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『テイルズ オブ ヴェスペリア』17周年:裏ボス・スパイラルドラコとの死闘。長時間の戦闘で燃え尽きた記憶と、トロコンついでのやつあたり【メモリの無駄づかい】

文:電撃オンライン

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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2008年に発売された『テイルズ オブ ヴェスペリア』を語ります。

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裏ボス“スパイラルドラコ”との死闘。長時間の戦闘で燃え尽きた【テイルズ オブ ヴェスペリア】


 本日8月7日はXbox 360版『テイルズ オブ ヴェスペリア』が発売された日。2008年発売ということで、17周年おめでとうございます!
(自分が遊んだのは2009年9月17日発売のPS3版ですが)

 さて、『テイルズ オブ』シリーズといえば、ゲーム終盤やクリア後に挑戦できる隠しダンジョンやボスを思い浮かべる人もいると思います。筆者もそのひとり。

 もちろん、『テイルズ オブ ヴェスペリア』にもそういったものがありますが、いちばん苦戦したというか、がんばったのは“望鏡の墓所”というダンジョンです。

 これはPS3版から追加されたダンジョンで、○○層というフロアが複数用意されていて、最下層にいるボスを倒すと次の層に進んでいく形式。1フロアの階層も多く、クリアに長い時間が必要になっています。

 もちろん、隠しダンジョンなだけあって本編よりも敵が強く、一筋縄ではいきません。そして、“望鏡の墓所”の最後に戦うボス“スパイラルドラコ”こそ、本作でもっとも強いボスです。

 レベルがカンストしていたり、攻撃が強力だったり、強い点はいくつもあるのですが、もっとも厄介な点は体の構造でしょう。

 本作の敵はどれだけ体が大きかろうとHPゲージはひとつしかありませんが、“スパイラルドラコ”は3つの頭、2本の尻尾、1つの体、それぞれにHPが設定されており、それぞれが独立して攻撃してきます。つまり、6体の敵と同時に戦う感じ。

 さらに3つの頭のうち、中央にある頭のHPを0にしないと勝利とはならず、それ以外の部位はHPを削りきっても復活します。

 さらにさらに頭の位置が高く、多くの攻撃が当たりにくいのも厄介。それなら遠距離から魔術で攻撃すればいい……なんて考えは見透かされているように中央の頭は魔術無効とやりたい放題。

 体のHPを0にすれば、動きが止まって頭の位置が下がり、攻撃を与えやすくなるので、そこを狙うのが異本的な戦い方になります。なので、長期戦は必至。倒す前に“スパイラルドラコ”の攻撃で全滅してしまうこともあるので、最初から最後まで気が抜けません。

 とくに最高難度のアンノウンでプレイしたときはとてつもない強さでした。

 難度が高くなれば、HPや攻撃力が強化されるのですが、アンノウンでは倒すべき中央の頭のHPは500万。プレイしている人の環境にもよると思いますが、筆者の環境では体を倒してから復活するまでの間に中央の頭に与えられるダメージは1回あたり、数万ほどでした。

 単純計算で100回ほど体を倒さないといけないのでこれがきつい。前述したように攻撃も強力なので、途中で全滅してやり直しになることもありました。

 スキルを装着してコンボの出し方を考えれば、もっとダメージを与えることも可能なのですが、当時はそこまで操作がうまくできませんでした。だからこそ、倒せたときは文字通り燃え尽きましたね。時間にして120分にわたる死闘でした。

 ゲームオーバーになった時間も含めると、総戦闘時間はもっと長く、120分というのは開始から倒すまでにかかった1回の戦闘時間です。よく集中力がもっていたな……。

 いま、思い返してみても戦闘時間が長すぎたと思います。それでも、思い出として残っているあたり、楽しかったのは間違いありません。

 作中最強の敵ではあるのですが、倒したからもうすることはないということはありません。まだまだアイテムの収集だったり、やることはあります。ただ、燃え尽きちゃったので、すこしのあいだ、プレイできませんでした。それだけの死闘だったのです。

 もう戦いたくないと思いましたが、不思議なことに時間が経つとまた挑戦してみたくなっちゃうんですよね。リマスター版もあることですし、また挑戦してみようと思います。

 ちなみに、そんなスパイラルドラコですが、別の記事で書いたようにセーブポイント制覇のトロフィー“記憶術式巡り”を獲得するために何周もプレイした結果、どんどん楽勝で勝てるように。最後のセーブポイントがスパイラルドラコの直前にあるため、そこに入って「まだどこかのセーブポイントを見落としたのか……」という脱力感を覚えつつ、その怒りをスパイラルドラコにぶつけるという、やつあたり対象にしていたことも、今はもういい思い出です(苦笑)。

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