2025年12月15日で30周年を迎える、バンダイナムコエンターテインメントが贈るRPG『テイルズ オブ』シリーズ。電撃オンラインでは1作目の『テイルズ オブ ファンタジア(以下、『ファンタジア』)』から最新作の『テイルズ オブ アライズ』まで、各タイトルの好きなキャラ、好きな術技、一番印象に残っている台詞、作品の思い出を募集するアンケート企画を順次実施していく予定です。
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第2回ではいのまたむつみさんがキャラクターデザインを初めて手掛けた、ファンにとって“もうひとつのシリーズ原点作品”とも言える『テイルズ オブ デスティニー(以下、デスティニー)』のアンケート結果を、いただいた多くのコメントから一部を抜粋しながら発表。
また、『テイルズ オブ』シリーズのコアファンによる筆者の思い出コラムもお届けします。ご投票いただいた皆様、ありがとうございました!
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※以下には『デスティニー』のエンディングまでのネタバレを含みますので、予めご了承ください。また、画像はPS2版『テイルズ オブ デスティニー』『テイルズ オブ デスティニー ディレクターズカット』のものです。
好きなキャラクターランキング紹介
※3位は同率
5位 マリー・エージェント(声:天野由梨)
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敵味方問わず募集したランキング。本作は登場キャラクターも多いので5位まで集計しています。まず5位に選ばれたのはルーティの相棒として行動を共にする女性戦士のマリー。
選んだ理由として多くの方が、戦士として強さやカッコよさがありながらも、料理がうまいなどの家庭的な一面を持つ部分に惹かれたと答えていました。
◆マリーを選んだ理由
・剣の達人であり料理も一流、当時は中学生だった私が年上女性の魅力に目覚めるきっかけになりました。(yuホークさん)
・ぼんやりした天然系剣豪というのが、カッコよさとかわいさを両立させていてとても良いです。(ほしーさん)
・リメイク版では斧がメインだけど、オリジナル版ではいろんな剣を装備させられるのがよかったです。あと、オリジナル版では夫であるダリスさんの生死を選べるので、マリーさんが気になるウッドロウといい関係になる可能性があるのもまた楽しかったです。(七枷みずきさん)
・『テイルズ オブ』シリーズ初の女剣士で料理が得意! 記憶喪失でもポジティブで、天然な性格にギャップがあってかわいい。スタイルも良く、赤い髪に褐色肌で戦闘面でも頼れる姉さんだから。(馬月さん)
・とにかく声がかっこいい 戦闘時のセリフを聞くのが大好きでした レベル上げのための作業戦闘が苦にならなかった。(唐種さん)
・“獅子戦吼”の独自のイントネーション……大好きです。リメイク版では言い方が変わってしまいましたが、かわいい物好き、天然が強調されとっても素敵になりました。ずっと私の推しです。(うめぼしさん)
3位 リリス・エルロン(声:沢口千恵)
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同率3位はスタンの妹であるリリス。フライパンとおたまで戦うユニークな戦闘スタイルながら、兄顔負けの強さを誇るところ、そしてブラコン気味なところにかわいさを感じたという声が多かったです。
◆リリスを選んだ理由
・かわいいお兄ちゃん子だから。(ヨッCさん)
・リメイク版で仲間になることが驚きだった。(タマさんさん)
・操作キャラにした時の術技の豊富さと、扱いやすさが魅力的です。(未知魚さん)
・しっかりしてるけどスタンと同じ天然でおっちょこちょいなところがかわいい。(天光優也(熱斗)さん)
・最強の妹でありおたまで戦う姿がいい。(xToPxさん)
・おたまとフライパンで兄を起こす姿が好き。ある条件をこなさないとパーティーメンバーにならない設定も好き。あのかわいい見た目でめちゃくちゃ強いのも好き。(もごぽこさん)
3位 ジョニー・シデン(声:山寺宏一)
