祝『マール王国』シリーズ25周年! これを記念して、日本一ソフトウェアからPS5/Switch用ソフト『マール王国の人形姫 25th ANNIVERSARY COLLECTION』が8月29日に発売されます。
『マール王国の人形姫 25th ANNIVERSARY COLLECTION』は、『マール王国の人形姫』、『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』、『天使のプレゼント マール王国物語』の3部作をセットにし、サントラや複製原画、ビジュアルアートブックなどの豪華特典を付属した記念作品です。
価格は、パッケージ版が10,978円(税込)、ダウンロード版が3,278円(税込)。
価格は、パッケージ版が10,978円(税込)、ダウンロード版が3,278円(税込)。
かつて電撃PlayStation誌で記事を執筆していたライターMが、当時の記憶の引き出しを探りながら同シリーズ作品の魅力を振り返っていこうと思います。
新ゲームハードに沸いた1998年(平成10年)。球界ではトンデモない記録が!?
1作目が発売された1998年当時の世情などを振り返ってみますと……10月には任天堂よりゲームボーイカラー、エス・エヌ・ケイよりネオジオポケットが発売。11月には、故・湯川専務(当時セガに在籍されていた本物の専務さん)によるCMで話題をさらったゲーム機・ドリームキャストが発売されました。
また、ゲームソフトでは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』、『幻想水滸伝II』、『GUILTY GEAR』、『SDガンダム GGENERATION』、『センチメンタルグラフティ』、『東京魔人學園剣風帖』、『街 ~運命の交差点~』、『メタルギア ソリッド』、『マリオパーティ』といった記憶に残る名作が多数登場しています。
【1998年に発売されたゲームソフト】
また、ゲームソフトでは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』、『幻想水滸伝II』、『GUILTY GEAR』、『SDガンダム GGENERATION』、『センチメンタルグラフティ』、『東京魔人學園剣風帖』、『街 ~運命の交差点~』、『メタルギア ソリッド』、『マリオパーティ』といった記憶に残る名作が多数登場しています。
【1998年に発売されたゲームソフト】
- 1月22日『街 ~運命の交差点~』
- 1月22日『センチメンタルグラフティ』
- 1月29日『バイオハザード2』
- 2月11日『ゼノギアス』
- 3月29日『パラサイト・イヴ』
- 4月4日『サクラ大戦2 ~君、死にたもうことなかれ~』
- 5月14日『GUILTY GEAR』
- 6月18日『東京魔人學園剣風帖』
- 6月25日『クロス探偵物語』
- 6月25日『ダブルキャスト』
- 7月23日『影牢 ~刻命館 真章~』
- 7月30日『スターオーシャン セカンドストーリー』
- 8月6日『SDガンダム GGENERATION』
- 9月3日『メタルギア ソリッド』
- 9月25日『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』
- 11月19日『R-TYPE Δ』
- 11月21日『ゼルダの伝説 時のオカリナ』
- 12月3日『R4 -RIDGE RACER TYPE 4-』
- 12月3日『久遠の絆』
- 12月3日『Dance!Dance!Dance!』
- 12月6日『バンジョーとカズーイの大冒険』
- 12月12日『ピカチュウげんきでちゅう』
- 12月17日『エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~』
- 12月17日『幻想水滸伝II』
- 12月18日『マリオパーティ』
- 12月23日『ソニックアドベンチャー』
アニメでは『カードキャプターさくら』や『serial experiments lain』、『PERFECT BLUE』、劇場版『機動戦艦ナデシコ』、『まもって守護月天!』といった、今でもアニメ史に名を連ねる名作が生まれた年でもありました。
【1998年放送開始のアニメ作品】
- 『頭文字D』
- 『おじゃる丸』
- 『カードキャプターさくら』
- 『カウボーイビバップ』
- 『彼氏彼女の事情』
- 『サイレントメビウス』
- 『serial experiments lain』
- 『トライガン』
- 『PERFECT BLUE』
- 『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』
- 『MASTERキートン』
- 『まもって守護月天!』
- 『遊☆戯☆王』
あの時代は音楽番組が流行っていたこともあり、個人的にはSMAPの『夜空ノムコウ』やSPEEDの『my graduation』、L'Arc~en~Cielの『HONEY』、T.M.Revolutionの『HOT LIMIT』など当時よく聴いていた楽曲が思い出されます。
