どうも、『サイレントヒル』シリーズは“浸食”が秀逸な『サイレントヒル4 ザ・ルーム』が一番好きな電撃オンライン編集長のそみんです。編集者として取材同行やゲームプレイにいそしむなかで、いろいろと面白いことや語りたいことにも出会うことも。
そんな心に移りゆくよしなし事を不定期に徒然なるままに書き綴ります。
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今回は、コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)より9月25日発売予定の『SILENT HILL f(サイレントヒル f)』について語ります。
なお、電撃オンラインchではプレイ動画も公開しているので、そちらもお楽しみください。
また、エビテンでは特典として本作の意匠を使ったアクリルチャームが用意されています。
索引
『サイレントヒル f』のfの意味を考察
メディア向けイベント“SILENT HILL f Tokyo Media Premiere”では、世界初の実機プレイのほか、制作チームによる作品紹介や質疑応答も行われました。
個人的にめちゃくちゃ気になり、取材中にも質問があがったのがタイトルの“f” に込めた意味について。
こちらについては「“f”に関しては、複数の意味を込めています。みなさんもいろいろと考察してくださっているかと思いますが、あまり明かしすぎると面白みがなくなってしまうので、詳細は控えさせていただきます。ただ、記号的な意味だけでなく、物語やテーマにも密接に関わる重要な文字です」という返答があり、公式の回答は伏せられたのですが……やっぱり気になりますよね。
ということで、筆者の妄想も含めて、fの意味を考察・予想してみました。ゲームプレイ前(多少、先行プレイをしましたが)ということでPVメインの考察です。
複数の意味があるということで、当たりも含まれていると思っていますが、ハズレも多々ありそう。
flower(フラワー)
花の形をした異形が登場することから、フラワーの意味はあるはず。
flowerは単なる花だけでなく、“開花・満開”といった言葉を表すほか、複数形になると“言葉のあや”なんて意味もでてきます。この一語だけでも、いろいろな考え方ができそうですね。
fighting(格闘)
『サイレントヒル f』は遠距離攻撃がないようで、近接先頭に特化していることが発表されています。
そういう意味ではfighting=“格闘・戦闘”といったイメージも込められているのではないでしょうか。
female(女性・雌)
『サイレントヒル f』の主人公は深水雛子(ふかみ・ひなこ)。『サイレントヒル3』のヘザー以来の女性主人公です。そういう意味では、female(女性・雌)という意味もありそう。
また、植物で言うところの“めしべ”という意味合いがあるのも気になるところ。そして逆に、女性が強調されるということは、どこかで対となる“男性・雄”の重要性も出てきそうな気がするんですよね。
freedom(自由)
1960年代という女性が不自由な時代だからこそ、そこからの自由・自立といった概念も物語のキーワードになるかもしれません。
また、従来の『サイレントヒル』シリーズからの飛躍という意味での“自由さ”なんて意味もあるかもしれませんね。
fame(名声)
このへんは単語がかっこいいからなんて部分もありますが、物語が終わるときに主人公がなんらかの名声を得るなんて展開もなくはないかと。ちょっと無理やりですが。
frontier(開拓者精神)
フロンティアという単語にはいろいろな意味がありまして。戦いの“最前線”なんて意味もありそうです。
farrago(寄せ集め)
“ごちゃまぜ”というニュアンスもある単語です。いろいろな要素が合わさったクリーチャーやバケモノとかを連想するかも?
firmament(天空・蒼穹)
fから始まる、かっこいい単語として(笑)。でも、もしかしたらエンディングとかでさわやかな空が出てくる……かも?
fire(火)
あまり火のイメージはありませんが、fで始まるメジャーワードです。ただ、動詞として“解雇する”“発射する”なんて意味も持つので、何かしら意味を感じられるシーンはありうるのかも?
あとまあ、FIRE (経済的自立と早期退職)なんてワードもありますが、さすがに関係なさそう。
fugue(遁走曲)
フーガといえば遁走曲。いわゆる対位法を利用したもので、主題がさまざまな形で模倣されていくのが印象的です。まさに追いかける曲調。……今のところ、『サイレントヒル f』でそういう要素は少なさそうですが、まあ、何かを追いかける展開とかはありそう。
また、“心的離人状態”も示すので、そういう要素は出てくる可能性はゼロではなさそうな。ちょっと牽強付会ですけど。
finitude(有限性)
物語のテーマとしてなくはない? 意味ありげな言葉ということで。
まとめ:竜騎士07さんが手掛ける『サイレントヒル f』は考察が楽しそう!
てなわけで、考察というより下手な鉄砲なんとやらで、これだけ書けばいくつかは当たりも出ているような気もします(苦笑)。
さておき、『サイレントヒル f』はストーリーおよび謎解きの製作を竜騎士07さんが担当しただけあって、きっとミスリードも含まれているんだろうなあと思いつつ、だからこそ発売前から積極的に考察や予想をして楽しんでいきたいところです!