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【今から始めるポケポケ攻略】第1弾環境での最強(Tier1)デッキまとめ。ピカチュウ、スターミー、ミュウツー、リザードンなどのデッキレシピを紹介&分析【ポケカアプリ】

文:ライオン松本

公開日時:

最終更新:

 アプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケポケ)のエキスパンションパック1弾までの環境情報をまとめてご紹介。対戦におけるデッキ分布やレシピなどをお届けします。
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12月までのデッキ分布データ【ポケポケ】

 『ポケポケ』がリリースされて約1ヶ月半。200種類以上のカードプールを誇る本アプリで、多くのトレーナーたちがそれぞれデッキを組み、熱い対戦を繰り広げているのは、プレイしている人なら当たり前に知っているはず。

 時間としてはたった50日弱しか経っていませんが、環境のメタや強いカードの判断、分布などはもう概ね固まってきました。

 私もいち『ポケポケ』民として、毎日のようにパックを剥き、環境のメタやデッキ構築をしています。

 記事後半では、2024年12月あたまごろの環境デッキのサンプルレシピや強みなどをお届けしますが、まずはこの数日に取ったデータを簡単に紹介させていただきます。

 前提条件として、データを取ったのはランダムマッチの“カードプレイヤー”環境。数としては70〜戦ほどです。データの母数としては少なめですが、かなり偏りのあるデッキ分布が実際の数字として出ました。

ランダムマッチ“カードプレイヤー”環境対戦データ

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  • ピカチュウex系統:16
  • リザードンex系統:11
  • スターミーex&フリーザーex系統(フリーザー単を含む):21
  • ミュウツーex系統:9
  • 闘タイプ系統:4
  • その他:11
 一番多くマッチしたのは、スターミーex&フリーザーex系統のデッキで、次点はピカチュウexとなりました。その他には、カメックスexやフシギバナex、カイリューといったものが見受けられましたね。

 このデータは一般的に認知されているTier通りで、カードパワーの高いexポケモンを軸にしたデッキがやはり人気です。

12月時点でのデッキトレンド

 上記のデータから、やはりスターミーとピカチュウが環境のほぼ半数を占めているようです。シェアが高い=強い、人気と見て間違いはないと思います。

 この『ポケポケ』は、紙の『ポケモンカード』を知っているユーザーからすると、かなりパワーが低いカードが多く、ゲームスピードも遅めです。

 大前提として、『ポケカ』のデッキで強いと言われる部類のデッキは。
  • なんらかのエネルギー加速手段がある
  • 少ないエネルギーで強力な技が使える
  • どんなポケモンでもワンパンできる
  • 小回りが効いて不利対面が少ない
 など。上記4つのどれか、あるいは複数が当てはまることで、環境レベルの強さが認められると個人的に考えています。

 簡単に例を挙げると、ピカチュウexを軸とした電気タイプのデッキは、少ないエネルギーで強力な打点の技を連発できるもので、安定感もあることから、対戦に重きを置いたプレイヤーは好んで使っているイメージです。

 良い意味でも悪い意味でも、他のDCGよりかなり運要素が強い(主にコイントス)カードゲームとなっている『ポケポケ』で、安定して勝ち続けるのは難しいです。ですが、そんな中でも突出した強さがあるカードが存在しているのも事実です。

 このことを前提として、上位デッキをいくつかサンプルレシピとともに紹介していきます。

エキスパンションパック1弾環境デッキ【ポケポケ】

 ここで紹介する4つのデッキがいわゆるところの“Tier1”と呼ばれる、1弾環境最強のもの。

 ぶっちゃけるとこの中からなら、どれを使ってもある程度の勝率を出すことはできると思いますし、「なんのデッキを作ろうかな」と迷っている人がいたら、下記の好きなポケモンから選んで作ってしまって問題ないと思います。

ピカチュウex軸

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 安定感、速度、打点のプレイヤーが欲している要素がしっかり詰め込まれたデッキタイプがピカチュウexです。

 ベンチのポケモンの数に依存しますが、2エネで90打点を連打できるピカチュウexの強さは、使うほど痛感していくはず。ダメージが少し低いのは全てのデッキで言えますが、そこはスピードでカバーできます。

 また140ダメージを出せるライチュウというフィニッシャーがいるのも魅力で、コイントスにほぼ頼らない、運ゲーにならない良さがあります。安定感があるのは、何度も戦うカードゲームにおいて大事なポイントです。

 軸となっているアタッカーがたねポケモンというのも重要な点で、進化ポケモンに頼るデッキに比べて、事故率が低いのも嬉しいです。

 ただ、電気タイプのポケモンは速い分、少し耐久力に難があるのでロングゲームになったり、打点が高い対面には少し不利。どれだけ早くピカチュウの90打点を出せるかが重要です。
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ミュウツーex軸

