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異論は認める。宮野真守が演じた人気キャラランキング(ネタバレあり)【アニメ声優編】

文:電撃オンライン

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 宮野真守さんの演じたアニメキャラクターの中から、アニメとゲームと声優さんをこよなく愛するライターが独断と偏見で選んだキャラクターベスト10をご紹介します。

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異論は認める。宮野真守が演じた人気キャラランキング(ネタバレあり)【アニメ声優編】


 正統派王子様からコミカルなキャラ、感情表現豊かなキャラから本心が感じられないキャラまで、幅広い演技で聴くものを魅了する宮野真守さん。気品を感じる甘い声と、キャラクターにも負けないエンタメ精神とトーク力を持って、歌に舞台にドラマにと多方面にご活躍されています。今回はそんな宮野さんの演じたアニメキャラに絞って、聞いて欲しい・見て欲しいキャラと作品をご紹介していきます。

1位:夜神月『DEATH NOTE』

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「僕は新世界の神となる」

 頭脳明晰・容姿端麗・品行方正なパーフェクト男子高生が、名前を書いた人間を死亡させる事が出来る死神のノートを拾った事で、人生を狂わせていくというジャンプ史上類を見ない異色な主人公です。

 元は正義感の強いさわやかな高校生でしたが、ノートの力に憑りつかれてどんどん狂っていく演技に引き込まれました。更に途中で一度記憶を失くし正義感100%のキラキラお目目の青年に戻る所も聴きどころ。

 焦るシーンや激昂するシーンの演技はあまりにも魅力的すぎて、悪役主人公なのに嫌いになれません。
「ダメだコイツ…早くなんとかしないと…」や、凶悪な笑みを浮かべての「計画通り」など、名シーンも盛りだくさんです。

 南空ナオミに対するスーパーさわやかな声と、最終回での松田が銃を抜いてからの一連の声は是非聴いて欲しいところです。

2位:岡部倫太郎『STEINS;GATE』

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「俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院……凶真だ!!」

 名作ADVゲームのアニメ化作品。主人公の岡部倫太郎ことオカリンは、いわゆる“中二病”の大学生。気の合う仲間数人と“未来ガジェット研究所”を立ち上げて日々発明などに明け暮れています。特技(?)は電源が入っていない携帯電話でどこかと極秘通話をする事です。

 最初こそ自らを“狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真”と名乗る痛いキャラだと思いますが、それだけではなく、とても仲間思いの青年です。物語の最初と最後で受ける印象がガラリと変わるキャラクターです。オカリンそのものな主題歌もあわせて好きになりますぞ~。

 宮野さんの声は聞き取りやすいので、オタク特有の早口でも安心です。芝居がかった口調も癖になります。ネット民には耳馴染みのある言葉が多く聞こえてくるのも楽しかったです。

 アニメを見て推しヒロインが出来たら、原作のゲームをプレイするのもおすすめです。

3位:童磨『鬼滅の刃』


「どうしたどうした可哀想に。俺は優しいから放っておけないぜ」

 鬼の首領・鬼舞辻無惨の配下である十二鬼月で、虹色の瞳の美しい容姿をした上弦の弐。ギスギスしがちな上弦の集まりでも、ニコニコと笑顔で他の上弦達に話かける友好的な態度を見せています。

 しかし、猗窩座に殴られて顔が吹き飛んでも意に介さなかったり、玉壺に貰った壺に女の生首を生けていると嬉々として報告したりと、底知れない強さと狂気を感じるキャラです。

 アニメ初登場時には、原作既読の多くの声優ファンがイメージ通りの声で興奮した様子がSNSで見受けられました。トレンドにもなった“原作と同じ声”というのは言い得て妙ですね。筆者は上弦集結会議の時から漫画から宮野さんの声が聞こえ始めました。この先の登場シーンが楽しみでなりません!

4位:刹那・F・セイエイ『機動戦士ガンダム00』


「俺が……ガンダムだ!」

 『機動戦士ガンダム00』の主人公。元少年兵のガンダムパイロットで、あまりにも悲惨な過去をガンダムに救って貰った為、ガンダムを救世主として神聖視しているキャラクターです。冒頭の台詞はあまりにインパクトがあり、ガンダムを知らない人でもこの台詞は知っているという人もいるのでは?

