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『FF9』がシリーズで初めてプレイした『ファイナルファンタジー』。ほぼ毎年プレイするほど大ハマり【メモリの無駄づかい】

文:紅葉つかさ

公開日時:

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 三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

 何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

 そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は2000年にPSで発売された『ファイナルファンタジーIX(FF9)』を語ります。

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ほぼ毎年プレイするほどハマっているけど初プレイ時にはクリアできなかった記憶


 『FF』シリーズ第1作が1987年に発売されて約40年。ナンバリングだけでもこれまでに16作品が登場しました。

 そんな歴史のある『FF』シリーズのナンバリング作品はほとんどプレイしてきました。その中でもとくに記憶に残っているのが『FF9』。シリーズで初めてプレイした作品です。

 初めてプレイしたからというのも理由ですが、ほぼ初めてといっていいくらいRPGをしっかりプレイしたというのも理由です。なんといっても、小学1年生のころですから。

 当時の我が家ではスーパーファミコンやプレイステーションなど、いくつかのゲーム機で遊べる環境がありました。それに合わせていろいろなソフトがあったわけですが、『FF9』はそのひとつ。

 表面と言いますか、ロゴだけのあまりにもシンプルなパッケージの片側を見て、すごく気になったんですよね。

 それでプレイしてみたら、すごくハマったんです。中世ヨーロッパ風の雰囲気の世界観で、小学1年生だった当時でも大体の流れがつかめるあまり難しくないストーリーが良かったのかもしれません。

 あれよあれよとハマってプレイしていたのですが、実はこのときにはクリアできていません。『FF9』はディスク4枚組だったのですが、ディスク3の“デザートエンプレス”という場所で詰まっちゃったんです。

 ここは“ウイユヴェール”というダンジョンに主人公のジタンを始めとするパーティが行っている間の裏側を描いているので、パーティが分割されています。

 いつものパーティと同じように戦えるわけではないので苦戦しましたが、もっとも苦戦したのが謎解きです。

 これまでに踏破してきたダンジョンに比べて、謎解きが中心となっていて、その謎解きが小学1年生だった筆者にはかなり難しい。何時間もプレイしましたが、結局謎を解くことができず、プレイを断念しました。

 そこから2~3年ほどプレイすることなく、10歳ごろに再びプレイしたときには“デザートエンプレス”を難なく突破してクリアできました。それはもう拍子抜けするほどあっさりと。

 『FF9』は原点回帰ということで、それまでのシリーズの要素が各所にちりばめられています。ですが、シリーズを初めてプレイした当時の筆者からするとそんなことはまったくわかりません。後年にほかのシリーズをプレイして、「あれはこの作品のことか」といった発見したという、逆のパターンですね。

 そんなこんなで単純な作品として楽しめたのもちろん、初めてプレイしたときにクリアできなかった思い出も含めて、とくに記憶に残っている作品で、いまでも1~2年に1回は最初からクリアまでプレイするほど愛着のあるゲームになっています。

 ただクリアするだけではなく、やりこみにも挑戦してみたり。発売から25年が経ったタイトルですが、もっとプレイしたいですね。

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