2024年5月27日にサービス終了を迎えた全方位にハマる! ギリギリアクションRPG『キュービックスターズ(キュビスタ)』。そのメインストーリー集をお届けします。
この記事では、第四章“砂漠の惑星”6話“囚われし女神の行方”~10話“冥府の神々”を掲載します。
この記事では、第四章“砂漠の惑星”6話“囚われし女神の行方”~10話“冥府の神々”を掲載します。
第四章 砂漠の惑星 6話~10話
6話 囚われし女神の行方
アトゥム:どうだ! スフィンクスよ! 我らが勇気はお前の目に適ったか!
スフィンクス:答えは──。
スフィンクス:──せいか~い! その勇気、しかと見届けましたにゃ~!
スフィンクス:さて、それでは賞品の授与にゃ! いったいどんな知識がお望みで?
ノストラダムス:……ふう。なんとか認めてもらったダムス~。
パンドラ:さらわれた女神様の行方を知りたいドラ~!
ソロモン:今どこにいるかわからない?
スフィンクス:ふむふむ。さらわれた女神の行き先はどこか……。
スフィンクス:その問題の答えは……ズバリここより更に西にあるピラミッドにゃ! 現在この地上において、さらわれた女神はこのピラミッドにしか存在しないにゃ!
アトゥム:それは本当か!? 助かったぞ、スフィンクスよ!
アトゥム:よし、ラーを救うため、ピラミッドへ急ぐぞ!
パンドラ:スフィンクスちゃん、またクイズして遊ぼうね~!
スフィンクス:おお! そんなことを言ってくれた人は初めてにゃ! 是非また来て欲しいにゃ~!
ホームズ:うん、とっても楽しめたよ。またよろしく頼もうか。
スフィンクス:次はとっておきの問題を用意しておくにゃ!
ソロモン:……間違ったら襲いかかるのはやめて欲しいんだけどな。
スフィンクス:番組へのご要望として参考にしておきます。
スフィンクス:それでは次回、またこの時間にお会いしましょう! ……また来週~!!
ロビンフッド:これどっかで放送されてんのか……?
7話 ピラミッドの戦い
アトゥム:ここが西のピラミッドだな。ここにラーが……!
ロビンフッド:……だがどうも簡単にはいかなそうだな。周囲に死人がうろうろしてやがる。
ホームズ:あの配置は……随分と統制がとられているね。どうやら彼ら死者を操る指揮官がいるようだ。
アトゥム:奴らを操る何者かがいると……? 最近、地上に死者が出現しだした件の黒幕だろうか。
パンドラ:あ! 誰かこっちに来たドラ!
???:……ああ、感じる……感じるぞ。この力は……憎き地上の神の力……!
アトゥム:あの者は……クレオパトラか!
ソロモン:あの人のこと知ってるの?
アトゥム:ああ。以前、民たちを治める王女だった者だ。死して冥界へと旅立ったはずだが、冥界より死者たちを連れて地上へ戻ってきたようだな……!
クレオパトラ:そなた、アトゥムか……! クク、こちらから探す手間が省けたわ!
アトゥム:…どういうことだ?
クレオパトラ:神々がどれだけ傲慢であるか……! その身にわからせてくれよう!
クレオパトラ:我が死者の軍勢たちよ! 奴を倒せ! 戦いの時だ!
ノストラダムス:このままじゃ囲まれちゃうダムス~!
クレオパトラ:ははは! 妾の可愛い亡者たちに食い尽くされるがいい!
ロビンフッド:チッ……! まずはこいつらどうにかしねぇとな。突破するぞ!
8話 復讐の女王クレオパトラ
クレオパトラ:ふふ、来たか。まんまとおびき寄せられたとも知らずにな!
ロビンフッド:みんな、気をつけろ! 俺より前に出るなよ!
パンドラ:どうして神様をさらったりするドラ~!?
クレオパトラ:知れたことよ……!
クレオパトラ:地上の神は、妾の子を殺したのだ! 妾を憎む敵に加護を与える事によってな!
アトゥム:……我々が、この地の民を害する者に加護など与えるはずがない!
クレオパトラ:ハッ、口ではなんとでも言えるわ! だが妾はその真実を知っておる!
クレオパトラ:だから復讐するのだ! 地上の神々と、それを崇める民たちにな!
アトゥム:……
ソロモン:罪のない人たちを苦しめるなんて、ダメだよ!
ホームズ:関係ない人を巻き込むのはいただけないね。
ノストラダムス:そうダムス~! わざわざ生き返ったなら、もっと楽しいことしたらいいダムス!
クレオパトラ:なんだお主らは……! 横から現れて好き勝手な事を……!
