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モンストスピンオフ『キュビスタ』ストーリーまとめ11:第四章 砂漠の惑星 1話“冥界より出づる者”~5話“クイズ!アタックヒエログリフ”(ネタバレあり)【キュービックスターズ】

文:電撃オンライン

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 2024年5月27日にサービス終了を迎えた全方位にハマる! ギリギリアクションRPG『キュービックスターズ(キュビスタ)』。そのメインストーリー集をお届けします。

 この記事では、第四章“砂漠の惑星”1話“冥界より出づる者”~5話“クイズ!アタックヒエログリフ”を掲載します。

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第四章 砂漠の惑星 1話~5話

1話 冥界より出づる者

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パンドラ:新しい星は砂がいっぱいドラ~!

ソロモン:この気候、私の故郷のレシアルに似てるかも……? 砂漠が多いのかな?

ホームズ:少し寒いのは夜のせいかもしれないね。砂漠の夜は冷えるというし。

ロビンフッド:……おかしいな。船の機器による計算だと、今は真昼のはずなんだが……。

ノストラダムス:でも真っ暗ダムス~?

ホームズ:もし計器の狂いじゃないなら……何か不思議な現象が起こっているのかもしれないね。

ロビンフッド:……おっと。たしかにそうみたいだな。不思議なお客さんたちがやってきたみたいだぜ。

???:ウゥー……。

ノストラダムス:おばけ!?

ソロモン:あれは……死者が動いてる……!?

ロビンフッド:どうやらこっちに敵意を持ってるみたいだな。みんな、気をつけろ!

???:──そこの者たちよ、下がるがいい。

ノストラダムス:今の攻撃は……!?

???:……見たところ旅の者たちだな? 奴らは冥界より戻りし死者たちだ。ここは我に任せ、下がっているがいい。

ロビンフッド:……どうやらこっちに味方してくれるみたいだな!

ソロモン:私たちも戦おう!


2話 砂漠の神々

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アトゥム:ふむ……やはりあまり無理はできないようだな。

パンドラ:助けてくれてありがとうドラ~!

アトゥム:さきほどの者たちだな。無事でなりよりだ。我が名はアトゥム。創生と太陽の力を司る者。こちらこそ、手助けしてくれて助かったぞ。

ロビンフッド:突然死人が襲いかかってきて驚いたぜ。あいつらなんなんだ?

ノストラダムス:いったい何が起こってるダムス~?

アトゥム:何が起こっているのか、か。実は我もすべてを把握できているわけではないのだが……。

アトゥム:ある時を堺に死者が冥界より蘇り、地上をさまようようになったのだ。そして時を同じくして、我が妹がさらわれた。……そして天からは太陽が失われたのだ。

ソロモン:太陽が……!? そのせいで昼の時間なのに暗かったんだ……。

アトゥム:我は妹を取り返し、民たちの為に太陽を取り戻さねばならぬ。そうでなければこの地に与えられるはずの恵みが失われてしまうのだ。

アトゥム:何より……妹のラーは、兄である我が守らなくては。それが兄としての責務だ。

ソロモン:「民たちの為」……ってことは、あなたはこの地の王様なの?

アトゥム:いや、民の王は別にいる。

アトゥム:我はこの地の創生の神にして、太陽を司る神。民やそれを統べる王たちに、恵みを与えるべき存在だ。

ノストラダムス:神様? アトゥムって神様だったダムス?

アトゥム:そうだ。……とはいえ、太陽の力を分けたラーがいなくなった事で我が力も大きく削がれているがな。

アトゥム:さて、長話が過ぎた。我はラーを救う為、ホルス神の元に助力を得に行く。

アトゥム:この先に行けば人里があるはずだから、そこで世話になるがいい。では旅の者たちよ、さらばだ。

パンドラ:……ちょっと待った~! 私たちもついてくドラ~!

アトゥム:……なんだと? だがお前たちにそんな義理は……。

ロビンフッド:水くせぇな。さっき俺たちを助けてくれただろ。困ってるなら手伝うさ。

ソロモン:それに太陽がないとみんな困っちゃうだろうしね。

ノストラダムス:私たちが協力してあげるダムス~!

アトゥム:この地の民に義理があるわけでもないだろうに、お前たちは我に協力してくれるのか……。お前たちは善人なのだな。

アトゥム:わかった。ではついてきてくれ。共にホルスの神殿へと行こう。


3話 ホルスの神殿

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アトゥム:ここがホルスの神殿だ。ホルスは天空の女神で知恵に長けた神。その知恵と力を貸してくれると良いのだが……。

ホルス:──我が神殿に何の用だ。アトゥムよ。

アトゥム:ホルス、ラーがさらわれたのだ。力を貸して欲しい!

ホルス:ラーが? なるほど、冥界からの死者の蘇りに太陽の消失……不穏なことが続いているな。

ホルス:だがアトゥムとラーに続き、天空の神である我までもがこの地を離れては民たちに混乱を招いてしまうだろう……。

アトゥム:そうか……。ならば仕方あるまい。我一人だけでも、ラーを救ってみせよう。

ホルス:待て、アトゥムよ。我もラーを救いたいという気持ちに変わりはない。

ホルス:我の代わりと言ってはなんだが、これを持っていくがいい。

パンドラ:ホルスちゃんの眼ドラー!?

ホルス:い、いや違う。これは模造品で、我が天空の力を込めた物だ。

ホルス:困った時に使えば、天空の力による導きを授けよう。

アトゥム:ありがとう、ホルスよ。必ずやラーを助け出してみせよう。

ホルス:頼んだぞアトゥム。それで、ラーの行方に心当たりはあるのか?

