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『スノーブラザーズ2 スペシャル』発売記念座談会。本作をプレイした感想に加え、平成初期のゲームセンターに想いを馳せる――

文:電撃オンライン

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 グラビティゲームアライズより、4月10日に発売を予定しているNintendo Switch/Steam『SNOW BROS.2 SPECIAL(スノーブラザーズ2 スペシャル)』。

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 『スノーブラザーズ』とは、東亜プラン(TOAPLAN)が1990年に稼働を開始したアーケードゲームで、『スノーブラザーズ2』は1994年に開発されました。そんな『スノーブラザーズ2』のリメイク作品である『SNOW BROS.2 SPECIAL』の魅力を編集部スタッフ6名で語り尽くした座談会をお届けします。

※本記事はグラビティゲームアライズの提供でお送りします。

【座談会メンバー】
てけおん
近所のおもちゃ屋にあった『餓狼伝説』で育った。必殺技は全然出せない。
ophion
一時期、一画面型のアクションにハマっていて前作『スノーブラザーズ』もプレイ。
栗田親方
遊園地のゲームコーナーで『ディグダグ』に出会い、アーケードゲームの魅力に取り憑かれる。
むらたっち
小学生のころ、スーパーの片隅に10台ほど筐体が置かれていたゲームコーナーが楽しみだった。
レトロ
『ドルアーガの塔』や『ストII』シリーズでゲーセンに目覚める。カードゲームやメダルもたしなむ。
ハチ
12年ほどゲームセンターへ通う女性ライター。

ゲームの魅力はもちろん、稼働当時のゲーセン事情も語られる『SNOW BROS.2 SPECIAL』スペシャル座談会

平成初期ならではのデザインとゲーム性が面白い

レトロ
まずは『スノーブラザーズ2 スペシャル』をプレイした方から感想をお願いします。

ハチ
当時、プレイしたことはなかったんですが、ちょっと昔っぽさのあるビジュアルが個人的にはすごく刺ささりましたね。最近、レトロなものも流行っていたりするので、若い子にも刺さりそうだなと思いました!

栗田親方
うん、逆に今なかなかないラインのデザインですよね。 

レトロ
独特なセンスで、少し懐かしい雰囲気が漂っていますもんね。

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てけおん
行く手を阻むボスみたいなグラフィックが公式サイトに出ているんですが、“弾丸列車”とか“フィーバー1号”など、デザインはもちろんネーミングセンスも感じられるっていう(笑)。

ハチ
日本のゲームメーカーが制作しているのに、カラフルでなんだかレトロアメリカというか、そんな感じのイメージですよね!

むらたっち
確かに、どこか日本ぽくないんですよね。

てけおん
1994年頃のセンスなんですかね。今だったら絶対にかわいい女の子がいて、売れそうなキャラクターデザインを狙うけど、そこで勝負してない時代のものですもんね。

ophion
今だったら確実にカワイイ雪女が登場しそう(笑)。

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栗田親方
キャラクターはプレイしていくとどんどん解放されていくので、相当いろんなキャラで遊べますよね。

レトロ
ステージもね、70ステージあるって書いてあるし、けっこうじっくり遊べそう。

むらたっち
やりごたえ十分ですね!

ハチ
個人的にいいなと思ったのが、ステージの右と左が繋がってるところですね。最近見なくなっていた印象で、なんだか懐かしい気持ちになりました。

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むらたっち
デザインもインパクト大ですが、システムもすごいですよね。画面構成もそうですが、ショットで敵を固めてそれを飛ばして、何か巻き込まれたときにアイテムが出てという。今だとそういうシステムの作品があらためて作られることはあまりなさそうだし、もうこのデザインの新しい作品を遊ぶことはないんじゃないかと!

ophion
画面構成を見ると、フィールドが『マリオブラザーズ』っぽいですよね。名前もそうですけど。

むらたっち
そうそう!

てけおん
キャラクターごとのスキルも面白いですよね。雪玉を発射したり、電撃を出したり。

レトロ
雪玉に当たると、雪玉に巻き込まれて転がって行っちゃうとかね!

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ophion
ゲームモードはアーケード、サバイバル、タイムアタック、スカイランの4つがあるんですね。

ハチ
アーケードは原作のアーケードと同じゲームを遊べるモードで当時のグラフィックで遊べる“オリジナル”と、現代風にアレンジした“リメイク”の2つのバージョンが楽しめちゃいます! “サバイバル”は、限られたHPでどこまでクリアできるかを競うモード。“タイムアタック”は、より速いクリアタイムを競うモードになっていました。この3つは、ステージでバトルするものですね。

むらたっち
“スカイラン”は、1000メートル先にあるステージ頂上を目指すモードです。ほかとはまったく違うルールになっているのが面白かったですね。4人でプレイする“スカイラン”が盛り上がるかと!

ハチ
ですね! “スカイラン”は飲み会とかでやりたいですね。落ちたらテキーラで(笑)。

栗田親方
オンラインではなく、あえてオフラインでプレイするのがいいなって思いますね。みんなで集まって遊びたいです。

むらたっち
原作のアーケード版では4人でプレイすることができなかったので、本作ならではですね!

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ophion
どのモードもわちゃわちゃみんなで楽しめるんですけど、明確に人を狙うこともできるので『スマッシュブラザーズ』のような対戦を感じさせる要素もありますね。

レトロ
スキルを利用してほかのプレイヤーの足を引っ張るとかそういう駆け引きが出てくるのかな?

