ソニー・インタラクティブエンタテインメントから2025年10月2日に発売を予定しているPS5用ソフトウェア『Ghost of Yōtei』(ゴースト・オブ・ヨウテイ)。
この秋の話題作となる本作品はどのようなゲームとなるのか? また前作からの変化や進化とは?
この記事は、編集部内で前作『Ghost of Tsushima』(ゴースト・オブ・ツシマ)をやり込んだ担当ライターが、現在公開されている情報から本作『Ghost of Yōtei』(ゴースト・オブ・ヨウテイ)への期待や予想をまとめた、発売前の考察記事をお届けします。
この秋の話題作となる本作品はどのようなゲームとなるのか? また前作からの変化や進化とは?
この記事は、編集部内で前作『Ghost of Tsushima』(ゴースト・オブ・ツシマ)をやり込んだ担当ライターが、現在公開されている情報から本作『Ghost of Yōtei』(ゴースト・オブ・ヨウテイ)への期待や予想をまとめた、発売前の考察記事をお届けします。
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■State of Play『Ghost of Yōtei』特集
対馬から羊蹄山へ! 亡霊から怨霊へ!
幼い頃、遠山の金さんに憧れるほど時代劇を観て育ったので、侍や時代劇に強いリスペクトのある『Ghost of Tsushima』をプレイしたときは震えました。
登場人物の心の機微、刀を魅せる演出、見栄、カメラの画角、馬をはじめとする動物への愛着など、日本への敬意を持って作られた作品だなと感じさせられました。
その最新作『Ghost of Yōtei』では、舞台を対馬から蝦夷地(現在の北海道の羊蹄山周辺)へ移り、新たな冒険が始まろうとしています。
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気になるマップの大きさは?
前作の対馬や追加コンテンツで登場した壱岐島は、どちらも小島でしたが、本作の舞台となる北海道は何倍も広い大陸。前作からマップがどれぐらい広くなるのか気になるところ。あまり広すぎてもと考慮すると、やはり羊蹄山を中心としたマップになると予想します。
羊蹄山は北海道の左下辺り。羊蹄山を中心とすると南端の函館から札幌辺りまでを1つのマップとするとちょうどキリがよく見えます。
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しかし公開されている動画を確認すると、"天塩ヶ浜"という地名をちらりと確認! これは北海道の北側にあたる日本海側の土地……本当に北海道全域がマップになっているのではないかという可能性が出てきました。北海道全域を探索できるのかと思うと、かなり心が踊りますね。
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羊蹄山がどのような重要拠点になるのかも気がかりなところ。青森側から北海道に侵入するような展開を勝手に想像していましたが、北海道北端から始まり、南端を目指すといったゲームになるのかも?
とにかく現時点での情報からも、前作を超えるスケールの作品となることは間違いなさそうですね。
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自らを怨霊と呼ぶ篤の未来
続いてはタイトルの"Ghost"への意味について。
前作は境井仁の戦いぶりや心構えから、冥府より蘇りし武人として"冥人(くろうど)"と呼称されるようになり、イメージ的には“Ghost=亡霊”の意味合いが強かったように思いました。
今作の主人公は女性の篤(あつ)。彼女は家族を殺害した"羊蹄六人衆"への復讐を誓う“怨霊”として描かれるようです。
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この復讐者=怨霊というスタンスは重要になる気がしています。というのも篤が復讐を終えたとき、どうなるのか……。復讐だけを原動力にしている彼女の心はどこへ向かうのか?
発売前からラストシーンを想像するのは野暮ですが、彼女の行く末、心の安寧が個人的にも気になるところです。
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ちなみに『Ghost of Yōtei』のロゴに使われているイチョウ。花言葉を調べると「鎮魂」と出てきます。深い意味があるかはわかりませんが、これが篤の心の機微を表すものになるかもしれませんね。
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公開されている動画では、彼女が生家に戻るシーンがあります。過去を行き来できるユニークなシステムを導入していることが紹介されていますが、彼女の生家を立て直すといった展開もあるのでしょうか?
