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10周年を迎えた『FGO』はロングヒットタイトルの中でも2倍のRPDを誇る。広告経由のDLは少なく、ユーザーの45%が25~34歳

文:電撃オンライン

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 Sensor Towerは、『Fate/Grand Order』に関するブログを公開しました。

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 10周年を迎えた『Fate/Grand Order』。競争の激しいモバイルゲームの世界で、ランキング上位で見かけることが多い同作ですが、その勢いは今なお衰えておらず、直近3年間の日本におけるモバイルゲーム収益でも『モンスターストライク』に次ぐ2位で、RPD(ダウンロードあたりの収益)においては圧倒的な高さを誇っています。

 以下、ブログより一部抜粋します。

日本累計DL1,200万以上、収益60億ドル以上のFGO、RPDの圧倒的な高さが際立つ


 日本を代表するモバイルゲームの1つと言える『Fate/Grand Order』(Aniplex)は、2015年7月にAndroid版、同年8月にiOS版がリリースされ、10周年を迎えました。ターン制RPGの同作は、圧倒的なボリュームのストーリー、奈須きのこによる全体構成、TYPE-MOONによるアートディレクションなど、豪華スタッフが集結して制作されています。

 Sensor Towerのデータによると、リリースから2025年8月15日までの日本における『Fate/Grand Order』の累計ダウンロード数は1,200万以上、収益は60億ドル以上を記録しており、多数あるモバイルゲームの中でもトップ集団に位置しています。

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 リリース時に人気を集めて、その後は徐々に収束することが多いモバイルゲームですが、『Fate/Grand Order』の人気は今なお健在であることがデータからわかります。Sensor Towerのデータによると、日本における過去3年間のモバイルゲーム収益では、トップの『モンスターストライク』(MIXI)に次ぐ2位となっています。

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 上記のグラフからわかるとおり、収益トップ5内のモバイルゲームはすべて日本発のタイトルで占められています。また、収益トップ5中の『モンスターストライク』と『パズル&ドラゴンズ』(GungHo Online Entertainment)はリリースから10年以上、『プロ野球スピリッツA』(KONAMI)は2025年10月に10周年を迎えるタイトルで、上位に4タイトルものロングヒットタイトルがランクインしていることも特徴的です。

 また、特筆すべき『Fate/Grand Order』のデータとして、RPDの高さが挙げられます。Sensor Towerのデータによると、日本における過去3年間の上位4つのロングヒットタイトルのRPDを見ると、『Fate/Grand Order』は他の3タイトルの2倍以上RPDを安定的に記録しています。

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 これは同作のシナリオやゲーム性の高さに加えて、10年にわたってプレイヤーを魅了し続けるライブオペレーション(Live Ops)運営が大きな役割を果たしていると推察できます。

FGOは広告経由でのDLは20%以下、25歳から34歳ユーザーが45%を占める


 こうしたロングヒットタイトルのソース別ダウンロードシェアでも『Fate/Grand Order』には特徴があります。Sensor Towerのデータによると、2022年8月から2025年7月までの日本におけるソース別ダウンロードシェアで、同作はオーガニックブラウズが30%以上、ウェブブラウザーが20%以上で、この両者で半数以上を占めています。

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 オーガニックブラウズ:は、「ユーザーが自発的にアプリストアに入り、フィーチャーされたり提案されたりしたアプリを見てインストールした」ことを指し、ウェブブラウザーは「ユーザーがウェブページを通じてアプリストアに入り、インストール前の最後のアプリがGoogle ChromeやFirefoxなどのブラウザーである」ことを指します。

 モバイルゲームの入口としては広告が挙げられますが、『Fate/Grand Order』の有料広告+有料検索の割合は20%以下で、グラフ中のロングヒットタイトルの中では最も低くなっていることも特徴的です。

 Sensor Towerのデータによると、日本におけるユーザー年齢分布では3つのロングヒットタイトルが男性が90%近くであるのに対し、『Fate/Grand Order』では女性が30%以上を占めています。同作のユーザー平均年齢は29歳とこれらのタイトルの中では最も若いことも特徴です。

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