KONAMIの名作RPG『幻想水滸伝』初の舞台化作品「幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-」が、12月6日~14日まで東京都のシアターH、12月18日~21日まで京都劇場で上演されます。
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公演に先駆けて、リアン・マクドール(ぼっちゃん)役の岡村直樹さん、グレミオ役の和田琢磨さん、テッド役の長江崚行さん、フリック役の山田ジェームス武さん、ビクトール役の磯貝龍乎さんが登壇する囲み取材、並びに関係者・マスコミ向けゲネプロが行われました。ここでは、その模様をレポートしていきます。
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※記事後半のレポートには、ストーリーや公演写真が含まれます。核心的なネタバレは含みませんが、予備知識なしで舞台を楽しみたいという方はご注意ください。
索引
閉じるゲネプロ公演前にリアン・マクドール(ぼっちゃん)役の岡村直樹さん、グレミオ役の和田琢磨さん、テッド役の長江崚行さん、フリック役の山田ジェームス武さん、ビクトール役の磯貝龍乎さんが登壇する囲み取材が行われました。
――公演に向けて、素直な気持ちをお聞かせください。
磯貝さん
素直な気持ちとしては、単純に嬉しいなと思いますね。期間の長い公演で、アクションもたくさんあるので、怪我のないことを第一に。なおかつ観客のみなさんに最高の物語をお届けして、感動していただけたらと思います。劇場でお待ちしています。
山田さん
僕は『幻想水滸伝』がすごく好きで、こういう形で携わらせていただくこと、そして板の上に立つことができることがめちゃくちゃ嬉しいです。
発表当初から早く稽古したいなと思っていましたし、衣装合わせをして稽古した際も「うわ、本当に舞台の上にいる」という気持ちがわき、楽しくて嬉しくて。共演者のみんなのお芝居も、観客のような気持ちで楽しんでいました。
キャラクターをリスペクトしつつも、舞台ならではの『幻想水滸伝』をお見せしたいです。僕たちが演じることで、その人物の想いをしっかり表現して、より原作を好きになってもらえる舞台をお届け出来たらと思います。楽しみにしていてください。
発表当初から早く稽古したいなと思っていましたし、衣装合わせをして稽古した際も「うわ、本当に舞台の上にいる」という気持ちがわき、楽しくて嬉しくて。共演者のみんなのお芝居も、観客のような気持ちで楽しんでいました。
キャラクターをリスペクトしつつも、舞台ならではの『幻想水滸伝』をお見せしたいです。僕たちが演じることで、その人物の想いをしっかり表現して、より原作を好きになってもらえる舞台をお届け出来たらと思います。楽しみにしていてください。
――『幻想水滸伝』シリーズとして、初舞台化となります。舞台の見どころを教えてください。
長江さん
長く愛される作品ということで、ファンのみなさんの中には「このキャラクターのここが好き」や「こういうシーンが本当に好きなんだ」のような気持ちがあると思います。舞台は、舞台ならではのスピード感はもちろんありますが、みなさんが愛したキャラの面影や生き様を感じられる作品になっていると思います。舞台のスピード感についていきながら、隅々まで楽しんでいただけたらと思います。
――東京・京都の2都市での上演に向け、意気込みをお願いします。
和田さん
東京と京都合わせて、全19公演やらせていただきます。私も学生時代、『幻想水滸伝』をすごく遊んでいました。大人になって改めて作品に触れ、また違った魅力が発見できると稽古をしながら感じました。
観に来てくださるみなさんもゲームと舞台で、違った『幻想水滸伝』の魅力を感じていただけるんじゃないかと思っています。ぜひ、我々と一緒に旅を楽しんでいただければと思います。
観に来てくださるみなさんもゲームと舞台で、違った『幻想水滸伝』の魅力を感じていただけるんじゃないかと思っています。ぜひ、我々と一緒に旅を楽しんでいただければと思います。
――長らく愛される作品ですが、舞台で初めて知る方もいると思います。原作を知らない方には、どんな部分を楽しんでいただきたいですか?
