ポケモン30周年の歩んできた道筋をゲーム記者の視点で私見を交えながら綴っているコラムも、今回で14回目となります。
前回は『ブラック・ホワイト』の発売と15周年を迎えた2010年~2011年を振り返りました。
今回はポケモン史上初となる続編『ブラック2・ホワイト2』の発売された2012年と、“ニンテンドー3DS”へとプラットフォームを移す第6世代『X・Y』の発売された2013年の歴史を追っていきます。
前回は『ブラック・ホワイト』の発売と15周年を迎えた2010年~2011年を振り返りました。
今回はポケモン史上初となる続編『ブラック2・ホワイト2』の発売された2012年と、“ニンテンドー3DS”へとプラットフォームを移す第6世代『X・Y』の発売された2013年の歴史を追っていきます。

これまでの歴史を綴ってきたコラムのまとめページがありますので、併せてそちらもお読みいただき、ポケモンの歩んできた道筋を一緒に追体験してみてください。
索引
閉じる2012年の時代背景と『BW2』の発表
2012年。東日本大震災から1年経つこの年は、本格的な復興に向け日本全体が活性化しており、新たな時代のシンボルとして東京タワーに替わる電波塔、東京スカイツリーが5月に開業しています。
また、7月から開催されたロンドンオリンピックでは、日本におけるそれまでの史上最多となるメダル38個を獲得し、私たちに大きな活力を与えてくれました。
この年は、フィーチャーフォン(ガラケー)からスマートフォンへの乗り換えが急速に進んでおり、2月には『パズル&ドラゴンズ』(パズドラ)がサービスイン。爆発的なヒットとなり、日本における本格的なスマートフォンのソーシャルゲーム時代が幕を開けます。
コンシューマーゲーム機では、前年発売された“ニンテンドー3DS(以降3DS)”タイトルが軒並みチャートイン。“Wii U”の発売が年末に控えている“Wii”の勢力は数字を落とし、代わりに円熟期に入った“プレイステーション3”のタイトルが健闘しています。
2012年の1月20日。前年11月12日より開始されていたポケモン15周年記念企画“歴代ゲーム ポケモン総選挙”の結果が発表されました。
この人気投票は、歴代シリーズのパッケージを飾った15匹のポケモンから1位に選ばれたポケモンを、全国の対象店舗で『ブラック・ホワイト』にプレゼントするという企画で、みごと1位に輝いたポケモンは『エメラルド』のパッケージを飾った“レックウザ”でした。
ちなみに2位は“ピカチュウ”、そして3位は“レシラム”となっています。
2月15日。夏映画の正式タイトル『劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ』が発表され、幻のポケモンとして“ケルディオ”のビジュアルが公開されました。
このときは、しっかりと幻ポケモンと明言して紹介されましたが、タイプやとくせいなどの紹介にとどまり、フォルムチェンジすることは伏せられていました。
また、入手方法も不明のままでしたが、発表のタイミング的に特別前売り券での引き換えになるのだろうと予想がつきました。(実際に引換券での入手でした)
つづく2月26日。『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』が6月に発売されることが電撃発表されます。
この発表にはとても驚かされました。これまで世代ごとにシリーズのパワーアップ版となるタイトルがリリースされており、『ブラック・ホワイト』のパワーアップ版となるタイトルも当然出るだろうと大方の人は予想していました。
そのタイトルはどうなるかの予想や憶測が飛び交い、“グレー”になるのではないか? といった意見も見かけました。
自分的には“グレー”は印象がよくない……と感じており、“スケルトン”とか透明系で来るのでは?なんて勝手に予想していました。
そういった予想をいい意味で裏切り、まさかのナンバリング“2”……しかも2作同時発売です。
同日に立ち上がった公式サイトには“ブラックキュレム”と“ホワイトキュレム”のすがたが並んで公開され、その力には“ゼクロム”と“レシラム”が関係していることも判明します。
あまりにも突然で、あまりにも予想と違いすぎるその発表に、最初情報を目にしたときは“ポカーン”とさせられてしまい、その後出てくる情報とともにジワジワと期待と興奮が押し寄せて来たのを思い出します。