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もうひとり3位に輝いたのは、陽気な吟遊詩人としてスタンたちの前に姿を現し、自らを“道化のジョニー”と呼ぶジョニーとなりました。
歌で戦うという異色の戦闘スタイルと、演じる山寺宏一さんの熱演を推す声が多かったです。
◆ジョニーを選んだ理由
・山寺宏一さんの熱演が印象的。ひょうひょうとしつつも決めるところはカッコよく決めるところ、技のおもしろさとインパクトが好き。とくに“ミラクルボイス”は初めて見たときすごく笑った。(ジョニー好きのケイさん)
・山寺宏一さんの声がぴったりハマりすぎててイイ!(ぽこたんさん)
・道化のふりをして、じつは復讐心を隠している。さらにはその根源は愛であるところ。(ハガルさん)
・いちばん好きなシリーズだし、出で立ちも好き。あと、技数も豊富で楽しい。(ただのさんさん)
・歌いながら戦うという、変わってるキャラが際立ってる。(アルフさん)
・ちゃんと戦えばめちゃくちゃ強そうなのに、自由気ままに生きてるから。(ヒデさん)
2位 スタン・エルロン(声:関智一)
そして2位となったのは、どんな困難に直面しても己が信念を曲げない芯の強さを持ち合わせている主人公のスタン。
まっすぐで熱血漢という、王道の主人公にふさわしい言動が票を集めました。また、相棒のソーディアン・ディムロスとの名コンビに票を入れた方も多かったです。
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◆スタンを選んだ理由
・主人公だし、熱血だし、相棒であるディムロスとの関係含めて好き。(かのんさん)
・熱血バカでお人好し、ねぼすけだとしても大事なところではしっかり決めてくれる、いかにも主人公といったところが大好きです。(アサヒさん)
・最初から最後までちゃんと主人公。PS版のスタンの常識人な部分がクスッとくる。あとねぼすけ。(バルバトス・ケルヴィンさん)
・主人公らしく、本質を掴む発言が多いから。(引き金さん)
・単細胞な熱血漢なんて令和にはありえない主人公像だけど、スタンの場合凶悪な寝起きの悪さという欠点があるおかげで、熱血ぶりが暑苦しさを感じないのでおもしろい。(真紅の孤狼さん)
・The熱血主人公!! 当時小学校低学年の自分はスタンの真っすぐな性格と熱血漢なところにとても惹かれました。かなり人格形成において影響を与えてくれたと思います。“低血圧”という言葉を覚えたのは『デスティニー』のおかげです(笑)。(モーリーさん)
1位 リオン・マグナス(声:緑川光)
そして見事1位に輝いたのは、天才的な剣の技量を持ち、若干16歳にしてセインガルド王国客員剣士を務めるリオン。
“テイルズ オブ フェスティバル”のキャラクター人気投票で複数回殿堂入りしているだけあり、誰もが納得の結果でしょう。マリアンへの想いや選んだ生き方について多くのコメントをいただきました。
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◆リオンを選んだ理由
・生き様! 徐々に成長していく彼が大好き。あとスキットで前髪を流すポーズも好きだし、秘奥義のカットインも全部好き。(ミントさん)
・聡明かつ冷徹な第一印象でした。しかしストーリーが進むにつれて、じつは人に頼ったり甘えたりすることが苦手だけど、まったく愛を知らない訳ではなく、不器用ながらも自分の信じる道を進んだところが、スタンとは対極に見えて同じに見える“人間くささ”が感じられました。甘いものが好きでツンデレな部分もとてもかわいいと思います。(キタキツネさん)
・裏切ってしまうキャラでありながら、どこか情があるとてもいいキャラだから。(鏡花リーチェさん)
・“世界の命運と仲間と姉”と“愛する人(片思い)”を天秤にかけて愛する人を選び、その上で時間稼ぎという捨て駒をまっとうしたところがカッコ良かった(PS版)。(たぬきさんさん)
・見た目、声、生い立ち、すべてがツボでした。(とっつぁんさん)
・『デスティニー』のもうひとりの主人公というか、裏側はリオンの物語であると思っています。やり方は破滅的だったとしても人をひとり守りきったこと、生き延びることができたなら更生できたであろう倫理観があるところもすごいことだと思ってます。結果死んでしまう運命だったのも含めて、当時中学生だった自分の心に深く爪痕を残したキャラ。いまだにいちばん好きな二次元キャラはリオンです。(河さん)
