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【ポケモン30周年記念コラム】ポケモンと歩いた30年を振り返る(2010年-2011年)。映画先行のゾロアークと『ブラック・ホワイト』発売、映画『黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム』同時公開

文:終末のバンギア。/市野ルギア

公開日時:

 ポケモン30年の歴史をゲーム記者視点で綴っている記念コラムも、今回で13回目。これまで初代『赤・緑』の発売1996年~2009年までを振り返ってきました。

 今回のコラムでは、第5世代『ブラック・ホワイト』の発売された2010年と、初代発売から15周年となる2011年の歴史を追っていきます。


 あのときポケモンの歴史はなにが起きたのか……これまで綴ってきたコラムのまとめページがあります。

 今回のコラムがはじめての方は、ポケモンが歩んできたこれまでの歴史をぜひご一読いただき、一緒に追体験してみてください。

ポケモン30周年記念コラムまとめ
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2010年の時代背景と『ブラック・ホワイト』の発表


 2010年。ゲーム市場は2004年から続いてきた拡大傾向から前年比9割程度と数字的には若干落としています。

 これは翌年に発売を控える“ニンテンドー3DS”のこともあり、ゲーム機の主だった動きがなくハード市場の数字が落ちたためで、ソフト市場では少し数字は落とすものの前年と同水準の市場規模に収まっています。

 2010年のゲームソフト販売ランキングも変わらず“ニンテンドーDS”、また据え置き機では“Wii”の2大勢力のタイトルが軒並みチャートイン。

 そんななか、“PSP”タイトル『モンスターハンターポータブル3rd』が年間売上2位を記録したのが印象的でした。

 また、同じく『メタルギアソリッド ピースウォーカー』や『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』、『GOD EATER(ゴッドイーター)』といった“PSP”タイトルもTOP20入りを果たし、日本における携帯ゲーム機の人気が伺えます。

▲2010年好セールスを記録した“PSP”タイトル。(『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』は2011年1月20日発売の『ファイナル ミックス』のパッケージ写真です)

 フューチャーフォン(ガラケー)やスマートフォンのスペックが、これらのゲーム機に追いついていないこの時代は、学生や『ポケモン』ゲームボーイ世代で育った社会人にとって、携帯ゲーム機を持ち歩いて通勤時や外出先の空き時間で遊ぶのはあたりまえの日常でした。

 いまでは、電車でスマホをいじる姿がほぼ大半を占めており、“Switch”などゲーム機で遊んでいる姿を見かけるのは少なくなりましたが、このころは“ニンテンドーDS”や“PSP”で遊んでいる姿をよく見かけたものです。

 この年の日本では、前年(2009年)12月に公開された映画『アバター』がスマッシュヒットを飛ばし、その進化した3D技術と映像が話題となり家電市場では3D対応テレビが登場。3Dの新たな時代が到来します。

 子どもたちのあいだでは、日本の伝統玩具ベーゴマから発展させた“ベイブレード”(タカラトミー)の人気が2008年ごろより再び高まっている時期で、この年から国外での展開がはじまっています。

 また、ゲームでは『イナズマイレブン』(開発・発売、レベルファイブ)シリーズの人気が上がっており、夏には『イナズマイレブン3 世界への挑戦!! スパーク/ボンバー』が発売され好セールスを記録します。

 そんな2010年の1月下旬。『プラチナ』熱が冷めやらぬうちに、シリーズ最新作が“ニンテンドーDS”タイトルとして2010年内発売予定で開発中という情報が突如発表されます。

 2月には夏映画の正式タイトル『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク』を発表。

 “ゾロア”とその進化系となる“ゾロアーク”のビジュアルが公開され、開発中の最新作ゲームより先行してスクリーンに登場することが明らかになります。

 タイトルに“幻”の文字が含まれており、進化前と進化後が公開されていることで、伝説や幻系のポケモンがついに進化するかもしれないと一部憶測が飛び交いましたが、2005年夏映画『ミュウと波導の勇者ルカリオ』の“ルカリオ”の前例があるので、そのときと同じく特殊な新ポケモンだろうと予想しました。

