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『仁王3』α体験版レビュー:サムライとニンジャ2つのスタイルでオープンフィールドを駆ける新鮮な戦い。シリーズ経験者ならニヤリとするシーンも

文:シュー

公開日時:

 コーエーテクモゲームスが2026年初頭に発売を予定しているダーク戦国アクションRPG最新作『仁王3』。オープンフィールドへの進化や2つのバトルスタイルを切り替えて戦うことなど、さまざまなパワーアップを遂げた本作のα体験版(6月18日までの期間限定配信)のプレイレポートをお届けします。

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オープンフィールドの自由な探索【仁王3 α体験版レビュー】


 前作『仁王2』から約5年ぶりの続編となる『仁王3』。何よりも大きな進化点は、オープンフィールドになったことでしょう! 戦場自体がかなり広大になり自由な探索が可能になっただけでなく、ジャンプも可能になり躍動感が増したほか、道中では頼み事をしてくるNPCの存在も確認できました。

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 前作まではメインミッション攻略中はそれのみに集中する形で、拠点に帰還してからサイドミッションを受けるようなゲーム性でしたが、今作ではメインミッションを攻略中にサイドミッションの攻略が可能で、攻略や探索の自由さがかなりアップしていた点に感動しました。

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 もちろんサイドミッションを終えたら帰還することもなく、そのままメインミッションを続行できるのも嬉しい部分です。そのためメインミッションに直行するのも寄り道しまくっていろいろ探索するのもアリ。とくに探索部分は、ちょっと脇道にいって宝箱を開けて帰るレベルのものではなく、前述のNPCによるサイドミッションが発生したり、懐かしい強敵と出会えたりと、探索するメリットやリターンがしっかり用意されていると感じました。

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 個人的には猫又との再会と探索中に『仁王2』序盤のボスだった馬頭鬼と出会ったことに感動! 懐かしさから思わず戦いに挑みましたが、予想以上の強敵となっていたので泣く泣く撤退しました。

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サムライとニンジャ。2つのスタイルを切り替える楽しさ【仁王3 α体験版レビュー】


 要となるバトルはサムライとニンジャ、2つのスタイルを切り替えて戦うように進化していました。サムライスタイルの基本的な戦い方はこれまでのシリーズと同様に攻撃や回避で消費した気力を残心で回復しながら戦いますが、サムライスタイルは攻撃の威力やガード能力に優れ、攻撃を直前でガードすることで"捌き"ができ、さらに"技研ぎ"なるシステムが特徴です。

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 この"技研ぎ"は攻撃やガードなどで蓄積する専用ゲージが満タンの際に使用できる攻撃で、武器や構えに応じた強攻撃や“武技”が強化されるというもの。しかも"技研ぎ"は気力消費なしで発動できるため、かなり強力な攻撃手段でした。

 ニンジャスタイルは素早い動きと気力消費の少なさが強みのスタイルで、残心の代わりに攻撃後に任意の方向に素早く移動する"霞"なる技を使用でき、これを利用して敵の死角から攻撃していくスピーディなプレイが新鮮でした。またニンジャスタイルでは敵の背後から攻撃することでダメージが上がる仕様もあり、"霞"による移動が要になっていると感じました。

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 また手裏剣をはじめとする忍術を使えるのもニンジャスタイルの特徴。ただ、これらが前作までの消耗品ではなく攻撃で使用回数が回復する仕様になった点には驚きました! これのおかげで最後までニンジャスタイルを崩さずに遊ぶことも可能になっています。

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 サムライとニンジャの切り替えはワンボタンでできるだけでなく、この切り替え動作"転心"で敵の大技を返すことが可能。いわゆるカウンター技! 敵の大技とは、敵が赤いオーラをまとったガード不可能な強力な攻撃のことを指し、これをカウンターできるかどうかが『仁王』入門の第一歩と言ってもいいほど重要な部分。

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 また体験版ではサムライとニンジャスタイルでそれぞれ装備できる武器種が限定されていたのもポイントでしょうか。体験版ではサムライスタイルは刀、槍、大太刀。ニンジャスタイルは二刀、鎖鎌、手甲鉤の3つが装備可能でした。パワーのサムライとスピードのニンジャとスタイルに適した武器種が選ばれており、ニンジャスタイルに至ってはより忍者らしい攻撃モーションに変化していたので、新鮮なプレイが楽しめました。

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 また防具もサムライとニンジャで異なるものを装備できるので、重装と軽装をはっきり分けてプレイすることも可能でした。

プレイヤーの冒険の先に待つ"地獄"【仁王3 α体験版レビュー】


 このほかのシステムでは妖怪から手に入る魂代と陰陽術を一体化した"陰陽箱"があり、魂代をセットする場所によってステータス強化や特殊効果の増加や陰陽術アイテムが使用可能になるなど、さまざまな部分がブラッシュアップされていました。

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 大きく変わった部分も多いですが、一定時間パワーアップする"九十九化身"や各地に点在する木霊を見つける要素などシリーズ通して存在する変わらずのシステムもあり、『仁王』の空気感は変わっていません。

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 広大なフィールドの最奥では"地獄"がプレイヤーを待っており、なかには妖怪ばかりがはびこる戦国時代を混沌化させる原因のような雰囲気が漂っていました。もちろん、この"地獄"の最奥には強力なボスが存在。今回の体験版は広大なフィールドを探索しながら、この蛇骨婆を倒すことが目的となっていました。

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 シリーズプレイヤーならさまざまな部分が進化した本作で感動すること間違いなし! シリーズ未経験者ならぜひこの機会にダーク戦国アクションRPGの『仁王』シリーズに触れてみてはいかがでしょうか。まずはα体験版でその空気感を体験してみてください!

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