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【ほぼ週刊電撃スタッフコラム:オッシー】『エルデンリング ナイトレイン』ラスボス戦で3乙しては息子に助けられる父親の威厳ナッシングパパ(42歳)とショウビズ界を夜渡りしまくりミア・ゴス『Xエックス』シリーズ完結編を観た!

文:オッシー

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 みなさんこんにちは。早速コラム遅れがちですが、ゲームも映画も大満喫中でとにかく時間が無い(言い訳)。とうとうNintendo Switch2が発売されましたね。

 当初は抽選に外れまくり、まさかのゼロ回答なんじゃないかと戦々恐々としておりましたが、運良く量販店の抽選に当たりまして、無事に『マリオカートワールド』セットをゲットできました。

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 とはいえ、他のゲームが忙しすぎて、Switch2でプレイしているのはもっぱら日課の『フィットボクシング初音ミク』のみ。心なしかキャラが滑らかに動いている気がします。プラシーボ効果の可能性ある。ということで、スタッフコラム第4回目もオッシーがお送りします。


 このコラムでは、狂ったようにプレイしている日々のゲーム体験や、ゲーム以外の趣味である映画鑑賞などで摂取したエンタメコンテンツを、短文レビュー形式でお送りしています。今回はゲーム編と映画編です。

誰? 調律の魔物はラスボスより強いって言ったやつ。全然ラスボスに勝てなくて下手すぎ鉄の目が今日も床ペロで泣く

タイトル:『ELDEN RING NIGHTREIGN』
プレイ状況:PS5版 夜の王7体(三つ首・顎・兆し・狩人・霧・蟲・調律)討伐済み

 前週から結構がんばって、夜の王をついに7体討伐! 息子が中学校に行く前(朝)と帰ってきた後(夜)に夜討ち朝駆けリムベルド。めちゃくちゃ面白い。『エルデンリング』本編よりハマっているまである。

 ネットで「ラスボスより強い」とまことしやかに言われている「調律の魔物」も苦戦はしたものの、何とか撃破。これならラスボスも楽勝っしょ! と思っていた時代がオレにもありました……。

 とにかくラスボスに勝てない。調律の魔物のようにギミックがあるわけでもなく、シンプルに強い系のボス。ちゃんと攻撃の兆しを見極めて回避しないと超火力で床ペロ待ったなし。今まで遠距離攻撃となんとなく回避ボタン連打で過ごしてきたへっぽこ鉄の目にはキツすぎる。

 そしてつらいのは、メイン執行者でパリィを極めし息子との実力差が開きまくっていること。息子は攻略情報もしっかり頭に入れて攻略ルートも指示し、ボス戦でもパリィしまくりジャスト回避しまくり。「攻撃きたぞー!」でテキトーに回避する父(筆者)が早々に3乙するのをため息混じりに獣アーツの咆哮連打で助けてくれるのだった。

 まあ復活してもらっても、すぐに連撃食らって落ちるんですけどね。つらすぎる。「ごめん、もう助けなくていいよ……」と申し訳無さそうにこぼす父の威厳の無さよ。

 多分、父とマルチプレイしないで野良でやったほうがラスボス倒すの早いだろうに、ちゃんと付き合ってくれる息子にマジ感謝。

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▲遺物ガチャ。最大で3効果がランダムで付く装備品で、ベストな遺物が引けるのはかなりの運が必要。ツボの絵バンザイ説なんて嘘だったんや、の図。

やれどもやれども終わらない鍛冶屋人生。小僧の煽りが今日も心地いいぜ!

タイトル:『Blades of Fire』
プレイ状況:PS5版 修道院 探索中

 サクっとクリアするはずが、やれどもやれども終わらない大ボリュームだったことが判明。初期マップがそんなに広くないから、そろそろ終わるかと思いきや、まさかの新マップに移動。ただ、そろそろ終わりが見えてきた(はず)。山→砦→修道院まで到達。カラスのパーツ集めがしんどかった……。

 戦闘がメインのゲームなので楽しいのだが、終盤に差し掛かり敵の強さが半端ない。弱点を付けば今までは溜め攻撃ワンパンだったのに、それも厳しくなってきた。

 鍛冶で武器を強化するのはいいものの、素材の必要量が増えてきて、若干のジリ貧感もある。とはいえ、出血大サービスで高価な素材を使い、最強の武器を作り上げた際のアドレナリンドバドバ感は溜まらない。今宵も愛剣に血を吸わせるために序盤の兵士を首ちょんパしまくるのであった。デュアルセンスのスピーカーから音が出るのもあって、倒した時の演出がめちゃ快感なんよね。

 難のある探索部分は、新マップでも健在で、迷うのなんのって。最初の頃よりはコツは掴めたので多少はスムーズになったものの、新しいギミックなんかも追加されて、敵と戦うよりしんどい部分はある。詰まっても、残念ながら日本国内だと攻略サイトなどもないので、自力で解かなければならない。ただ、頭を悩ませて突破した時の達成感はかなりある。懐かしいね、この感じ。

 一応、ヒントをくれる相棒(小僧)はいるものの、要領を得ないヒントしかくれないうえに、事あるごとに煽ってくる。オッサンにはキツいだろ的な年齢イジりから、筋肉バカ的な扱いの煽りまで、なんでそこまで言われなきゃならないのか。

 戦闘時は逃げ回るだけでまったく参加しないのに。と正直腹立っていたが、中盤のとあるイベントで途端に相棒感が出てきて、ちょっと好きになった。シナリオライターに踊らされている感はあるが、やはりオッサン&小僧のコンビはいいぞ。

 ここまでやったら最高難易度の「鋼」のままで絶対クリアしてやる! (いつでも難易度は下げられるが、難易度を下げるとトロフィーを取れないと警告が出るので下げるに下げれない)

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▲年長者の主人公が体を張りまくっているのに遅いとなじる小僧(アドソ)。全体的に口が悪いキャラが多い。おじさんハンマー振り回しちゃうぞ!