アトゥム:…クレオパトラよ
アトゥム:何を勘違いしておるかは知らんが、我にはやるべきことがある。妹を、ラーを返してもらうぞ!
クレオパトラ:傲慢な神め……! 妾が直々にお主らに鉄槌を下してくれる!
9話 冥界への道
クレオパトラ:ぐっ……あっ……!
アトゥム:……クレオパトラよ、お前の復讐心を否定はせぬ。だがその方法は間違っている。無関係の者を巻き込めばお前もまた誰かの復讐相手となってしまう。
クレオパトラ:ああ……そうか……。妾は……また……我が子のような、不幸な子を……。
クレオパトラ:すまぬ……。……ああ、我が子よ……。母はどうやら……間違ってしまった……よう……だ……。
アトゥム:……魂が冥界へと戻ったようだな。おそらく、これでしばらくは復活することはないだろう。
アトゥム:……ともかく、ラーはどこだ! ここにラーがいるはず──!
???:……ふわぁ。んもう、だぁれ? せっかく良い夢見てたのにぃ……。
アトゥム:その声は……もしや、ネフティスか!
ネフティス:あら~? アトゥム? どうしてここに~?
ソロモン:知り合いなの?
アトゥム:彼女は冥界の守護神、ネフティス。普段は冥界にいるはずだが……。
ネフティス:それが~、クレオパトラちゃんに地上につれてこられちゃって~。事情を聞いたら、ちょっとぐらい力を貸してもいいかな~って思って加護を授けちゃったんだぁ……ふわぁ。
アトゥム:ではここに囚われていたのはラーではなく、ネフティスだったと言うことか……!?
ノストラダムス:スフィンクスの言っていたのは女神違いって事ダムス?
ホームズ:しかし妙だね。スフィンクスの話では、地上には他に囚われの女神はいないということだけど……。
ネフティス:あ~、それはそうよぉ。ラーちゃんを見たけど、あの子は私と入れ違いで冥界に連れて行かれたもの。
アトゥム:なんだと!? ラーが連れ去られるのを見たというのか!?
ネフティス:ええ~。きっと今も冥界にいると思うわ~。よかったら冥界まで案内しましょうか~? 私も戻らなくちゃいけないし……。
パンドラ:案内して欲しいドラ~! 私たち、連れ去られたラーちゃんを探しに来たドラ!
ネフティス:そうなのね~。それじゃあ冥界に向けて、6名様ご案内~。
10話 冥府の神々
ソロモン:ここが死者の世界……。静かな所だね。
ネフティス:最近はちょ~っと騒がしいんだけどね~。
ノストラダムス:何かあったダムス? 地上では太陽がなくなったり死人が歩き回ったり大変だったダムス~!
ネフティス:冥界も大変だったのよ~。最近、オシリスとアヌビスの間で大喧嘩しちゃったらしくて~。
アトゥム:あの二人が!? 親子だと言うのになぜ……!
ネフティス:周りのみんなも大混乱なの~。私も事情を聞こうと思ってたんだけど、気付いたらさらわれちゃっててね~。
アトゥム:……ネフティスはいつも眠っているからな。さらうのは容易な事だったろう。
ネフティス:私は冥界の守護の為に眠る必要があるから~……ふわぁ。
ネフティス:さらわれた時も眠っていたんだけど……私が地上に連れていかれた時、ちょうどラーちゃんが冥界に連れていかれる所だったの~。
ネフティス:そういえばぁ、ラーちゃんをさらった人は、クレオパトラちゃんがおしゃべりした人と同じだって言ってたかしら~。
ホームズ:……なるほど。クレオパトラはその人物に、あれこれと吹き込まれていたって事かな。
ノストラダムス:じゃあそれが黒幕って事ダムス~?
ロビンフッド:……おっと。あまり長話はしてられないぜ。囲まれてるみたいだ。
ソロモン:どうやら、歓迎されてないみたいだね…!
パンドラ:喧嘩したくないんだけどなぁ~……。戦うよりもお友達になりたいドラ~!
???:──鎮まれ! 死者の魂たちよ! その者たちは地上からの来訪者! 我らの争いに巻き込むべきではない!
ネフティス:あら~? この声はアヌビス~? ひさしぶりね~。
アヌビス:ネフティス! 今までどこに行っていたんです!? あなたの姿がなくなって、冥界は大騒ぎになっているんですよ!
ネフティス:えへへ~、ちょっと地上にね~。
アヌビス:……なんにせよ、無事で良かった。
アヌビス:とにかく、あの死者たちはオシリスの手の者たちです! 一旦止めねばなりません! ネフティス、行きますよ!
ネフティス:は~い!
アトゥス:我々も一旦アヌビスに手を貸そう!
ロビンフッド:おう! 降りかかる火の粉は払わなくちゃな!