むらたっち
対戦でも協力でもないんですが、4人いることで自分のやりたいことができずに「なんか邪魔だな」と思うことがあるという感じですかね(笑)。

栗田親方
じつは簡単に戦闘不能になってしまうし(笑)。

レトロ
この協力プレイなのか、対戦プレイなんか、よくわからないところは面白いかなと! 解釈しだいでいろいろな遊び方ができるっていう。

ophion
人柄が出ますよね!

栗田親方
アイテムもあるので、やっぱり取り合いの部分になることもありますし。ちなみに、電撃オンラインチャンネルで公開中のプレイ動画もあるので、ぜひチェックしてください。



むらたっち
そうそう、ゲームオーバーのあとに名前を入力するのも懐かしいです。

ophion
それも言われてみれば、ゲーセンならではの文化でしたね。

てけおん
アルファベット3文字のパターンが多かったですね。このシステムってどの作品が最初なんでしょうね。『テトリス』とかかな。

栗田親方
もうだいぶ昔からありますよね。『ゼビウス』とかもあったと思います。

むらたっち
XYZとかにしている人もいましたね。『シティーハンター』の影響で。

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当時のアーケードゲームができる嬉しさ

レトロ
1994年のゲームセンターって、気軽に行っていい場所というわけでもなかったじゃないですか。だから、令和のこの時代にこうやって当時の作品がプレイできるのはありがたいですね。

栗田親方
学校の怖い先輩がいるから入りづらかったりね(笑)。

むらたっち
近くに荒れてる学校があると、通っていた学校側から禁止令が出ているなんてこともありました。 なので、こうして今プレイできて感激ですね。

レトロ
最初はゲームセンターに行くってよりは、百貨店の屋上のプレイスポット的なところで遊んだ記憶があります。とはいえ、単なるアミューズメントスポットですし、当時は過剰に怖がられてた部分もあったのかもしれないですね。

栗田親方
まぁ、親からするとそういうところに行かれるのは不安っていうのもあったんじゃないかな。

むらたっち
当時はゲームセンターに入るのが怖かったんですけど、百貨店の屋上なら行けたので、そこで遊んでましたね(笑)。

ophion
当時の世の中の印象ですよね。 ゲームセンターは不良が溜まる場所みたいなイメージがまだ根強かった頃だと思うんです。格闘ゲームの時代にもまだそれはあったと思うんですけど、プリントシール機やプライズが出てきて、ゲームセンターの印象がちょっと変わったと思います!

ハチ
女の子とかも普通に行くようになりましたもんね!

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レトロ
『スノーブラザーズ』が出た頃って、ほかのメーカーでも1画面のアクションのアーケードが出ていた時代ですね。

栗田親方
ですね。当時、1画面のゲームというとファミコンでもいろいろあったり、アーケードでも『バブルボブル』なんかが大ヒットしたりしていましたね。

むらたっち
このタイプのゲームの面白いところって、ベースはアクションなんですけど“どうやってどの順番で倒していくと効率がいいか”とか、“敵を倒す順番はどうするべきか”とかパズル的な要素もある部分なのかなと。

ophion
アクションパズルって今ではジャンル化されていますど、源流にあるのは1画面のアクションなのかなっていう気もしますね。

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ハチ
そうそう、日本のゲームセンターでも人気だったと思うんですが、じつは韓国でファミレスに置かれるくらい大人気だったそうですよ!

栗田親方
日本では何タイトルか1画面アクションが出ていたけれど、当時の韓国では珍しかったのかも! 私もその頃は『ファイナルファイト』をプレイしていて、1画面アクションより格闘ゲームに夢中だったな。

レトロ
と、なんかそう考えると日本では別の新しいジャンルが出てきた頃に出たゲームって感じなのかもですね。当時は。

ophion
そんな印象はありますね。主流じゃなくなってしまっていたみたいな。だからこそ、当時遊んでいなかった人も少なくないと思いますし、逆に今新鮮に楽しめるのかもしれないですね!

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ハチ
限定版にはアートブックやステッカーやキーリングなどが付くのですが、きっと当時プレイしていた方にはたまらなですよね。

栗田親方
そうだね。当時は今のようにキャラクターグッズなんてなかったんじゃないかな。 30年越しでようやく出てきたという感じかも!

ophion
マニュアルには、攻略に必要な基本情報が載っているらしいので気になりますね。

むらたっち
気になる人は、パッケージ版を買うのがいいかもしれないですね。ダウンロード版ではもらえないので。

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ハチ
購入前にちょっと触ってみたいという方は、Steam配信中の体験版をぜひ気になる方はぜひ遊んでみてくださいね!

 以上、『スノーブラザーズ2 スペシャル』の座談会をお届けしました。

『SNOW BROS. 2 SPECIAL』概要


タイトル:SNOW BROS. 2 SPECIAL(スノーブラザーズ2 スペシャル)
ジャンル:プラットフォーマー、アクション
プラットフォーム:Nintendo Switch、Steam
字幕:日本語、英語、韓国語、簡体字、繁体字、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ポーランド語、ロシア語、タイ語、インドネシア語、トルコ語
プレイ人数:1~4人
発売日:2025年4月10日(木)

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