・マリアンに対する一途さ、生き様、背景、すべてに惚れました。スタンたちと関わって、少しずついい方向に変わっていく姿も微笑ましく感じながら見ていました。(HIROKO83さん)
・一途にマリアンを想い続けるところがかっこいいです。 心を許した相手には笑顔を見せてくれるところもギャップがあって好きです。(すずめさん)
・坊ちゃん、ツンデレ、マリアン、イケメン、ジューダスになってからも株上昇。(kino00さん)
・PS版をプレイしてOP映像を見た時に好きになったのがきっかけで、ゲームをプレイするうちにもっと好きになりました。(るーくさん)
好きな術技ランキング紹介
※3位は同率
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5位 獅吼爆炎陣
スタン、リメイク版のディムロスが使う技で、獅子戦吼を相手にぶつけたあとに剣をたたきつけ、爆炎で追撃します。
4位 虎牙破斬
スタンとリオンが使う技で、斬り上げと斬り下ろしを一体化させ、攻撃の隙が少ないのが特徴です。
3位 殺劇舞荒剣
スタンが使う技で、直進しながら剣で乱れ切りを決める乱舞技で、最後に炎をまとった剣で薙ぎ払います。
2位 爪竜連牙斬
スタンとリオンが使う技で、前進しながら剣を5回振います。リメイク版ではリオン版はスタン版とスピードが速くなり、途中で跳躍するなどモーションが差別化されているのが特徴です。
1位 魔人闇(マリアン)
リオンの最終奥義とも呼べる術技で、マリアンと読みます。
技名を告げながら背を向けて剣にエネルギーをため、その後前方に剣を斬り抜いて前方の敵に多段ヒットさせます。
一番印象に残っている台詞ランキングを紹介
3位 さて、優しいお姉さん……それでも僕を殺せるかい?
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PS版の海底洞窟でリオンとスタンたちが対峙した際に、ルーティが自分の姉であることを明かしたあとにリオンが放ったセリフ。
その問いにルーティは答えることができませんでしたが、リオンは「僕は殺せる」「大切ものを守るためならば、たとえ親でも兄弟でも、だ!」と告げて襲いかかってきました。
そうせざるを得ない状況のもどかしさ、そして悲しい結果を迎えたことに対する憤りなど、いろいろな感情が混じったシーンの口火を切ったセリフだけあり、いまもなお記憶に刻まれている人が多いことでしょう。
2位 たとえ何度生まれ変わっても、必ず、同じ道を選ぶ。
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こちらはリメイク版の海底洞窟でリオンとスタンたちが戦ったあとのセリフです。
その後、ひとりで抱え込んでしまったが故に対峙する結果となったリオンに対し、スタンが“友だち”のために全力で寄り添おうと声をかける姿は、作中で屈指の名シーンです。
1位 僕はお前のように能天気で図々しくて、馴れ馴れしい奴が…大嫌いだ。だから…後は任せた。
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そして1位に選ばれたのは、2位の続きとなるシーンでリオンが残したセリフ。
海底洞窟が崩れそうになり、リフトで脱出する仲間たちを無事に地上まで送るため、ひとり残ってレバーを操作するリオンは、自分を“友だち”と呼ぶスタンに対して「おまえは僕を友達呼ばわりするが、僕はそんなもの、受け入れた覚えはない」とあえて否定。
続けて「僕はお前のように能天気で図々しくて、馴れ馴れしい奴が…大嫌いだ。だから…後は任せた」と告げ、仲間を見送ったのです。
言葉では拒否しながらも命をかけてスタンたちを救うという相反した彼の行動に、気持ちをおもんばかって涙した人が続出しました。
なお、ランクインした以外のセリフではラストでソーディアンと別れる際、ディムロスがスタンにかけたセリフ「いいのだよ、スタン。我らは長く生きすぎた」という切ないセリフも人気でした。
また、リメイク版のウッドロウがよく口にした「なに、気にすることはない」という、ウッドロウファンならではの少しマニアックな視点でセリフを選んだ方もいました。
