本作は、誰にも言えない『不死』の呪いを抱えるフリーター青波至童と、呪を操る最強の陰陽師津守真白が出会い、お互いにまつわる『呪い』を解除するために手を組むオカルトバディアクション。
日常的に怪異を目にしていた至童独自の方法で勝手に退治する日々を過ごしていたが、ひょんなことから千年続く陰陽師一族の若き当主真白と出会い、自身の間違いを指摘され真白のもとで正しい怪異の退治方法を学ぶことになる。
互いの事情を知るうちに、真白の持つ津守家の宝刀『翡翠《カワセミ》』の欠片を集め完全体にすることが至童を元に戻せるかもしれない可能性にあたった二人は、協力して澱を祓い各所に散らばる翡翠の欠片の回収を目標に掲げる。
そして真白もまた『呪い』を受ける身であることが明かされて……?
人情味あふれる熱血漢至童と、常に冷静で物事を俯瞰的に見すぎる俗世離れした真白。正反対の二人がぶつかり合いながらも同じ目標のために戦い、この世の理《ことわり》の歪みに挑む姿を、ぜひ応援してほしい。
なお、全国のアニメイトでは描き下ろしの購入特典を配布する。特典はなくなり次第終了なので、お早めに店舗へ足を運んでほしい。
『陰陽ブラザーズ』あらすじ
呪われた末裔×呪う末裔。逃れられぬ血の因果と闘う陰陽バディアクション!
快活で、仲間からは悩みと無縁だとからかわれる青年、青波至童は、しかし不気味な鬼の悪夢に追われ、人々に不幸をもたらす怪異《不吉の種》が見えることに日々頭を悩ませている。
良い人生の最期をむかえるためにこまめに周囲の不吉の芽を取り除き善行を重ねていたが、ある日とてつもなく巨大な『不吉の壁』に出くわす。
かつてない大規模な善行のチャンスに息巻いて壁の退治に乗り出すも、そこに日本刀を携えた美しい男・津守真白が現れ、至童の行為が災いを起こしていると告げられる。
さらに、人には言えない大きな秘密を抱えている至童は、何者かに呪われているようで──。
千年続く陰陽師の一族の長である真白と、何者かに呪われている至童。逃れられぬ血の因果と闘う、凸凹陰陽バディアクション、開幕!
【電子書籍限定】描き下ろしおまけマンガ付
書店購入特典:アニメイト 描き下ろし複製ミニ色紙
『陰陽ブラザーズ 1』
漫画:日高 チトセ
発行:株式会社KADOKAWA
発売日:2024年4月26日
定価:690円+税