電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディー。今回は、12月4日にNintendo Switch版の配信が開始された、CFKが贈るローグライトアクションRPG『Nightmare: The Lunatic(ナイトメア:ザ・ルナティック)』のレビューをお届けします。

なお、電撃オンラインは、尖っていてオリジナリティがあったり、作り手が作りたいゲームを形にしていたりと、インディースピリットを感じるゲームをインディーゲームと呼び、愛を持ってプッシュしていきます!
パリィ中毒間違いなしの『Nightmare:The Lunatic』
本作は、2024年にSteamにて発売されたタイトルの移植版になります。囚われた主人公が“夢の商人”の力を借りて“終わらない悪夢”から脱出を図るローグライトアクションRPGになっています。

ヒリつくような緊張感、指先が震えるほどの達成感、そして脳内物質がドバドバと溢れ出すあの瞬間……。もし、そんな刺激に飢えているのなら、今すぐこの悪夢に飛び込んでください!
「死は、夢の中では小さな出来事に過ぎない。」
このキャッチコピーが示す通り、本作は死んでは蘇り、また死んでは挑む、いわゆる「死にゲー」の側面を持つローグライトアクション。しかし、ただ難しいだけのゲームではありません。本作には、アクションゲーマーが心の底から渇望する“手触りの良さ”と“攻防の美学”が詰まっています!
先に結論から言ってしまいますが……この作品、“パリィ中毒”になります!
金属音が脳を揺らす。3種の武器と“パリィ”が織りなす極上の戦闘体験!
本作最大の特徴であり、私が最も声を大にして伝えたい魅力。それは“攻めと守りが一体化した、流れるような戦闘アクション”です。

主人公は、3つの武器を同時に装備し、それらを瞬時に切り替えながら戦います。剣で斬り上げ、斧で叩きつけ、弓で追撃する……これらがメニュー画面を開くような野暮な手順なしに、スティック一つでシームレスに繋がります!


この操作感がとにかく気持ちいい。武器にはそれぞれ独自のモーションと特殊攻撃があり、状況に合わせて“今はスピード重視の刀!”、“遠い敵には弓矢!”と、指先が勝手に反応するようになります。
そして、本作の真骨頂とも言えるのが“パリィ(ジャストガード)”の存在です。
敵の攻撃に合わせてタイミングよくボタンを押す。成功した瞬間に響き渡る“ガキンッ!”という甲高い金属音。コントローラーに走る振動。そして生じる敵の大きな隙。この一連の流れが、言葉にできないほどの快感を生み出します。


通常、アクションゲームにおける防御行動は“守り”の手段ですが、このゲームにおいては違います。パリィこそが最大の“攻撃”なのです。
敵の猛攻をすべて弾き返し、体勢を崩したところに、温存していた高火力の武器スキルを叩き込む。加えてパリィ自体にもダメージが入ります。この「ずっと俺のターン」感は、一度味わうと病みつきになります。

最初はボコボコにされていたモンスター相手に、全てを見切って完封勝利した時の全能感たるや……これだから本作はやめられない! なんて感情が湧き上がります。
操作レスポンスも極めて良好で、「今のは避けれてるでしょ!?」という理不尽なストレスは皆無です。ダメージを食らってしまうのは、完全に自分の実力不足。だからこそ、「もう一回!」とリトライする手が止まらなくなります。
「あと少しで勝てたのに!」が終わらない。悪夢のループと中毒性高きローグライト
本作はローグライトアクションRPG。つまり、ダンジョンの構造はプレイするたびに変化し、死んでしまえばスタート地点に戻されリセットされます。
「また最初からか……」と絶望することなかれ。このゲーム、リトライのテンポが爆速。死んだ瞬間に「よし、次だ次!」と気持ちを切り替えられる軽快さがあり、失敗すらも学習のプロセスとして楽しませてくれます。

待ち受けるボスたちは、どいつもこいつも一筋縄ではいきません。初見では「こんなの避けられるわけがない!」と叫びたくなるような弾幕や範囲攻撃を繰り出してきます。しかし、ここが本作の絶妙なバランス調整。


何度も挑むうちに、予備動作が見え、リズムが掴め、あれほど恐ろしかった攻撃が「パリィのチャンス」に見えてきます。死んでリセットされてもプレイ感覚まではリセットされません!


また、道中で手に入る“トーテム”と呼ばれる強化アイテムが、探索のたびに異なる戦略を生み出します。


「パリィ成功時に雷を落とすトーテム」を手に入れれば、防御主体のカウンタービルドが完成しますし、「クリティカル率を爆上げするトーテム」が揃えば、やられる前にやる特攻ビルドも可能。3つの武器スロットと、このトーテムの組み合わせ次第で、プレイスタイルは無限大に広がります。

プレイしながら様々な発見と興奮が毎回あり、気づけば「あと1回だけ」と呟きながら、明け方を迎えていることもしばしば。悪夢から脱出するゲームのはずが、自身がこの楽しすぎる悪夢の沼にハマってしまうというと恐ろしい作品になっています(笑)。


アクションゲーマーへの挑戦状であり、至高の贈り物
『Nightmare: The Lunatic』は、可愛らしいドット絵のビジュアルとは裏腹に、極めて骨太で、そして誠実なアクションゲームです。

適当なボタン連打では決して先に進めないのが特徴。敵の動きを観察し、武器の特性を理解し、死を積み重ねて成長する。そんなゲーマーとしての“基礎体力”が試されます。
しかし、その壁を乗り越えた先にある景色は格別です。流れるようなコンボと完璧なパリィが決まった時の、脳髄が痺れるような高揚感。こればかりは、実際にコントローラーを握って体験していただきたいです!

終わらない悪夢の中で、最高にスタイリッシュな死闘を楽しんでください。
電撃インディーのSteamキュレーターページが開設!
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