何も見ずにいきなりヒアウィーゴーできるのはさすが。ただオープンワールドレースゲームとするには物足りないかも

タイトル:『マリオカートワールド』
プレイ状況:Switch2 150CCキャンペーンクリア済み

 Switch2を『マリオカートワールド』セットで購入したので早速プレイ。新しいコースで新しいキャラやカートでプレイするのは確かに楽しい。楽しいが、Switch2ならではの体験という意味では、良くも悪くも正統進化過ぎた気がした。

 マニュアルもチュートリアルも無しに一人プレイでキャンペーンをプレイしても、何の問題もなくプレイできるのは凄いが、裏を返すと前作と変わらないということでもある。完成度が高いのは間違いないので、ゲームとしては最高峰の出来栄えだとは思う。それだけに、もうちょっとワクワクさせて欲しかった!

 ウリのフリーランモードも、楽しいは楽しいが、オープンワールドのレースゲームが好きなこともあり、『テストドライブアンリミテッド』や『クルー』、『フォルツァホライゾン』をプレイしてきた身からすると、ちょっと物足りない気がした。

 とはいえ、現実世界を落とし込んだ広いマップや、実車に興味が無い層にはこれで良いのかもしれない。お馴染みのキャラクターでワイワイチャットしながらドライブするのは楽しいのだろう、きっと。友達いないからシングルプレイしかしないけど。

 息子の友達がきた時の接待プレイ用には最高のタイトルなので、そういった意味ではSwitch2の布教タイトル第一弾ともいえる。

 おそらく、またDLCでマップが増えたりするだろうから、末永くSwitch2の歴史と共に拡張していくと期待。あとウシが可愛すぎる。どんなカートに乗っても様になる。ウシくんグッズ欲しい。

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▲そらとぶウシくん。プリチーすぎない?

 
次は映画編! ネタバレ注意!

ミア・ゴスが運命的な出会いを経て殺人鬼となり、ミア・ゴスを殺そうとしたミア・ゴスを返り討ちにし、そのトラウマを跳ね返したミア・ゴスがハリウッドでのし上がる!

タイトル:『MaXXXine マキシーン』

 サイコジジイと性欲ババアの快楽の園で我々の脳みそを「一体何を見せられているのだろう……」でいっぱいにした怪作『Xエックス』。性欲ババアの過去を『ニュー・シネマ・パラダイス』風な映画技師とのラブロマンスにしたかと思いきや、焼いたりワニの餌にしたり斧で叩き割ったり好き勝手殺りまくる『Pearl パール』。その三部作完結編が遂に登場! 『MaXXXine マキシーン』である。

 ちなみに主人公&性欲ババアはすべてミア・ゴスが演じています。殺人鬼とファイナルガール全部ミア・ゴス。もちろん今作の主人公マキシーンもミア・ゴス。今回もどんな感じの狂った展開になるのかと、ワクワクして封切りすぐに観に行った。

 本場ハリウッドのショウビズ界で、ポルノ女優のマキシーンがトラウマを乗り越えて大成できるか? が主題なのだが、同時に巷を賑わす殺人鬼ナイト・ストーカーが現れ、さあどうなる……というのが導入。自信満々ウーマンのマキシーンはポルノ女優の貫禄でオーディションでお胸をぽろーんし無事に主役をゲット。ヒステリック女監督の元でホラー映画『ピューリタン2』の撮影をするのだった。
(映画『サイコ』の舞台になったベイツ・モーテルのセットが出てきたり、映画ファンへのサービスがたくさん)

 一方、マキシーンのまわりには探偵を名乗る名優ケヴィン・ベーコンが暗躍するも、意外と小物臭がする役どころで、気づいたら車と一緒に圧縮されていた。なんでケヴィン・ベーコン出たし。『トレマーズ』の時にB級ホラー嫌だって言って続編出なかったやないか。

 なんやかんやあり、「ナイト・ストーカー」の正体はパパだったんや! となったが、多分観ていた人のほとんどは気づいてたと思う。パパ初登場だけど、伏線冒頭からビンビンだったからね。

 パパンは悪魔信仰の教祖的ポジションだったけど、娘が堕落したのでお仕置きしにきた的な感じ。そんなんポルノ女優になった時点でやっとけや。有名になりかけのところまで待ってたのかしら。

 なんやかんやあり、パパン含めて邪魔する奴らを全部葬ったマキシーン。というか事務所のボス弁護士がほとんどやった。なんでこいつ捕まらないの? 最後、レッドカーペットをドヤりながら歩いてエンドだが、どう考えても『ビューリタン2』で有名になるの無理くない……? あと父親が殺人鬼だけど娘が表舞台に立つのも無理くない……? 日本のキャンセルカルチャーなら秒で表舞台から消え去るレベル。でもハリウッドなら武勇伝になっちゃうのかもしれない。しらんけど。

 正直、過去二作が色々な意味でぶっ飛んでたのと比べると、順当というかあまり尖っていないように感じた。ミア・ゴスが頑張ってたので、楽しいは楽しいけども。全体的にお上品な感じになっちゃったかもね。つっても変質者を逆に銃で脅して脱がしてアソコを踏み潰すとかもバッチリあるので、全然上品ではないな。タマヒュンした。

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