【スパロボ】『第4次S』で隠しユニットのオーラバトラーはどれを選ぶ？ もちろんサーバイン一択ですよね!?【第4次スーパーロボット大戦S：メモリの無駄づかい】

文：うま

公開日時：2024年05月02日(木) 07:00

最終更新：2024年05月03日(金) 17:07

　三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。

　何年、何十年たっても、「なんでオレ、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。

　そんな脳のメモリ（記憶・容量）を無駄づかいしている例を語ります！　今回は、PlayStation（PS）で発売された『第4次スーパーロボット大戦S（第4次S）』について紹介します。

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『第4次スーパーロボット大戦S』とは

　本作は、歴代のロボットアニメが夢のクロスオーバーを果たすシミュレーションRPG『スーパーロボット大戦』シリーズの1作です。

　1995年3月17日にスーパーファミコンで発売された『第4次スーパーロボット大戦』をPlayStation用に移植したもので、1996年1月26日に発売されました。

　もととなる『第4次スーパーロボット大戦』から、プレイヤーが名前や誕生日を自由につけられるオリジナル主人公が登場。誕生日と血液型の組み合わせで、覚える精神コマンドが変わる仕組みでした。

　また、PlayStationに移植されたことで、戦闘時に声優によるボイスが再生されるようになったのも本作からです。

サーバイン・ズワウス・ダンバインの3択で選ばれたのは、あのユニットでした【第4次スーパーロボット大戦Sの思い出】

　ゲーム会社でサラリーマンとして働いていた筆者が、ある日の昼の休憩時間にふと横を見ると、同僚がとあるゲームをプレイしていました。

　えっ、ちょっと待って。何その真ゲッターロボが出ているゲーム!?　当時漫画にしか登場していなかった真ゲッターロボが動いて戦えるゲームがあるなんて！　しかも、漫画版では登場しなかった3も出てくるとは。これはやるしかない！

　急いで買いに行って、それからはもうずっと『第4次S』の虜。家に帰ってはひたすらプレイする毎日でした。まだ、インターネットもそれほど普及していない時代だったので、攻略本を片手にプレイしていたのを覚えています。

　さて、そんな『第4次S』には、特定の条件を達成することで入手できる隠しユニットがいくつか存在します。そのなかに、筆者の目を引くユニットの名前がありました。そのユニットとは、“大将軍ガルーダの悲劇”で手に入るユニットで、『聖戦士ダンバイン』のOVA『New Story of Aura Battler DUNBINE』に登場したサーバインとズワウスです。

　OVAの制作が発表されたときに公開されたイラストで一目惚れした、あのサーバインが使えるなんて……。背景なみに細かい書き込みのオーラバトラーが、ハーモニー処理で動くということで、ものすごくワクワクして見た思い出の作品ですから、これは入手するしかありません。

　しかしこの隠しユニットは、どちらか1つを選ぶしかできないうえ、隠しユニットを手に入れるとダンバインが使えなくなるというもの。サーバイン・ズワウス・ダンバインの3択なのですが、筆者は迷わずサーバインを即決しました。

　とにかくサーバインが大好きなんです。あのデザインはもう、芸術品ですよ！　まだ高校生だったので、気軽に手を出せる立体物がなくて、ガレージキットを購入したかったけど、泣く泣くあきらめたのもいい思い出。2021年にそのガレージキットを3Dスキャンしたものが新たに発売されたときは、迷わず購入しましたね！

　ほかにも、ROBOT魂では通常版とPEARL FINISH Ver.に加え、『オーラ・ファンタズム』版の3つを購入。そのえう、プラモデルの『HG 1/72 サーバイン』やMETAL BUILDのDRAGON SCALE『サーバイン』まで、発売されるたびに購入するぐらいにはサーバイン好きなのです。

　思い入れのあるサーバインを手に入れ、喜び勇んで使ってみたら、これがまたとにかく強い！　サイズSなうえに運動性が非常に高いため、敵の攻撃がまず当たらない。しかも、気力130以上で“分身”が使えるうえ、ビーム攻撃をある程度無効化できる“オーラバリア”もついているという高性能っぷり。

　欠点は、武器の射程がすべて1ということぐらい？　しかし、その圧倒的な運動性能と2回行動でスタート直後に単騎で突撃させると、なぜか敵が近づいて攻撃してくれるので、とくに気になりません。むしろ、無傷のまま反撃だけで敵に大ダメージを与えてくれる無双っぷり。ちなみにスーパーファミコン版では、オーラ斬りとハイパーオーラ斬りがエネルギー消費なしだったので、もっと強かったとか。

　そんなサーバインですが、のちに『スパロボ』好きな友だちと話したところ、みんなズワウスを取っていたことが判明しました。というのも、どちらもトップクラスの性能を誇るオーラバトラーなのですが、サーバインは運動性と移動力が高く、ズワウスは装甲が高いという違いがあります。

　そして、『第4次S』ではユニットの性能は“限界”の数値までしか発揮されないので、サーバインの運動性は頭打ちになるため、最終的には装甲が高いズワウスのほうがほんのわずかに性能が高くなってしまうのです。

　とはいえ、プレイでの違いはそれほどないようで、サーバインは最終ステージまで大活躍する最強クラスのオーラバトラーであることに間違いありません。私はこれからもサーバインを選び続けますよ！

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うま：かつては、とあるメーカーでゲームを作っていたり、デパートの屋上で特撮ヒーローの中の人だったりしたライター。

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