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『ルナーク』倉知玲鳳/白石稔インタビュー。公式解説動画出演声優陣が語るドット絵ゲームの魅力とは?【LUNARK】

文:電撃オンライン

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 オーイズミ・アミュージオが、5月29日に発売したPS5/PS4/Nintendo Switch用2Dパズルアクション『LUNARK(ルナーク)』。この記事では、本作の公式解説動画に出演している声優・倉知玲鳳さん(以下、敬称略)と白石稔氏(以下、敬称略)にインタビュー。それぞれが見る『ルナーク』の見どころなどをうかがっていきます。

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 倉知さんと白石さんが出演する『ルナーク』公式解説動画はこちら。

■【ルナーク】公式解説動画 -紹介編-
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※本記事はオーイズミ・アミュージオの提供でお送りします。

あえてドット絵で表現している面白さ。想像の余白という魅力『LUNARK(ルナーク)』


――『ルナーク』にどんな印象を受けましたか?

倉知:率直に楽しかったです! 操作が初心者でもわかりやすい仕様になっていましたし、なによりストーリー性もしっかりあって、次が気になるっていう展開が続くので、それすごくいいなと思いました。今もうすでに知りたいですもん!

 この先、主人公レオの過去に何があったのか、そしてこれからどうなっていくのかっていうのをストーリー面でもかなり気になっています。

白石:こういうドット絵のゲームは、自分の世代としては非常に懐かしい気持ちにもなりましたね。

 今の時代にドット絵を主体にしたゲームはあまり触れていなかったのもあり、やっぱり久々に見ると凄い! 技術も上がっているので、当時よりもストーリーに集中できますね。

 一気に子供心に戻れるとでも言いますか。演出面や色味もあって、引き込まれる感じが強いですよね。すごく凝った作りなので世界観も魅力的に映りました。

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 90年代のゲームをテーマにしているとだけあって、まさに自分の青春時代の頃の作品をオマージュしている部分を至る所で感じ、僕もこの後どうなるんだろうという、非常に興味が出てきましたね。

――本作に触れてみてドット絵のイメージは変わりましたか?

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倉知:ドット絵って、なんかもっとカクカク動くものだと思ってました。だからこんなに滑らかに動くって知らなかったですし、背景もこんなに鮮やかで華やかになってるんだってびっくりしました!

 あのキャラクターが首を振っていたり、靴を履くような動作や崖際でおっとっとってなってるだけでも可愛いく見えちゃって。

 キャラクターの顔は目とか描かれてないですけど、その動きだけで気持ちやニュアンスがしっかり表現されている。ここまで出来るんだって驚きました!

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白石:ドット表現ならではだと思いますが、自分たちで動きや表情をいつの間にか補完しているのが面白いところですね。

 僕なんかはレオの待機モーションにそこまで気に止めていませんでしたが、倉知さん自身の感性でドット絵の動きや表情を補完しているのは、ならではの良さじゃないですかね。

 見る人によって可愛かったり、格好良かったり。

 今の映像表現に慣れてくると、最初から最後まで全部丁寧に教えてくれているから、自分たちで想像して補完するところがないんですよね。

 だから逆にドット絵という見えてる世界が若干小さくなってる分、「どんな表情してんだろう」とか「あの形なんだろう」っていう想像させてくれる部分にちょっと温かみを感じる気がします。

 昔は技術が足りなくて点のみになってたものが、今はあえて細かなドットで表現するとによって温かみを感じ、想像力をかき立てるのが魅力のひとつになっていると思います。

 CGなのか実写なのか境が分からなくすることをやろうと思えばできる時代に、あえてドット絵でゲームを作る熱量。ちょっとぼやかしてやるっていうのは非常に味がある。想像の余白がある感じ。

――90年代にインスパイアされた『ルナーク』ですが、90年代お2人は何をされていましたか?

倉知:わたし97年生まれなので、3歳ぐらいまでの記憶になりますかね……! なので正確ではないのですが、初めてふれたゲーム機はゲームボーイカラーかゲームボーイアドバンスだったと思います。

 物心ついてからはゲームキューブにハマって、一人っ子なので4人用のパーティゲームのミニゲームを1人で遊んでいたり(笑)

 そういう意味では、ドット絵のゲームは新鮮に見えてますね! 

 あとはその頃にピアノを習い始めて。で、エレクトーンをやってたんですけど、エレクトーンはフロッピーディスクを使ってたんですよ! 録音目的ではなく、ディスクに音色を保存しておいて流すっていう。

 ゲームには関係ないんですけど、エレクトーンでフロッピーディスクを使ってたんで、「あっ、あれか!」ってちょっと懐かしくなるんです。

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白石:僕は78年生まれなので……小学校を卒業したあとの中高生の頃ですよ。多感な時期をひたすらゲームに打ち込んでいましたね。

 さらに僕自身結構アニメオタクなので、とにかくアニメも見てました。

 例えば僕が中2ぐらいの頃に始まったのが「美少女戦士セーラームーン」や「スラムダンク」じゃないかなあ。だからもう90年代はとにかくアニメ漬けといっても過言じゃないかと。

 いろんな作品を見て僕も声優になろうと思って、夢を抱いていた頃だと思います。

 なので『ルナーク』見ていると、あの頃の空気感を感じるものがとてもありますよね。ちょうど80年~90年代を感じるんです。

 あの時代、日本のアニメ的にはSFをすごく頑張ってた時期でもあって、OVAや映画でもSF作品をいっぱいやっていましたね。未来に憧れてた時期みたいな。

 今考えると「その作戦おかしくない?」みたいなツッコミ所がそこかしこにありましたが(笑)

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 あの時代のSFを現代に持ってくると、ちょっと古臭い感じがするんですけど、ドット絵にするとちょうどいい。

 きれいなディストピアな雰囲気というか。あの時代の未来ってちょっとどこか完璧じゃない感じがあって。

 例えば全部電気自動車じゃなくて、明らかに何台かはガソリン使ってるだろ! みたいな。

 あの感覚が上手く表現されてるなとも思いました。

――90年代のゲームをほうふつさせながらも、今の時代ならではの魅力を表現した『ルナーク』。お二方も気になる主人公レオの行く末を、ぜひ自分の力でチェックしてみてください。

倉知:私も自分の手で今後の展開を見届けてみたいです。

白石:ドット絵のゲームならではの魅力が詰まっていると思うので、自分のようなドット絵のゲームを知っている人はもちろん、倉知さんのようにあまり知らない若い世代の人にも、ぜひプレイしてみてほしいですね。

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