電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、ザクザクが贈るホラー×かわいいが魅力的な8番出口ライクのゲーム『#推しと異変 #都市伝説編』の“ZUKUZUKU(ズクズク)”試遊版のレビューをお届けします。
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なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
『#推しと異変 #都市伝説編』とは
近年、ゲーム界で大きなムーブメントを巻き起こした『8番出口』。その“異変探し”の面白さを受け継ぎつつ、まったく新しい体験を提供してくれる8番出口ライク作品が本作『#推しと異変 #都市伝説編』になります!
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本作は、ただ異変が起きる通路をループするだけではありません。“ライブ配信の視聴者”となり、コメントで配信者であるアイドル、Sweets Delight(スイーツ ディライト)の“奥泉さな”を導くという、非常にユニークな設定が魅力の作品です。
舞台は都市伝説の地“中野坂ブロードウェイ”
物語の始まりは、とあるライブ配信企画から。配信者の“奥泉さな”が、SNSで都市伝説として噂される心霊スポット“中野坂ブロードウェイ”でのロケを敢行します。どこかで聞いたことのあるような名前と見た目。実際行ったことがある方ならわかると思いますが、暗いとちょっと不穏な雰囲気がありますよね……。
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プレイヤーの役割は、彼女の配信をリアルタイムで見守る“視聴者”。彼女が通路を進む様子を画面越しに観察し、異変から守ってあげることが使命となります。
ルールは単純明快!“違和感を感じたら 右に曲がれ”
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ゲームの基本操作は非常にシンプルです。通路を進む彼女の身の回りで“何かおかしなこと(異変)が起きたら「右へ行って!」、特に何も起こらなければ「左へ行って!」”とコメントを打って、進むべき道を指示してあげるだけ。
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従来の『8番出口』では、自分で操作しながら探索できるため、じっくり異変を探す余裕がありました。しかし、本作は“配信を視聴している”という設定上、どんどんゲームが進んでしまうため、異変を見つける難易度がぐっと上がっています。
登場する異変は、吊り看板が逆さになっていたり、看板が倒れてきたり、勝手に動いているシャッターなど、異変のバリエーションは非常に豊か。中には、注意深く観察していないと絶対に見逃してしまうような、巧妙で悪質なトラップも仕掛けられています。
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単純だけど簡単じゃない、ついつい「もう一周だけ……」とプレイしてしまう中毒性を生み出しています。
“推し”のメンタルをケア! ストレス管理が脱出のカギ
本作を単なる8番出口ライクで終わらせない最大の要素が、配信者の“精神度”の存在です。
指示を間違えたり、異変を見逃してしまったりすると、彼女はどんどん精神的に追い詰められ、精神度が減少してきます。最初は元気いっぱいだった彼女の表情が変わっていく様子は、見ているこちらの心まで締め付けられます……否、それが良い! という可能性すらあります!
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また、「止まって!」とコメントすれば、彼女が立ち止まり周囲をじっくり観察できるシステムもあります。ただ、そんな不気味な場所でわざわざ足を止めさせるせいか、精神度が減少していきます……。
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精神度には5段階存在し、上記の行動により精神度が尽きてしまった場合……配信終了となります。8番出口ライクの作品には珍しく、ゲームオーバーという概念が存在し、ただのループする作品ではありません!
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そのため、イチ視聴者として「推しを守らなければ!」という使命感が、本作ならではの没入感とスリルを生み出していると言えます。
“ホラー×かわいい×ちょっぴりセクシー”が生み出す唯一無二の魅力
本作は、キュートなキャラクターデザインとは裏腹に、じわりと精神を侵食してくるようなジャパニーズホラーの恐ろしさが巧みに融合した一作です。
『8番出口』のような異変探しループホラーが好きな方はもちろん、“配信”という現代的なカルチャーが好きな方、そして何より“かわいい女の子が極限状況に追い込まれる姿にグッとくる”という方に強くおすすめします!
もちろん脱出に成功すれば良いスチルも用意されているので、気合を入れて異変を見つけ続けましょう!
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皆さんも視聴者の一人として、指示厨になって推しを恐怖の連鎖から救い出してみてはいかがでしょうか?
今回プレイしたのは“ZUKUZUKU(ズクズク)”で出展された試遊版ですが、今後、全国の都市伝説をピックアップして、“人面犬”、“口裂け女”、“フランス人形”等々、古今東西さまざまな都市伝説が登場することや、お色気的な……ちょっとセクシーな要素も盛り込もうと思っていると語られており、今から本製品版が楽しみな作品です!
ちなみに、長野で開催されるインディーゲームイベント“ZUKUZUKU(ズクズク)”では、『RD(リモート・ディテクティブ)の遠隔推理』と『#推しと異変 #都市伝説編』が試遊出展されています。また、ブースでは“信州の雪ん子”ステッカーが配布されているので、現地に行く方は立ち寄ってみてくださいね。
■ゲーム情報
タイトル名:『#推しと異変』(よみがな:おしといへん)
ジャンル:異変探しゲーム
対応機種:Nintendo Switch/Steam予定