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『SAO ガンゲイル・オンラインⅡ』8話でついにSJ3決着! ピトの回想ではまさかの《黒いあいつ?》も登場して驚き(GGO2ネタバレあり感想&考察)

文:Ak

公開日時:

 現在放送中のTVアニメ『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』。その第8話“決闘”の感想記事をお届けします。

[IMAGE]【注意】キービジュアルより先のテキストでは、『ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』第8話の物語に関する記述が多々あります。そのため本編をご覧になってから読むことを強くオススメします。

ボスの変わらぬ男前っぷりに惚れる!【アニメGGO2感想】

 第8話冒頭は逃走するレンとボスのシーンから。最初、目をこするレンを見て「眠いのかな?」と思ってちょっとホッコリしてましたが、そういえば前話で目にダメージを受けてましたね。

 それはそれとして、レンの手を引くボスの姿に母性を感じました。まあ実際の年齢を考えると立場が逆ですが(笑)。ボスの「同じチームの仲間だろ」というセリフもさわやかすぎる! 中庭でのレンへの励まし方といい、ボスはいかなる状況でも頼りになりすぎます、

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 ピトフーイはピトフーイで、フカ次郎のみを同行させてエムを待機させて、2対2の状況に持ち込むあたりに彼女の価値観が伺えます。

 普段のピトを見ていると、楽しければそれでOKというか、常に正々堂々と勝負! というイメージではありませんが、好敵手と認めた相手については戦い方にもこだわりがあるようですね。それがまた人間らしいというかなんというか。レン目線で考えると、そこが付けこむスキにもなっていそうですが。

 というか逆の立場だったら、レンはどうしたんだろう? と気になりました。ボスに対するのと同じようにするのか、それとも3人で連携して真っ先にピトフーイを狙うのか。どちらもありそうな気がしますね。

ピトフーイの気遣いができる女感がすごい【アニメGGO2感想】

 第8話の見どころのひとつは、ピトフーイとフカ次郎の何気ない会話。

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 徹夜明けで弱っているピトフーイ=エルザに気を使って休むようにうながせるフカ次郎は、本当に気遣いができる女! 時々年相応の一面を見せるところも、フカ次郎の魅力ですよね。

 まあ2人の会話では、リアルでピトフーイがエルザであることを示唆していたり、個人情報も話してるけど大丈夫なのかなと心配にもなります。《GGO》では、こういう会話は外に聞かれたりもしそうですが……? いわゆる“Tell”機能みたいなものもあったら便利そうですよね。


 そしてピトフーイの《SAO》思い出話のなかで登場した、やけにカッコつけた優男。一体誰なんだ……って、まあ『SAO』ファンならわかって当然と思いますけど、こちら明言はされてませんがキリトさんですよね!

 容姿が若干大人っぽいのは、βテストの段階ではリアルの容姿ではなく作成したアバターだからでしょう。それでもやや動作がキザっぽい気がするのは、ピトフーイのフィルターがかかっているせいかも? やっぱりキリトさんに対しても思うところがあるのかもしれません。

 SJ2でレンとの決着を付けたことで、ピトフーイの《SAO》でのトラウマは解消したかと思いきや、まだ形を変えてトラウマ自体は残っている様子。とはいえトラウマとの向き合い方は上手になっている印象もあって、以前ほどの危うさは感じませんね。

レンの策士&悪女っぷりが際立つ最終決戦!【アニメGGO2感想】

 最終決戦で、先手を取ったのはレンたちでしたが、位置関係だけでレンたちの作戦を察するピトフーイもすごい!

 レンは「殺して勝つよ」とは言ってましたが、殺し方にこだわりはない様子。あらゆる手を使ってピトフーイたちを追い詰めるのがレンらしくてステキです。船に穴を空けて浸水させたり、船そのものを沈めたりと、フィールドに干渉できるのは自由度が無限大で楽しそう!