山田さん
原作はとても面白く、のめり込んでしまうようなストーリーです。原作でも魅力である人間模様だったり、人間ドラマだったりを、舞台でも色濃く作っております。
原作をプレイしている、していないに関わらず、人間同士の関係や、苦労や悲しみを乗り越えて成長していく姿をリアルタイムで感じられる、演劇として楽しい作品になっていると思います。
――最後に上演に向けて意気込みと楽しみにしているファンへ向けてメッセージをお願いいたします。
原作をプレイしている、していないに関わらず、人間同士の関係や、苦労や悲しみを乗り越えて成長していく姿をリアルタイムで感じられる、演劇として楽しい作品になっていると思います。
――最後に上演に向けて意気込みと楽しみにしているファンへ向けてメッセージをお願いいたします。
岡村さん
『幻想水滸伝』の主人公として、初舞台、初主演で立たせていただきます。本当にわからないことだらけでしたし、不安なこともいっぱいあったのですが、素敵な仲間たちが支えてくれて、主人公のリアンという人物が完成しました。
舞台『幻想水滸伝』もみんなの力で、すごく素敵な作品に仕上がっていますので、見逃すことなく、釘付けになって世界を楽しんでいただきたいです。
舞台『幻想水滸伝』もみんなの力で、すごく素敵な作品に仕上がっていますので、見逃すことなく、釘付けになって世界を楽しんでいただきたいです。
和田さん
ぼっちゃん、個人的に好きなシーンはどこですか?
岡村さん
シチューです。
一同
(笑)。
岡村さん
バトルシーンだと、テオ・マクドールとの戦いを釘付けになって見て欲しいです。
山田さん
視線を釘付けにさせてやろう。
――ありがとうございました。
――ありがとうございました。
大将軍の息子から1人の英雄へ。ぼっちゃんを中心とした熱い群像劇【幻想水滸伝舞台】
舞台「幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-」では、原作の壮大な物語が舞台用に再構築されていて、“ぼっちゃん”こと主人公リアン・マクドールの軌跡を追体験することができます。
序盤からていねいに物語を追っていく展開になっているので、ゲーム未プレイの方でも楽しめるストーリーになっていると思います。そして観劇したら原作をプレイしたくなること間違いなしで、お友だちや家族に作品を布教するのにもぴったりな舞台です!
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あらすじ(公式サイトより)
生と死を司る紋章“ソウルイーター”を巡る運命の戦い。
後世において、人はこの物語を“門の紋章戦争”と呼ぶ…。
太陽暦 446 年。トラン湖周辺を支配する大国「赤月帝国」で内乱 “継承戦争” が勃発。
内乱は当初、正統な帝位維承者であるバルバロッサ・ルーグナーが劣勢だったが、
テオ・マクドールら帝国六将軍と軍師レオン・シルバーバーグの活躍で逆転勝利。
帝位の座を取り戻すことに成功する。
さらにその翌年には、北方の外敵であった都市同盟勢力を撃退。
バルバロッサは人々に“黄金皇帝”と崇められ、称えられた。
だがそれから数年後…。
皇帝バルバロッサは宮廷魔術師ウィンディに魅了され、政治を顧みなくなってしまう。
その結果、軍部や宮廷内で汚職が氾濫し、赤月帝国は急激に崩壊の一途をたどっていた。
そんなある日、ひとりの少年が皇帝との初めての謁見を迎えていた。
かの大将軍テオ・マクドールの息子である。
その瞳は未来への希望に満ち溢れていたのだが…。
彼がこの時代を変える礎になることを、まだ誰も知らない…。
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感想:名シーンの再現、原作通りの音楽に思わず涙……
主人公のリアンは、大切に育てられてきた“ぼっちゃん”という言葉がぴったりな少年。とくにお世話係のグレミオは、言動のすべてにぼっちゃん愛が溢れていて、観ていて微笑ましかったです。
リアンは帝国軍として任務をこなすことになるのですが、戦闘ではグレミオや父親の部下であるパーンやクレオに守られていてどこか頼りない印象で……。
しかし、親友であるテッドの背負った過酷な運命を知り、解放軍として戦うオデッサ・シルバーバーグと出会って世界の現状を見つめ、さまざまな経験を通してリアンは大きく成長していきます。バトルでも、どんどん力強い活躍を見せてくれるようになるんですよ。
バトルの殺陣からも、人物の成長、仲間の関係性が伝わってくるのは、キャストが演じる舞台だからこその面白さだなと感じました。
ボス戦や一騎打ちなど、原作おなじみのバトルシーンも再現され、殺陣やアクションも見ごたえバツグン! 要所で登場する“ソウルイーター”など紋章の映像演出も、カッコよかったです。
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原作ファンとして嬉しかったのは、「これ! ここが見たかった」という記憶に残る名シーン、セリフがしっかりと舞台でも表現されていたこと。
