電撃オンライン

『ぼくらのキングダム 』新作は2Dアクション×シミュレーションのいいとこどり。インティ・クリエイツらしさも、優しさもある王国再生の物語の序盤を先行プレイ

文:sexy隊長

公開日時:

最終更新:

 インティ・クリエイツより2026年4月23日にNintendo Switch 2、Nintendo Switch、PS5、Xbox Series X|S、Steam(PC)にてリリース予定の最新作『ぼくらのキングダム 時食む果実といにしえの魔物』。

[IMAGE]

 今回先行プレイ記事をお届けする最新作『ぼくらのキングダム 時食む果実といにしえの魔物』は、『ぼくらのキングダム』が持っていた“自分だけの王国を作る喜び”と、現代のアクションゲームが持つ“手ごたえ”があわさった作品になっています。

 序盤の先行プレイで見えてきた、新たな『ぼくらのキングダム』の魅力を、インティ・クリエイツ担当ライター・sexy隊長が余すことなくお届けします!

※本記事はインティ・クリエイツの提供でお送りします。

一晩でボロボロになった王国を妖精と救う、奇想天外な幕開け

[IMAGE][IMAGE]

 物語の導入は、ファンタジー好きの心をくすぐる丁寧な……それでいて、衝撃的な展開から始まります。

[IMAGE][IMAGE]

 本作の舞台となる“アルマシア王国”は、人と妖精が共生する、まさに絵本から飛び出してきたような美しい場所。

 ……と思われますが、本編が始まる前に、王国の景色は一変してしまいます。

[IMAGE]

 かつての栄華はどこへやら。城は崩れ、道は荒れ果て、住人たちは困り果てている王国。

 何が起きてしまったのでしょうか? と思っていると、語られたのは……。

[IMAGE][IMAGE]
「王国周辺の時間が、遥か遠い未来へ吹き飛ばされてしまった」

 侵略を受けた、などではなく、なんと時間そのものが“食われた”結果、時の風化が一瞬にして押し寄せた……とのこと。

[IMAGE][IMAGE]

 時間そのものを奪われ、風化してしまった王国。もはやどうすればいいのか? と思うしかありません。

 原因不明の緊急事態に対して、妖精たちは“メンツ”を保つため、最高位の“時の妖精様クロノス”とともに王国を再建する大役を担うことになります。

基本かつベーシックなアクションだからこそ、指先に馴染む!


 まず「親切だ……!」と思ったのは、アクションに関するチュートリアルの導入が丁寧なことです。

 プレイを開始すると、“アルマシア王国”が危機に瀕しているという報せを受け、王国へ向かうところから物語が幕を開けるのですが……

[IMAGE]

 その道中で本作のチュートリアルが展開されるので、アクションの基本操作を自然な流れで学ぶことができます。

 ストーリーと密接に連動したこの導入部は、実際に王国に向かっているぞ! という気分が味わえて、個人的にワクワクするポイントでした。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 アクションは、“左右の移動”、“ジャンプ”、“攻撃とガード”、“ダッシュ”といった基本的な操作だけで、高速アクションや複雑なコンボは要求されることはありません。だからこそ、指先にすんなりと馴染む方も多いはず。

 ですが、この“心地よさ”に油断してはいけません。これは嵐の前の静けさに過ぎなかったのですから……。

戦い方にも個性がある、4人の冒険者たち。誰で進めるか迷ってしまうかも


 本作では、最初に4人のプレイアブルキャラクター(冒険者)から1人を選びます。各キャラクターは単なるステータスの違いにとどまらず戦い方にも個性を持っているので、それぞれ紹介していこうと思います。

※なお、ステータス画面はVer.1.0.0の数値になります。

鉄壁の女性騎士“インペリアル”

[IMAGE][IMAGE]

 女性騎士である彼女は、まさに本作の“盾”とも呼べます。高い耐久力を活かして、敵の攻撃を真っ正面から受け止めるスタイルです。

 特筆すべきはガードからのカウンターアクションでしょうか。敵の攻撃を見極めて弾き、その隙に剣を叩き込むなんてことも可能です!

[IMAGE]

 HP、攻撃力、防御力の数値が基本高めに設定されているので、「アクションは少し不安だけど、じっくり戦いたい」という方には最適です。スタンダードで誰にでも扱いやすい印象ですね。

 その一方、極めれば「一撃も受けずに敵を殲滅する」というプレイも可能です。

[IMAGE]

魔法使いの女の子“ウィザード”

[IMAGE][IMAGE]

 先に紹介したインペリアルとは、大きく性能が異なるウィザード。その名から察しがつく方も多いと思いますが、彼女は遠距離から様々な魔法を放つ、安全圏からの攻撃を得意とするスタイルです。

 専用アクション“チャージ”によって威力を高めた一撃は、道中の敵はもちろん、ボス戦でもかなり有効。

[IMAGE][IMAGE]

 ただし、彼女は言ってしまえば“ガラスの大砲”。SP(スキルポイント)が切れれば魔法が使えなくなり、HPと防御力も低いので、一度接触を許してしまったら一気に窮地へ立たされることも……。

 この“ハイリスク・ハイリターン”な緊張感は、アクションゲーム愛好家にはたまらないものになるはずです。

戦い方が一番個性的!? 錬金術師“アルケミスト”

[IMAGE][IMAGE]

 私が一番驚いたのが、この錬金術師の青年“アルケミスト”です。

 彼は直接剣を振るうのではなく、薬瓶を投げて敵にデバフ(弱体化)を与えることができるトリッキーなスタイルで戦います。弧を描くように瓶が飛ぶので、当てるのがなかなか難しい……!