『ポケモン+ノブナガの野望』とメロエッタ
3月17日。ポケモンから派生するゲームとしては、異色でビッグなコラボとなる“ニンテンドーDS”タイトル『ポケモン+ノブナガの野望』が発売されます。
本作はコーエーテクモゲームスの人気シミュレーションゲーム『信長の野望』シリーズとのコラボ作品で、ブショー(いわゆる武将)リーダーとなり相性のいいポケモンと一緒に国盗り合戦をしながらエピソードを進めるゲームです。
物語の舞台は日本ではなく、ランセ地方というアルセウスのような形をした架空の土地となっており、メインストーリーはノブナガを倒すのが目的です。
本作に登場するポケモン全200匹集めや、ブショー全200人集めなどやり込み要素もあり、定評のあるゲームとのコラボ作品としてじっくりと遊べる良作に仕上がっています。
4月中旬。『ブラック2・ホワイト2』の発売日が6月23日になることが発表されます。舞台は『ブラック・ホワイト』から2年後のイッシュ地方とされており、中心地を囲むように凍ってしまっている全体マップイラストが公開。
スタートする街も『ブラック・ホワイト』には出てこなかった“ヒオウギシティ”ということが判明しました。
パワーアップ版ではなく続編として制作されているのがよく分かる内容で、新作への期待は増すばかりです。
5月になると、夏の映画で幻のポケモン“メロエッタ”がスクリーンから配信されることが発表されます。
“メロエッタ”は、9年ぶりに2本立てで同時上映される『メロエッタのキラキラリサイタル』のメインとなるポケモンとして紹介されており、この夏は幻系の新ポケモンが2匹も登場して入手できることに驚きました。
その発表からつづいて、『ブラック2・ホワイト2』発売直前1週前。“ケルディオ”が『ブラック2・ホワイト2』で“かくごのすがた”へと姿を変えることができることが判明。
同じく『ブラック2・ホワイト2』で“メロエッタ”を連れて“ヒウンシティ”にあるカフェに行くと、特別なミニゲームを遊ぶことができるようになることが発表され、映画とゲーム両方の期待が高まっていきます。
『BW2』発売と夏の映画2012
そして迎えた6月23日。ポケモンシリーズでは初となるナンバリングタイトル『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』が発売されました。
前述のとおり、2年後のイッシュ地方のストーリーが描かれており、前作からリンクする出来事が多く紡がれています。
新キャラも登場し、“ヒオウギシティ”や“サンギタウン”といった、新たな土地や道路も登場。
イッシュ図鑑は156匹から301匹へと倍近く増量され、過去のシリーズに登場した多くのポケモンが最初からフィールドに出現するようになりました。
そのほかシステム面などにも大小さまざまな改良点が加えられ、単なるパワーアップ版ではない前作からの続編として、シリーズでは欠かすことのできないタイトルです。
また、この6月23日には“3DS”ダウンロード専用タイトル『ポケモンARサーチャー』の配信が開始されています。(配信終了のため、現在は入手できません)
本作は、“3DS”のカメラやジャイロセンサー機能を使い、リアルと合成された画面で飛び回るポケモンを捕まえるシューティングタイプのゲームです。
捕まえたポケモンはドリームボールに入っており、とくせいが“隠れ特性(夢特性)”で『ブラック2・ホワイト2』へと送ることができます。
また、ゲームをやり込んでいくと“れいじゅうフォルム”の“ボルトロス”、“トルネロス”、“ランドロス”を捕まえることができるようになります。
この時点で、“れいじゅうフォルム”のこの3匹を入手するには『ポケモンARサーチャー』を使用する方法しかなく、そのために本作をプレイした方も多いのではないでしょうか。
7月14日。夏の映画第15作『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士 ケルディオ(同時上映『メロエッタのキラキラリサイタル』)』が公開。
