三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2008年に発売された『テイルズ オブ ヴェスペリア』を語ります。
何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2008年に発売された『テイルズ オブ ヴェスペリア』を語ります。
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“記憶術式巡り”。これだけのために何回も周回した記憶【テイルズ オブ ヴェスペリア】
『テイルズ オブ ヴェスペリア』との出会いは高校生の時でした。元々『テイルズ オブ』シリーズのファンだった自分は、PS3版が発売されると聞いて、学校が終わるとすぐに買いに走ったのを今でも鮮明に覚えています。それは、長きにわたる300時間以上に及ぶプレイの始まりでした……。
PS3以降のゲームには、ゲーム内でボスを倒したり、特定のポイントまでストーリーを進めたりすると実績として、トロフィーが獲得できます。そんなトロフィーですが、『テイルズ オブ ヴェスペリア』でシリーズとして初めて対応しました。
これは『テイルズ オブ ヴェスペリア』に限った話ではないのですが、このトロフィーを集めることが好きでして。すべてのトロフィーを集めることが、そのゲームを隅々までやりこんだというひとつの指標になると思います。
もちろん、本作でも、トロフィーを集めていたのですが、個人的に達成がとてつもなく難しいものがありました。
トロフィー名は“記憶術式巡り”。簡単に説明すると、同一周回ですべてのセーブポイントに触れるというものです。
本作にはオートセーブがないので、セーブするには記憶術式に触れる必要があります。その仕様上、そこまで難しくない……なんてこともなく、本当に難しいものだと思っていまして。
いくつか理由があるのですが、そのひとつが期間限定の記憶術式があることです。本作はゲームの進行上、一度しか訪れられないダンジョンやエリアがあり、そこにも記憶術式があります。当然、そのときに記憶術式に触れるのを忘れたらアウト。その周回でトロフィーを取得できません。
さらに再訪可能な場所でも特定のイベントの発生時やボスを倒す前だけ出現するものもあって油断できません。
注意していれば大丈夫そうですが、筆者はマメにセーブをする方ではなく、ゲームオーバーやフリーズで数時間のプレイがなかったことになるのもざら。この性格的なものも合わさって、何度も周回することになりました。
3周回目くらいまでは、ほかのトロフィーと並行して進めていたのですが、どうしても“記憶術式巡り”を取得できず、それ以降はこれだけのための周回です。最終的に取得したのはたぶん、7、8周目でした。
ゲーム内で触れた記憶術式を確認できないので、メモを取りながらプレイしていましたが、それでもこれだけ周回したということはそれだけ注意散漫だったのでしょうね。
すべての記憶術式に触れたと思っていても、トロフィーを取得できなければ、どこかが抜けていたわけで。それが期間限定のものなのかどうかもわからないので、周回するしかありません。その分、取得できたときはすごい達成感でした。結果、300時間。長い戦いだった……。
(ちなみにセーブポイントめぐりの思い出は隠しボスのスパイラルドラコともかかわりがあるのですが、それはまた後日ということで)
ゲームをクリアする上で、トロフィーを取得する必要はありませんが、こういうのがあるとどうしても達成したくなるのはやりこみが好きな人ならわかってくれると思います。
ちなみに『テイルズ オブ ヴェスペリア』はリマスター版もありますが、こっちもトロフィーの取得に5周回ほどしました。一応、周回数が減っているので当時よりは慎重にプレイできるようになったのかもしれません。
できることならば、1周回で取得したいものなのですが……。