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 ミュウツーは4エネと重めのエネルギーを要求してくるものの、準備が整えば150ダメージを連続で出せる強力なたねポケモン。

 単体ではわざを打つのも一苦労ですが、サーナイトの特性“トランスジェイド”によるエネルギー加速によって、一度場が整うと止まらないパワーが秘められています。

 ただ、システムとして運用したいサーナイトが2進化ポケモンの都合で、まともに進化できない瞬間や、速度の速いスターミー、ピカチュウ対面でラルトスを一気に気絶させられてジリ貧、なんてことも。

 プレイングが非常に難しい上に、リソース管理も大事と玄人向けなデッキです。ただ、デッキに必要なカードパーツがミュウツーのパックにほぼ入っている+他のデッキにほしいものも複数収録されているので、比較的組みやすい部類ではありますね。
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リザードンex軸

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 『ポケカ』プレイヤーならご存知だと思いますが、リザードンといえば高火力! 『ポケポケ』のリザードンexもしっかり高ダメージです。第1弾環境に存在するすべてのポケモンを、1撃で気絶させることができる技を持っているので、しっかり一定のシェアを持っているのがリザードン。

 相方に採用されているファイヤーexは、コイントスという運要素があるものの、平均で1.5エネを供給できるリザードンにぴったりな性能で、デッキ構築、噛み合いの美しさという面ではピカイチです。

 序盤はベンチにヒトカゲを準備して、ファイヤーでエネルギーを供給。エネが溜まったらリザードンで蹂躙するだけの簡単で、力を感じるデッキです。

 ただアタッカーであるリザードンが2進化ポケモンなので、安定感は低め。どうしてもロングゲームにもつれ込むので、ミュウツーと似たタイプのデッキです。一応、ファイヤーが高耐久&アタッカーもできるので、プレイヤー次第では多くの対面に勝つことができるデッキだと思います。

 私自身、かなり愛用していますが、多くのデッキがある『ポケポケ』の中で1番『ポケモンカード』らしい戦いができるものだと思っています。おすすめ。
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スターミーex&フリーザーex軸

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 ここまでは初速の速さや、打点の高さ、エネルギー加速が突出しているデッキタイプを紹介してきました。ですが、その全てを粉砕する(運次第で)最強のカードもあります。

 それがサポートのカスミ。テキストはコイントスで成功した分だけ水エネルギーをつけることができるというシンプルなもの。ゆえに最強。
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 まず、このゲームにおいて先攻と後攻では、圧倒的に後攻が有利です。何せ技を打つために必要なエネルギーを1回多くつけることができますから。先攻はもう取っただけで「うわ……」となるレベル。

 ですが、それを覆すのがカスミです。リアルの『ポケモンカード』では、先攻で技を打つことはできませんが、なぜか『ポケポケ』では打てちゃいます。

 つまり、先攻でカスミを打って2回連続でコイントスのおもてを引いた瞬間、勝ちです。究極の運ゲーともいえます。

 なぜ、そんなことになるのかというと、水ポケモンがめっちゃ強いから。今回の一例に挙げている現環境で暴れているスターミーex&フリーザーexのデッキは、速度、打点ともに悪くない水準で、言ってしまうとカスミがなくても十分強いんです。

 2エネで90打点が出る上にHP130で逃げエネ0と、書いていることが全て強いスターミーexに、なぜかベンチまで狙撃してくるフリーザーex。

 そこにカスミの上振れ様相が重なった瞬間、そっと降参を押すことになるのはごく当たり前。私も何度、先行のカスミからのフリーザーに泣かされたか覚えていません。

 上振れもあって、デッキパワー自体も高いなら「これで良くない?」と思う人もいるはず。でも、このデッキは他の環境デッキに比べて作るのが難しいんです。必要なカードがそれぞれのパックにばらけているので、要求リソースがえぐめ。できるまでに時間がかかっちゃうんです。

 とはいえ、作れた際のリターンと強さはとんでもないです。もし組めるなら、一度試してみてほしい理不尽さがあるデッキです。
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そのほか環境外デッキ

 これ以外にもカイリューを使った複数のポケモンを一気に倒すデッキや、高耐久を活かしてジリジリと攻めるフシギバナex、コイントス次第で160ダメージを叩き出すガラガラexなど面白いデッキはたくさんあります。
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 今後はそういったデッキのレシピや使い方、各対面のプレイングなどを紹介予定です。また次回の記事でお会いしましょう!
ライオン松本:ADVで人生を破壊されたヲタク。最近は先生、開拓者、冒険者、騎空士、マスターなどを兼業してるフリーライター。

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