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【ヘブバン感想】“不完全性を繋ぐXの証明”は理系のヴリティカが客観的に31Xのメンバーの個性を言語化してくれる内容。彼女たちの絆に温かく優しい気持ちになれる!【ヘブンバーンズレッド日記#221】

文:カワチ

公開日時:

 iOS/Android/PC用ドラマチックRPG『ヘブンバーンズレッド』のプレイ日記をお届け。今回は新たなストーリーイベント“不完全性を繋ぐXの証明”のプレイレポートをお届けします。

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※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

ヴリティカから見た31Xが分かるイベント【ヘブバン感想】


 こんにちは。ライターのカワチです。9月5日よりヴリティカが主役のイベントストーリー“不完全性を繋ぐXの証明”が開催されました。ここではその感想をお届けします。

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 今回のイベントは2023年6月に開催されたシャルロッタが主役の“罪と罰と愛と”に連なるストーリー。グレーチカの種を植えた熊谷ドーム近辺の試験農場が再登場するので、まだプレイしていない人はエーデルワイスで解放して先にチェックするといいでしょう。

 31X部隊が中心であるものの丸山部隊の活躍もあるので、“進めちびっ子大作戦 U140”も抑えておくのがオススメ。

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 逆に言うと、そのほかの予習はあまり必要なく、ひとつの短編として楽しめるストーリー。イベントストーリーのプレイ条件がメインストーリー第一章クリアということもあり、『ヘブバン』を最近はじめた人でも楽しみやすいイベントになっています。

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 イベントは31X部隊のヴリティカ目線で進む形。数学が得意でカリーが好きな彼女はしっかり者であるものの、不思議なところもある女の子で本心が分からないところもあったので、彼女の主観で31Xのことをどう思っているのか知ることができたのは興味深かったですね。今回はヴリティカの家族にまつわるエピソードもあり、心が温かくなりました。

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 ストーリーはヴリティカが31Xに入隊した日の回想からスタート。各国から集められたエリート部隊に選ばれたということでどんな聡明なメンバーがいるのか期待するヴリティカですが、そこには早々にケンカをしている面々が。

 『ヘブバン』をプレイしているユーザーならおなじみの光景ですが、初日からアイリーンがマリアに「殺すぞ」と言われていたと思うとおもしろいですね。

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 回想が終わったあとは食堂でのシーンに。ここで朝食のメニューに対してケンカになり、相変わらず31Xの足並みが揃わないことが描かれます。

 31Xの絆を描くシナリオは過去にもあり、仲の良さは本物ではあるのですが、個性を大事にしていて、その個性を最大限に生かすチームであるがゆえに、チームの意見がバラバラになることも多いです。

 今回、31Xはグレーチカの種を植えた熊谷ドーム近辺の試験農場の護衛任務を担当することになりますが、そのなかで、31Xがより強くなるための新たな試みとしてヴリティカに指揮が任されることになります。

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 もともと31Xの指揮は諸葛孔明の子孫である映夏が担っていましたが、ヴリティカの指揮は数学を得意とする彼女なだけあり、完璧な計算によって攻撃のタイミングを図るものになっています。

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 作戦は完璧だったものの仲間たちが足を引っ張り合ってしまったことで失敗。キャロル、マリア、映夏が組んずほぐれずの状態でもつれ合って倒れてしまいます。ここの描写は百合のような雰囲気があって、ちょっとドキドキしましたね。また、冷静に怒るヴリティカもよかったです(笑)。

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 その後、探索を続けていくなかで農場に到着。作物が見事に実っていることが判明します。シャルロッタの「元気に育ってる…良かったです…」という温かいセリフは“罪と罰と愛と”をクリアしていればグッと来るものがあるので、ぜひ音声も聴きながら進めて欲しいですね。

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 基地に戻ってからは食堂のヴリティカが四ツ葉に誘われる形で31Eのテーブルに。楽しく食事をしている大島家の様子を見ていたヴリティカが、母親の作ってくれたカリーがバラバラになりそうだった家族の仲を紡いでいてくれたことを思い出し、自分の部隊の仲間たちに食べさせることを決意します。

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 このあと、ヴリティカは丸山部隊のメンバーにカリーについて相談することになりますが、そのなかで彼女の過去が明らかに。

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 ヴリティカの父は商工省で働いており、聡明なヴリティカはその父の仕事を手伝っていたので交流があったものの、兄や姉とはすれ違いがあったことが語られます。

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 その後、31Xがふたたび熊谷ドーム近辺を調査することになりますが、そこで今度は母親のことも明らかに。ヴリティカの故郷であるインドは社会問題であった食糧不足がキャンサー襲来の影響でさらに悪化。ヴリティカの母は困難な状況になっている人たちにボランティア活動をしていたそうです。

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 そんな状況で育ったヴリティカは食物の大事さを知っており、今回の試験農場も絶対に守ろうと考えています。しかし、スライムのような特殊な外壁を持つキャンサーを相手に活路を見いだせず、撤退することに。

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 基地に戻った31X。メンバーが解散したあと、ヴリティカは手塚と士官が31Xを解散するべきかどうか部屋で相談しているところを聴いてしまいます。ウリティカは家族が離ればなれになってしまったことを思い出し、よりショックを受けます。

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 食糧不足に責任を感じる父親が仕事で家に帰らなくなってしまったことが原因ですが、その父も民のことを思って奔走していたと考えると、誰も悪くないのでやるせないですね。

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 そんなこともあり、ヴィリティカは究極のカリーで31Xの絆を強固なものにしようと誓います。そこで協力してくれたのが四ツ葉。

 ふたりは“進めちびっ子大作戦 U140”でも仲が良く、四ツ葉がヴィリティカの最期を看取ると言ったり、ヴィリティカが四ツ葉に秘伝のカリーのレシピを託していたりしたので、納得の組み合わせですね。ただ、面倒臭がりの四ツ葉がカリーの手伝いをするということ自体は驚き。

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 思った通り、レシピを気にせず、分量などを適当にカリーを作ってしまう四ツ葉。しかし、そんな彼女の作ったカリーはヴィリティカの母親がかつて作ってくれた味に似ていて……。

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 はたしてヴィリティカは母親の“究極のカリー”に辿り着くことができるのか。また、31Xは解散を回避することができるのか。続きはぜひゲーム内でチェックしてみてください!

 なお、今回の新曲である『華麗なる技法』もカレーやインドにかけた歌詞がおもしろいクセになる曲になっているので合わせて注目です!!

She is Legend「華麗なる技法」/ヘブンバーンズレッド ライブシーン【ヘブバン】


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