"野営"システムも公開されているので基本は野宿となるのでしょうが、帰る家がハッキリしている以上、そこには何かありそうな気がしています。
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意匠として、戦いの相棒としての狼
前作、さまざまな刀が登場し、それぞれのテーマや歴史に沿った鍔(つば)や鞘(さや)が、自分のなかで印象強く残っています。
例えば、仁の初期装備である刀は嵐をテーマにしていたと記憶しています。いわゆる元寇の際に襲った嵐を模しているとかで、風や雷の意匠が施してありました。
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今作では、篤の刀には2匹の狼の鍔が描かれているように見えます。戦闘部分では狼が手を貸してくれるシーンも映っていたので、狼と共闘できるシステムがあるのでしょう。同時に2匹従えることができるのか、はたまた自身を狼と捉え、2匹の狼を鍔にしたのか……。
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また過去の回想シーンでは篤に兄弟がいたこともわかります。もしかしたら兄弟は生き延びていて、それを想っての2匹の狼なのかもしれません。
仁は元寇を由来とする嵐の意匠なのが分かりますが、今回は大きな歴史的背景のないストーリーライン。個人的には、この狼の鍔が、物語の展開を探るキーポイントだと思っています。
蒙古兵より強い熊の存在
動物と共闘するシーンで気になった熊の存在。北海道といえば国内有数の熊の生息地ですし、前作で野生の熊の強さを体感したプレイヤーも多いのではないでしょうか。そこらへんをブラついてる蒙古兵より圧倒的に強いんだから、とてもヒリつく存在でした。
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狼だけを従えることができるのか、めちゃくちゃスキルを磨けば熊とも共闘することができるのか……このへんはちょっと夢見がちな妄想ですが、そんなこともできたら面白そうですよね。
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型から多彩な武器種への変化
ここからはバトルについて。型を切り替えて遊ぶ戦い方から、さまざまな武器を切り替えて戦うスタイルへの変更……ここはかなりの英断だったと思います。
前作の仁は武士なので、正統な修行を修めた武人であるのに対し、篤は流浪人と紹介されていました。
独学でさまざまな型を学んでいるとのことなので、型を切り替えるスタイルってのも良かったとは思いますが、あるものすべてを使って生き残る、流派にこだわらない復讐者の感じとしては、こちらの武器を切り替えて戦うスタイルの方がうまく合致すると思います。
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武器は刀、槍、鎖鎌、大太刀、二刀の5種類を確認。武器には相性があるようで、相手にする敵に応じて武器を切り替えて戦うのが、前作の型に相当する部分なのでしょう。
■『Ghost of Yōtei』 ”鎖鎌”ゲームプレイ映像
また投げ槍をしていたようにスキルポイントを使って、さまざまアクションを開花されていく要素も予想されます。
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気になるのは、篤の生い立ちで説明した"羊蹄六人衆"の存在。
メタ的に考えると、ゲームのセオリーとして各武器を弱点とする強敵がいることが予想できます。そう考えると武器が1種類足りないので、ほかにも何か仕掛けがあるんじゃないかなぁと想像! 相手も武器を切り替えて戦うタイプなのか、はたまた武器がもう1種類あるのか……冥人の型のような必殺技もきっとあることでしょう。
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前作でも風景の良さ、ロケーションの良さにスクリーンショットを撮る手が止まりませんでした。確か1000枚近く保存していたはず!
今回は別名:蝦夷富士とも呼ばれる羊蹄山を中心に、前作以上のさまざまな景色をプレイヤーに見せてくれると思います。
間違えなく前作以上にスクリーンショットを撮る手が止まらなくなることでしょう。
そうした映像美も楽しみですし、三味線がベースの和を強調した音楽面も、かなりのパワーアップを感じました。
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発売までは、すでに2カ月を切っており、全貌も徐々に明らかになり期待値も高まってきている『Ghost of Yōtei』。さらなる続報に耳を傾けながら、蝦夷地への思いを馳せようと思います。