※『バイオハザード レクイエム』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。
2月27日に発売予定の『バイオハザード』シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』の先行レビュー記事をお届けします。
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ストーリーを5周半、合計40時間ほどプレイしてのレビューにはなりますが、序盤以降のストーリーのネタバレはないのでご安心ください。
索引
閉じる『バイオハザード レクイエム』最大の特徴は、グレースとレオン2人の主人公を採用していること。緊張感あふれるグレースパートと爽快感あふれるレオンパート、2人の対比によって今までにない緩急を味わえます。
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複数主人公といえばシリーズ作品では『バイオハザード6』を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、本作はそういったオールスター的な作りではなく、あくまで1つの作品として独立かつ完結しています。
そのため、シリーズが初めてでも問題なく楽しめるようになっています。その場合は、『バイオハザード』が初めてという視点から、グレースにより感情移入できると思いますね。
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あえて事前にやっておいたほうがいいタイトルを上げれば『バイオハザード RE:2』。すでに公開されている事前情報の通り、ゲームを進めると過去作でお馴染みのラクーンシティに行くことになるため、あらかじめ過去作を知っていると「ここがこうなったのか!」と感慨もひとしおです。
とにかくシリーズファンに向けたサプライズが多いので、過去作を知っていると探索がかなり楽しくなりますね。とはいえ、シリーズを知らないと理解できない類のものではないのでそこは安心。本作をプレイしてから『RE:2』をプレイするという順番でも大丈夫です。その場合は、レオンに対して「あのイケオジにこんな過去が!」的な楽しみ方ができそうですね。
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ちなみに筆者の場合、1周目のクリア時間は約8時間ほど。先行プレイなどで序盤をすでにプレイ済みで予備知識があったことを考えれば、おそらく平均的なクリア時間は10時間前後になるかと思います。
全体的なボリューム感としては、過去作とほぼ変わらないくらいですね。ネタバレになるので詳細は伏せますが周回に向けた要素などもあるので、総合的にはかなり長期間楽しむことも可能です。
グレースパートはサバイバル感強め! 昔ながらの『バイオハザード』を楽しめる【バイオレクイエム先行レビュー】
グレースパートは、シビアなアイテム管理を行いながら先に進んでいく『RE:2』などに近いサバイバル感が味わえるのが魅力。
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再序盤の謎の怪物から逃げるパートこそホラー感が強めですが、全体的に見るとホラーよりはサバイバルのほうにより重きを置いている印象。過去作でいうアシュリーやシェリーのような無力な存在ではなく、あくまで弱いけれど戦うことはできるキャラクターになっています。
冒頭や怪物から逃げるパートなど、グレースパートでは逃げるだけという場面もあるにはありますが、基本的には戦うことができます。少ないとはいえ銃などの武器も使えるので、しっかりアクションゲームとして楽しいです。ホラー色の強いグレースパートが周回時のノイズにならないかという懸念もあるにはあったのですが、そこは問題なかったですね。
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クラフトでゾンビをステルスキルできる“破血アンプル”などのグレース独自のアイテムを製造できるのもあって、今までの『バイオハザード』にはない緊張感やサバイバル感を味わうことができます。
今までの『バイオハザード』では、序盤こそリソース管理がシビアであっても、後半になるにつれて強力な銃火器を使用可能になって、だんだん余裕が出てくるのが一般的でした。それに対してグレースは、一応の成長要素こそあるものの劇的には強くならず、使える武器もかなり限られるので最後まで緊張感が途切れないです。
そのあたり、過去作のバランスを踏襲しているようでいて、じつはまったく違うバランスのゲームプレイが楽しめるのが新鮮ですね。ずっと序盤の緊張感のまま進む感じで、だからこそレオンパートでの戦闘重視のゲームバランスが映える!
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唯一超火力を出せるのが、序盤でレオンから受け取ることになる武器“レクイエム”ですが、これはあくまで例外的な武器。クラフトで銃弾を作れることを考慮しても、そこまでひんぱんに使用することはできません。
とはいえ、まだ“レクイエム”の銃弾があるときの安心感はすごい。難易度が高くない場合はほとんどの敵を1~2回で倒すことができるので、“レクイエム”をいつどこで使うかというリソース管理も、グレースパートの緊張感を生んでいますね。
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グレースは、一応FBI所属ではあるものの分析官であって最前線で戦うような人間ではないので、さほど強くないのも納得です。『バイオハザード7』のイーサンのような、なんちゃって一般人とは違いますね(笑)。
通常のコミュニケーションですら挙動不審になるくらいの怖がりであるグレースが、ここぞという場面で勇気を出すシーンでは本当に応援したくなる! シリーズ全体を通しても、最も感情移入しやすいキャラクターといえるかもしれません。
レオンは『バイオハザード RE:4』からパワーアップしたアクションの爽快感が楽しい! それに見合った戦場もしっかり用意【バイオレクイエム先行レビュー】
サバイバル感の強いグレースパートに対して、レオンパートは爽快感重視の作り。同じ敵であってもさまざまな攻略法があり、基本的にはすべて倒して進んでいくことができるバランスになっています。また詳細はネタバレになるので伏せますが、敵を倒すことで恩恵を得られる要素も存在。
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序盤まではあくまでグレースが主人公的な視点で、レオンは助っ人という印象を受けましたが、ゲームを進めるとレオンにもしっかり主人公らしい戦場が用意されています。というか、レオンの強さに合わせて敵もしっかり強くなる感じ。結果的には、ちゃんとダブル主人公という描き方になっていますね。
2人の経験値の差もあって、グレースとレオンは先輩と後輩という印象が強いです。あらゆる事態に動じずにタフな台詞を吐くレオンと、あらゆる事態に動じて弱音を吐くグレースがいい感じに対照的になっていて、物語にも深みを与えていると思います。
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あと、パートが切り替わるときの名前が出る演出が超カッコいい! グレースパートで心地いい緊張感を味わってから、レオンパートに切り替わったときの「よし来た!」という感じが本当に気持ちいいです。
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レオンパートはとにかく要所要所の演出が『バイオハザード』ファン向けのサービスにあふれていて、たびたびゲームを進める手を少しとめて、レオンのカッコよさに浸ることもありましたね。グレース視点で見ると、肝心な場面で助けにくるレオンは恐ろしくメロい(笑)。『RE:4』のときのアシュリーの気分になれるかもしれません。
今まで基本的には『バイオハザード』シリーズは英語音声でプレイしていましたが、あまりにレオン役の森川智之さんのイケオジ演技がカッコよすぎて、今のところ全周回で日本語音声でプレイしています。
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レオンは回避しながらの銃撃やパリィなど、相手の攻撃への対抗手段が非常に豊富。突き詰めていくと距離を開けてヘッドショットを狙うのが安全策にはなるものの、いろいろとアクションを試したくなりますね。
今回レオンが携えるトマホークは『RE:4』のナイフと比べてもかなり頼りになる存在。実質的に耐久値が無限で、しかも攻撃力も高いので気楽に使えます。ちなみに、一般的にトマホークといえば投擲のイメージもありますが、基本的に投げ攻撃はありません。
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ゲーム的には間違いなく『RE:4』のときよりパワーアップしているレオンですが、設定的にはとある事情があって弱体化している模様。そのあたりの秘密が本作のストーリーの鍵を握っているので要注目ですね。
とある人物の秘密に決着が付くストーリー! いまだ解けない気になる謎も【バイオレクイエム先行レビュー】
ストーリーに関してはネタバレ防止で多くは語れませんが、『バイオ レクイエム』ではラクーンシティが再登場するとあって、今までの集大成のような展開が描かれます。
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とはいえ、いわゆる完結作といった位置づけではなく、あくまでとある人物の謎に決着が付くストーリーとなっています。『バイオハザード』シリーズファンなら(おそらく)誰でもわかるであろう、あの人です。
過去作がストーリーには絡むものの、ところどころでファイルなどでその事情を知ることができるので、過去作をプレイしなくても問題はない作りになっています。
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あくまで主軸となるのはグレースとレオンで、ストーリーラインがしっかり整理されているので物語には入り込みやすいです。ストーリーのテイストなどは、従来の『バイオハザード』とそこまで変わらない印象。
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グレースとレオンの緩急によって、今までにない緊張感と爽快感が味わえるのが魅力の『バイオハザード レクイエム』。シリーズファン以外に、ここから『バイオハザード』を始める人にもオススメできる作品となっています。
ちなみに筆者は約40時間ほどプレイしたものの、まだ1つ「これってなんのことだ?」という謎が残っているという状況です。直接ゲーム進行にはそこまで影響がない要素ではありますが、気になってしょうがない!
この謎も、発売日後はネットで解法が載ってしまうはずなので、自力で解きたいという人は早めの購入がオススメ! 筆者も発売日までもう少し粘ってみる予定です。