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レビュー:うんぴ&おぴっこで話題のピンクル新作を世界最速で遊んだin長野。『プリッとプリズナー』の楽しいとこ3つ【ZUKUZUKU:電撃オンライン編集長そみんのコレも仕事です!?】

文:そみん

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 どうも、電撃オンライン編集長のそみんです。編集者として取材同行やゲームプレイにいそしむなかで、いろいろと面白いことや語りたいことにも出会うことも。

 そんな心に移りゆくよしなし事を不定期に徒然なるままに書き綴ります。
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 今回は、長野県権堂で8月1~3日に開催されたイベント“ZUKUZUKU”で遊んだピンクル新作『プリッとプリズナー』について語ります。

うんぴ&おぴっこで話題のvs2鬼ごっこマルチ『プリッとプリズナー』。3つの良ゲーポイント


 “ZUKUZUKU”にピンクルブースがあることは知っていましたが、いつまでも出展内容がシークレットになっていて「?」と思ってたんですよね。

 まさか、イベント開催前日の7月31日の夜に完全新作『プリッとプリズナー』が発表されるとは!

 そして、8月1日のイベントに、前日に発表されたばかりの『プリッとプリズナー』がプレイアブル出展されているとは!?
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 そんなわけで、ひょんなことから、まさかの世界最速レベルで『プリッとプリズナー』を遊ぶことができたので、その所感をお伝えします。まだ明かせない情報もありますが、これ、なかなかの良ゲーじゃないかと。3つのポイントを紹介します。
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▲開場早めに一番槍(うんぴ?)を頂いてきました。

初見でも遊べる簡単ルールと、キッズでも安心なコミカル世界観


 『プリッとプリズナー』を開発したのは、かつてスクウェア・エニックスで『ドラゴンクエスト(ドラクエ)』シリーズに携わってきた市村龍太郎さん(が設立したゲーム会社のピンクル)。


 ざっくりしたゲーム内容は、脱獄を狙う動物4匹VSそれをはばむ2体のロボという、いわゆる非対称マルチな対戦鬼ごっこ。

 なんですが、2Dということで非常に直感的に操作できるのがポイント。いろいろ特殊ルールはあるものの、基本的には脱獄VS阻止という構図になるから、わかりやすいんですよね。

 動物サイドは水を飲んで“おぴっこ”を出し、食べ物を食べてトイレで“うんぴ”をすることが基本となり、この平和な下ネタの世界観もいい感じ。
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 まあ、下ネタを嫌う人もいるかと思いますが、こういう絵本レベルでもキッズは大喜びするものですし、大人だってそんなに不快に思うような見せ方ではないかなあと。

 あくまで私見ですが、非対称マルチ対戦はホラーやバイオレンス系が多い中、『プリッとプリズナー』みたいに平和でコミカルな世界観での鬼ごっこは、けっこう目立つんじゃないでしょうか。
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一見するとおバカだけど、実は理詰めでバランス調整された排泄(うんぴ&おぴっこ)システム


 うんぴ&おぴっこという部分だけ見るとバカゲーに見えますが、これ、ゲーマー視点で見ると理詰めでサイクルが形成された面白いシステムなんですよね。

 動物の目的は、食べ物を食べて、それをトイレでうんぴにすること。うんぴが一定数たまるとゴールへの道が開かれ、脱獄ができるという仕組みです。

 で、うんぴを出すための食べ物のリソースがけっこう絶妙に設定されていて、4匹の動物が同じ場所で食べ物をとりあうと、リソースが枯渇してうんぴ排泄速度が落ちていく流れ。食べ物は時間で復活するようですが、それでも4匹が効率よく動かないと、数的有利が食料枯渇という不利な状況につながるところが面白い。
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 そして、もうひとつ。動物サイドのゲーム目的であるうんぴは、ロボサイドにとってはパワーアップリソースになること。動物の勝利が近づくほど、それに対抗するロボ側の戦力が有利になることで、ワンサイドゲームを防ぐようなバランス拮抗につながっていくことに。このへん、すごく考え方がクレバーだなあと。

 おぴっこについては、水というリソース管理(食べ物よりはゆるい印象)もありつつ、水分がロボットにとって害を与えるという微妙なリアルさが素敵。
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 そのほかにも、多くの非対称型ゲームの敵サイドが1人なのに対し、『プリッとプリズナー』はロボが2体というのも、個人的には高評価。

 敵サイドが1人だと、責任重大すぎると言いますか、そのマッチを盛り上げるゲームマスター的な重圧がつらいときもあるんですよね。

 そこが2人になることで、より気軽に敵サイドを楽しめますし、さらにいうとNPC的なドローンが存在することで、仮にロボである自分が多少へっぽこでも、ある程度の戦力バランス拮抗が保たれる印象でした。

 こういう証左を述べていくとキリがありませんが、障害物とかアイテムとか、さまざまなところで“クリエイターの計算”が感じられます。それにより一方的なゲーム展開にならないように考えられているのが、良ゲーポイントの2つ目となります。

