シリーズ最新作となるPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)用3D対戦アクション『ドラゴンボール Sparking! ZERO』。そのメディア向け先行体験会が実施されたので、先行レビュー記事をお届けします。
なお、先行プレイできた時間はおよそ40分ほどで、触れたのは対戦モードのみとなっています。
キャラクター:同じキャラクターであっても年代&変身段階別に選択が可能【ドラゴンボール Sparking! ZEROレビュー】
今回の先行プレイで選べたキャラクターは、バージョン違いも含めて50人。
本作では同名のキャラクターであっても、孫悟空(Z・前期)、孫悟空(Z・後期)、孫悟空(超)というように年代などによって分かれており、さらにキャラクターによっては超サイヤ人などの変身段階も用意されています。
変身段階はバトル中に切り替え可能ですが、年代などのバージョン違いは戦闘中に切り替えできないので、実質的に別キャラクターですね。
先行プレイ時点でも、悟空やベジータはもちろんのこと、ミスター・サタンなどの操作性が気になるキャラクターも選ぶことができました。
6月10日現在、公式サイトで公開されているキャラクターだけでも90人(変身段階含めて)もいるので、過去の『ドラゴンボール』シリーズと比べても最大級の参戦キャラクターになることは間違いなさそうですね。
おそらく参戦するとは思いますが、個人的には少年期の悟飯が参戦するかも気になっています。
もうひとつ気になるのが、セルやブウなどの特殊な変身をするキャラクターの扱い。先行プレイでは魔人ブウ(いわゆる善のブウ)だけを触ることが可能で、公式サイトにはセル(完全体)のみが掲載されているので、製品版では変身がどうなるのか楽しみですね!
基本アクション:簡単操作で『ドラゴンボール』らしいダイナミックなバトルが楽しめる!【ドラゴンボール Sparking! ZEROレビュー】
本作の基本アクションはシンプルで、ボタン連打だけでスピーディーな連続攻撃が可能です。
操作するボタン自体は多いものの、ガチャプレイでもカッコよく動けるのでそこまで複雑さは感じないですね。
何となく操作しているだけでも、一瞬で移動して背後をとったり、吹っ飛ばされたあとに体勢を立て直したりできるので誰でも簡単に爽快アクションが楽しめます。
敵と距離がはなれてもすぐに距離をつめることが可能で、はなれた状態でもエネルギー弾を放つなどの攻撃手段があるのでスピーディーに戦えます。
もちろん上級者同士ではどういったバランスになるかはまだ分かりませんが、格闘ゲームのようなシビアな駆け引きというよりは、『ドラゴンボール』らしいダイナミックなバトルが楽しめるのが特徴となっていそうです。
とくにブラスト(いわゆる必殺技)は、R2ボタンで気力をためてからR2+各ボタンだけで繰り出せるので、誰でも簡単に発動できて気持ちいい!
一番の大技であるアルティメットブラストも同様で、ひたすらR2ボタンを押し続けてスパーキング状態になってからR2+〇ボタンを押すだけで発動できます。
コマンド操作なしで“かめはめ波”や“元気玉”などを繰り出せて、技の演出もド派手なので初見プレイヤー同士で集まってもオンライン対戦でワイワイ楽しめそうですね。
スキルストック&変身:熱い駆け引きが楽しめる新システム!【ドラゴンボール Sparking! ZEROレビュー】
画面左上に表示される数字は“スキルストック”という、本作のシステム。
攻撃や時間経過でたまっていき、カウンターのためのアクションなどに使用します。上記の写真で悟空が使用可能な、“瞬間移動”や“オラ燃えてんだ!”の使用にスキルストックが必要です。
また、スキルストックを消費すると敵の攻撃を受けながら反撃する“リベンジカウンター”も使用可能。スキルストックがたまっていれば攻撃されても手軽に体勢を立て直せます。
逆に自分が攻撃する場合は、相手のスキルストックがたまっている状態では反撃の危険があります。
あえて相手のスキルストックを使わせてから、そのスキに大技で攻める、などの駆け引きが生まれそうですね。
またスキルストックは他キャラクターへの交代や変身にも使用します。より強力な段階への変身ほど、スキルストックを多く消費するようです。
変身すると基本的な能力がアップする以外に、ブラストなども変化。
スキルストックさえ十分にたまっていれば、超サイヤ人を飛ばして超サイヤ人ブルーになるなど、変身段階を飛ばして変身することも可能です。
ちなみに交代or変身が可能かどうかは、スキルストックの横のアイコンが光るかどうかで判断できます。
キャラクター選択の段階で変身後の姿を選ぶと、当然変身した状態でバトルがスタート! ただしチーム編成はコスト制となっており、変身後の姿は高コストとなっているので全体的にはチームに編成しにくくなっているようです。
変身後の姿で速攻を狙うか、バトル中にじっくりと変身を狙うかは戦略しだいといったところですね。また変身後の姿から前の変身段階(超サイヤ人→通常など)に戻ることもできました。
エピソードバトル&カスタムバトル:対戦以外のモードも充実! 大ボリュームの『ドラゴンボール』が楽しめる予感【ドラゴンボール Sparking! ZEROレビュー】
先行プレイで試遊できたのはオフラインでのCPU相手の対戦モードのみでしたが、もちろん製品版ではほかのモードも用意されているとのこと。
『ドラゴンボール』作中で描かれたバトルを追体験できる“エピソードバトル”、さらにプレイヤーで勝利条件を設定して会話や演出などを編集できる“カスタムバトル”が存在。
“エピソードバトル”では実際のプレイ映像も公開され、ラディッツ戦でのストーリー分岐の存在も明らかに! どうやら、ラディッツ襲来時にピッコロに同行しないと、クリリンとともにラディッツに挑むことになるようです。
“カスタムバトル”では、自分で設定したセリフをキャラクターに話させて独自の勝利条件を設定したバトルを作成できます。フルボイスではないものの、多数のセリフやシチュエーションを選べるとのことで、自由度は高そうです。
オンラインで他プレイヤーに披露できるので、発売後はオリジナリティあふれるシチュエーションでのバトルが楽しめそうですね。
わずかな時間ではありましたが、『ドラゴンボール』らしいダイナミックかつ壮大なバトルを楽しむことができた今回の先行プレイ。まだまだ参戦キャラも全容が見えてこないので、続報に期待大です!