HoYoverseが贈る都市ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ(ゼンゼロ)』。登場するキャラクターたちは誰もが、拭いきれない過去や譲れない矜持を抱えています。極限状態で彼らが見せる”言葉”は、時に私たちの心に深く突き刺さり離れません。
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本企画では、そんな人物たちの名言を順次ピックアップ。第1回となる今回は、その中でも圧倒的なカリスマ性と謎に満ちた背景を持つ人気キャラクター、対ホロウ6課の課長・星見雅の名言をピックアップして紹介します。
彼女がなぜ”新エリー都の切り札”と呼ばれ、そしてなぜこれほどまでに仲間たちから愛されるのか。その理由を、彼女の軌跡を辿りながら読み解いていきましょう。
208名の命に与えられるべき5分だ(星見雅)
星見雅というキャラクターを語る上で、彼女がどれほどの重圧を背負い、どのような覚悟を持って”新エリー都の切り札”と呼ばれるに至ったか。
その原点を示すのが、公式エピソード動画『虚狩りが生まれた日』において、巨大ホロウのアルゴス拡張時に放たれたこのセリフです。
●動画:星見雅 エピソード「虚狩りが生まれた日」
この一言は、効率と犠牲を天秤にかける大人たちの論理を、彼女が一振りの刀で切り捨てた瞬間の産物でした。
物語の舞台は、混乱を極める作戦会議室。異常な速度で成長を続けるホロウに対し、治安局の上層部やTOPSの顧問たちは、都市の損害を最小限に抑えるため、犠牲を厭わない冷徹な殲滅作戦を断行しようとしていました。
彼らにとって、ホロウに取り残された人々は、作戦の成功を阻む「ノイズ」や、計算式上の「変数」に過ぎなかったのです。
冷たいモニター越しに、効率的な処理を促す顧問の言葉が会議室に響きます。
そんな中、当時まだ雅の副官としての立ち位置を確立しつつあった月城柳が、ホロウ内に取り残された人々の内訳を読み上げました。
「市民147名、治安官36名、調査員17名、執行官8名。計208名」――この「208」という数字を単なるデータとして聞き流そうとする顧問に対し、若き日の雅は静かに、しかし心臓を射抜くような絶対的な拒絶を込めて言い放ちます。
「208名の命に与えられるべき5分だ」
この言葉の凄みは、まず彼女が「5分あればすべてのエーテリアスコアを叩き斬れる」という、常識外れの武勇を前提にしている点にあります。
しかし、真に注目すべきはその精神性です。星見の家に代々伝わる”刀”とその”重荷”を背負う彼女にとって、刀を振るう理由は、敵を倒すことそのものではありません。
その先にいる一人ひとりの命、208個の人生の灯火を守り抜くこと。効率のために少数を切り捨てる「最大多数の最大幸福」という安易な正義を彼女は認めませんでした。
誰も見捨てないという、最も困難で最も美しい道を、自らの実力だけでこじ開けようとしたのです。
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このシーンは、後の対ホロウ6課がただの官僚組織ではなく、高潔な魂を共有する最強部隊へと成長していく、実質的な”チームの夜明け”を象徴しています。この時、雅の無茶とも言える宣言と、その直後に見せた神速の剣技を目の当たりにした柳は、彼女の瞳の奥にある高潔な炎を見たはずです。
圧倒的な実力を持ちながら、誰よりも一人ひとりの命の重さを理解している。この人こそが、新エリー都の闇を切り裂く真の”星”なのだと確信した瞬間だったのでしょう。
雅が空からホロウの深淵へと飛び降りるあの瞬間、彼女は単なる星見家の娘から、”都市の守護者”へと昇華しました。
私たちがゲーム内で彼女の凛とした姿に惹かれるのは、彼女がこれまで何度も、自らの命を懸け、不可能を現実に変えてきた積み重ねを知っているからにほかなりません。
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208名の命という具体的な数字を口にするその厳格さは、彼女が持つ深い慈愛の裏返しでもあります。
新エリー都という、明日をも知れぬ危うい世界において、この名言は彼女が単なる兵器ではなく、血の通った人間を守るために存在する”一振りの盾であり剣”であることを、私たちに強く再確認させてくれるのです。
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電撃オンラインでは不定期で『ゼンレスゾーンゼロ』の名言記事を展開していきます。次回もお楽しみに!