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2/12発売『龍が如く3外伝 Dark Ties』先行レビュー。峯義孝と神田強の見方が変わる深掘りストーリー【龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties】

文:信濃川あずき

公開日時:

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 セガが2月12日に発売するPS5/PS4/Switch 2/Xbox Series X|S/PC(Steam)用ソフト『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』より、『龍が如く3外伝 Dark Ties』の先行レビューをお届けします。

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 『龍が如く 極3 / 龍が如く3外伝 Dark Ties』は“変わる伝説、新たな歴史”というコンセプトのもと、2009年にPS3で発売された『龍が如く3』をリメイクした『龍が如く 極3』と、完全オリジナルストーリーで描かれる新作『龍が如く3外伝 Dark Ties』の2作品を1本に収録したタイトルです。

 発売に先駆けて『龍が如く3外伝 Dark Ties』に焦点を当ててレビューをお届け。なお、『龍が如く 極3』本編の先行レビューは別記事にて紹介していますので、そちらもあわせてチェックしてください。

峯と神田、正反対のふたりの絆【龍が如く3外伝 Dark Ties】


 舞台は2007年の神室町。自分の立ち上げたベンチャー企業の仲間に裏切られ、どん底に落ちた峯義孝は、夜の街で極道たちの抗争に遭遇します。そこで見たのは、親分のために命を投げ出す子分の姿。峯はその光景に、自分が本当に欲しかったものを見出しました。

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 峯が接近したのは、東城会の若衆・神田強。酒と女が大好きで、口を開けば下品なことばかり。お世辞にも品があるとは言えない男です。

 対する峯は冷静沈着でスマート。どう見ても水と油なふたりですが、物語を進めていくうちに「なるほど、やっぱりこのふたりは“兄弟”なんだな」と納得させられるんですよね。

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 特に、神田の無茶振りに対する峯のツッコミ(多くは心の声)が絶妙です。破天荒な神田に振り回される峯。

 でも、表情からは汲み取れませんがおそらくちょっとは楽しんでいるんじゃないかなという峯の姿が印象的でした。このふたり、やっぱり相性抜群なんじゃないかと思わせる掛け合いが随所に散りばめられています。

闘を解放する峯のバトルスタイル【龍が如く3外伝 Dark Ties】


 峯のバトルスタイルは、シュートボクシングがベース。素早い動きで相手の隙をつき、コンビネーションで敵を叩きのめしていきます。相手を踏み台にした空中殺法など、高さを活かしたアクロバティックな動きも爽快です。

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 そして本作の大きな特徴が“闇覚醒”。攻撃でストックされる“闇ハート”を消費して発動する強化モードで、峯の内に秘めた闇を解き放ち、本能のままに暴れ回ることができます。

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 この闇覚醒がとにかく強い、そしてえぐい! アクションがかなり凶暴で、なんというか……痛そう。容赦のない攻撃の数々に、思わず「うわぁ……」と声が漏れてしまいました。

 普段のクールさとのギャップがすさまじく、ポーカーフェイスの裏に隠された狂気を爆発させる峯の姿は、見ていてゾクゾクします。

神田をカリスマに仕立て上げろ!【龍が如く3外伝 Dark Ties】


 今回、筆者がいちばんハマったのが“神田カリスマプロジェクト”というコンテンツ。高みを目指す神田から「俺の評判を上げろ」と命じられた峯が、知恵と機転を利かせて神田の代わりにさまざまな依頼や問題を解決していくというものです。

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 「クズ」と呼ばれるほど世間評価が低い神田。正当な評価ではありますけど……その評判を強引に上げるため、各所で神田の名を使って善行を重ねていくのですが……これがまあ楽しい! ちょっと悔しいですが、神田からのお褒めの言葉を求めて頑張っちゃいます。

 困っている人を助けて、感謝されて、ついでに神田の評判が上がっていく。この世界観の中で人助けをするというギャップも、『龍が如く』ならではですね。

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 世間評価を上げると、神田との人間関係に迫るシーンが見られます。ここが本当に胸に来る。先に本編『龍が如く 極3』もしくは旧作『龍が如く3』をプレイしていると、神田との絆が強くなるほどに、思うところがあります……。