作品の思い出メッセージ
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・初めて触れたRPGのゲームでした。『デスティニー』をやるためにプレイステーションを買った思い出があります。美麗なOP、格好いいBGM、続きの気になるストーリー展開、魅力的なキャラクターたちがしゃべるという怒涛の情報量で、このゲームにどハマりして毎日楽しくプレイしていました。(やでさん)
・PS版のゾンビリオン戦。登場して「えっ!?」となりましたし、「コロシテクレ ボクヲ ハヤク…」のあとに戦闘に入ったら戦闘中は無言で「うわぁ……」と思うしかありませんでした。戦闘後、スタンも「命を弄ぶな」と怒っていましたが、このあたりは本当に感情のジェットコースターでした。(ymirさん)
・初めて見たTVCMでDEENの『夢であるように』のメロディーとともに流れるアニメーションがとても綺麗で、ゲームを始めたときはワクワクが止まらない状態でした。中盤、リオンが離脱して戦うことになった時の悲しみがすごくて、いろいろな感情を揺さぶられました!(うにゃぎRWRさん)
・いちばん大好きなリオンくんが途中で退場になるなんてすごくショックでした。でもリオンくんなりの自分を貫き通した生き様は、とても心を打たれました。(リオンくん大好きさん)
・ルーティとリオンが何か似ているなと思っていたら本当に姉弟でびっくりした。(エミックりんさん)
・『ファンタジア』からさらにキャラクターが濃くなって楽しかった。(唐種さん)
・『デスティニー』を友人の家で初めてプレイしたことが『テイルズ オブ』との出会いでした。2Pとして戦闘要員でしたが、ストーリーもおもしろく、のめり込みました。(未知魚さん)
・ゲームなのにストーリー性がしっかりしていて、最後のほうは泣きながらやってた。リオンとの別れのところとか。(まなまなさん)
・PS版のヘルレイオスでずっと謎解きが解けなかった。(鏡花リーチェさん)
・当時インターネットがなかったので、手書きでダンジョンをマッピングしたり、オープニングが大好きなので、オープニングを見るためだけにゲームを何度も起動したりしていました。(まなみんぬさん)
思い出コラム デスティニー編
PS版『デスティニー』の思い出といえば、まずアニメーションのオープニングとDEENさんが歌う主題歌『夢であるように』のインパクトでしょう。また、自分が大ファンだったいのまたむつみ先生がキャラクターデザインを手がけるとあって、発表されたキャラクターたちへの愛着もひとしお湧いたのを覚えています。
物語も意志を持つ剣のソーディアンという設定が斬新で、“『テイルズ オブ』シリーズは今後も伸びる!”と確信した作品でした。
そして9年後にはリメイク版が発売されたわけですが、じつは個人的にはこちらの作品のほうがPS版より何倍も印象深い作品なんです。その理由は田中豪さん(『テイルズ オブ レジェンディア』や『テイルズ オブ グレイセス』を担当)が手掛けた脚本と、声優による演技でドラマに厚みが増しているから。
とくに今回1位、2位にランクインしたセリフのシーンは、リオンを演じた緑川光さんの熱演があるからこそだと確信しています。
どちらも言葉だけ読むと単に拒絶している言葉に聞こえますが、緑川さんの演技が乗ることで、言葉の裏には強がりや自分を“友だち”と呼んでくれたことへの感謝など、リオンの感情が痛いほど伝わってくるんですよね。
とくに「僕はお前のように能天気で図々しくて、馴れ馴れしい奴が…大嫌いだ」は、出会った当初に一度スタンに言い放っているのですが、別れの時は「だから…後は任せた」と続くことで、旅を通じてふたりの関係性が変わったんだと実感させられるという。
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そんなシーンをあらためて見直すと、「ここは『テイルズ オブ』シリーズを代表するシーンだよな」と、今回記事をまとめてあらためて思いました。
このあとに続くアニメーションは、涙なくしてみられなかった方も多いのでは?(筆:編集O)
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