GSC Game Worldより好評発売中のFPS『S.T.A.L.K.E.R. 2: Heart of Chornobyl(ストーカー2:ハート・オブ・チョルノービリ)』。本作は、原発事故が発生したチョルノービリ周辺の隔離地域、通称“ゾーン”を舞台としたオープンワールドFPSです。プレイヤーは、新たにゾーンへと侵入したストーカー・スキフとなって、危険に満ちたこの地の謎を追います。
今回は初心者向けの攻略記事をお届けします。過去作となる『S.T.A.L.K.E.R.』3部作が発売されてから15年近い月日がたっていることもあり、今作ではじめてシリーズに触れる人も多いと思いますので、ぜひ参考にしてください。
フィールドでは放射能汚染やアノマリーを避けて進もう【ストーカー2攻略】
フィールド探索の際は、放射能汚染された場所やゾーン特有の超常現象“アノマリー”に注意して歩きましょう。
ゾーンは原発事故の影響によってあちこちが放射能汚染されていて、汚染地域に踏み込むと被ばくして放射線障害を受けることがあります。とくに水場や車などの人工物に近づくときはガイガーカウンターの“カリカリカリ”という音がしないか注意しましょう。ただし、軽度の放射線障害はウォッカなどのアルコールで治療できます。
また、ゾーンには超常現象“アノマリー”が頻発していて、近づくと引き込まれて大ダメージを受けます。主人公はアノマリーが生み出すアーティファクトに接近すると警告音で知らせてくれる検知装置を身に着けているので、警告音が鳴ったらアノマリーの位置を確認しましょう。アーティファクトが近いほど警告音の間隔が短くなります。
アノマリーに対してはフィールドなら触らないように迂回すれば問題ありません。もし、建物内や洞窟など狭い場所でしたら、作動すると短時間消滅するタイプのアノマリーなら、ボルトを投げて誤作動させて再発生するまでの間に走り抜けるといいでしょう。
しゃがみを利用してステルス行動
画面上部のコンパスの下にある白いバーは、主人公のステルス状態を示していて、バーの中央から左右に伸びる青色のゲージが長いほど、主人公が見つかりやすい状態になっています。このバーが赤く染まるとミュータントやバンディットなどの敵に発見されている状態です。
この青色のゲージはしゃがんでゆっくり移動すると短く抑えられます。ミュータントはこちらを発見すると即襲いかかってくるので難しいですが、敵対しているNPCはこちらを完全に発見するまで間があるので、しゃがみ移動でやりすごしたり、有利なポジションをとってから戦うことができます。
NPC相手の戦闘はヘッドショットが超重要! ミュータント相手は逃げるが勝ち!【ストーカー2攻略】
ゲーム内では、バンディットなどの敵対的なNPCと放射能の影響や研究所の実験で生み出されたミュータントが主な敵となります。
敵NPCは、倒すと持っている武器や弾薬、回復アイテムなどを奪えるので発見したら可能な限り倒しておきたいですね。ただし、たいていの敵は胴体の防御力が高いのでヘッドショットできないと弾不足に陥るでしょう。むやみに弾をばらまくのではなく、Lボタンを押しながらYボタンで武器の発射モードをセミオートに切り替え、頭を狙って1発ずつ確実に当てるのが有効です。
なお、障害物に貼りつくようにするとカバー状態となり、そこからLトリガーを押すと障害物から上半身だけ出して狙いをつけられるので活用しましょう。
一方のミュータントは、“ミュータントドッグ”や豚が変異した“フレッシュ”、姿を消してこちらの死角を突いてくる“ブラッドサッカー”が序盤でよく出会う相手となります。いずれの敵も顔面を狙うのが有効ですが、これらの敵は倒しても戦利品が得られないため、とくに目的がない場合に戦うのは弾薬の無駄といえるでしょう。
倒さないと目的地を探索できない、などの事情がない場合は画面上部中央のゲージが赤から青に変化するまで逃げてしまったほうがいいでしょう。
売れるのは状態が“黄色”以上の武器だけ
敵NPCからの戦利品で一番お金になるのは武器などの装備品です。ただし、バックパック内で装備に赤いマークがついているものは破損していて売り物にはなりません。あとで修理して使いたいものでないなら、その場に捨ててしまってかまいません。
ただし本作では、使わない銃を選択してメニューボタンでコンテキストメニューを表示させると、装填されている弾を抜き取って再利用できます。捨てるにせよ売るにせよ、不要な武器からは弾を抜き取っておきたいですね。
ホットキーを活用して回復アイテムを素早く使う【ストーカー2攻略】