 初出時の“ルカリオ”は『ダイヤモンド・パール』で“こうてつじま”にいるゲンからタマゴをもらい、そのタマゴを孵して“リオル”を入手。

 その“リオル”のなつき度を上げ朝~昼にレベルアップさせて“ルカリオ”に進化させて入手という手順が必要でした。

 3月6日。『ポケモンレンジャー』シリーズの3作目 “ニンテンドーDS”タイトル『ポケモンレンジャー 光の軌跡』が発売されます。

▲『ポケモンレンジャー 光の軌跡』パッケージとソフト、説明書、リーフレット類。

 これまでの2作と同様、“ニンテンドーDS”のタッチ画面でぐるぐるっとポケモンを囲って仲間にする“キャプチャ”システムは健在で、それぞれのポケモンで決められた形のサインをタッチ画面で描いて呼び出す“レンジャーサイン”システムが新しく登場しました。

 また、最大4人で協力して遊べる通信協力ミッションが追加され多人数プレイが可能になっています。

▲『ポケモンレンジャー 光の軌跡』ゲーム画面(DS二画面3枚並べています)。向かって右がデオキシスの“スペシャルスミッション”画面。※タイトル画面以外は当時の記事より抜粋した画像です

 発売後から2回に分けて4つの“スペシャルミッション”が “ニンテンドーWi-Fiコネクション(以降、Wi-Fiコネクション)”で配信され、そのミッションをクリアすると“デオキシス”、“マナフィのタマゴ”、“ヒードラン”、“シェイミ”を『ダイヤモンド・パール』『ハートゴールド・ソウルシルバー』『プラチナ』に送ることができました。

 この“スペシャルミッション”のなかで“デオキシス”を“キャプチャ”するミッション“デオキシスとナゾのしんでん”は、2人以上の通信協力ミッションが必要で、クリアしたときの残りタイムにより手に入るフォルムの種類が変わるというものでした。

 この“デオキシス”ミッションは、当時の週刊ファミ通の記事担当から集合がかかり、確か4人プレイ(3人だったかも)でそれぞれが4つのフォルムを入手するまでプレイするという耐久レースのようなプレイをしたのをよく覚えています。

 4月になると、ついに最新シリーズのタイトル『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』が発表され、発売時期も今秋と予告されます。

 その話題で盛り上がるなか、数日後には画面写真が公開。近代的な高層ビルが立体的に立ち並ぶ奥行きのあるフィールド画面の公開。

 “ゾロア”に攻撃する“ゾロアーク”のバトル画面も公開され、手持ちポケモンの後ろ姿が全身表示されるのが分かりました。

 それら第4世代から確実に進化している画面を見て、期待に胸が膨らんでいった時期です。

 4月17日には夏映画の特別前売り券が発売。このときの特別引換券でもらえたポケモンは、色違いの“エンテイ”、“ライコウ”、“スイクン”のうちいずれか1匹を選んで入手でした。

 また、映画館の上映中にスクリーンで配信されるポケモンは“セレビィ”ということもこの時期に発表されています。

 これらのポケモンには秘密が隠されているとのことでした。(のちに『ブラック・ホワイト』に連れて行くことで、“ゾロア”と“ゾロアーク”がゲーム内に出現し、捕獲できることが判明しました)

▲引換券でもらえた色違いの“エンテイ”、“ライコウ”、“スイクン” おや名はいずれも“クラウン”で“ID:06180”。スクリーンで配信された“セレビィ” はおや名“えいがかん”で“ID:07100”。すべてプレシャスボールに収まっています。

 つづく5月には、主人公のビジュアルと最初の3匹、“ツタージャ”、“ポカブ”、“ミジュマル”が公開され、さらに、物語の舞台はイッシュ地方と呼ばれることを発表。その中心的な街“ヒウンシティ”のイラストと画面写真が公開されました。

 このとき、カントーやジョウト地方から遠く遠く離れた土地と紹介されており、その街並みなどの風貌からモデルとなる土地が日本から離れ海外へと飛び出すことにとても驚いたのを覚えています。(のちにモデルとなる土地はニューヨークということが明言されています)

 そして、5月も終わるころにはパッケージが公開となり、発売も秋から9月予定へと絞り込まれていきます。

 6月に入ると、夏の映画に登場するキャラクター“グーン”が使用するポケモンと銘打って“グーンのハッサム”が、“Wi-Fiコネクション”で受け取ることができるキャンペーンが6月18日~7月14日までの期間限定で実施されました。