例えばシチューを作るグレミオをくすぐるぼっちゃん、寝ているぼっちゃんを見つめる父・テオなど、原作序盤にあったさり気ないシーンもしっかりと描かれていました。そんな日常のシーンがあるからこそ、のちの戦いの残酷さや絆の尊さがより印象的なものになるんですよね……。
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また主人公だけでなく、フリック、ビクトール、オデッサ、マッシュといった、原作で人気キャラクターたちの活躍もしっかり描かれているので楽しみにしてほしいです。
フリックとビクトールは、続編の『幻想水滸伝II』でも中心となる人物。解放軍の副リーダーでありながら、若さとオデッサへの想いゆえに未熟な部分があったフリックも、物語を通して成長し、魅力を増していきます。
ビクトールは、因縁のネクロードと舞台でも激突! ビクトールと星辰剣の掛け合いも見ごたえがあって、面白かったです。
そして、音楽が本当に素晴らしい。各シーンに合わせて、原作の名曲が流れて……何度涙腺が決壊したことか。
原作『幻想水滸伝』は、108人の個性豊かな人物たちを仲間に加えられるのも魅力の1つ。舞台では全員登場とはいきませんでしたが、公式サイトで紹介されている以上の仲間たちが登場するのは最高のサプライズでした。姿はなくとも、名前が出てくるキャラも……。ちゃんと108人の仲間たちがいる世界の物語なんだと伝わってくる仕掛けになっています。
観劇後、改めて原作を最初からプレイして108人の仲間たちに会いに行きたくなりました。
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一部公演が、シアターコンプレックスTOWNで独占ライブ配信されています。気になる方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。
配信情報
■配信プラットフォーム:シアターコンプレックスTOWN
配信公演
12月13日(土)17:00<東京公演>
12月14日(日)12:00<東京千秋楽公演>
12月21日(日)12:00<京都公演>
12月21日(日)17:00<京都千秋楽公演>
ライブ配信チケット詳細
《12月13日(土)17:00<東京公演> ※全景配信》
・配信チケット価格:3,000円/税込 (アプリ購入価格:3,700円/税込)
・購入特典:デジタルブロマイド
※キャラクター:リアン・マクドール(ぼっちゃん)/グレミオ/テッド
【チケット販売期限】12月27日(土)21:00まで
【見逃し配信視聴期限】12月27日(土)23:59まで
《12月14日(日)12:00<東京千秋楽公演> ※スイッチング配信》
・配信チケット価格:3,800円/税込 (アプリ購入価格:5,480円/税込)
・購入特典:デジタルブロマイド
※キャラクター:フリック/ビクトール/パーン/クレオ
【チケット販売期限】12月28日(日)21:00まで
【見逃し配信視聴期限】12月28日(日)23:59まで
《12月21日(日)12:00<京都公演> ※全景配信》
・配信チケット価格:3,000円/税込 (アプリ購入価格:3,700円/税込)
・購入特典:デジタルブロマイド
※キャラクター:オデッサ・シルバーバーグ/マッシュ/カスミ/ルック
【チケット販売期限】2026年1月4日(日)21:00まで
【見逃し配信視聴期限】2026年1月4日(日)23:59まで
《12月21日(日)17:00<京都千秋楽公演> ※スイッチング配信》
・配信チケット価格:3,800円/税込 (アプリ購入価格:5,480円/税込)
・購入特典:デジタルブロマイド
※キャラクター:テオ・マクドール/ウィンディ/バルバロッサ・ルーグナー
【チケット販売期限】2026年1月4日(日)21:00まで
【見逃し配信視聴期限】2026年1月4日(日)23:59まで
公演概要(敬称略)
◆公演タイトル:舞台「幻想水滸伝-門の紋章戦争篇-」
◆公演日程:
[東京公演] 12月6日(土)~12月14日(日)
シアターH(東京都品川区勝島1-6-29)
[京都公演] 12月18日(木)~12月21日(日)
京都劇場(京都市下京区烏丸通塩小路下ル 京都駅ビル内)
◆原作:「幻想水滸伝」(KONAMI)
◆脚本・演出:中屋敷法仁
◆キャスト
リアン・マクドール(ぼっちゃん)役:岡村直樹
グレミオ役:和田琢磨
テッド役:長江崚行
フリック役:山田ジェームス武
ビクトール役:磯貝龍乎
パーン役:山沖勇輝
クレオ役:桜樹楓
オデッサ・シルバーバーグ役:桜井しおり
マッシュ役:伊勢大貴
カスミ役:山内優花
ルック役:日暮誠志朗
テオ・マクドール役:高木トモユキ
ウィンディ役:大湖せしる
バルバロッサ・ルーグナー役:鍛治直人
アンサンブル:加藤ひろたか、とよだ恭兵、蓮井佑麻、白崎誠也、結木 雅
◆制作:ゴーチ・ブラザーズ
◆協力:株式会社コナミデジタルエンタテインメント
◆企画制作・プロデュース:4cu(Frontier Works Inc.)
◆主催:舞台「幻想水滸伝」製作委員会