 寡黙な刹那が2話にして「俺がガンダムだ」と言った時は、長年のガンダムファンも衝撃を受けたはず。ロックオンが「何言ってんだ?」とツッコミを入れた時は、良かった、作中キャラもそう思って正解なんだ! と安心しました。

 刹那といえば歴代ガンダム主人公の中でも抜きんでたガンダム愛。特に初期機のガンダムエクシアへの愛を感じるのが良いですね。パワーアップした後継機のダブルオーガンダムも勿論テンションが上がりますが、刹那はやっぱりエクシアでないと! と思わせるガンダムとの絆。お前が…お前たちがガンダムだ。

 作中でも16歳から21歳と成長していますが、心の成長も感じる声の変化が聴きどころ。

5位:太宰治『文豪ストレイドッグス』

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 異能力集団“武装探偵社”の一員で、その名の通り実在した文豪がモデルのキャラクターです。モデルになった人物の人生同様、美女との心中を夢見る自殺愛好家というトンデモ設定。女性キャラと出会うと、呼吸をするのと同じくらい自然に心中に誘います。出会いからして犬神家のような状態で入水していたりと、唖然とするものでした。とはいえ普段は飄々として明るく、人に迷惑をかける事を楽しんでいるかのような掴みどころのない人物。

 勿論それだけではなく、武装探偵社のメンバーにとっては謎に包まれた太宰の過去の人物像とのギャップが良いのです。普段だらしのない人物が、実は強キャラと言う設定大好物!

 こういった実在の人物が登場する作品に触れると、推しについて調べる=勉強になるという式が出来上がりお得に感じませんか?

6位:真島太一『ちはやふる』

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「でも俺は、仲間にするならかるたの天才より、畳の上で努力し続けられる奴がいい」

 主人公・千早の幼なじみの太一は、成績優秀・容姿端麗・まつげバサバサのモテ男子。かるた一筋で恋愛には鈍感な千早への一途な気持ちを秘めています。

 文武両道でイケメンでも、かるたの才能においては周囲に天才が居すぎるあまり、苦悩して悔しい思いをする事も多いなんとも不憫に感じるキャラ。運も悪い。しかし太一は努力でもって必死に天才たちに追いつこうとします。

 記憶力を生かして札の位置、読まれた札と読まれていない札を、完璧に覚えて試合に挑む太一が思考するシーンには圧倒されます。

7位:月山習『東京喰種トーキョーグール』

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「この店にそこはかとなく漂うカネキ君の残り香と芳醇なコーヒーの香り…至高と究極の美食が入り交じったこの空間こそまさに…エルドラード!」

 変態を極めた宮野さんのキャラクターボイスが聴きたい時は月山さんで決まりです!

 美食家である月山さんは、主人公のカネキ君に強く執着する喰種。普段は大変紳士的な態度と、妙に近い距離感でカネキ君にイイ声で囁いて来たりするのですが…真骨頂はなんといってもカネキ君の血を拭いたハンカチを入手して以降です。

 ハンカチについた匂いをめちゃめちゃ嗅ぐ! それはもうクンクン、スーハースーハーと、色々な意味で聞いているこちらの呼吸が困難になる程です(笑)。

 月山さんの食へのこだわり、食材への感謝の気持ちは見習いたいものがあります。

8位:松岡凛『Free!』シリーズ

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 小6の時に主人公の遙たちと同じスイミングスクールでチームを組んでいた凛ちゃんは、赤みがかった髪にギザギザの歯で、挑戦的な態度をとってくる主人公のライバルキャラ…なのですが、実は泣き虫だったり、面倒見の良いお兄ちゃんキャラでもあります。デレデレはしないけど、しっかり妹思いなのもポイントが高い。

 通う学校も遙たちとは違う水泳強豪校ですが、心のしがらみから解き放たれたあとは、遙の後輩の怜にも泳ぎを教えてあげたりと、ライバルとはいえ良好な関係を築いています。

 亡き父のものでもあるオリンピック選手になるという夢のため、ひたむきに努力する姿も印象的。主人公の遙が感覚型の天才なので、キャラクターとしては凛の方が主人公っぽい設定ですよね。個人的には怜ちゃんとの関係がほっこりして好きです。

9位:ツナシ・タクト『STAR DRIVER 輝きのタクト』

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「颯爽登場! 銀河美少年、タウバーン!!」

 元気さわやか100%の主人公ボイス。タクトは本土から島に泳いで渡って来た、オープンワールドゲームキャラのような高校1年生。学園モノでありながらロボットものであり、タクトは“スタードライバー”となり“サイバディ”に“アプリボワゼ”出来る“銀河美少年”なのです! ちょっと何言ってるかわからない…と思うかも知れませんが、第1話を視聴した人はだいたいその反応で間違いありません(笑)。

 仮面をつけていても正体がバレバレすぎて面白い敵対組織の綺羅星十字団の面々は勿論、登場人物ほぼ全てに裏の顔があるなか、タクトだけはずっと真っすぐなままであり続ける所にグッときます。宮野さんがその後多面性のあるキャラを多く演じる事もあり、今になってその点がますます感慨深い。

 親友とヒロインを巡っての三角関係だったり、タクトの消息不明の父を捜したり、ヒロインを島の因習から救ってあげる目的があったりと、進むにつれてしっかり盛り上がる物語も見どころです。

10位:須王環『桜蘭高校ホスト部』


 お金持ちだらけの高校で、暇を持て余した美少年が暇を持て余した女生徒達をもてなす“ホスト部”に、男子と間違われ入部する事になった庶民の女の子・ハルヒが主人公のラブコメ作品。

