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ホロライブ・星街すいせいさんMCのNHKラジオ『ぶいあーる!』に儒烏風亭らでんさんとジョー・力一さんが再登場。「盛り上がりすぎた」トークの中身は?

文:電撃オンライン

公開日時:

『ぶいあーる!〜VTuberの音楽Radio〜』はNHKラジオにて放送されている音楽番組。ホロライブの歌姫・星街すいせいさんをMCに、毎回豪華なゲストが顔を揃えて配信されています。

 8月18日には、ホロライブReGLOSSの儒烏風亭らでん、にじさんじのジョー・力一さんを迎えての第59回が放送されました。
 事前の収録では「盛り上がり過ぎて収録が押しまくった」ことも明かされていた今回の放送。ジョーさん、らでんさんの“ジョ烏風亭”のお二人は3月に続く2度目の登場となりますが、前回はらでんさんがデビューしたばかり、しかも代打MCとしての登場でした。

 面識もほぼない状態からのスタートだったこともあり、かなり緊張した様子もありましたが、今回は本人が「気楽!!!」とポストされていたように、頼れる先輩MCがいる上に、ジョーさんとも打ち解けた状態からのスタート。自然と会話も弾んだようです。
 冒頭は星街さんが「(ゲストの)この二人の共通点といえば、落語」とした上で、「寿限無 寿限無 五却のすりきれ〜」と早口言葉を披露。「得意分野」と胸を張る通りに見事に言い切る何やら不思議なスタートに、パーソナリティの内田敦子さんも目を丸くしている(ように思われる)声色で絶賛の声を送っていました。

 ゲストの二人は「“ジョ烏風亭”の“烏風亭”」「“ジョ烏風亭”の“ジョ”」と、星街さんから「コンビですか?」という突っ込みを受ける自己紹介で登場。二人が共通して好きなアーティストである平澤進さんの音楽が力強く響く中でのスタートということで、ジョーさんは思わず「こんな立ち上がりあるんですか?」と突っ込んでました。

 星街さんとジョーさんは2018年、星街さんがまだホロライブに加入する前から面識を得ていたそうで、ジョーさんは「地元の定食屋のテレビでフッと見上げたら、すいちゃんが映っていた感じ」と、ホロライブの歌姫の出世ぶりをネタに笑いを誘っていました。

 今回のテーマは「“ジョ烏風亭”の推し曲を聴きながら楽しくお喋りしちゃおう」(星街さん)とのことで、ゲスト二人とトークを交えながら推し曲を聴いていく流れ。ただ、おしゃべりに長けたメンバーが3人揃っただけあって、大変に賑やかな回になっていました。

 まずは星街さんからジョーさんへ、さっそく先日のリアルソロライブの感想を聞く質問が飛び出すと、ジョーさんは前段階で「お客さんが乗り切れなかったらどうしよう」と不安に思っていたことを率直に吐露。ただ、いざやってみると、「普段の配信のチャット欄がそのまま声になって出てきているようで、凄くお客さんに助けられた」ライブになったそうです。

 「ホント、クセになりますね」とした上で、「アンコールの前くらいに次のライブのことを考え始めちゃった」とライブの魅力に取り憑かれたことも明かしてくれました。これは実際に現場へ行っていたファンにとっては、本当に嬉しい言葉だったんじゃないでしょうか。

 番組ではそのライブバージョンで、ジョーさんの「名刺代わり」という代表曲『レイテストショーマン』が聴けるという贅沢な時間も。ノリノリなお客さんをジョーさんが煽って盛り上げるという楽しげな雰囲気が伝わってきました。
 ジョーさんからは逆に星街さんへ「歌が上手い条件は何だと思いますか?」というマジな問い。これについて星街さんは、らでんさんのことも意識されたのでしょう、絵画を例に出して「キャンパスにバシャーンと一筆で描くのが“上手い”と言う人もいれば、写真のように描くのが“上手い”という人もいる」とした上で、「定義はない」と明言。「結局のところ、好みなんだ」という明快な説明をされていました。

