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【ランモバ5周年】聖剣と魔剣をめぐる物語の第3部までのあらすじを紹介。オリジナル版『V』までのストーリーも追体験できるのが最高【ラングリッサーモバイル】

文:電撃オンライン

公開日時:

 1991年に誕生したシミュレーションRPG『ラングリッサー』シリーズ。ZLONGAMEが配信するシリーズ初のスマートフォン向けタイトル『ラングリッサーモバイル』(ランモバ)が2024年4月で5周年を迎えました。

 本作のメインストーリーは、シリーズのキャラクターも登場しますが、オリジナルキャラクターのマシュー、アメルダ、グニルという3人を中心とした物語。聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザードを中心としたシリーズの続編です。そして、メインストーリーの進行度によって解放される“時空の裂け目”というコンテンツでは、シリーズ作品のストーリーをダイジェストで体験可能。

 そこで、本記事では『ランモバ』でプレイできるストーリーを紹介します。

※本記事はZLONGAMEの提供でお送りします。[IMAGE]

聖剣ラングリッサーを蘇らせた少年たちの物語【ラングリッサーモバイル】

第1部


 メインストーリーは5周年までに第3部までが完結しています。第1部から第3部までにエルサリア、イェレス、ガルパイスといった大陸を渡り歩く壮大な物語はまさに『ラングリッサー』シリーズならでは。

 第1部では、エルサリア大陸で混沌の神カオスを復活させようともくろむ闇の皇子ボーゼルの野望を阻止するため、マシューたちが聖剣ラングリッサーを再び鋳造し、闇の軍勢に立ち向かう姿が描かれます。ナンバリングされていなかったり、モバイルという配信形態だったり、それまでのシリーズと異なる部分も多いですが、聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザードが登場する正統続編と言えます。

 物語の中心であるマシュー、アメルダ、グニルはドワル村に住んでいました。16歳の成人の日にアメルダが帝国から狙われたことをきっかけに放浪することになった3人は女神ルシリスの啓示を受けて、聖剣ラングリッサーの鋳造を目指します。

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 歴代シリーズにも登場したボーゼルが第一部の黒幕。魔剣アルハザードの復活、そしてカオスを降臨させるために、シベリル帝国の司祭として影から帝国を操り、各地で戦乱を起こします。

 マシューたちは、聖剣ラングリッサーの鋳造と同時にカオス復活を阻止するためにエルサリア大陸を回り、時空の狭間から現れる過去シリーズの英雄たちの力を借りてボーゼルを倒すために奮闘します。

 マシューの運命を変えた魔族の少女ゼルダとの出会いと別れは、この先続く第3部までの物語の核となっていきました。

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第2部


 第二部では『ラングリッサーⅣ』の物語の後、英雄たちとイェレス大陸が辿った運命も描かれ、マシューの秘密も明らかとなりました。

 ボーゼルを倒し、エルサリア大陸に平和をもたらしたマシューたち剣鋳軍。その平和を永久のものとするための仕上げとして聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザードの封印を行おうとしたとき、赤い彗星がエルサリア大陸の西、イェレス大陸に落ちます。

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 時を同じくして赤い月“クリムゾ”と青き月“ペイリア”も出現。不吉な予兆への対抗手段として、聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザードの封印を中断し、マシューたちはイェレス大陸に渡ります。

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 『ラングリッサーV』で月に持ち去られていた魔剣アルハザードがレインフォルスによってイェレス大陸に持ち込まれ、2本の魔剣アルハザードが同時に存在する状態に。魔剣アルハザードを持つ者同士の戦いでは、マシューの持つ魔剣アルハザードが砕かれてしまいます。

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 さらに過去シリーズに登場したギザロフが復活し、魔剣アルハザードを手に入れて、神を超越するという目的を達成しました。そして、すべての生物を絶滅させて新たな世界を創造するために動き出しますが、その野望はマシューたちによって阻止されます。

 しかし、強大な敵に対抗する力を求めたマシューの決断が、最大の敵・ヴェダムを生み出す結果ともなってしまいました。

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第3部


 ギザロフを倒し、平和を取り戻したイェレス大陸でしたが、まだ問題が残っていました。それはギザロフによって大陸中に広まった水晶病の解決方法がないことです。ただ、解決方法はなくとも、これ以上広まることはなくなり、戦渦に巻き込まれたイェレス大陸は復興の道を歩き始めました。
 
 それでも、水晶病の原因が墜落した空宙戦艦の魔動炉ということで、月の民に関係するクリムゾランダーたちは追放されて、新たな居住地として選んだのがガルパイス大陸になります。

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 マシューたちは、復興中のイェレス大陸でマクレーンの妹マリアンデールの記憶が宿ったマナの欠片を発見。時を同じくして、ヴェダムが混沌の欠片を集めていることを知ります。そして剣鋳軍は、ウェルナーやマリアンデールの消息を追うマクレーンとともに魔剣アルハザードを奪ったヴェダムを追ってガルパイス大陸へ。そこで、追放された月の民が作りあげた星艦城や方舟エリュシオンの存在を知ります。

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 さらに、ガルパイス大陸では、繁栄の要因でもあるマナが枯渇しかかっていました。大陸に存在する4つの国は、それぞれの思惑を持ってマナの復活やマナを使用せずに生き抜く方法を探しており、それによって生じたマナを巡る戦いにマシューたちは巻き込まれていきます。

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 マシューと同じ姿をしているヴェダムを追う道中では、第1部でボーゼルが魔剣アルハザード復活のために用意した“アルハザードの器”であるゼルダと再会。

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 マシューを取り込もうとするヴェダムにとって、自らの中にあるゼルダの魂は不要なもの。そこで、マシューをおびき出すエサとしてゼルダの魂を使います。

