NetEase Games傘下のEverstone StudioよりPS5/steam/PCで配信予定の『風燕伝:Where Winds Meet』、ファイナルβテスト版のレビューをお届けします。
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手応えバツグンのアクションが魅力『風燕伝:Where Winds Meet』
『風燕伝:Where Winds Meet』は、基本プレイ無料で配信予定の武侠オープンワールドRPGです。
ゲームの舞台は、複数の政権が分裂と統一をくり返した動乱期と言われる五代十国時代の中国。ファンタジーな要素はありつつも史実の出来事も織り交ぜており、細かな描写からも世界観のこだわりを感じます。
ゲームの舞台は、複数の政権が分裂と統一をくり返した動乱期と言われる五代十国時代の中国。ファンタジーな要素はありつつも史実の出来事も織り交ぜており、細かな描写からも世界観のこだわりを感じます。
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基本無料のオープンワールドRPGゲーム自体は昨今増えていますが、そんな中で本作の魅力となるのは手応えバツグンのアクション。
難易度はイージー、ノーマル、ハードの3つから選ぶことができ、ノーマルモードの時点で感触は高難度の死にゲーに近いです。レベルや装備集めといった成長要素もありますが、それと同等にプレイヤー自身の技量も求められる戦闘に仕上がっていました。
ボス撃破の達成感は高難度アクションに匹敵【風燕伝】
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そんなアクションのなかでとくに注目したいのが、敵の攻撃を弾く“受け流し”のコマンドです。
これは被弾直前に受け流しをすると攻撃を弾き、ダメージを無効化するというもの。敵も受け流し一発で怯むわけではないため、連撃をすべて受け流しで防いだり、回避を挟むなど一瞬も油断できないバトルになります。
受け流し関連のアクションの心地よさ、やり応えは『SEKIRO』ライクな手触り。
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受け流しを続けると敵の真気ゲージを大幅に削り、これをすべて削り切ると強力な一撃をお見舞いできるというメリットがあります。ジャスト回避もあるため、攻防どちらにも使える受け流しか、リスクの低いジャスト回避、どちらを選ぶかはプレイヤー次第。
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ボス戦では敵の連撃を受け流して無効化しつつ、合間に攻撃を挟む戦闘スタイルがテンポがよく、高難度アクションゲームのような達成感を感じられました。
一方で受け流しは必須というわけでもなく、回避や多彩な奇術(スキル)を主体とした戦闘も可能です。戦闘スタイルのひとつとして、受け流し主体の立ち回りが選べるといった温度感でした。
一方で受け流しは必須というわけでもなく、回避や多彩な奇術(スキル)を主体とした戦闘も可能です。戦闘スタイルのひとつとして、受け流し主体の立ち回りが選べるといった温度感でした。
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アクションのこだわりは強く感じる一方、当初は「けっきょくガチャで強い武器を手に入れれば受け流しも不要なのでは?」と思っていたのですが、なんと本作ガチャでは強くなれません。
ガチャで排出されるのは外見やスキルエフェクトの変更など、見た目を変えるものだけで、性能には一切影響がないタイプでした。つまり戦力は成長要素+プレイヤーの技量だけとなり、どれだけやり込むか次第です。想像以上にアクション重視のゲーム性でした。
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そして、しっかりとレベルを上げ、装備を整えてもなお、ボスは非常に手強い相手として立ちはだかってくれます。今回ベータ版をプレイしていて、序盤に登場するボス相手に10回も敗北することになりました。
HPゲージも2本あり、1本削ったら行動パターンが追加されたりと、おもしろいアクションゲームのお約束もしっかりと取り入れています。
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負けるたびに敵の動きを学習して、少しずつ対処できる行動を増やし、それでもギリギリの勝負になってなんとか勝利する。ボスを倒したときの手が震えるほどの高揚感は、まさに死にゲーでしか味わえないあの感覚でした。
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高難度アクション好きが楽しめる要素は満載なのですが、一方で難易度自体は変更できるので苦手な人が楽しめないというわけではありません。最大4人までマルチでパーティーを組んでボスに挑んだり、交流して仲良くなったNPCを助っ人として呼び出すような機能もあります。
攻略の手助けになる要素は多数ありつつも、ソロで緊張感のある戦いも楽しめるというバランスですね。
攻略の手助けになる要素は多数ありつつも、ソロで緊張感のある戦いも楽しめるというバランスですね。
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サイドクエストも豊富でのんびり、長く遊べる
本作はメインストーリーを進めつつ、オープンワールドを探索してレベル上げや装備品集めをしていくサイクルになります。
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探索するフィールドの各所にはダンジョンや街があり、野盗と戦闘になることも。突発的なクエストの発生や、各所を巡ることで獲得できる奇術もありました。
レベルアップだけでなく、オープンワールドを探索するほどアクションの選択肢が増えていくというのはやりがいがあります。
レベルアップだけでなく、オープンワールドを探索するほどアクションの選択肢が増えていくというのはやりがいがあります。
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街や風景も作り込まれており、戦闘をせずただ景色を眺めながら歩くのも探索の醍醐味。NPCの数も豊富で街や村が活気づいており、ゲームの中で世界が生きている感覚が味わえます。
当時の文化などが丁寧に描写されているため、あまり見たことのない珍しい建物や道具なども登場していて、そういった細かい部分も新鮮に感じられました。本作は三段ジャンプまで可能で、屋根や崖の上に簡単に登れるため、気になるところにスムーズに行けるのもいいところ。
当時の文化などが丁寧に描写されているため、あまり見たことのない珍しい建物や道具なども登場していて、そういった細かい部分も新鮮に感じられました。本作は三段ジャンプまで可能で、屋根や崖の上に簡単に登れるため、気になるところにスムーズに行けるのもいいところ。
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各所に配置されたファストトラベルポイントを始め、ユーザーが快適に遊べる親切な設計も多く、気持ちよく遊ばせてくれるゲームでした。
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マルチプレイ用の生活系コンテンツや撮影機能など、ガチガチのアクションバトルよりものんびり遊びたい人向けの要素も豊富で、幅広いユーザーが楽しめそうな『風燕伝:Where Winds Meet』。リリースされる日が待ち遠しいです!