電撃オンライン

【バンドリ!】MyGO!!!!! 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」感想。7th LIVEで叶わなかった10人でのライブに感動。最新楽曲『静降想』含む3曲も初披露

文:u10

公開日時:

最終更新:

 2025年12月6日に京王アリーナ TOKYOで開催されたMyGO!!!!! 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」のレポート&感想をお届けします。

[IMAGE]

過去最多の全17曲を披露。最新楽曲『静降想』なども初披露され最後までMyGO!!!!!の世界にどっぷり【MyGO!!!!! 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」感想】


 『BanG Dream!(バンドリ!)』から生まれた“現実(リアル)”と“仮想(キャラクター)”が同期するバンド・MyGO!!!!!。

 ボーカル・燈、ギター・愛音、ギター・楽奈、ベース・そよ、ドラム・立希の5人で構成されており、迷いながらも前に進む彼女ららしい心情を映したような歌詞や、独特な読み方が付けられている曲名などが特徴です。

 MyGO!!!!!の年内ラストとなる今回のライブでは、ライブ初披露の3曲を含め、全17曲が披露されました。

 真っ白に覆われた世界を進む「想いのかたちが積もるとき」をテーマにした映像が流れたのち、1曲目の『名無声』がスタート。

 燈のアカペラで始まるという予想外の開幕で、構成もラスサビ部分の「何が僕にできるか」からとライブならではのものに。燈に続き楽奈のギター、そして残りの3人が加わるという、TVアニメ「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」での『詩超絆』を少し思い起こすような演出も用いられていて、一瞬にしてMyGO!!!!!の世界に引き込まれました。

 『名無声』は1st Singleのカップリング曲でライブでも披露される機会が多いだけに、「Oh-oh-oh」のコールやクラップは完璧。

[IMAGE]

 激しい曲調を見事に支える立希のドラムや赤と黄色の派手なライティングが印象的だった2曲目の『孤壊牢』でも「Hey!」のコールで盛り上がり、序盤から会場の熱気は最高潮だったように思います。

 最初のMCでは、愛音が今回の会場である京王アリーナ TOKYOが「ANON TOKYOみたいじゃない?」と語り掛け、会場から大きな歓声が。新衣装をお披露目する場面では、楽奈は呼ばれるまで輪に加わるそぶりを見せない&衣装を見せ終えたらすぐに定位置に戻って「早くライブしよ」と口にするなどらしさ全開でした。

 続いてのパートでは『掌心正銘』『処救生』『影色舞』を3曲続けて演奏。

 『掌心正銘』では澄まし顔でギターソロをこなす楽奈の技術力の高さに改めて驚かされましたし、『処救生』では曲の最後で拳を前に突き出していた燈の姿が強く記憶に。『影色舞』はメンバーのステップがかわいく、曲名に反してカラフルなライティングもダンスホールさながらの気分にさせてくれて良かったです。

 青空と海を背景に、心地いい波音も広がる映像に続いて演奏されたのは、ライブ初披露となる『エガクミライ』。アーティストタイアップとして、Aqua Timezの太志さんと大介さんから楽曲提供が行われたオリジナル楽曲です。

 楽曲のジャケットが海沿いを行くMyGO!!!!!のイラストですし、MVも海が主な舞台になっているので、映像の時点で気づいたファンの方もいるかもしれませんね。

 愛音と楽奈のギターから始まる優しく爽やかなメロディのバラードナンバーは、ここまでの熱をいったん落ち着けるような青のライトに包まれた至福の約4分に。これまでのMyGO!!!!!の楽曲にはなかった色も感じさせてくれて、静かに聞き入ってしまいました。

[IMAGE]

 そこから、「夕空に抱かれる」というサビに合わせて会場がオレンジ色に包まれた『端程山』、コールとクラップも楽しいMyGO!!!!!のライブには欠かせない定番曲『迷星叫』と続きます。

 2回目のMCで『エガクミライ』のMV撮影や7th LIVE「こたえなんてなくても」の思い出などを語り、ライブは後半戦へ。

 愛音の呼びかけで「Uh Wow wow, Uh Wow wow」の声出しを行ったのち、『砂寸奏』がスタート。歌声と演奏はもちろん、腕を振って観客を盛り上げる燈、燈に近づき向き合って演奏する楽奈、前に出て愛音とともに演奏するそよなど、それぞれのパフォーマンスも目を引き、観客の「Uh Wow wow, Uh Wow wow」のコールもバッチリでした。

 『回層浮』では感情を込めた圧巻のポエトリーを燈が披露。楽奈のコーラスも特徴的な『無路矢』では、観客のペンライトも彼女のカラーである緑が増え、ここまでなかった景色を見せてくれました。

 白んだ風景がオレンジ色になり、そして黒へと変わっていく時間経過を感じさせる映像では、最後に「しんしん と…」というセリフが。あの楽曲の初披露も予感させましたが、映像後にはまず『碧天伴走』が演奏されました。