動物のキャラ性能差やロボのカスタム性の高さにより、毎回異なるゲーム性を味わえる


 そして最後にプッシュしておきたいのが、多様なキャラ性能によって、毎回異なるゲーム性を味わえること。

 動物であれば、ゾウやネコなど種類によって基本性能&特殊な能力がガラリと変わり、ロボであれば上半身と下半身パーツの組み合わせ+αでプレイヤー好みにカスタムできます。
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 敵味方とも性能幅が非常に広いので、同じような展開になることが少なく、毎回新鮮な気持ちで遊べるんですよね。
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 余談ですが、ネコはトイレでうんぴをした後にめっちゃ移動速度が速くなるのですが……うちで飼っていたネコのことを思い出しました(笑)。

 まだまだ語りたいことはありますが、今回はこれくらいで。イベントでは老若男女さまざまな方がプレイしていましたが、多くの方が初見でわいわい楽しんでいたのが印象的でした。

 子どもや家族で遊びたいと感じた方も多かったようで、自分も小1の娘と安心して遊べるゲームだと思いました。まあ、うちの娘は幼稚園の年少から銃を握り(フォートナイト)、今は自分よりうまいので、ちょっと特殊かもしれませんが。
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▲娘はうんこミュージアム TOKYOがツボったことがあるので、『プリッとプリズナー』も好きになりそうな気がする。

そもそも『プリッとプリズナー』とは?


 食う! 寝る! 出す! 排泄型脱出アクションパーティーゲーム!?

 脱出のカギはうんぴとおぴっこ!?

 脱獄を図る動物たちと、それを阻止しようとする看守ロボットに分かれて対戦するカジュアル対戦鬼ごっこゲーム!

 人気イラストレーター・カナヘイさんデザインの可愛らしいキャラクターを操作して、ネット対戦で盛り上がろう!

ストーリー

 ここは南海の孤島────

 凶悪犯罪を犯した動物たちが収監されており、無数の看守ロボットによって、自給自足で管理運営されている監獄島である。

 しかし、厳重な警備システムの中、動物たちは日々脱出をこころみるのであった!

 エサを食らい、眠り、糞をたれ、逃げる!

 今日も動物たちとロボットたちとの熱い戦いが繰り広げられる!

誰でも遊べるわかり易いゲームシステム


 プレイヤーは、脱獄を目論む[動物チーム]か、脱獄を阻止しようとする[ロボットチーム]のどちらかを選択してゲームをスタート!

・[動物チーム]︓ステージ毎に設けられたミッションを遂行して脱出ゲートを開き、脱出ゲートからいち早く脱走を目指せ!

・[ロボットチーム]︓動物たちを捕獲して仮眠室に送りこみ、島からの脱獄を阻止しろ!

 捕獲された動物は2回まではゲームに復帰することができるが、3回捕獲されると「熟睡状態」となりゲームオーバーとなる。

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勝利のカギは“うんぴ”と“おぴっこ”?!


 世界初となる「排泄型脱出アクションパーティーゲーム」。ゲームプレイの中心は「うんぴ」と「おぴっこ」。動物側も、ロボット側も、勝敗の鍵は、「うんぴ」と「おぴっこ」の使い方に掛かっているぞ!

~「うんぴ」で動物たちが出来ること~

・「うんぴハイ」 ︓うんぴ排泄後は一定時間ダッシュ状態に︕
・「進路妨害」 ︓ロボットの進路をうんぴで邪魔しよう︕
・「ギミック操作」︓スイッチなどのステージギミックもうんぴで操作︕

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~「おぴっこ」で動物たちが出来ること~

・「おぴっこ砲」 ︓ロボットをスタンさせろ︕
・「電源ショート」︓監視カメラなどのメカ系オブジェクトを故障させろ︕
・「マーキング」 ︓ロボットやキースポットの場所を仲間の動物たちと教え合え︕

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~「うんぴ」でロボットができること~

・動物たちの「うんぴ」を特定の場所に集める事でロボットチーム全員がレベルアップ。ロボットの性能が強化され捕獲がより容易に︕

かわいいキャラクター︕ アゲアゲのサウンド︕

 超キュートなキャラクターデザインとイラストを手掛けるのは人気イラストレーター・カナヘイさん。

 さらにサウンドは、Adoの「踊」「唱」の作曲でも知られる音楽プロデューサーTeddyLoidさんによる描き下ろしのオリジナル楽曲たち︕ ゲーム全体を盛り上げるぞ︕

最大6人でのオンライン対戦︕ ローカル通信も︕


 オンライン対戦のマッチングはとても簡単。動物チーム4人とロボットチーム2人が集まればゲームがスタート︕もちろん友達同士で誘い合って遊ぶことも︕ Nintendo Switch 2、Nintendo Switchでは、ローカル通信にも対応しています。

豊富なキャラクターと組み合わせで楽しさは無限大︕


 動物たちはそれぞれ移動スピードや能力が異なり、個性豊かなスキルを持っている。ロボットに対する戦略もそれぞれの能力と、仲間の動物の組み合わせによって変化が必要。

 ロボットたちは、捕獲能力が異なる上半身(4種類)と移動能力が異なる下半身(4種類)を自由に組み合わせてカスタム可能。「ガジェット」と「強化パーツ」を選べばオリジナルロボットが完成だ︕

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