夏の映画も15周年を迎え、その記念として9年ぶりの2本立て上映と、2匹の幻ポケモン配布プロモーションの投入で、週末興行成績では初登場2位(1位は『BRAVE HEARTS 海猿』)と好成績を記録しましたが、『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q』、『テルマエ・ロマエ』、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』など並みいる強豪の登場で、この年の年間興行成績は7位となっています。
また、映画より先行する形で、TVアニメ『ポケットモンスター ベストウィッシュ』は6月21日放送回から、『ブラック2・ホワイト2』の要素を盛り込んだ『シーズン2』へと移行しています。
この7月14日には、“3DS”ダウンロード専用タイトル『ポケモン全国図鑑Pro』の配信も開始されています。(配信終了のため、現在は入手できません)
このタイトルは、昨年(2011年)より配信された『ポケモン立体図鑑BW』の機能をパワーアップした完全版として配信され、『ブラック2・ホワイト2』までのポケモン649匹が収録されています。
こちらの登場により『ポケモン立体図鑑BW』の配信は終了。また、本作は11月16日よりiOS版も配信されていました。(サービスは終了しています)
前回のコラムでは『ポケモン立体図鑑BW』の紹介をしていますので、併せてご覧ください。
さらに、この7月中旬ごろより、アミューズメント施設を対象にしたキッズアミューズメントマシン『ポケモンバトリオ』シリーズから代替わりして、『ポケモントレッタ』の稼働が始まります。
『ポケモンバトリオ』の“パック”と呼ばれるコイン型の収集アイテムから、縦横4cmほどの“トレッタ”と呼ぶ正方形のプラスチック製のオリジナル収集アイテムへと変更され、新たな世代の子供たちの人気を獲得しました。
キッズアミューズメントマシンに関しては、2007年~2009年コラムの『ポケモンバトリオ』も併せてご参照ください。
3DSLL発売とゲノセクト
7月28日。“3DS”を大型にした“ニンテンドー3DSLL(以降3DSLL)”が新しく発売されます。
従来のモデルから画面の大きさが90%アップ(1.9倍)、バッテリーも大型になったため稼働時間が向上したモデルになりました。
つづく8月11日。“ケルディオ”、“メロエッタ”につづき、この年3匹目となる幻ポケモン“ゲノセクト”の配布が“ニンテンドーWi-Fiコネクション”を使って開始されます。
(対象は『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』。9月14日までの期間限定)
“ゲノセクト”は3億年前のカセキをプラズマ団が復元して改造したポケモンという紹介でした。
夏映画が上映される期間中に初登場の幻ポケモンが3匹も入手できたのは、あとにもさきにもこの年だけとなっており、2012年は幻ポケモン当たり年でもあります。
この年の11月。“3DSLL”の限定モデル、“ニンテンドー3DS LL リザードンエディション”の抽選販売受付が開始されています。(11月3日~26日の期間)
このエディションは、全国のポケモンセンターの店頭、または公式サイトで公開された申し込み用紙に記入して送付といったもので、当選者は指定した店舗での購入となりました。
11月23日。ポケモンの“3DS”専用パッケージタイトルでは初となる『ポケモン不思議のダンジョン ~マグナゲートと∞(むげんだい)迷宮~』が発売。(ダウンロード販売もありました)
本作は、従来の『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズと同じく、ローグライク(入るたびに地形が変わる)ゲームで、主人公とパートナーを“ピカチュウ”、“ツタージャ”、“ポカブ”、“ミジュマル”、“キバコ”から選ぶスタイルとなっています。
新要素として、カメラ機能を使って身の回りの丸いものを撮影するとダンジョンの入り口が見つかる“はっけん!マグナゲート”という要素が登場。
また、すれちがい通信で救助活動ができる機能や、近くのプレイヤーと遊べるマルチプレイ機能も導入されています。
12月8日。家庭用据え置きゲーム機“Wii”の後継機となる“Wii U”が発売。日本に先駆け北米では11月18日に販売されており、メキシコやブラジルなどで順次発売されてからのリリースでした。
