大ヒット公開中の『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』より、本作の内容や魅力がより伝わる新規場面カットと、原作者・尼子騒兵右衛氏のコメントが公開されました。
乱きりしん、六年生の土井先生を想う表情を切り取った場面カットが解禁! 本作で初めて描かれる幼少期のきり丸の姿やドクタケ忍者隊の決めポーズも♪ さらに原作者:尼子騒兵衛からのコメントも到着!
この度解禁された場面カットは、消息を絶った土井先生をめぐり乱太郎、きり丸、しんべヱ、六年生が見せる、不安や怒り、真剣な表情などTVアニメでは見られない様子を切り取った場面カットです。
さらに、本作で初めて描かれた、幼いきり丸の姿、そして劇中で披露されるドクタケ忍者隊のミュージカルシーンを切り取った注目の場面カットも解禁となった。
これらの場面カットが物語のどの場面なのか、劇場版でしか観ることのできない貴重なエピソードやキャラクターたちの表情をぜひ映画館でお楽しみください!
さらに、これまでの『忍たま』の中で最もシリアスな作品と言われている本作について、完成した作品を鑑賞した原作者の尼子騒兵衛からコメントも公開されました。原作・アニメでも描かれたことのない幼少期のきり丸、そして土井先生との絆についてや、乱きりしんの友情についても語られています。
尼子騒兵衛氏 コメント
しんしんと雪が降る中でむしろにくるまって小さくなっている、原作にもテレビアニメにも出てこない幼いきり丸のカット。本当に一瞬ですけれども、あのシーンを見た時「ああそうだよなあ」と。
戦災孤児で忍術学園の学費を自分で稼いでいるきり丸の幼い頃は、私が描いたことのないきり丸でしたが、あれがあの時代の戦災孤児の姿だと思います。
そんな天涯孤独だったきり丸に、帰る場所をくれた人っていうのが、土井なんですよね。今回の映画で、親であり、兄であり、先生でもある土井との関係を、藤森監督はさらっと大切に描いてくださったなと思います。土井ときり丸が、黙っていてもお互いを大事にしていることが、細かい演出の節々から伝わってきました。
それだけきり丸にとって大きな存在である土井の安否がわからず、誰にも言えず、一人で不安を抱えるきり丸の異変に、乱太郎としんべヱはすぐ気が付くんですよね。誰かが失敗したり、うまくいかなかったり、落ち込んだり、そんな時にみんなで「じゃあどうしよう?」って一緒に考えるのが「忍たま」なんです。
乱きりしんはそれぞれ違う境遇ですけれども、お互いを同情しないし、馬鹿にしたりもしない、お互いに愛情をもっている友達です。じゃあなんで3人が友達なのかっていうと、たまたま忍術学園の入学金を支払った時に一緒にいたからなんです(笑)
でも、友達の始まりって普通そんなものですよね。