 一方、ジョーさんは「どうしてもカラオケの点数的なものが出ちゃうじゃないですか。音程、ピッチ、リズムみたいなもの。ライブで歌っていると気になっちゃったりはする。そういう次元じゃないと頭ではわかっているけど、『あ、いま外したかもしれないな』とか考えちゃう」という難しさを語り、「すいちゃんはどう考えてやってます?」と質問。

 星街さんは「結構無心」とした上で、客席を観て「あの人こんなTシャツ着てるなあ」とか考えてるとのこと。いま歌ってる部分より、その先のフレーズを意識しているという話も印象的でした。これを受けてジョーさん、星街さんはこんなことを言っています。

 「いま歌っている歌詞が、ぶっとい明朝体で頭の中に出ていて、エヴァンゲリオンみたいに。それをゆっくり読むように歌っている。だから他のことは余り考えられていない。でもミスったときに、後から『お前ミスったぞ』と言ってくる係のやつが(自分の心の中に)いるんですよ。そいつを消すために、『これが俺の絵柄だから』と言ってる」(ジョーさん)

 「カラオケ100点みたいなのがライブでできたらいいだろうって。でもそれが決して盛り上がりに直結するわけじゃない。なんならピッチ無視して『なんとか〜♪』ってところを、『なんとかぁぁぁぁぁっ!!!!』って歌ったほうが盛り上がったりもする。本当にそのときそのときの気持ちを反映させながら、絵柄が変わっていく。ライブによって変わっていくのが音楽の面白さなのかな」(星街さん)
 その後も曲や音楽についての熱いトークから、配信でのトーク術に関する逸話まで、多岐にわたる話が続きました。らでんさんの「暗黒期」に関するディープな話などは、前回の出演回を聴いていたリスナーには、かなり思い当たるものがあったはずです。

 「らでん、楽しくやれてるか?」

 先輩・星街さんから、そんな問いに対しては、「もう辞めたいという時期もあった」と素直に真情を明かした、らでんさん。ただ、いまは当時とは大きく異なる心境のようです。

 「『ぶいあーる!』の代理MCから色々なことが変わっていった。何をやっていいのかわからないし、全部やろう、ジタバタしてみようと思った。そうしたら色々楽しくなる可能性もあると思ってやっていたら、今は歌もダンスも凄く楽しくなってきた。皆様の前でパフォーマンスできることが楽しみ」(らでんさん)

 「力一さんの活動を観てこんな風になりたいかもと思えた」と言うらでんさんに対し、ジョーさんは「俺も辿ってみれば同じ感じ。初めてYouTubeで始めたときはそこから一歩も動くつもりはなかった」と“歌のライブ”なんてまったく考えていなかった時代を振り返り、「ライブでステッキ持ちながらクルクルやるってのも全部繋がっているんだなと思うようになった」と優しく語りかけていました。

 これを受けて「私のノドが潰れて良かった!」と笑った“星街先輩”について、ジョーさんが最後に「すいちゃんかららでんへの“師匠と弟子”みたいなやり取りを見られて良かった」と語ったのも非常に印象的で、なんだか温かい気持ちになる放送でした。

 ここまで読んで気になった方は、必聴の回だったことをわかって頂けたはず。

 ぜひ
『ぶいあーる!』の番組アーカイブへ。期限は1週間なので、聴き逃しなきよう、お気をつけくださいませ。

次回以降も豪華ゲストが登場

 9月1日に放送予定の第60回のゲストは、『おとせサンダー』で知られるぼっちぼろまるさん

 第61回・第62回には、にじさんじの不破湊さん、そして、しぐれうい先生の登場が予定されているようです。

番組で放送された楽曲まとめ

 番組で流れた曲のうち、YouTubeにMVがアップされているものをピックアップしてみました。名曲揃いです。

ジョー・力一さんの選んだV曲

儒烏風亭らでんさんの選んだV曲

星街すいせいさんの選んだV曲
※NHKでは放送できない単語を含む歌のため、放送では「クリーン版」が流れました

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