2026年7月2日、コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)から『がんばれゴエモン大集合!』が発売される。

本作は1986年に発売された『がんばれゴエモン!からくり道中』をはじめ、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、ゲームボーイカラーで展開された全13タイトルを収録した豪華版だ。初移植となるタイトルも4本含まれており、ファン垂涎のパッケージとなっている。
今回は収録タイトルの中から、記念すべきシリーズ第1作『がんばれゴエモン! からくり道中』を中心に、続編の『がんばれゴエモン2』にも触れていきたい。
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『がんばれゴエモン!からくり道中』は1986年にリリースされたシリーズ第1作だ。アーケードゲーム『Mr.五右衛門』をベースに作られたアクションゲームで、ファミコン専用ソフトとして初めて2メガビットのROMカセットを採用。その容量を活かして、多彩なマップやキャラクターを盛り込んでいる。
時代劇や純和風の要素を取り入れたゲームは当時いくつかあったが、その中でとくに大ヒットした作品と言えるだろう。なお、2メガビットは2メガバイトではなく、およそ250キロバイトに相当する。

筆者が初めてプレイしたのは子どものころ、親戚の家でのことだった。おなじみのBGMや、キセルでの攻撃、小判投げといったアクションに魅了され、従兄といっしょに楽しんだが、難易度は非常に高かった。

序盤のステージは比較的クリアしやすいが、後半に進むにつれてステージはどんどん広くなり、複雑な地形も増えていく。特に中盤あたりの山や海辺のステージでは、谷間をジャンプで渡ったり、点在する浮島を跳び移ったりする場面があるが、操作を少しでも誤ると落下して1機失う難所である。


各ステージをクリアするために必要な通行手形を集めるには、マップに点在する隠し通路を見つける必要がある。後半になるほどマップが広くなるため、隠し通路の入口の発見は困難に。また、通行手形のある隠し通路ばかりでないため、探す手間も増えていく。


さらに、各ステージの“秘密の迷路”にも通行手形が落ちている。2Dアクションから一転して3D形式のダンジョン探索になり、当時、こういった一人称視点でのダンジョンは経験がほとんどなかったため、広くはないマップでも苦労した記憶がある。

筆者は当時、まだファミコン本体を持っていなかったため、ゲーム自体にそこまで慣れていたわけではなく、従兄のプレイを見ているか、たまに交代して手伝うだけだった。知識もなく全ステージクリアにはかなりの時間が必要だったが、長時間のプレイは保護者から良く思われていない時代で、ゲームの難易度以外の要素でもクリアは困難だった。

数年後、ファミコンを手に入れたものの、年に数本しかゲームを買ってもらえない状況では、どうしても新作ゲームを優先してしまっていた。また、周囲にも持っている友人がなかなかおらず貸し借りもできなかった。遊ばせてもらっていた従兄のソフトも友人から借りていたものだったので、遊ぶ機会を逃していたのである。
後にバーチャルコンソール版でクリアしたが、全13ステージを1周として8周しないと真のエンディングに到達しないことを知り、「これをあと7周も…当時の子どもにはハードルが高すぎる…」と苦笑したものだ。
デザインもポップになり、新キャラ・エビス丸との協力プレイも楽しめる『がんばれゴエモン2』

約3年後にリリースされた続編『がんばれゴエモン2』では、グラフィックが向上し、ゴエモンの目や口などが鮮明になってよりポップな印象に。オープニングムービーもアニメのようで、スタート前からワクワクさせてくれた。

ステージによっては、1作目にはなかったボスキャラクターとの対決もあり、探索がメインだった前作からアクション要素がさらにパワーアップ。

最大の目玉は新キャラクター・エビス丸の登場だ。前作のふたり用プレイは、1プレイヤーのゴエモンがミスすると2プレイヤーのゴエモンと交代する形式だったが、本作ではエビス丸との協力プレイという形になった。


エビス丸については、エンディングでの意外な姿に驚かされたプレイヤーもいるだろう。


なお、コンティニューが実装され(1作目は裏技としてコンティニューがあった)、所持金が半減し、アイテムも全ロストするものの、繰り返しのチャレンジでクリアを目指すことはできた。


また、1度目のゲームオーバー時には特殊なイベント(地獄ステージ)にチャレンジすることになり、これをクリアすれば、ゲームオーバー前の状態で復活することができた。

今回リリースされた『がんばれゴエモン大集合!』では、全タイトルで巻き戻しやクイックセーブ・ロードに対応し、遊びやすさが格段に向上している。1作目の真エンディングや、2作目のクリアもかなり楽になると思うので、ぜひプレイしてほしい。