アトゥム:いや、これから探す所だ。まずは民たちの集落を訪ねてみようかと思っている。誰かがラーを見ていれば良いのだが……。

ホルス:ならば砂漠の賢者を訪ねてみるがよい。奴の性格は少し厄介だが、その知識の正しさはこの地において右に出る者はいない。

アトゥム:なるほど、わかった。ではそうしてみるとしよう。

アトゥム:いろいろと感謝する、ホルス。この恩はいつか必ず。

ホルス:なに、気にするな。その代わり必ずやラーを救い出すのだ。

アトゥム:ああ、任せておけ。

ノストラダムス:それじゃあラーちゃんを見つけたらまた来るダムス~!

パンドラ:バイバイドラ~!

ホルス:……ふ。神を相手に物怖じしないとは、不思議な連中だ。


4話 砂漠の賢者

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アトゥム:この辺りが砂漠の賢者の縄張りだ。何が起こってもいいよう、心構えは忘れぬようにな。

パンドラ:砂漠の賢者ってどんな人ドラ?

アトゥム:……悪しき者ではないのだが、少々厄介な性格でな。彼女は道行く者に声をかけては謎掛けをし、それに答えられなければ襲いかかってくるのだ。

ロビンフッド:そいつはたしかに迷惑な相手だな。……それって本当に賢者なのか?

アトゥム:ホルスの言っていた通り、奴の持つ知識は正しいのだ。だからこそ、誰彼構わずその知識を与えないようにしているとも言えるのだが──。

???:さあ今宵も挑戦者がやって参りました! 果たして本日のチャレンジャーは回答できるのか~!?

ロビンフッド:突然なんだ!?

パンドラ:何が始まるドラ!? ……わくわく……!

アトゥム:この光と音は──スフィンクス!

スフィンクス:はーいご紹介に預かりましたにゃ! 司会を務めますのはわたくしスフィンクス!

スフィンクス:それでは早速第一問、いってみましょう!

スフィンクス:問題! 朝は足が四本、昼は二本、夕方は三本の動物がいます。では、この動物は夜には足が何本になる?

パンドラ:はいっ! ピンポーン!

スフィンクス:はい素早い! 回答権は、早押しボタンを押したのはそこのあなた!

ロビンフッド:どこにボタンが!?

パンドラ:答えは~……1本ドラ! この動物はイカさんで、全部で10本の足になるドラ~!

スフィンクス:……ブブー!! ざーんね~ん! 不正解!

パンドラ:あれー!? 間違えちゃったドラー!?

ホームズ:──答えは、0本だ。時刻は人間の一生を現していて、赤ちゃんのハイハイ四足歩行、次は二足歩行、そして杖を着いた老人。……最後は死者になるので地面に着いた足は0本という事だね。

スフィンクス:おお! 素晴らしい解説ですね! ですが先に回答したのはそちらのお嬢さんでしたので……。

スフィンクス:不正解だった皆さんにはバツゲーム! 死者の方々をプレゼント~!

ロビンフッド:おいおい! 聞いてねーぞ!?

ノストラダムス:襲いかかってくるダムス~!

スフィンクス:さあさあ! 次のステージはこっちら~!

アトゥム:砂漠の賢者の試練だ。これぐらい乗り越えてみせる!

ホームズ:やれやれ。答えは0本のはずなのに、死者が歩いているじゃないか。


5話 クイズ!アタックヒエログリフ

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スフィンクス:さてみなさんは挑戦権を獲得しましたにゃ! 次の問題に正解すれば、何か一つ質問に答えてあげるにゃ?

スフィンクス:ただし失敗すれば罰ゲームが待ってるけどにゃ~!

アトゥム:当然、挑戦させてもらう。ラーを救う為、その知恵を貸して欲しい!

スフィンクス:それではチャレンジアタックが宣言されました! では次の問題です!

スフィンクス:問題!

スフィンクス:──汝に近付けば死も近付く。汝から遠のけば死から逃れられぬ。さて、汝の名は何者なりや? 我が前にそれを示せ。

ロビンフッド:なんだそりゃあ? 近付くと死ぬ? そういうもんを持ってこいってことか?

ホームズ:ふむ。面白い問題だね。これはつまり──。

パンドラ:はいはーい! 答えはロビンフッド! ずっと前に「俺に近付くと火傷するぜ」って言ってたドラ~!

ロビンフッド:おいバカ! そりゃたとえ話だ!

スフィンクス:……ブブー! 不正解にゃ! チャンスはあと一回にゃ~?

ホームズ:……この問題の答えは──。

ノストラダムス:──ふっふっふ。私に任せるダムス。

ノストラダムス:答えは──「時間」ダムス! 時間が進めばみんな歳を取っていつか死んじゃうダムス!

ノストラダムス:最初の足の数の問題でも時間の流れが重要なポイントだったし、これで間違いないダムス~!

スフィンクス:おお~! 素晴らしいにゃ! 一つ前の問題が伏線になっていたなんて~!

スフィンクス:……でも、ブブー! 残念! 不正解にゃ!

ノストラダムス:そんなぁ!?

ホームズ:…私に答えさせてくれないか。

ホームズ:答えは「勇気」だろう。問題文から「彼女の前に示せる物」とわかるようになっているのがヒントなんだ。どうやって勇気を示すかは、色々方法があると思うが……。

スフィンクス:おお! 正解です! しかし残念! ちょっと遅かった~!

スフィンクス:……ですがここで失敗した皆さんにダブルチャンス! 見事勇気を示せば、正解した事にしてさしあげましょう!

ソロモン:……勇気を示す方法って、もしかして……。

スフィンクス:──汝ら、我が前にその勇気を示し、我と戦うがいい! さすれば汝らに我が叡智を授けん!

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