 このころは、自宅に無線LANを導入することが一般的になりはじめており、また、高価な無線LANの環境を整えなくても、インターネットに接続したパソコンのUSBに刺して使える“ニンテンドーWi-Fi USBコネクタ”を使えば、自宅で受け取ることができました。

 いまではあたりまえのことですが、家に居ながらお手軽にポケモンを受け取ることができるこのサービスは当時としては画期的でして、「本当に便利になったものだ……」としみじみ感じたものです。

 映画に出てくるキャラクターが使用する特別なポケモンが、映画に先駆けて配布されるのはこれがはじめてで、面白いプロモーションだと感じました。

 そのポケモンとキャラクターの活躍ぶりをあとで映画を観て知ることになるのは、新鮮な感覚だったのを記憶しています。

 この6月の終わりには、ついに発売日が9月18日と発表されたのでした。

2010年下期。夏の映画と『ブラック・ホワイト』発売


 7月10日。夏の映画13作目となる『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 幻影の覇者ゾロアーク』が公開。

▲『幻影の覇者ゾロアーク』のパンフレットと入場特典のゾロア&ゾロアークフィギュア。セルDVDとその付録メッセージパッド。

 一連のプロモーションが功を奏し4年連続で特別前売り券の販売数が200万枚を超えることになり、興行収入も41.6億円を記録しますが、この年はジブリ作品の『借りぐらしのアリエッティ』や『ワンピース フィルム ストロングワールド』、『踊る大走査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ』など強力なタイトルが並んだため邦画年間売り上げは5位に留まる結果となっています。

 7月15日。映画の公開記念として“サトシのピカチュウ”が“Wi-Fiコネクション”を介して期間限定(8月10日まで)で配信されます。この“サトシ”とは、アニメの主人公“サトシ”のことであり、配信される“ピカチュウ”は、その”サトシ“の相棒の”ピカチュウ“ということです。

▲このときの“サトシのピカチュウ”は、Lv50でこの頃のアニメのピカチュウが使っていたものと同じわざを覚えています。プレシャスボール入り。IDは07150、おや名はもちろん“サトシ”。

 6月の“グーンのハッサム”につづき、アニメからの特別なポケモンの登場になります。それも“サトシのピカチュウ”ということですから、この配布はアニメファンの私にとっても嬉しい出来事でした。

 これ以降“サトシのピカチュウ”はIDや覚えているわざなどを変えながら世代ごとに配信されています。

 7月26日には『ブラック・ホワイト』の最新情報として、幻のポケモン“ビクティニ”の情報が公開されました。図鑑No.000(イッシュ図鑑で)を持つポケモンとして紹介され、ソフト発売日から1ヶ月間“Wi-Fiコネクション”で配信される“リバティチケット”を持っていると出会えることが発表されます。

 9月9日。アニメ『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』が最終回を迎えます。サトシとピカチュウは、2006年9月より冒険をともにしたヒカリと別れをつげ、そして1997年最初のシリーズより一緒に旅をつづけたタケシとも別れをつげることになります。

 ヒカリはトップコーディネーターに、タケシはポケモンブリーダー改めポケモンドクターになる目標へとそれぞれ進むことになります。ヒカリのポッチャマが別れをずいぶん惜しむ姿がとても愛らしく、寂しくも心温まる最終回になっています。

 そしてついに。9月18日、新たにポケモンの第5世代となる『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』がリリースされます。

▲『ブラック・ホワイト』日本版パッケージとソフト、説明書と付属リーフレット類。このときは『ブラック』の北米版も購入して、英語図鑑集めもやりました。(向かって右が北米版と付属物)

 これまで、“ゲームボーイ”、“ゲームボーイカラー”、“ゲームボーイアドバンス”、“ニンテンドーDS”とハードが移り替わるごとにシリーズの世代を重ねて来ましたが、本作は第4世代から続投して“ニンテンドーDS”専用タイトルとしての登場でした。

 前述したように、カントー、ジョウト、ホウエン、シンオウと日本をモデルにした地方から離れ、新しく北米のニューヨークがモデルとなるイッシュ地方での旅立ちとなります。

▲『ブラック・ホワイト』ゲーム画面(DS二画面3枚並べています)。タイトル画面と奥行きのあるヒウンシティ。

 季節の導入、ダブルバトルをさらに発展させたトリプルバトル、ローテーションバトルなどの新たなバトルシステム。ハイリンク、ライブキャスター、ゲームシンク、Webと連動する“ポケモングローバルリンク”など進化した通信機能の数々。