スポーツニュースとしては、長野冬季オリンピックやサッカーのフランスワールドカップが開催。国内では、千葉ロッテマリーンズが6月13日~7月8日にかけて、プロ野球ワースト記録となる18連敗を喫したことでも話題となりました。ちなみにこの記録はいまだに破られていません。あの年のロッテに一体なにが起こったのでしょうか……。
【1998年(平成10年)の主な出来事】
- 2月:長野冬季オリンピック開幕
- 4月:アントニオ猪木がプロレスから引退
- 6月:1998 FIFAワールドカップ(フランス大会)開幕
- 6月:Windows 98発売
- 7月:日本初の火星探査機「のぞみ」が打ち上げに成功
- 8月:AppleがiMacを発売
- 9月:Google設立
- 9月:黒澤明(映画監督)が死去
- 11月:しし座流星群が33年ぶりにピーク。世界各地で流星が観測された
そんな1998年の12月17日に日本一ソフトウェアから『マール王国の人形姫』が発売されました。
斬新すぎるミュージカル演出で度肝を抜かれた『マール王国の人形姫』
1作目『マール王国の人形姫』(1998年12月発売)
『マール王国の人形姫』は、人形と心を通わせることができる女の子・コルネットの不思議な冒険物語を描いたRPGです。
画面構成はクォータービューの自由スクロール形式を基本に、戦闘はマス目で区切られたSRPG風味のコマンド選択方式を採用しています。
戦闘自体もかなり独特なスタイルで、メインの攻撃や魔法を担うのは仲間の人形たち。コルネット自身も攻撃はできますが、基本的にはラッパを奏でて“感謝ゲージ”を貯めて“ごほうび”攻撃を行うというものでした。
当時は自力でクリアしようと奮闘したものの、人形を仲間にする条件がなかなかに複雑で、電撃PSの攻略情報に頼った思い出が蘇りました(笑)。
そんな本作最大の特徴と言えば、突然始まるミュージカル劇でしょうか。初プレイ時はちょっとビックリしましたが、これまでのゲームでは見られない斬新な演出でした。
ちなみに日本一ソフトウェアの奇抜なアイデアは本作に始まったことではありません。
同社の名前を聞くと人気作『ディスガイア』シリーズを思い浮かべる方も多いかも知れませんが、当時はターン制RPGや麻雀などのテーブルゲームなど、幅広いジャンルを手がけていました。
2001年11月には『マール王国の人形姫』をモチーフとしたパズルゲーム『マールDEジグソー』、2003年4月には麻雀ゲーム『マールじゃん!!』が発売されています。
余談ですが、中でも異彩を放っていたのが『炎の料理人クッキングファイター好(ハオ)』です。某ロボットアニメ風味の展開も色濃く見られて……気になる方はぜひ調べてみてください!
さて、シリーズ3作品ということで上記で紹介した1作目に加えて2&3作目についても触れたいのですが、紹介するにあたって1作目のネタバレを含んでしまうことをご容赦ください。
2作目『リトルプリンセス マール王国の人形姫』(1999年11月発売)
物語の舞台は1作目から12年後、マール王国の王子フェルディナンドとコルネットの間に生まれた“おてんば姫”ことクルルが、理想の王子様を求めて冒険を繰り広げます。
システムはほぼ前作を踏襲しつつ、戦闘パートのみ、SRPG要素を廃したコマンド入力式のターン制バトルに変更されました。
前作で大暴れした悪役マージョリー一家をはじめ、コルネットを支えたかつての仲間(人形)たちも登場するなど、シリーズファンには嬉しい要素も見受けられました。
3作目『天使のプレゼント マール王国物語』(2000年12月発売)
こちらは続編というよりも、前2作に登場したキャラクターたちの魅力を掘り下げた、5編の物語で綴られるオムニバス形式のRPGとなっています。
シリーズおなじみのミュージカル演出を前面に押し出した作りとなっていて、内容濃い目のファンディスクとでも言ったところでしょうか。
『マール王国』シリーズは、PS後期~PS2初期を飾った心温まる名作です。当時やり込んだ方はもちろん、初めてタイトルを知ったという方にもオススメです! 『マール王国の人形姫 25th ANNIVERSARY COLLECTION』は数量限定なので、予約はお早めに!
『マール王国の人形姫 25th ANNIVERSARY COLLECTION』製品情報
タイトルマール王国の人形姫 25th ANNIVERSARY COLLECTION
ジャンルミュージカルRPG
対応機種PlayStation5/Nintendo Switch
発売日2024年8月29日(木)発売予定
プレイ人数1人
価格
ジャンルミュージカルRPG
対応機種PlayStation5/Nintendo Switch
発売日2024年8月29日(木)発売予定
プレイ人数1人
価格
- パッケージ版 9,980円(税込10,978円)
- ダウンロード版 2,980円(税込3,278円)
※ダウンロード版は各タイトル単体販売。
※ダウンロード版に限定グッズは付属しません。
CERO
- 『マール王国の人形姫』:A(全年齢対象)
- 『リトルプリンセス マール王国の人形姫2』:A(全年齢対象)
- 『天使のプレゼント マール王国物語』:B(12歳以上対象)