液晶ディスプレイが搭載されたコントローラー“Wii U GamePad”が同梱されたユニークなゲーム機で、接続したTVとゲームパッドの2画面でのプレイ。
もしくは、“Wii U GamePad”の画面だけでのプレイもできました。(単体で外出先へ持ち出してプレイするといったことはできません)
『NEW スーパーマリオブラザーズU』など発売日と同時発売11タイトルが用意されましたが、その後につづく魅力的なタイトルが発売されるまでに時間を要したことなどの要因もあり、日本での販売台数が伸び悩み苦戦を強いられます。
こうして、第5世代の終わりとなる2012年は幕を閉じていきます。
『X・Y』発表! ニンフィアと謎のミュウツー
2013年はビッグニュースとともに幕を開けました。
1月8日に配信された“Pokémon Direct”において、当時の任天堂代表取締役社長・岩田聡氏からシリーズ最新作、第6世代のポケモン『ポケットモンスター X・Y』が大々的に発表されたのです。
これまでのポケモンシリーズの歴史とハードとともに歩んだ進化の過程が語られ、“3DS”に最新作が登場することを発表。
そして映像の公開……“ピカチュウ”が全世界の視聴者に挨拶をして、主人公らしきキャラと冒険の舞台がつぎつぎと映し出され、“ハリマロン”、“フォッコ”、“ケロマツ”が映像で初披露されました。
さらに、これまでとあきらかに違う“3DS”での立体的なバトルシーンやポケモンジムへとシーンが切り替わっていき、そして最後には……伝説のポケモンと思われる2匹のポケモンの姿(のちに“イベルタル”と“ゼルネアス”と判明)が……。
この発表と映像には感情が大きく揺さぶられ、鳥肌は立つし、うすら涙は出るし、シリーズ最新作を目にする喜びで胸がいっぱいになったのをよく覚えています。
発売日はこの年(2013年)10月を予定し、なんと全世界同時発売であることが伝えられます。
いまでは当たりまえとなっている世界同時発売ですが、このときがはじめてのことであり、ここから世界のプレイヤーと同じ日に同じ喜びと冒険を分かち合うことができるようになったのです。
つづく2月15日にはイーブイの新たな進化系“ニンフィア”が発表され、“???タイプ”とタイプが伏せられており、“フェアリータイプ”が登場することを知らないファンのあいだでは、いろいろな憶測が飛び交いました。
“ゴーストタイプ”説、“むしタイプ”説、“ドラゴンタイプ”説など有力視される意見もありましたが、どれもキメ手がなく(それはそうですよね…)、予想するのが楽しかった時期です。
3月下旬、夏の映画の特別前売り券の引き換えでは“ミュウツー”がもらえることが発表され、4月7日には“ミュウツー”の姿に似た、謎のポケモンとして“メガミュウツーY”(このときはメガシンカのことは発表されていません)のビジュアルが公開されます。
“ニンフィア”につづいて、さまざまな憶測が飛び交い、“ミュウスリー”なのではないか?といった意見も出ました。
4月20日には、夏の映画の最新予告映像が公開され、そこには“ミュウツー”がフォルムチェンジする映像が映し出されており、映画タイトルにあるように“ミュウツー”がなんらかの形で覚醒するのだろうとの予想に移り変わっていきました。
4月24日。“Wii U”のポケモンゲーム初タイトルとなる『ポケモンスクランブルU』がダウンロード専用で発売。
本作は、シンプル操作で群がるおもちゃのポケモンを蹴散らしながら気持ちよくステージを進むアクションゲーム『ポケモンスクランブル』シリーズの最新作で、『ブラック2・ホワイト2』までの649種類のおもちゃのポケモンが登場。
1,800円(税込)というお求めやすい価格で、本シリーズを遊んだことがない方には“Wii U”タイトルおすすめの1本でした。(配信終了のため、現在は入手できません)
前回の記事で“3DS”タイトルで発売されたシリーズ作品『スーパーポケモンスクランブル』を紹介していますので、ゲーム内容を併せてご覧ください。
5月15日。夏映画の予告編でフューチャリングされていた赤色のゲノセクト“色違いのゲノセクト”が上映中のスクリーンから配布されることが発表されました。
さらに、同日には『X・Y』のパッケージが公開。冒険の舞台はカロス地方と呼ばれ、全体ビジュアルとカロス地方の中心にある街“ミアレシティ”のイメージイラスト、そしてゲーム画面が紹介されています。