 奥行きのある立体的なフィールドや、カメラワークを伴った立体感あるバトルシーンなど飛躍的に進化を遂げたゲーム画面に加え、日本語設定の漢字導入など、初期の世代を遊び大人へと育ったプレイヤーに向けた配慮も多く盛り込まれ、子供から大人まで幅広い層をターゲットにした作品へと昇華しました。

 ポケモンも新たに156種類が加わり、649種類となりました。(※当初は伏せられていた“ケルディオ”、“メロエッタ”、“ゲノセクト”の3匹も数に加えています)また、とくせいに“隠れ特性(俗称、夢特性)”が加わり、わざマシンが使い放題になったのはこの世代からです。

 このとき登場した“ポケモングローバルリンク”はWebページと連動して世界中のトレーナーとやり取りできるシステムで、サービス開始直後は非常に多くの人がアクセスしたため障害が発生しました。復旧までしばらく利用できない状況がつづいたのをよく覚えています。10月より順次サービスが再開されました。(現在はサービス終了しています)

 また、9月23日よりアニメも『ポケットモンスター ベストウィッシュ』としてイッシュ地方でのサトシとピカチュウの新しい冒険がはじまっています。

 11月20日。
“ニンテンドーDSi”の“レシラム・ゼクロムエディション”<ブラック>と<ホワイト>の2種類がそれぞれのソフトとセットで販売。このモデルは、これまでのポケモンセンターでの販売や“ポケモンだいすきクラブ”の抽選予約販売の限定モデルと違い、量販店、一般小売店(ポケモンセンター含む)での数量限定販売となっています。

 こうして、第5世代へと突入したポケモンの2010年は幕を閉じていきます。

2011年 2作品同時公開の夏映画と派生タイトル


 2011年は、3月11日に起きた東日本大震災を受ける形で30年史のなかでも少し静かな年になっています。

 この年の2月26日。前年の3月に存在が明らかになり、6月にロサンゼルスで開催された“E3(エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ)”で詳細が発表された“ニンテンドーDS”の後継機“ニンテンドー3DS”が発売されました。

 裸眼で立体視できる画面というものが、どういったことなのか体験するまで想像が付かなかったのですが、「奥へ立体的に広がって見えるのか!」と、“画面が飛び出る!”的なキャッチを刷り込まれた世代にとっては目からウロコでした。

 またこの2月には、すでに発表されていた夏の映画『ビクティニと黒き英雄ゼクロム』と同時に『ビクティニと白き英雄レシラム』が製作されており、同時上映ではなく前代未聞の2作品同時公開ということが発表されています。

 4月21日。ポケモンの派生ゲームでは毛色の変わったタイプ、“ニンテンドーDS”タイトル『バトル&ゲット!ポケモンタイピングDS』が発売。

▲『バトル&ゲット!ポケモンタイピングDS』パッケージとソフト、付属キーボード(<クロ>)。説明書は広げると大きなローマ字表になります。

 このタイトルはポケモンを題材にしたタイピング学習ゲームで、Bluetooth接続の“ニンテンドーワイヤレスキーボード”<シロ>(白)が同梱されて発売されました。また、その後<クロ>(黒)のキーボードが同梱されたパッケージも発売されています。(ゲーム内容に差異はありません)

 ゲームの開発は『ピカチュウげんきでちゅう』や『ポケモンコロシアム』などで定評のある“ジニアスソノリティ”が担当。やり込み要素もありアクション性も高く、クオリティの高いタイピングゲームとして仕上がっています。

 6月17日。ポケモン初の“ニンテンドー3DS”タイトルで、初のダウンロード専用ソフトとなる『ポケモン立体図鑑BW』の無料配信が開始されます。

▲『ポケモン立体図鑑BW』はポケモン初の“3DS”ダウンロード専用タイトル。以降ダウンロード専用のタイトルも数多く配信されました。

 本作は『ブラック・ホワイト』で新しく登場したポケモンを立体視で360度鑑賞したり、情報などを調べたりできるようなユーティリティソフトです。

▲ゲーム画面(3DS二画面2枚並べています)。ポケモン初の立体視できる図鑑です。※当時の記事より抜粋した画像です。

 最初は16匹のデータしか見ることができませんでしたが、その後“いつの間に通信”での配信や、“ポケモンARマーカー”と呼ぶ“QRコード”のようなマーカーが掲載された冊子などの配布により図鑑を増やすことができました。(『ブラック・ホワイト』の図鑑データとは連動しません)