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 ピトフーイの性格を逆手にとって、フカ次郎とタイマンに持ち込むのも実に悪女。多分立場が逆なら、速攻で2対1の状況に持ち込んで片方を殺してますよね。

 案の状、機動力に劣るフカ次郎はレンとのタイマンでは分が悪いように思えました。そもそも後方支援のバトルスタイルなので、前線で戦うこと自体がイレギュラーでしょう。それでもきちんと時間を稼げてしまうフカ次郎が見事でした! 死んだふりもできるあたり、搦め手もきっと得意なんでしょう。

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 エヴァとは結果的に相討ちになりましたが、これはしょうがない気がします。あの体勢からヘッドショットで落下撃ちを決められるのは、エヴァがすごすぎますよね。

 船の転覆から始まる、レンとピトフーイの戦いのクライマックス感もすごい。船を沈めること自体はピトフーイも同じ発想でしたが、スケール感ではレンが圧勝ですね。

 地形を利用してピトフーイを落下! からの壁に張り付いたピトフーイのモンスター感がやばい。落下させるときに徹底的に連射したあたり、レンに油断はなかったものの、やっぱりピトフーイの状況対応能力は圧倒的ですね。

レンVSピトフーイの決着の付き方がエグすぎる!【アニメGGO2感想】

 手持ちの武器の差からいって近接戦闘は不利すぎると思いきや、まさかナイフを一本囮に使っての不意打ちとは! それにしてもレンの武器の声が聞こえる現象、やっぱり武器を犠牲にする行為を正当化するために使っているような……?(笑)

 最後の攻撃方法が頭突きというのも、SJ2のラストを思い出します。レンの表情がえらく怖く、本気の殺意を感じます。そういえば、頭突きの威力ってSTR依存になるのでしょうか?

 最後のトドメは、まさかのプロペラ! これって、映画とかで不死身のクリーチャーを殺すときのやつですよね……。明らかに人間相手にやるにはオーバーキルすぎますって!

 そんな感じで、変則的なルールながらもついに決着を迎えたSJ3。なんやかんやゲームが終わったら、全員がノーコンテストで後味よく終わるのが《GGO》のいいところですね。最後のロビーでレンを称える周囲のプレイヤーの空気感が素晴らしいです。

 すでに最終回を迎えたような盛り上がりですが、まだまだ続く『GGO2』。次週はリアルでの話もありそうなので、楽しみですね。また、8話の終了直後には楠木ともりさん、日笠陽子さん、興津和幸さん、赤﨑千夏さんのインタビューを掲載しています。こちらもぜひ見てくださいね!

アニメ『SAO オルタナティブ ガンゲイル・オンラインII』放送情報

放送・配信情報
TOKYO MX・とちぎテレビ・群馬テレビ・BS11・MBS・テレビ愛知・AT-Xにて10月4日(金)24:00より放送開始
ABEMAにて地上波同時・単独最速配信
その他サイトも順次配信予定

スタッフ
原作:時雨沢恵一(電撃文庫刊)
原作イラスト・キャラクターデザイン原案:黒星紅白
原案・監修:川原 礫
監督:迫井政行
シリーズ構成・脚本:黒田洋介
キャラクターデザイン・総作画監督:小堺能夫
メカニカルデザイン:石口 十
デザインワークス:あきづきりょう
グラフィックアート:荒木宏文
美術監督:橋本 巧(草薙)
美術設定:伊良波理沙(草薙)・森川篤
色彩設計:手嶋明美(Wish)
3D 監督:小川耕平(Marco)
テクニカルディレクター:後藤春陽(旭プロダクション)
撮影監督:青木睦希(旭プロダクション)
編集:本田優規(旭プロダクション)
音響監督:明田川 仁
音響効果:上野 励
音響制作:マジックカプセル
音楽:DAITA/篠田大介
プロデュース:EGG FIRM・ストレートエッジ
制作:A-1 Pictures
製作:GGO2 Project

主題歌
オープニングテーマ:『GG』ReoNa(SACRA MUSIC)
エンディングテーマ:『Little Dancer』レン starring 楠木ともり

キャスト
レン:楠木ともり
ピトフーイ:日笠陽子
エム:興津和幸
フカ次郎:赤﨑千夏

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