日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。
本記事で紹介するのは、『創の軌跡』に登場するキャラクター、セドリックのセリフ。
運命に翻弄された過去を振り払い、“自らの道”を歩む覚悟を決めた彼の名言を紹介してまいりましょう。
今度こそ僕自身として生きていくためにも……!(セドリック)
●エピソード「堕ちたる皇子」(英雄伝説 創の軌跡)
セドリック・ライゼ・アルノール。大陸西部にあるエレボニア帝国の皇太子にして、現皇帝ユーゲント・ライゼ・アルノールIII世の次男です。
異母兄であり皇位継承権を放棄しているオリヴァルトや、双子の姉アルフィン皇女といった人物を家族に持ち、明るく影のない皇族として描かれてきました。
そんな彼ですが、帝国で起きた内戦や世界大戦など《騎神》を巡る運命に翻弄され、波乱万丈な日々を送ってきたのは間違いありません。
そしてリィンたちが最後の戦いを終えた様子を遠目に眺めながら、彼は帝国を離れて結社《身喰らう蛇》へ身を寄せることを決意します。
しかし結社で待っていたのは、“執行者候補”としての試練の日々。
元皇太子という身分を捨て、《鉄血の子供たち》の加護も失った彼は何度も敗北し、苦汁をなめさせられます。
なんだかんだ一兵卒から連隊長まで成り上がった、名物キャラのギルバートからも散々な言われよう。これはセドリックでなくともプライドが傷つきます。
世話役でもあるシャーリィから、猟兵団《赤い星座》の守りを1人で突破せよという試練を課されます。その戦いのなかで、セドリックは「多勢に無勢でしょう!」「僕を誰だと思ってる」「どうして僕がこんな目に」などなど、甘えた発言をしたことに自ら気付き、覚悟を決めました。
もう自分は皇族ではなく“ただの”セドリックであることを自覚し、そのうえでこの試練からは逃げ出せないと腹をくくります。
覚悟を決めて精一杯の自信をたぎらせ、試練のターゲットであるギルバートを倒したセドリック。意趣返しにかつて言われて傷ついた言葉をお返ししてます。
そんな挑発にキレたギルバートは、大人げなく彼の専用機《G・アパッシュ》を召喚し、先輩の恐ろしさを教育しようとします。
それをシャーリィも許容し、追加の試練としてセドリックが対処することに。そこで出たのが、今回の名言となります。
「今度こそ僕自身として生きていくためにも……!」
ギルバートを撃破し、シャーリィからも「やればできるじゃん」と認めてもらえました。
こうしてセドリックは挫折を知り、覚悟を決め、試練を乗り越えることで、自身の足で道を選び歩いていく自由を手に入れます。
ギルバートを撃破し、シャーリィからも「やればできるじゃん」と認めてもらえました。
こうしてセドリックは挫折を知り、覚悟を決め、試練を乗り越えることで、自身の足で道を選び歩いていく自由を手に入れます。
その後、兄オリヴァルトの結婚式を遠目に眺めて祝福する彼の端末には、執行者を示すNo.XIXの文字が刻まれていました。無事に執行者になれたようです。
はい、というわけで今回はセドリックの名言をお送りしました。皇太子として正しく成長していくルートの彼を見てみたかった気もしますが、これこそが彼自身の本当の望みを体現した状況だと考えるとこうなるしかなかったのかな、と思います。
また、晴れて試練を突破して執行者にもなれたことですし、いつでも再登場する準備は整ったと言えます。今後の物語で彼がどんな道を選び、なにを成すのか。結社も決して純粋な“悪の組織”というわけではないので、それも含めて期待ですね。
シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!