 そして、7月16日。夏の映画第14作『劇場版ポケットモンスター ベストウィッシュ ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム』が公開されます。

▲映画としては異例の2作品同時公開『ビクティニと黒き英雄ゼクロム/白き英雄レシラム』パンフレットと2枚組セルDVD(向かって左は収納ボックス)。セルDVDにはそれぞれの違いを比較するリーフレットが付属しています。

 新シーズン『ベストウィッシュ』となったアニメからは初の映画作品となり、前述した前例のない2作品同時公開ということで前作より興行収入が増え43.3億円を突破。この年の邦画年間興行収入ランキングでは2位を記録します(1位はジブリ作品の『コクリコ坂から』で44.6億円)。

 この2作品同時公開とはどういうことか解説しておきますと、基本的に映画のストーリーは同じです、ですが主役となる伝説ポケモンが『黒き英雄』ではゼクロム、『白き英雄』ではレシラムになっています。そのためセリフやストーリーのカギを握るアイテムなどがそれぞれで変わってきます。

 また、前年の“グーンのハッサム”ように事前に映画に登場するポケモン、“カリータのサザンドラ”(色違い。『ブラック』で入手)と“ジャンタのゴルーグ”(色違い。『ホワイト』で入手)が“Wi-Fiコネクション”を介して配布されていました。

 これらのポケモンは『黒き英雄』では“サザンドラ”が色違いで登場、『白い英雄』では“ゴルーグ”が色違いで登場します。

 ちなみにこの年の特別前売り券で配布されたポケモンは特別なわざ“Vジェネレート”を覚えた“ビクティニ”(おや名:アイント、ID:04161)で、上映中のスクリーンで配布されたのは“ゼクロム”(おや名:サトシ、ID:07161、受け取りは『ブラック』のみ)と“レシラム”(おや名:サトシ、ID:07161、受け取りは『ホワイト』のみ)でした。

 つづく8月11日。“ニンテンドー3DS”のパッケージソフトとしては初となる『スーパーポケモンスクランブル』が発売。

▲『スーパーポケモンスクランブル』パッケージとソフト、説明書。

 このタイトルは2009年にダウンロード専用“Wiiウェア”ソフトとして発売された『乱戦!ポケモンスクランブル』の続編となっており、おもちゃの世界の“ふしぎなネジ”で動くおもちゃのポケモンで遊ぶ世界観の作品です。

 基本的に、可愛くデフォルメされたおもちゃのポケモンを操作するアクションゲームとなっており、スライドパットで動き回りながらA、Bボタンで技を繰り出して攻撃。シンプル操作アクションで、群がってくるほかのおもちゃのポケモンを蹴散らしながら進むのが楽しいゲームです。

 倒したおもちゃのポケモンは、コイン(ポイント)や新たなおもちゃとしてその場に残るので、それらを回収しながら進みます。基本的に自キャラにはレベルが無いので、回収したより強いおもちゃと交代しながらステージを進んでいくようなスタイルになっています。

▲ゲーム画面。(3DS上画面を4枚並べています)可愛くデフォルメされたおもちゃのポケモンを集めるのが楽しいゲームです。※当時の記事より抜粋した画像です。

 『ポケモンスクランブル』シリーズはシンプルに遊べる良作のゲームで、本作は『ブラック・ホワイト』までの646種類のおもちゃのポケモンが登場。それらを集めるコレクション要素もあり、おすすめのシリーズです。

 11月12日。“Wii”タイトル『ポケパーク2~Beyond the World』が発売。2009年12月に発売された『ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~』の続編となる作品です。

▲『ポケパーク2~Beyond the World』パッケージとソフト(撮影用に別ケースに入れてあります)、説明書と付属リーフレット類

 基本的なシステムなどは前作を引き継いだアクションアドベンチャーゲームで、このゲームプレイの要となるアトラクションは一新されています。

 フィールド上で操作するキャラクターが“ピカチュウ”だけでなく、“ミジュマル”、“ツタージャ”、“ポカブ”の4匹になり、状況により切り替えて遊びます。

▲ゲーム画面(4枚並べています)。“ピカチュウ”は4匹のなかでも一番バランスが取れています。“ミジュマル”は水場を泳いで移動が可能。※当時の記事より抜粋した画像です。

 また、前作と同様にポケモンはアニメと同じボイスとなっており、前作ではアトラクションで友だちポケモンを使用することができたのに対し、本作ではバトル中の手助けや、トレーニングなど冒険の力を貸してくれるポケモンになっています。

 こちら、前回のコラムで紹介している『ポケパークWii ~ピカチュウの大冒険~』の項目も併せて参考にしてみてください。


 この11月12日より12月25日までの期間、初代『赤・緑』発売(1996年2月27日)から15周年を記念した“歴代ゲーム ポケモン総選挙”の投票がはじまりました。

 これは、これまでのシリーズパッケージを飾った15匹のポケモンのうち1位となったポケモンが対象店舗で『ブラック・ホワイト』にプレゼントされるといったキャンペーンで、ノミネートされたポケモンは下記です。

  • リザードン『赤』
  • フシギバナ『緑』
  • カメックス『青』
  • ピカチュウ『ピカチュウ』
  • ホウオウ『金』
  • ルギア『銀』
  • スイクン『クリスタルバージョン』
  • グラードン『ルビー』
  • カイオーガ『サファイア』
  • レックウザ『エメラルド』
  • ディアルガ『ダイヤモンド』
  • パルキア『パール』
  • ギラティナ『プラチナ』
  • レシラム『ブラック』
  • ゼクロム『ホワイト』
▲15周年企画として歴代パッケージを飾るポケモンの人気投票が行われました。

 投票は対象店舗に設置された投票ボックスに専用の投票券で投票する方法が取られ、結果発表は年明けに発表となります。

 初代『赤・緑』から15年が経過して第5世代となったポケモンの2011年は、こうして幕を閉じていくのでした……次回、衝撃的なシリーズ初ナンバリング『ブラック2・ホワイト2』が発売される2012年へと続きます。

※記事中の写真にあるグッズ類、本体、ゲームソフト類は私物撮影です

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市野ルギア プロフィール


 “ファミ通”で雑誌やムック、音楽やWeb番組を作っていました。現在はフリーのミュージシャンで編集ライター。ポケモン歴は1996年2月『ポケットモンスター 赤・緑』の発売日から。“週刊ファミ通”、“ファミ通 ゲームキューブ+アドバンス”で『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』のライティングを担当。

 “ファミ通WaveDVD”や“ファミ通コネクト!オン”など多くの雑誌に企画・編集・ライティングで携わってきました。

 電撃オンラインでは、『ポケットモンスター ソード・シールド』より『ポケモン』シリーズのプレイレポートを不定期で連載しています。

 また、ゲーム曲やそのアレンジ、ラジオやテレビの主題歌など手掛けています。歌から物語を創る自身の音楽ユニット「終末のバンギア。」をプロデュース中。

 これまでの経歴などは“ポートフォリオ”ページをご用意しておりますので、そちらをご参照ください。

“市野ルギア”ポートフォリオページ

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担当者プロフィール

  • 終末のバンギア。/市野ルギア

    終末のバンギア。/市野ルギア

    「『ポケモン』歴は最初から、ゲーム音楽も作れちゃうギタリストライター」 ゲーム歴45年超えのエルダーゲーマーなミュージシャン編集ライター。2001年全国誌のペット雑誌で連載コラムデビュー。 「ファミ通」「電撃」2大ゲームメディアで数々の記事や企画を担当。ニコ生公式生放送ゲーム番組の企画とMCを2年務め、FMラジオ番組のパーソナリティーなどの経験も持つ。またミュージシャンとしての経歴も長く、ゲーム音楽の制作なども手掛けている。 ゲーセンの『インベーダーゲーム』が初ゲーム。『FFXI』の有名プレイヤーとして名を馳せ、週刊ファミ通でゲームライターデビュー。攻略班に所属し数々のタイトルを担当。『ポケモン ファイアレッド・リーフグリーン』が初仕事。初オンラインゲームは『ウルティマオンライン』で、廃プレイを経験。『バイオハザード』などのホラー系や、ちくちくと根気のいる集めゲーがわりと好物。いまのところ『ポケモン』シリーズはライフワークとなっている。

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