 ようやく再会できたマシューとゼルダでしたが、ゼルダはすべての記憶をなくして魔剣アルハザードの化身となっており、戦わざるを得ない悲しい運命が待ち受けていました。

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 それでも幾度の戦いを経てマシューとゼルダは手を取り合えました。

 月の民が作りあげた星艦城や方舟エリュシオン、マナを巡る国同士の戦い、ガルパイス大陸で出会えたウェルナーやマリアンデールたち。さまざまな思惑が重なるなか、マシューはともに進んできた仲間たちともにカオスと一体になったヴェダムに最後の決戦を挑みます。

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ナンバリング5作品のストーリーを追体験【ラングリッサーモバイル】


 本作でプレイできるのは、『ラングリッサー』、『ラングリッサーII』、『ラングリッサーIII』、『ラングリッサーIV』、『ラングリッサーV』のシリーズ5作品のストーリー。それぞれメインストーリーの進行によって解放されるようになっています。

 ただし、解放される順番はナンバリング順ではなく、『ラングリッサーII』、『ラングリッサー』、その後はナンバリング順になっています。

『ラングリッサー』

 
 『ランモバ』内では、手にしたものに無限の力を与えるといわれる秘剣“ラングリッサー”を狙って、ダルシス帝国皇帝ディゴスがバルディア王国に侵攻してきたところから開始。

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 バルディアの王子レディンは、奪われてしまった秘剣“ラングリッサー”を取り戻すため、女戦士ナームやシスターのクリスたちと共にダルシス帝国、そして闇の軍勢に立ち向かいます。バルディア城奪還の戦い、皇帝ディゴスとの死闘、復活したボーゼルとの最終決戦などが前編、中編、後編の3部で描かれました。

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『ラングリッサーII』


 本作に収録されているのは『ラングリッサーII』のリメイク作品『デア・ラングリッサー』の物語。リメイクに当たってマルチシナリオが採用されており、選択によっていくつかのルートに分岐するうちの“光輝”ルートと“帝国軍”ルートがプレイ可能です。

 リメイク前の『ラングリッサーII』は帝国や闇の軍勢と戦いが描かれる“光輝”ルートのみで、分岐するまでのエルウィン、ヘイン、リアナの出会いから始まる共通のシナリオはこちらで描かれています。

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 それとは反対に“帝国軍”ルートは、帝国に所属して武力による大陸統一を目指す物語。描かれるのは帝国に協力するようになってからとなっています。物語が違うのはもちろん、ルートによって敵や味方になるキャラにも違いが。

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 “光輝”ルートは前編、中編、後編の3部、“帝国軍”ルートは前編、後編の2部構成となっています。

『ラングリッサーIII』


 前編、中編、後編、最終編の4部構成で描かれる 『ラングリッサーIII』は、シリーズのもっとも古い時代を舞台にしており、時系列としてはいちばん最初の作品。聖剣ラングリッサーやボーゼルの誕生といったシリーズのキーともいえる要素が描かれました。

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 主人公・ディハルトの騎士叙任式のさなか、ラーカス王国は帝国の侵攻により、防衛の要だった“浮遊城”と“魔導砲”が破壊されてしまいました。防衛の要を失ったラーカス王国は、帝国だけではなく周辺諸国の進行も受け、滅亡寸前まで追い込まれますが、ディハルトは挙兵したレイモンド卿とともにラーカス王国復興のための戦いに身を投じます。

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『ラングリッサーIV』


『ラングリッサーIV』では、『ラングリッサーII』から200年後の世界が描かれます。

 主人公・ランディウスが住むゴタール村は税金を納めるのもままならないほど貧しく、新たな領主となったギザロフが税金を2倍にしたことをきっかけに反乱を起こします。それもすべて、ゴタール村に隠された“賢者の水晶”を得ようとするギザロフの策略でした。

 この“賢者の水晶”こそ、かつてリアナとラーナが聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザードを封印した融合体でした。

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 反乱の最中に攫われた妹レイチェルを救うため、義弟リッキーと共にギザロフを追うランディウス達は、やがてカコンシス王国とレーゲンブルク連邦の戦い、“賢者の水晶”を巡る天界と闇の軍勢の争いに巻き込まれていきます。

『ラングリッサーV』


 全6部で構成される『ラングリッサーV』は、『ラングリッサーIV』の直接的な続編。『ラングリッサーIV』のキャラクターも登場するシリーズの集大成となっています。

 『ラングリッサーIV』のギザロフが生み出した素体兵士・シグマは、目覚めた研究所で襲撃を受けました。なんとかその場は切り抜けましたが、記憶を失っていた彼は、共に逃げ出した素体の少女・ラムダに言われるまま、彼女と共にギザロフの命令を遂行するためにラングリッサーとアルハザードを手に入れるための旅に出ます。

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 ところがマスターであるギザロフはランディウスたちによって倒されてしまい、ふたりは途方にくれます。そんな折、聖剣ラングリッサーと魔剣アルハザードが魔将軍ガイエルの手に渡ってしまいました。

 旅の途中で仲間となったマクレーンからその危険性を聞いたシグマは奪還のために大陸をまたぐ冒険へ。

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 素体を追うレインフォルスの追跡から逃れながら旅をする中、徐々に明かされるシグマやラムダの正体、ラングリッサーとアルハザードの秘密……。そして物語の舞台はついに宇宙にまで広がっていくのです。

 2作に渡る壮大なスケールを『ランモバ』 内では、『ラングリッサーIV』4部、『ラングリッサーV』6部で構成しました。『ランモバ』のストーリーが『ラングリッサーV』の200年後を描いたものなので、プレイしているともっと楽しめるかもしれません。

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