。

 さらに、個を殺し集団に染まることを強いられる生き辛さ、という現代にも通じる普遍的なテーマ、人間の内面に渦巻く業と願いを描く物語が深い共感を呼ぶ。

 誰の心にもモノノ怪の種が根づきかねない混沌としたこの時代に、切なくも強く魂を揺さぶる“救済”の物語が立ち上がる。

 シリーズの生みの親である中村健治監督の元に集結した、豪華キャスト・スタッフによる完全新作の劇場映画が、新たなる伝説を刻む。

物語

 大奥とは、世を統べる“天子様”の世継ぎを産むために各地から美女・才女たちが集められた“女の園”であると同時に、重要な官僚機構でもある特別な場所。独自の掟が敷かれた“社会”でもあるこの異質な空間に、新人女中のアサ(黒沢ともよ)とカメ(悠木碧)が足を踏み入れる。

 キャリアアップを図る才色兼備のアサ、憧れの大奥に居場所を求めるカメ。正反対の二人は初日から、大奥で信仰される“御水様”に「自分の大切なもの」を捧げるという、集団に染まるための“儀式”に参加させられる。そこで起きた出来事をきっかけに、二人の間には絆が生まれてゆく。

 御年寄の歌山(小山茉美)は、大奥の繁栄と永続を第一に考え女中たちをまとめあげるが、無表情な顔の裏に何かを隠している。そんな中、少しずつ、彼女たちを覆っていく“何か”。夜ごと蓄積されていく女たちの情念、どこからともなく響いてくる唐傘がカラカラと回るような異音、取り憑かれたように理性を失っていく女中…。

 ついに決定的な悲劇が起こり、薬売り(神谷浩史)はモノノ怪を追って大奥の中心まで進むが、モノノ怪を斬り祓うことができる退魔の剣は「形」「真」「理」の三様が揃わなければ、封印を解き抜くことが叶わない。薬売りが大奥に隠された恐ろしくも切ない真実に触れるとき、退魔と救済の儀が始まる──。

『劇場版 モノノ怪』本予告

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