 アニメの劇中歌としても登場した馴染み深い楽曲で、燈から愛音への想いを乗せた疾走感のある爽やかなロックナンバー。白のライトが用いられ、一気に晴れ渡ったような雰囲気を感じさせる舞台を愛音と楽奈が駆けます。

[IMAGE]

 演奏の最後に愛音が「このまま初披露の曲いきますよー、皆さん準備はいいですかー!」と呼びかけ、『明弦音』の演奏がスタート。爽やかなメロディに「今日もしダメでも 「また明日」」と勇気をもらえるような歌詞が乗せられた、コーラスが愛音メインになっているのも特徴の楽曲です。

 『碧天伴走』から『明弦音』と続く流れは完璧。力強く歌い上げる燈の歌声を聞いていると本当に心が前向きになっていくようでしたし、まるで愛音を応援するかのように会場のペンライトにピンク色が増えていたのも印象的でした。

 終盤の気配を漂わせる『聿日箋秋』では愛音と楽奈が背中合わせで演奏を行い、会場は大盛り上がり。そして……。

「束の間に落ち合って」
「交じり合うかけらが」
「震えて肩を寄せる」
「静けさのなか」
「しんしんと…降り積もってく…。しんしんと…染まる…。静降想」

 と、5人それぞれが言葉が紡ぎ、12月3日に発売されたばかりの新曲『静降想』がラストナンバーとして初披露されました。

 ポップな曲調から始まり、Bメロで一気に加速するミディアムロックチューン。「しんしんと 降り積もってく」など、コーラスも染みる楽曲です。

 『エガクミライ』『明弦音』にも言えることですが、『静降想』も初披露ながら歌も演奏も本当に素晴らしくて。起伏が激しい印象の楽曲であるにも関わらず、燈はときに優しく、ときに力強い歌声で包んでくれましたし、彼女を支える4人の演奏、そしてコーラスも美しく響き渡り、最後にふさわしい一幕だったように感じました。

[IMAGE]

 『静降想』を終えて舞台を降りた5人ですが、会場全体の「MyGO!!!!!」コールを受け、ライブTシャツ姿に着替えて再び登場。アンコール1曲目として『歩拾道』を演奏しました。

 劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!! 後編 : うたう、僕らになれるうた & FILM LIVE」のエンディングテーマで、7th LIVEではラストナンバーだったようですが、明るい曲調かつ新たな一歩を踏み出したことを歌っているので、始まりの位置での披露もすごくピッタリでした。

 最後のMCでは羊宮 妃那さん(燈役)、立石 凛さん(愛音役)、青木 陽菜さん(楽奈役)、小日向 美香さん(そよ役)、林 鼓子さん(立希役)としてトーク。

 京王アリーナ TOKYOでライブを行うのは2回目(※)ということで、前回のことを少し振り返りつつ、新衣装についてなどを明るく楽しそうに話されていました。

(※)1回目は2024年7月27日・28日に行われた6th LIVE「見つけた景色、たずさえて」。当時の会場名は武蔵野の森総合スポーツプラザ

 お知らせでは、新情報として3rd Albumのリリースや9th LIVEの開催などが発表されました。こちらの詳細は記事の下にまとめています。

 最後の挨拶では5人が今回のライブのことなどを話されましたが、特に印象的だったのが小日向さん。7th LIVEはインフルエンザで不参加になってしまったことに触れ、涙ながらに謝罪、そしてそれでも暖かい言葉をかけてくれたメンバーやスタッフ、応援してくれた方々への感謝を口にされていました。

 個人的にすごく心にきたのは「そよちゃんをステージに立たせてあげられなくて本当にすいませんでした」という言葉。小日向さんは本当にそよという存在を大切にされているんだなと感じ、少しもらい泣きも……。

 燈、愛音、楽奈、そよ、立希。そして羊宮さん、立石さん、青木さん、小日向さん、林さんの10人でのライブが成功したこと、本当に良かったと思います!

 挨拶を終えたのち、燈の「皆さんも準備いいですか!」との呼びかけに続いてアンコールラスト曲『往欄印』が披露。

 燈のポエタリーと歌声はここまで16曲も披露してきたと思えないほど力強く、感情もすごくこもったものに。ほかの4人の演奏も残った力を出し切るような迫力があり、MyGO!!!!!というバンドのすごさに改めて圧倒されました。

 歌の途中からは会場の電気が点灯、ラスサビではテープの発射も行われ、煌びやかな世界に包まれて8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」は幕を下ろしました。

[IMAGE][IMAGE]

 筆者はMyGO!!!!!の単独ライブでいうと、BanG Dream! 12th☆LIVE DAY2 : MyGO!!!!!「ちいさな一瞬」、6th LIVE「見つけた景色、たずさえて」に続く3回目の鑑賞。MyGO!!!!!のライブといえば紗幕という印象があったのですが、今回は用いられなかったのが新鮮でした。

 紗幕の演出がないぶん、よりバンドのパフォーマンスに注目される場面が増えることに繋がるんでしょうけど、最初から最後までずっと、不満なんて1つもないステージを繰り広げてくれていました。進化を続けるMyGO!!!!!を、これからも応援していこうと思います!