本作は、方向パッド左右に消費アイテムを割当てて素早く使うホットキー機能があります。初期状態では方向パッド左が体力回復、右が放射線障害からの回復アイテムとなっています。方向パッドはそれぞれ単押しと長押しで別々のアイテムを割当てできるので、最大4種類までアイテムを素早く使用可能です。
初期設定とは別のアイテムを割当てたい場合は、バックパック画面でそのアイテムを選択し、メニューボタンでコンテキストメニューを開くと選択肢が表示されます。体力回復は常時必要として、ダッシュ移動を多用したいならエナジードリンクを割り当てるなど、状況に応じて設定するアイテムを切り替えると素早く行動できるようになるはずです。
最初に訪れる“ザシリアの酒場”で足がかりを築こう【ストーカー2攻略】
序盤のメインミッションを進めていくと、主人公は本作で村や町の役割を果たす野営地“ザシリアの酒場”へたどり着きます。ここではアイテムの売買を行うトレーダーをはじめ、探索に役立つNPCが生活しています。
野営地内にあるひし形で囲まれた?マークをすべてチェックして重要なNPCの居場所を確認しておきましょう。ここでは重要なNPCや施設について解説していきます。
トレーダー
マップ上にて、袋のアイコンで表示されているのがアイテムの売買ができるをトレーダー。主人公が持ち帰った戦利品を買い取り、弾薬や回復アイテムなどを売ってくれます。ただし、NPCによって売っているアイテムが異なる点に注意しましょう。
ザシリアの酒場だと、バーテンダーのウォーロックは食料品、ハムスターは武器弾薬を取り扱っています。
衛生兵
十字のアイコンは衛生兵(メディック)。主人公を無償で治療してくれるほか、回復キットや包帯などの回復アイテムの売買ができます。回復アイテムの手持ちが少ない場合に重宝するでしょう。
技術者
レンチのアイコンは技術者で、武器や防具の修理やアップグレードを有料でやってくれます。本作の装備は使っていると耐久度が減少していき、耐久度が低いと性能が低下したり、射撃時に動作不良を起こす可能性があります。修理費はかかりますが、手持ちの武器はなるべく良好な状態を保ちたいところです。
アップグレードでは武器の各種性能を向上可能。横並びになっている項目は左から1つずつ強化していく必要があります。また上下に並んでいる項目は上か下のどちらかの項目しか強化できないのでよく考えて選びたいところです。
ガイド
ガイドは野営地間のファストトラベルを担うNPCです。お金こそかかりますが、安全かつ瞬時に別の野営地へ移動できるのは便利ですね。ファストトラベルできるのは、もちろん主人公が行ったことのある野営地のみ。ファストトラベル後は、その野営地のガイドがいる場所からのスタートになります。
ベッドと保管箱
野営地には主人公が自由に使えるベッドと、全野営地と中身が共有される保管箱があります。現状、保管箱のアイコンはザシリアの酒場にしか表示されませんが、保管箱はだいたいベッドのそばにあります。
所持重量がかさむ原因は、おおむね弾薬や回復アイテムの量が過剰であることが原因なので、ここで保管して所持重量を削減しておきたいですね。また、本作には眠気の概念があって長時間眠らないと戦闘力が低下するので、野営地に着いたらとりあえずひと眠りしておきたいところ。眠ると体力が回復しますが、時間経過によって空腹になるので食べ物を用意するのも重要です。
サイドミッション“ウォーロックの債務者”で便利な武器を手に入れよう!【ストーカー2攻略】
筆者的に序盤にクリアするといいミッションは、ザシリアの酒場のバーテンダー、ウォーロックから受けられるサイドミッション“ウォーロックの債務者”ですね。このミッションで手に入る“ヴァリク・ルモックスのAKM-74S”は高倍率のスコープが固定で装着されたアサルトライフルで、発射モードをセミオートにすると狙撃銃のような運用が可能です。
本来は借金のカタにバンディットへ渡すはずの銃なのですが、入手したところでバンディットを全員始末してしまえば、銃は主人公のもの。そのうえで報酬もしっかりもらえるので、使いやすい武器が欲しい人にはオススメです。
プレイヤーの手腕で本作独特の“不便さ”を楽しもう!【ストーカー2攻略】
本作は、重量制限や食事、睡眠の要素などがあり、システムが行き届いた最近のゲームに慣れていると不便さを感じるかもしれません。最初は不自由に感じるこれらの要素も決して不快ではありませんし、慣れてくるとサバイバルゲームのような生活感がゲームプレイのなかから見つけられると思います。
“Xbox Game Pass Ultimate”のデイワンタイトルでもあるので、加入している人はぜひ体験してほしいですね。