[IMAGE]

 通常攻撃の属性を切り替え、敵の弱点に合わせて攻撃。一見おとなしそうに見えますが、強大な敵を弱体化させて完封したときの達成感は、アルケミストならではでしょうか。

 攻撃スキルは少ないものの、HPと防御力が意外と高いので、デバフで耐えて長期戦な戦闘も可能なのが面白いところ!

[IMAGE]

疾風怒濤の壮年剣士“ジパング”

[IMAGE][IMAGE]

 異国の剣士である“ジパング”に関しては、まさに“操作することの楽しさ”を体現したキャラクターという感想が出てきます。

 回避行動がそのまま攻撃の距離を詰める動作に繋がる、というスピーディーなスキル構成。そして、二刀流による圧倒的な手数を持ちます。

[IMAGE]

 “避けて、斬る”……このシンプルなサイクルを極限まで研ぎ澄ませたスタイルは、まさにインティ・クリエイツらしいキャラクターだと感じられました。

 ただし耐久力はかなり低め。回避ミスが死に直結するため、やや玄人向けのキャラクターかもしれません。この緊張感がたまらない……!

[IMAGE]

 なお、この4人は王国でいつでも切り替えが可能です。「このボスにはアルケミストの攻撃が効きそうだ」、「道中の探索は足の速いジパングでいこう」といった使い分けが、王国復興の中でも鍵となります。

 ちなみに筆者のオススメは、バランスタイプの“インペリアル”です。特にアクションが苦手な方は、ゲームに慣れるまでは攻撃してもよし、守ってもよしのインペリアルから始めてみてください。

街の発展で時間が溶ける。復興と強化がリンクする没入型シミュレーション

[IMAGE]

 “シミュレーションパート”と聞くと、本編の合間のミニゲームのようなものかな? と感じる方もいるかもしれません。

 しかし、本作において復興は、冒険と同じか、あるいはそれ以上に重要な攻略の核になります!

[IMAGE][IMAGE]

 復興の第一歩は、お城の再建から始まります。選べる城のタイプは、前述のキャラクターに対応した“インペリアル城”、“ウィザード城”、“アルケミスト城”、“ジパング城”の4種。

 ここで面白いのが、お城の種類によって街の発展の方向性が決まるという点です。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 お城にはそれぞれ特定の“影響範囲”があり、その範囲内に建物を建てることでボーナスが発生します。

[IMAGE][IMAGE]

 たとえば、武器屋を建てればキャラクターの攻撃力が上がり、防具屋を建てれば防御力が上がります。宿屋を建てれば最大HPが増える、ということも。

 つまり、“どのような街を作るか?”という選択が、そのまま“どのようなステータスに特化したキャラクターにするか?”という育成方針に繋がります。

[IMAGE][IMAGE]

 また、建築には素材が必要です。その素材を手に入れるためにダンジョン(冒険)へと向かいます!

1.冒険で素材と経験値を手に入れる。
2.復興で施設を建て、ステータスを底上げする。
3.強くなった体で、さらに高難易度の冒険へ挑む。

 このサイクルがとにかく綺麗! レベル上げが作業に感じる、という悩みがRPGにはありがちですが、本作は街が目に見えて立派になっていくという視覚的な達成感があるので、やめようとしても続けたくなってしまう魅力があります。

 昨日までボロボロだった広場に活気が戻り、新しい店が建ち、それによって自分の攻撃力が“+4”される……この手ごたえがあるからこそ、次なる冒険のモチベーションへと繋がります。

[IMAGE]

 また、住人たちからの依頼(サブクエスト)も豊富に用意されています。彼らの願いを叶えることで王国はさらに活気づきますし、冒険に役立つアイテムや素材が入手できるので、積極的に受けていきたいところ。

 単なる数字のやり取りではない、血の通った復興ライフがここにはあります!