 なお、今回のライブは
イープラスにて12月13日までの期間限定でアーカイブ配信が販売されています。ライブの興奮を改めて味わいたい方や、会場に来られなかった方はぜひチェックしてください。

販売期間:2025年12月13日(土)21:00まで
配信期間:2025年12月13日(土)23:59まで
視聴チケット価格:5,500円(税込)

MyGO!!!!! 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」発表内容まとめ

2026年7月にぴあアリーナMMにてMyGO!!!!! 9th LIVEが開催決定

[IMAGE]

 2026年7月18日・19日にぴあアリーナMMにて、MyGO!!!!! 9th LIVEを開催することが発表されました。2026年2月2日までチケット最速先行抽選申込が受付中です。

<公演概要>
公演名:MyGO!!!!! 9th LIVE
日程:2026年7月18日(土)・19日(日)
会場:ぴあアリーナMM

<チケット最速先行抽選申込>
◆受付期間:~2026年2月2日(月)23:59
※MyGO!!!!! 8th Single「静降想」初回生産分に封入の申込券で応募できます。

MyGO!!!!!の「迷子集会」出張版第三弾が大阪・埼玉にて開催決定

[IMAGE]

 2026年5月9日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホール、8月8日に鴻巣市文化センター(クレアこうのす)大ホールにて、MyGO!!!!!メンバーのラジオ番組「MyGO!!!!!の迷子集会(マイゴセンター)」の出張版イベント『MyGO!!!!!の「迷子集会」出張版 第三弾』が開催されます。

 2026年1月5日までチケット最速先行抽選申込が受付中です。

<公演概要>
公演名:MyGO!!!!!の「迷子集会」出張版 第三弾
日程・会場:
2026年5月9日(土)COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
2026年8月8日(土)鴻巣市文化センター(クレアこうのす)大ホール

<チケット最速先行抽選申込>
◆受付期間:~2026年1月5日(月)23:59
※劇場版「BanG Dream! It's MyGO!!!!!」Blu-ray 前編/後編 初回生産分に封入の申込券で応募できます。

MyGO!!!!! 3rd Album 2026年夏にリリース決定

[IMAGE]

 2026年夏頃、MyGO!!!!! 3rd Albumのリリースが決定しました。詳細は、続報をお待ちください。

MyGO!!!!!『静降想』MVが公開


 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」でライブ初披露された、MyGO!!!!! 8th Singleの表題曲『静降想』のMVが公開中です。

ライブで演奏した楽曲を集めた特別ステージが『ガルパ』ステージチャレンジ機能に追加

[IMAGE]

 スマートフォン向けゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!(ガルパ)』内のステージチャレンジ機能に、今回のライブで演奏された楽曲を集めた特別ステージが追加されました。

『ガルパ』にて“ライブ打ち上げガチャ”が開催中

[IMAGE]

 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」の開催を記念して、『ガルパ』で“ライブ打ち上げガチャ”が開催中です。MyGO!!!!!メンバーの出現率がアップするほか、様々なアイテムと交換できるピース付きとなります。

 さらに、有償スター限定の★5 MyGO!!!!!メンバー1人確定ガチャも同時開催中です。詳しくは『ガルパ』内のお知らせをご確認ください。

Stationheadリスニングパーティ開催決定

[IMAGE]

 MyGO!!!!! 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」の開催を記念して、
Stationheadリスニングパーティが開催決定。ライブのセットリストを視聴者と一緒に聞きながら、リアルタイムでチャットに参加することができます。

<開催スケジュール>
2025年12月12日(金)21:00~

MyGO!!!!! 8th LIVE「想いのかたちが積もるとき」開催概要

[IMAGE]

◆日程:2025年12月6日(土) 開場16:30/開演18:00
◆会場:京王アリーナ TOKYO
◆出演:MyGO!!!!!(羊宮妃那、立石凛、青木陽菜、小日向美香、林鼓子)

セットリスト


M1:名無声
M2:孤壊牢
M3:掌心正銘
M4:処救生
M5:影色舞
M6:エガクミライ(初)
M7:端程山
M8:迷星叫
M9:砂寸奏
M10:回層浮
M11:無路矢
M12:碧天伴走
M13:明弦音(初)
M14:聿日箋秋
M15:静降想(初)
EN1:歩拾道
EN2:往欄印

■バンドリ! ガールズバンドパーティ!

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります