ゲーミングPCは、可処分所得さえ許せば極力高価なものを買うべきかもしれません。特に大画面モニターを使って迫力に満ちたゲーム体験をしたいと考えるなら、高FPSを安定的に出せるゲーミングPCが必要不可欠。強力なCPUとグラフィックボード、そして冷却機構がなくてはいけません。
今回、筆者はSTORMのゲーミングデスクトップPC『幻界2』をお借りして、それを試遊する機会に恵まれました。筆者は普段、ゲーミングノートPCを使っていますが、より高パフォーマンスを発揮するゲーミングデスクトップPCを使うことで、ゲーム体験がどのように変わるのか? そのあたりを中心に検証してみたいと思います。
今回、筆者はSTORMのゲーミングデスクトップPC『幻界2』をお借りして、それを試遊する機会に恵まれました。筆者は普段、ゲーミングノートPCを使っていますが、より高パフォーマンスを発揮するゲーミングデスクトップPCを使うことで、ゲーム体験がどのように変わるのか? そのあたりを中心に検証してみたいと思います。
『GK2-98X3D58』の主なスペックと仕様
我が家に『幻界2』がやって来ました。
型番は『GK2-98X3D58』で、ホワイトのカラーリングの水冷方式タイプです。『幻界2』にはCPUとグラフィックボードの組み合わせ、そして冷却方式が異なる複数種類が存在しますが、筆者が借りた製品の仕様は以下の通り。
CPU:Ryzen7 9800X3D
メモリ:DDR5 32GB(16GB×2)
グラフィック:RTX 5080 16GB
ストレージ:NVMeSSD 1TB
無線LAN/Bluetooth対応マザーボード
Windows11 Home 64bit
LCDスクリーン搭載
マザーボード:B840M(背面コネクタ仕様) WIFI、Bluetooth機能搭載
背面(リア)入出力ポート:USB 10Gbps Type-Ax2 USB 5Gbps Type-Ax2 USB 2.0x4 USB 10Gbps Type-Cx1
ケースサイズ:幅235×奥行460×高さ490mm
前面(フロント)入出力ポート:2 x USB (Type-A) 1 x USB (Type-C) 1xAudio-Out / Mic-in 1xLED Switch Button 1xPower Button
『3DMark』でベンチマークテスト
早速電源を入れてみましょう。
『GK2-98X3D58』のケース内部には縦長の12.3インチLCDスクリーンが搭載され、ここに時刻やCPU温度が表示されます。専用ソフトを使えば好みの画像や動画を再生できるので、自分好みにカスタマイズできます。
モニター以外の部分でCPU温度を常時モニタリングしてくれる機能は長時間のゲーミングでは欠かせません。


ゲーミングPCのパフォーマンステストは、プレイヤーの体感も重要な指針ですが、数値として表すならベンチマークテストが最適。そこで今回は『3DMark』に収録されているテストの1つ『Steel Nomad』を使用してみたいと思います。

スコアは8,363と算出されました。これはRTX 5080搭載機の平均的スコアではないでしょうか。なお、この性能は画面設定を1440P Ultraにして『GTA5』をプレイした場合、185を超えるFPSを安定的に発揮できるとのこと。一般家庭でのゲーミングには十分過ぎるパフォーマンスと言えます。
そういえば、このベンチマークテストの最中は当然PCは最大限の性能を発揮しているわけですが、ケース内部のファンの音はあまり気にならないレベルでした。静音性の面でも文句なしの合格点と言ってもいいかもしれません。
天板を容易に取り外せる!
「ゲーミングPCはメンテナンスが面倒」という声があります。
確かに、いくつもファンが搭載されているPCは使っているとどうしても埃が蓄積されていきます。定期的なクリーニングは欠かせませんが、その前に日頃からのちょっとしたケアも必要です。
そうした意味で、筆者が『幻界2』に対して「なかなか細かいところまで設計されている」と感じた部分があります。それは、ケースの天板部分を簡単に取り外せるという点。
ドライバー不要で回せるネジ2本で留められていて、埃が気になった時はそれを外して清掃に取り掛かることができます。非常に地味な要素ですが、メーカーのある種の気概が見て取れます。
ただ、HDMI端子の接続口が一目では分かりづらく、ここをもう少し工夫してくれたら……とも思います。
『ドラゴンズドグマ2』をプレイ!
ところで、筆者はカプコンの『ドラゴンズドグマ2』をたまにプレイしています。今回の『幻界2』試遊でも、Steamから『ドラゴンズドグマ2』をダウンロードして、いろいろといじっていきたいと思います。

オープンワールドアクションRPGの『ドラゴンズドグマ2』は、「空からドラゴンや魔物が飛来する」という出来事に頻繁に襲われます。どこまでも広がる大空からの襲撃です。ちょっと前までは小さな点のようだったグリフォンが、いつの間にか大地を揺らしながら仲間を蹴散らしていく――という描写が画面いっぱいに繰り広げられます。
これを低スペックのゲーミングPCでプレイすると、ごくたまに動きが詰まってしまったりします。特に、『ドラゴンズドグマ2』はNPCの多い街中でプロセッサーに大きな負荷がかかるという報告も。

しかし、『GK2-98X3D58』であれば長時間のプレイもかなりの余裕が見受けられ、CPU温度のスクリーン表示も相まって安心してコントローラーを操作することができます。
筆者はこの製品で、『ドラゴンズドグマ2』の「神の守り人」攻略に臨むことができました。巨人タロスをポーンもNPCも一緒になって討伐する、この作品最大の見せ場とも言えるシナリオです。これぞライターの役得!
そんな『幻界2』の価格は、最も安い部品構成の製品で27万9,800円。今回レビューした『GK2-98X3D58』は、増設のリクエストがなければ58万9,800円で提供されています。
今回、筆者は試遊にのめり込んでしまったせいで、肝心の記事執筆が遅れてしまいました。「脱エントリースペック」を目指す上での目標地点として、そしてより高品質のゲーム体験を実現させる上で『GK2-98X3D58』は極めて重要な意味合いを帯びた製品と言えます。