のちにカロス地方のモチーフはフランスだということが明言されますが、このとき紹介された“ミアレシティ”のイメージイラストはパリの街並みを連想させ、フランスがモデルだろうと多くの人が予想しました。
この“ミアレシティ”は『ポケモンレジェンズZ-A』の舞台として再登場し、昔を懐かしむ要素がいろいろな場所に散りばめられています。記憶にも新しく、思い入れのある街のひとつです。
また、この15日にはポケモンセンター15周年キャンペーンとして“ニンテンドー3DSLL イーブイエディション”の抽選販売の受付がはじまっています。
フェアリータイプとメガシンカの発表
6月11日。“ニンテンドーダイレクト@E3 2013”の配信で、ついに発売日が発表されポケモンバトルの歴史に激震が走ります。
そう……“ドラゴンタイプ”に“こうかばつぐん”のタイプ。“フェアリータイプ”の登場です。
1999年発売の『金・銀』に登場した“あく”、“はがね”以来のタイプ追加となり、これまでのバトル戦略を大きく変えることになるだろうと多くのプレイヤーが驚いた発表です。
“ニンフィア”が、その“フェアリータイプ”として発表され、なるほどそういうことか!と伏せられていたタイプの答えを知って、背中がゾクゾクしました。
また、“サーナイト”、“マリル”、“プリン”が“フェアリー”との複合タイプに新しく分類されることが発表され、これまでのポケモンのなかにも“フェアリータイプ”がいることが判明します。
このほかに野生での“群れバトル”や空中戦の“スカイバトル”などが紹介され、大きく移り変わるポケモンバトルに胸が躍ったのを思い出します。
気になる発売日は10月12日と発表されました。
7月13日。夏の映画第16作『劇場版 ポケットモンスター ベストウィッシュ「神速のゲノセクト ミュウツー覚醒」(同時上映「ピカチュウとイーブイ☆フレンズ」)』が公開。
本作で、劇場版シリーズの累計興行収入が700億円を突破したと話題になりましたが、前年の興行収入からは数字を落とす形となり、年間の興行収入では8位に留まる結果となっています。
この夏映画の上映期間中となる8月10日。映画に登場している“ミュウツー”のフォルムチェンジした姿は“メガシンカ”した姿ということが発表されます。
この“メガシンカ”とはバトル中だけに発生する進化ということで、“メガシンカ”したポケモンは能力がアップするだけでなく、タイプやとくせいまで変わってしまうものがいると紹介されました。
このとき“メガルカリオ”と“メガバシャーモ”の姿が公開され、“メガシンカ”には“メガストーン”と呼ぶ道具を使うことが明かされます。
“フェアリータイプ”の発表からつづいて、バトル関連の大きな発表で、これまで培って来たバトルの知識がどれだけ役に立つのか不安はあるものの、新しい感覚で遊べることへの期待のほうが大きかったです。
この8月10日には、昨年の夏より稼働しているキッズアミューズメントマシン『ポケモントレッタ』の“トレッタ”を“3DS”に読み込ませて情報やオリジナルバトルを体験できる、『ポケモントレッタラボforニンテンドー3DS』が発売されています。

8月25日。ポケモンセンター限定で“ニンテンドー3DSLL ピカチュウイエロー”が、全額前金制での予約を開始。
引き渡しは9月15日からで予約受付も9月14日までとされていましたが、予約開始から翌日には販売予定数に達しており、相変わらずのピカチュウ人気を垣間見ることになります。
『X・Y』と『ポケモンバンク』
9月4日。公開された“Pokémon Direct 2013.9.4”動画配信で、クラウド上に3000匹のポケモンを預けることができるツール、“3DS”ダウンロード専用ソフト『ポケモンバンク』が発表されます。
さらに『X・Y』の最新情報として、最初のパートナー“ハリマロン”、“フォッコ”、“ケロマツ”に加え、カントー御三家の“フシギダネ”、“ヒトカゲ”、“ゼニガメ”からも1匹選んで冒険に連れていけることが判明し、発売日の迫る『X・Y』への期待がさらに高まります。
(最初のジムリーダー戦のあと“ミアレシティ”でもらえます)
そして、10月12日。ついに第6世代のポケモンとなる『ポケットモンスター X・Y』がリリース。