やり応え抜群のサバイバル・ヘル【龍が如く3外伝 Dark Ties】


 本作専用のバトルスポット“地下ファイトクラブ”。ここで行われる“サバイバル・ヘル”に、今回もっとも時間を溶かされました。地下ダンジョンで多くのハンターたちの猛攻を生き抜き、ゴールにたどり着けばクリアとなるサバイバルバトルモードです。

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 制限時間内にエリア内の敵を倒し、“ネクストゴング”を探し出して鳴らすとフェーズが進行。フェーズが進むと敵や宝の位置がリセットされるので、エリアを探索しながら再びネクストゴングを探します。最終フェーズまで到達したら、そこで待ち受ける“マスターキーパー”を倒すことが目標です。

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 制限時間内にボスを探し出して倒すという高いアクション性と、フェーズごとに宝やゴングの位置がリセットされるダンジョン的な探索要素。このふたつが同時に襲ってくるから脳が忙しい。で、楽しい。気が付くと目がギンギンになって画面に食いついていました。

 「あと少しで倒せる!」、「宝箱どこだ!」、「時間がない!」と、脳内でいくつもの管理すべき要素が同時に走る感覚。手元と頭が忙しいのがおもしろいんです。

 ダンジョン内には多くの宝が隠されており、それらを生きて持ち帰ることで峯が強化されていくという「戦いの中で着実に育っている」感が個人的に大好き。報酬を駆使してさらに難しいダンジョンを生き抜き、がっぽりと賞金を手に入れましょう!

クールな峯がゲーセンで崩れる……?【龍が如く3外伝 Dark Ties】


 本作では、神室町に存在するバラエティ豊かなプレイスポットで遊びまくれます。ゲーセンやカラオケなど、普段はクールな峯が全力で遊ぶ姿に、ニヤニヤ必至です。

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 冷静沈着で頭のキレる峯が、いい意味で“崩れる”場面が意外でかわいいんですよ。ゲーセンでクレーンゲームをしたり、カラオケで熱唱したり。「こういう一面もあるんだ……」と、峯への親しみがぐっと増しました。カラオケでは、峯があの人気曲“ばかみたい”を熱唱します!

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 しかも、一部のスポットは神田と一緒に楽しむことができるのですが、彼がまたけっこう付き合いがいい。呼び出せば都度駆けつけてくれて、「お前の歌声、聞かせてもらうで~!」なんて言ってくれます。すごくかわいがってる感じが伝わってきて、ごくごくわずかに、神田のこと見直したかも……。

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 ふたりで撮れる写真シールプリント機“プリサークル”では、キュートなポーズも炸裂。あの峯がノリノリでポーズを取る姿は新鮮すぎます。そしてちらっと入る峯のボイス「一緒にどうです?」がめちゃくちゃかわいい。

 実は、シャッタータイミングとポーズのタイミングを合わせるゲーム性もあり、何度でもリピートしたくなります。シール帳を神田の兄貴とのシールでいっぱいにしたい!

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 さらに、ちょっとした小話として、ゲーセンにはセガの懐かしのアーケードゲーム“救急車”が導入されています。

 1999年にリリースされた“セガ職業ゲームシリーズ”のひとつで、救急車を運転して患者を病院まで送り届けるドライブゲーム。とにかく街の治安が悪くあちこちで事故が起こる中、少しの衝撃でも患者の容体が急変するシビアなルール。これだけでも長い時間遊んでしまいそうです。

黒い絆の行方を見届けて【龍が如く3外伝 Dark Ties】


 『龍が如く3外伝 Dark Ties』は、峯義孝という男の内面を深く掘り下げた物語です。すべてを失った男が求めたのは、目に見えない“絆”でした。

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 神田とのやりとりを通じて「峯ってこういう人だったんだ」というところが、少しずつ見えてくると思います。同時に、神田のことも掘り下げていますので、筆者のようにちょびっと彼を見直すきっかけになるかもしれませんよ。

 そして、本編『龍が如く 極3』を知っていると、刺さり方が変わります。もちろん、時系列通り外伝が先でも「峯の人生追体験」の感じがより強く味わえるはずです。峯と神田、ふたりの“黒い絆”の行方を、ぜひとも見届けてください!

 なお、本作の体験版が近日中に配信されるとのことですので、まずはそちらをプレイしてみてはいかがでしょうか?

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