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『勝利の女神:NIKKE』ファンミーティングレポート。キャストの生ゼリフもサプライズゲストもアツアツだった極上の2時間、設定や復刻関連など注目回答が満載のQ&Aも公開!

文:スズタク

公開日時:

 Level Infiniteが、SHIFT UPと手を組んで制作したiOS/Android向けガンガールRPG『勝利の女神:NIKKE(メガニケ)』

 その公式ファンミーティングである
“勝利の女神:NIKKE ファンミーティング、エンカウンター! ~これからもずっと一緒です、指揮官~”のレポートを掲載します。

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 『NIKKE』初の公式ファンミーティングとして、6月22日(土)にヒューリックホール東京にて開催された本イベント。この記事では、その第一部の模様をお届けしていきます。

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印象深いキャラを演じたキャストが集結。生ゼリフとともに『NIKKE』を振り返る!【勝利の女神:NIKKE ファンミーティングレポート】


 ファンミーティングは、指揮官(プレイヤー)なら誰もが聞き覚えのあるシュエンの呼びかけからスタート。罵倒ともご褒美ともいえるアナウンスで、観客のテンションを一気に上げてくれました。

 その後、出演キャストが登壇。舞台に上がったのは日笠陽子さん(レッドフード/ネヴェ役)、井口裕香さん(リター役)、新井里美さん(シュエン役)、久保ユリカさん(ノワール役)の4名で、『NIKKE』プレイヤーにとっては印象深いキャラを演じた方々ばかり!

 出演したキャストのほとんどは、『NIKKE』公式のイベントに参加するのは初めてとのこと。ゲームの収録も基本的にはキャストごとに別々であり、このように生の場で触れ合えることが楽しみだと語りました。

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▲左から日笠さん、井口さん、新井さん、久保さん。

 オープニングトークが済んだところで、最初の企画“ルックバック『NIKKE』”へ。2022年11月4日にリリースされた『NIKKE』が、今日までどのような歩みを見せてきたか、各イベントとともに振り返られました。

 このうち、キャスト陣が演じたキャラと関連が深いイベントは、ピックアップしてさらに深掘り。それぞれ2023年の水着イベントは井口さん(リター)、1周年イベントは日笠さん(レッドフード)、2024年のエイプリルフールイベントは新井さん(シュエン)、2023&2024年のバニーイベントは久保さん(ノワール)がナレーションを務めました。

 各イベント紹介の最後にはキャストが生ゼリフを披露し、観客をうっとりさせながら進行していきました。

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完成に一番時間を要したニケはラピ! Q&Aで注目回答が続々飛び出る【勝利の女神:NIKKE ファンミーティングレポート】


 続いての企画は“『NIKKE』ファンミーティングオリジナルランキング”。こちらは、事前に集計されたユーザーランキングを発表するもので、一部はキャラ順位が隠された状態で公開。何位に誰が入るかみんなで予想しながら、ランキング発表が行われました。

 発表された各ランキングと、上位3名の結果は以下のとおり。なお、順位自体は10位あたりまで公開されていました。

■水着姿をこの目で拝みたいと思うニケは?
1位:アニス
2位:ドロシー
3位:ラプンツェル

 水着が未実装のドロシーやラプンツェルを押しのけ、実装済みのアニスが1位に! 強い!!

■好感度がMAXに達しても面談をし続けたいと思うニケは?
1位:レッドフード
2位:アニス、モダニア

 モダニアとアニスが同率2位になり、日笠さん演じるレッドフードが1位にランクイン。頼れる姉貴分のレッドフードに魅了されたユーザーが多いようです。

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 ランキング発表を終えたあとは、“開発陣スペシャルQ&A”が行われました。事前にユーザーから募集した質問に対し、『NIKKE』開発陣からの回答を紹介するというこのコーナー。取り上げられたさまざまなQ&Aをまとめて見ていきましょう。

Q.キャラクターはどんな休日を過ごしているのか? とくに出演キャストが演じているレッドフード、リター、シュエン、ノワール、Dについて知りたいです。

A.レッドフードは好きな音楽を聴いたり、他人事に干渉したりして過ごします。本当に暇そうに見えますよね。

 リターはテレビを観たり、ボルトの散歩をしたりします。いつ呼ばれるのかわからないので、意図的に何かをしようと休んだりはしません。

 シュエンは休日がないです。休み時間はあっても、公式的に休日はないです。性格がああなった理由のひとつではないでしょうか。

 ノワールは一日中寝ています。ブランと一緒に休むとなれば何かをするでしょうが、1人のときは寝ることが休憩になります。

 Dは演技練習の参考資料をかき集め、休みを消化します。あるいは一日中映画やドラマを観ます。

Q.ヘレティックなど敵として登場したキャラクターがいつかプレイアブルになる可能性はありますか?

A.すでにモダニアやニヒリスターがプレイアブルとして登場した事例がありますので、今後も可能性はあります。ですが、これはルール化されているわけではないので、すべてのヘレティックが登場するかはわかりません。

 僕たちはメインシナリオの展開を通じてみなさんにおもしろいストーリーを伝えることが重要で、価値があると考えています。ストーリー上でヘレティックの合流が叶えばプレイアブルとして登場しますし、合流しないのであれば登場しないかもしれません。

Q.『NIKKE』というタイトルの由来を教えてください。

A.ラプチャーに地上が侵攻されて以降、地下の箱舟に退避した人類は夢も希望もない日々を送っていました。以降、一世代ニケたちの登場により人々は勝利に対しての希望を持つようになり、その念願が込められた『勝利の女神:NIKKE』と呼ぶようになりました。

Q.エイプリルフールに公開された映像“DEAD SPICY”は本当に開発されたりしませんか?(それと、シュエンの立ち絵のロビーデザインも実装してほしいです)

A.すみません、事前予約すると言っていたのに真空掃除機のプラットフォーム販売の契約をどこですればいいかわからないです(笑)。

 現在は『NIKKE』開発チームとサービスに集中してみなさんによいコンテンツを提供し、安定的なサービスを作っていくことが優先だと思っています。今後、機会があれば『NIKKE』のIPを使ったゲームが登場すると私も望んでいます。

 みなさんは僕に相談すればよいけど、僕は誰に相談すればよいのかわかりませんね(笑)。

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Q.開発チームはバスト派とヒップ派のどちらが多いのですか?

A.開発チームの嗜好を一人ひとりには聞けませんでした(笑)。彼らを尊重し、守ってあげないといけないですからね。

 せっかく質問をいただいたので僕だけでも回答したいと思いますが、どちらか一方に絞らないといけないでしょうか。この質問は「パパとママ、どっちが好き?」と聞かれているようですね。

Q.レッドフードのようにすべてのバースト段階で使用できるニケは今後も登場する可能性はありますか?

A.もちろんです。全バースト段階で使用されるニケは再登場する可能性もありますし、そのぶん、おもしろいですが新しいギミックを持ったニケが登場することもステキなことです。

 戦闘面でもさまざまなおもしろさや組み合わせが誕生するよう、たくさん悩んで努力していきます。

Q.過去に配信・販売されたコスチュームやミッションパスが復刻される可能性はありますか?

A.可能性はあります。社内ではこの件について会議を進行中ですので、今後デベロッパー・ノートのお知らせを待っていただければありがたいです。

Q.これまでに開催された期間限定イベントで、完成までに最も苦労したのはどれでしょうか?

A.“MIRACLE SNOW”と“OVER ZONE”が一番大変でした。“MIRACLE SNOW”は初の大規模イベントとして、3Dフィールドで遊べるようにした最初のイベントです。最初にお見せするイベントレイアウトなので、NPC配置からほかの部分でも企画を定義づける必要があったからです。

 “OVER ZONE”も大変苦労したイベントでしたが、こちらは“MIRACLE SNOW”とは逆の意味です。僕たち開発チームはイベントでいつでも、またはどんなことでもサプライズを用意したいと考えています。そのため、“MIRACLE SNOW”で定義した企画の一部分を破壊し、開発したイベントです。

 “WHITE MEMORY”ミニゲームの構成もそのような意図でスタートし、遺失物の配置や毎イベントのたびに設計されるイースターエッグなどがそのような点に当てはまります。

Q.デザイン完成までに最も時間を要したニケと、最もスムーズにいったと感じたニケは?

A.短時間で完成したニケはよく覚えていないですね。ニケの制作には本当に時間がかかるので。一番時間を費やしたニケを挙げるとしたらラピとキロですね。

 ラピは“カウンターズ”部隊の中心を担っているニケであり、ストーリーの中心を担っている重要人物でもあります。性格と外見の表現をかなり重要視していたため、11回のリテイクを通して完成させた記憶があります。これはニケのなかで最大のリテイク数です。

 キロはT.A.L.O.S.も描かないといけなかったため、ベース制作にたくさんの時間が必要になります。また、メカニック表現にとても苦労して、多くのリテイクを重ねたのを覚えています。

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 回答を読むと感じますが、『NIKKE』開発陣は真摯なだけでなくユーモアにあふれていますね。興味深いキャラ設定や制作エピソードを知ることもできて、全指揮官にとって有意義な時間だったと思われます。

SHIFT UPの偉い人たちがサプライズゲストで登場!!【勝利の女神:NIKKE ファンミーティングレポート】


 その後、登場したニケやイベントなどの順番を当てる3択クイズ“指揮官シミュレーションルーム”のコーナーへ。クイズごとに出演キャストからご褒美の生ゼリフがあり、ファンとの交流を大いに深めました。

 クイズが終わるころには、ファンミーティングもエンディングの時間に。出演者がそれぞれメッセージを述べて退場し、名残惜しくもイベントは終了……と思いきや、ここでMCからサプライズ企画が!

 なんと、『NIKKE』のプロデューサー&キャラクターデザイナーのキム・ヒョンテさんと、ディレクターのユ・ヒョンソクさんが特別ゲストとして登場!! 事前にいっさい告知されていなかった完全サプライズに、この日一番の拍手と歓声が巻き起こりました。

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▲キム・ヒョンテさん(左)とユ・ヒョンソクさん(右)。
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▲キムさんから“SHIFT UPのアイドル”と紹介されて登壇したユさんは、ノリノリのダンスで会場を沸かせました。リアルマスタング!?

 キムさんとユさんはちょうどタイミングよく来日する機会があり、ファンミーティング開催の一週間前に出演が決まったとのこと。またとないファン交流の場を生かし、その場でMCがお2人に生インタビューを実施することになりました。

 最初の質問は、“一番のお気に入りニケ”について。キムさんは自身が直接デザインを手掛けたアニスと答え、ボディラインや胸のデザイン、顔のレタッチなど細部までこだわって完成させたと語りました。ただ、お尻について関与できなかったのが心残りとか。

 ユさんは最近好きなのがプリバティとD、そして最推しがスノーホワイトと回答。スノーホワイトは多くの感銘を受けたキャラで、今後彼女がどこで何をしてもずっと大好きなキャラクターでいると熱弁しました。

 “『NIKKE』が最も影響を受けたゲームは?”という問いに対し、ユさんは『NIKKE』のプロトタイプの段階から強く影響を受けたあるタイトルを紹介。しかし、ナムコ派のキムさんが『タイムクライシス』に影響を受けたと話すと、「これから『NIKKE』に最も影響を及ぼしたゲームは『タイムクライシス』にいたします」と言を翻し、笑いを誘いました。

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 さらに、“開発内で一番課金しているのは?”という攻めた質問に、ユさんは自分自身であると公表。さすがに具体的な金額は話しませんでしたが、ゲーム内のレベルが600超えだと明かした瞬間、会場が大きくざわつきました。

 最後に“制作していて一番泣いたストーリー”について聞かれると、ユさんは“MIRACLE SNOW”を挙げました。このイベントに関しては、VTuberやストリーマーがストーリー振り返りをしているのを見て15回ほど泣いたとのことです。

 生インタビューを終え、締めくくりにキムさんとユさんがそれぞれメッセージを述べてイベントは閉幕。ファンへの感謝や万感の思いを語ったお2人を割れんばかりの拍手が包み、『NIKKE』初のファンミーティングは大盛況のうちに終了しました。

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■“勝利の女神:NIKKE ファンミーティング、エンカウンター! ~これからもずっと一緒です、指揮官~”第一部出演者(敬称略)

●日笠陽子(レッドフード/ネヴェ役)
●井口裕香(リター役)
●新井里美(シュエン役)
●久保ユリカ(ノワール役)
●MC:松嶋初音、星裕也


スズタク:RPGとアクションをこよなく愛するライター。近年、シミュレーションRPGのおもしろさに気づき始める。

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    勝利の女神:NIKKE

    • メーカー:SHIFT UP
    • 対応機種:Steam・PC
    • ジャンル:RPG
    • 発売日:2023年02月15日
    • 希望小売価格:基本プレイ無料(アイテム課金あり)