新しく“3DS”へとプラットフォームを移し、初の世界同時発売、そして数々の新要素が生まれたタイトルです。
ポケモンの数も幻のポケモンを含めて721匹となり、前述の“フェアリータイプ”の追加、“メガシンカ”の導入、“群れバトル”、“スカイバトル”などのバトル系の新要素のほかに、ポケモンを育成するためのミニゲーム“スパトレ”、手持ちのポケモンとタッチ画面で触れ合う“ポケパルレ”が登場。
また、多くのグラフィックは3Dとなり、バトル中のポケモンもドット絵アニメーションから3Dアニメーションへと変更され、さらに立体視にも対応しました。
このほかに、主人公の名前やポケモンの名前(ニックネームも)が6文字まで対応になり、これまでより1文字多くなっています。
このとき、6文字で命名されたポケモンは“マフォクシー”、“ファイアロー”、“フラージェス”、“ニャオニクス”、“ディアンシー”、“ボルケニオン”の6匹です。
このように大小さまざまな新要素の導入や変更点があり、これまでの2Dグラフィック時代のシリーズから革新的かつ劇的な進化を遂げた作品となっています。
個人的には、この時期はファミ通のオンラインゲーム系(主にPCタイトル)に特化したニコ生公式番組(月4回金曜日生放送)『ファミ通コネクト!パーティー』のプロデュースとパーソナリティを担当していたこともあり、とても久しぶりに仕事の視点抜きでじっくりと遊んで楽しむことができた思い入れのあるタイトルです。
10月17日には、アニメも新シリーズ『ポケットモンスターXY』となり、サトシとピカチュウの新しい冒険がスタートしています。
この年の締めくくりとなる、12月25日。前述した、“3DS”ダウンロード専用ポケモンユーティリティ系ソフト『ポケモンバンク』(および『ポケムーバー』)の配信が開始されました。(現在、新規ダウンロードの配信サービスは終了しています)
『ポケモンバンク』は、クラウド上にポケモンを3000匹まで預けることのできるソフトで、ポケモンをソフト間で移動する際にも便利なツールです。
『ポケムーバー』は『ブラック・ホワイト』および『ブラック2・ホワイト2』から『ポケモンバンク』にポケモンを転送することができるソフトとしてリリースされました。
これにより、『ルビー・サファイア』以降のポケモンを、現在サービス中の『Pokémon HOME』へと連れてくることができるソフトとして、いまでも重宝されています。(2026年7月時点で『ポケモンバンク』のサービス継続は保証されていませんので、今後の動向を見守っています)
サービスイン当初はアクセスの集中などの要因で配信が一時ストップしていましたが、翌年(2014年)の1月22日には再開されています。
こうして、第6世代へと世代交代を果たしたポケモンの2013年は幕を閉じていくのでした……次回は『オメガルビー・アルファサファイア』が発売される2014年からの歴史になります。

※記事中の写真にあるグッズ類、本体、ゲームソフト類は私物撮影です
今後の更新情報、『ポケモン』やその他ゲームのことなど、SNS“X”アカウントにポストしています。ゲーム以外のお仕事や趣味のことなども雑多に呟いていますが、よろしければお気軽にフォローしてください。
市野ルギア プロフィール
“ファミ通”で雑誌やムック、音楽やWeb番組を作っていました。現在はフリーのミュージシャンで編集ライター。ポケモン歴は1996年2月『ポケットモンスター 赤・緑』の発売日から。“週刊ファミ通”、“ファミ通 ゲームキューブ+アドバンス”で『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』のライティングを担当。
“ファミ通WaveDVD”や“ファミ通コネクト!オン”など多くの雑誌に企画・編集・ライティングで携わってきました。
電撃オンラインでは、『ポケットモンスター ソード・シールド』より『ポケモン』シリーズのプレイレポートを不定期で連載しています。
また、ゲーム曲やそのアレンジ、ラジオやテレビの主題歌など手掛けています。歌から物語を創る自身の音楽ユニット「終末のバンギア。」をプロデュース中。
これまでの経歴などは“ポートフォリオ”ページをご用意しておりますので、そちらをご参照ください。
・“市野ルギア”ポートフォリオページ