[IMAGE]

牧歌的な雰囲気の作品だけど……インティ・クリエイツの洗礼を受けるボス戦


 ここで、私が先行プレイ中に最も肝を冷やした、そしてもっとも(ある意味)興奮したポイントについてお話しなければなりません……。

 本作のグラフィックは非常に暖かみのある、牧歌的なファンタジー世界を描いています。キャラクターの等身もかわいらしく、先述した通り複雑さがないアクションの操作感も軽快です。

 1時間ほどプレイした私は、「ああ、今回はインティ・クリエイツさんも、幅広い層がまったり楽しめるような優しいゲームを作ったんだな~」と思っていました。

[IMAGE]

 ……思っていました!(過去形)

 その認識は、最初のダンジョンのボスと対峙した瞬間に、いい意味で粉砕されたのです。

[IMAGE]

 「……え、ボスが強い。堅い。本気だ!」

 画面いっぱいに暴れ回る巨大なボス。その攻撃パターンは多彩で、ただ闇雲に攻撃ボタンを連打しているだけでは、あっという間にHPが底を尽きてしまいそうに。

[IMAGE]

 ボスの攻撃の予備動作を読み、ジャンプやダッシュ、あるいはカウンターで適切に対処しなければならない。その緊張感、その手応え。

 「そうだ、これはインティ・クリエイツの作品だった!」という事実を、数多のインティ・クリエイツ作品に触れてきた指先が、即座に思い出させてくれました。

[IMAGE]

 公式サイトには「強大なボスとたわむれるもよし!」とありますが……プレイ前は、「(楽しく遊ぶ)たわむれる」だと思っていましたが、プレイ後は、これは
「(生死を賭けた)たわむれる」という意味だと確信しました。

 そんな序盤のボスを少しだけ紹介!

アルカの森ボス“トレントデーモン”

[IMAGE]

 一番最初に訪れるダンジョン“アルカの森”。ここで待ち受けているのは“トレントデーモン”です。

 その見た目の通り、木の枝などで攻撃してきたり、風を操る攻撃も仕掛けてきます。避けにくい攻撃、高い耐久値など、最初出会うボスにしては間違いなく強い部類なのではないでしょうか!

[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

角岩洞窟ボス“アラクネ”

[IMAGE]

 二番目に訪れるダンジョンは、岩に囲まれ、トロッコなどのギミックが配置された“角岩洞窟”。その最深部に鎮座するのは“アラクネ”です。

 蜘蛛のような外見を持ち、岩を飛ばす攻撃を中心に、鋭い爪による近接攻撃も繰り出してくることも。比較的火力の高いボスです。

 見た目から想像がつくように天井からぶら下がる行動も多く、こちらの攻撃が当てにくいのも厄介なポイント。無理に攻め込むと、一気にHPを削られてしまう危険があります。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 ですが、ボスを倒せなくても諦めるのは早いです。

 ここからが本作の真骨頂なのですが、仮にアクションで詰まったとしても、決して“詰み”ではありません。

[IMAGE]

 王国に戻り、溜まった素材で防具屋を改装し、キャラクターの防御力を高める。あるいは、攻撃力を上げられる施設を解放して一気に攻め込む……。

 “プレイヤースキル”だけでなく、“王国の発展”というもう一つの軸で、困難を突破できるようになっているのが本作の魅力です。

[IMAGE][IMAGE][IMAGE]

 この「アクションの難しさをシミュレーションの努力で超えていく」という構造こそが、本作を“万人が楽しめるアクション×シミュレーションRPG”へと押し上げています。

 勝てなかったボスに、街を少し発展させた後に再挑戦し、今度は余裕を持って勝利する。

 その瞬間、プレイヤーは自分自身と王国の両方の成長を実感することになると思います。

[IMAGE][IMAGE]

 復興以外にも、敵を倒して経験値を一定量ためることでレベルアップすることもできます。

 ステータスが上昇するのはもちろん、キャラクター強化に使用する CP(クラスポイント) を獲得できますが、このCPを消費することで、スキルやアクションといったさまざまな“技能”を習得可能です。

[IMAGE]

 習得できる技能は、“パッシブ”、“アクション”、“スキル”、“ボーナス”の大きく分けて4種類。プレイスタイルに応じてキャラクターを育成していくのも攻略の鍵となります。

 復興を進めても強くなる、冒険を進めても強くなるという、好きなスタイルで強化が可能な2つの軸での体制が敷かれているのがいいところですね。

2Dアクションとシミュレーション、どちらも楽しめる『ぼくらのキングダム』新作


 『ぼくらのキングダム』新作は、インティ・クリエイツが磨き上げた“2Dアクションの面白さ”と、初代『ぼくらのキングダム』から受け継がれた“復興の喜び”の両方を内包した作品です。

 この2つがあわさって、単なる“どこか懐かしさのあるゲーム”に留まらない、インティ・クリエイツの新たな作品となっています。

[IMAGE]

 2Dアクションの歯応えを求めている人、街作りやキャラクター育成に没頭したい人、そして、誰かとともに何かを成し遂げる物語に触れたい人に、胸を張って本作をおすすめします!

 アルマシア王国の未来は、あなたのその指先に託されています。少しでも気になった方はぜひ、王国復興の冒険に旅立ちましょう!

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この記事を共有

公式SNS