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写真共有SNSアプリ『BeReal』の月あたりのアクティブユーザー数が1年で10倍以上に。日本独自の市場を形成

文:電撃オンライン

公開日時:

 Sensor Towerは、写真共有SNSアプリ『BeReal』の日本でのMAU(Monthly Active Users)に関するブログを公開しました。

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 以下、ブログより一部抜粋します。

『BeReal』の日本MAUが1年で10倍以上に、日本ではiOSが9割で男性比率も他市場に比べて高い独自の市場


 写真を共有できることはもはやSNSの基本機能ですが、その中でも『BeReal』は独特のポジションで人気を獲得しています。日本では2023年初頭から人気に火がつき、1年でMAUが10倍以上に成長しています。Z世代に人気と言われているBeRealをデータから紐解いていきます。

現在日本はBeRealのMAUで世界2位に急成長、iOSが圧倒的シェア


 フランスのパブリッシャーがリリースした『BeReal』は、写真共有SNSアプリです。「リアルライフを共有」というテーマやアプリ名称からもわかるとおり、「盛れないSNSアプリ」として独自のポジションを確立しています。

 『BeReal』では毎日ランダムな時間に通知が届き、2分以内にイン・アウトカメラで写真を撮影して投稿します。2分を過ぎても投稿は可能ですが、その場合投稿に「◯時間遅れ、△回の再撮影」と取り直した回数まで表示されます。投稿することで、友人の投稿がぼかしなしで見ることができる仕組みです(2024年4月に追加されたルーレット機能で『ランダムに選ばれる過去に撮影した写真+インカメラでの撮影』が投稿できるようになりました)。通知は日中に限らずランダムで、早朝や深夜の場合もあります。また、2分以内に投稿することで、同日の好きなタイミングで追加投稿できるようになるのもポイントの1つです。

 一見自由度が低いように思える『BeReal』ですが、いつ通知が届くかわからず、2分以内にリアルな様子を撮影・投稿というゲーム性が人気の要因になっているようです。

 Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2022年1月から2024年4月までの市場別ダウンロード数シェアでは、1位がアメリカで27.5%、2位がイギリスで7.7%、3位がフランスで6.6%となっており、日本は6位(5.2%)です。

 ダウンロード数の推移を見ると、日本での人気が上昇トレンドであることがわかります。Sensor Towerのデータによると、同期間のダウンロード数においてシェアトップのアメリカでは2022年8月をピークに下降傾向になっています

 その一方で、日本では2023年1月ぐらいから『BeReal』の人気に火がつきはじめて上昇トレンドとなっており、2023年7月以降はダウンロード数でトップとなっています。

 ランキングにおいてもその傾向が確認できます。Sensor Towerのデータによると、日本のApp StoreおよびGoogle Playのソーシャルネットワーキングジャンルの無料ダウンロードランキングで、2023年以降トップ10の常連になっています。

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 App Storeでのトップ10入りは2023年初頭から始まっており、その後たびたびトップとなっています。反面、Google Playではトップにはなっていません。これは日本市場のユーザー比率にあります。

 Sensor Towerのデータによると、『BeReal』主要市場別プラットフォームシェアでは、日本はiOSのシェアが圧倒的で90%を超えています。いずれの市場でもiOSのシェアが高いものの、日本はそれが際立っています。

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