 須王環はそのホスト部の部長で、指名率7割のキングです。フランス人とのハーフな為、金髪碧眼の完璧な王子様ビジュアルなのですが、ナルシストな部分があったり、ちょっと間違った日本文化に憧れていたりと、頭は良いのにおバカな所が環先輩の魅力です。母性本能をくすぐるタイプ。

 ハルヒの事は脳内家族設定で娘ポジションをあてがっており可愛がっていたのですが、徐々に恋心へと変わっていきます。恋愛ごとに疎い二人の距離感やすれ違いも笑って楽しめるような作品です。

 ナルシストな王子様から思春期の娘に嫌われそうでいじける父親風まで、コロコロ変わる環先輩の声とテンションの違いが楽しめます。

ほかにもこんなキャラも…


小林先生『女の園の星』…コミックス3巻特装版についていたアニメより。続編も観たい。ペタリスト小林回がとにかく観たい。
一ノ瀬トキヤ『うたの☆プリンスさまっ♪』…ゲームよりメンバーとの絡みが多いのがアニメ版の魅力。
夏目残夏『妖狐×僕SS』…細く高い声で飄々としたキャラ。
ラインハルト・フォン・ローエングラム『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』…美しく強く苛烈でカリスマ性がある。こんな人を前にしたら「宇宙を手にお入れ下さい」って言いたくなる。
三浦健人『君に届け』…3RD SEASONでまた会える! 明るいだけじゃなく、切ない演技も楽しみです。
陸遜伯言『鋼鉄三国志』…エンディング曲で初めて宮野さんの歌声に触れた作品。陸遜歌上手すぎ! と衝撃を受ける。
マリオ『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』…「マンマミーア!」等、ゲームと同じ台詞の言い方が完璧。
ピーター・B・パーカー『スパイダーマン:スパイダーバース』…マルチバーススパイダーマン大集合のCGアニメ映画。主人公を導くおじさん体形スパイダーマン。吹き替え豪華でストーリーも◎。
ムゲン『羅小黒戦記』…感情を表に出さない系最強キャラ。隠しきれない優しさにときめく。
クロロ=ルシルフル『HUNTER×HUNTER』…恐ろしく早い手刀を繰り出せる幻影旅団の団長だぞ。
宮侑『ハイキュー!!』…方言(関西弁)キャラ嬉しい。
加地葵『金色のコルダ~secondo passo~』…光属性の高校生。
フレン・シーフォ『テイルズ オブ ヴェスペリア ~ The First Strike ~』…平民出身の光属性騎士。闇属性の主人公との友情が最高。ぜひゲームもプレイして下さい!
ベディヴィエール『劇場版 Fate/Grand Order』…ちょっと気弱な騎士。一人称私で中性的な容姿の美青年。
蛇賀池照『うらみちお兄さん』…OP映像冒頭のキャラと声で一瞬混乱。下らない下ネタで笑う声につられる。
要圭『忘却バッテリー』…「パイ毛~」を聴くごとに“涓滴岩を穿つ”という言葉が頭をよぎる。
桜川九郎『虚構推理』…おひいさまへの扱いの雑さも魅力。
巽幸太郎『ゾンビランドサガ』…ゾンビィ少女達のアイドルプロデューサー。宮野さん本人を彷彿とさせる、というかキャラ名で検索するとコスチュームを着た宮野さんの写真が出て来る。胸ポケットから覗くのはチーフでなくゲソ。
紀田正臣『デュラララ!!』…女の子に目が無いムードメーカー。渾身のギャグはスルーされがち。作品ファン的ランキングなら1位紀田正臣、2位紀田正臣、3位紀田正臣で決まり。
キバ『WOLF'S RAIN』…若い狼の青年。人間体での顔が良すぎる。4匹の狼と花から造られた生命体のヒロインという絵が美しい。
デス・ザ・キッド『ソウルイーター』…完璧主義すぎて失敗する事も多いお坊ちゃま。よく虫酸が走る。
ギルサンダー『七つの大罪』…桃色の髪の騎士。メリオダスとの関係が好き。

 まだまだおりますが、上記のキャラは個人的に誰がベスト10に入ってもおかしくない、個人的最終選考キャラです。多すぎる自覚はあります。金髪碧眼の美形キャラ、騎士、圧倒的光属性なキャラが多い印象ですね。上位3名や太宰・月山さん等狂気を秘めたキャラの演技にとても魅力を感じます。宮野さんの表現力あってこそ、より人々を魅了するキャラクターになっているのではないでしょうか。特に感情が昂った時などの、震える声の演技がたまらなく好きです。

 特撮作品だとウルトマンゼロ、ゲームでは『キングダムハーツ』のリクなども印象深いです。

 『銀英伝』の他に『うる星やつら』の面堂終太郎や、今後放送予定の『キン肉マン 完璧超人始祖編』のスグルなど、名作リメイクも多く出演されていますね。

 ドラマにも多数ご出演されていらっしゃるので、知らずに視聴していると、物凄くテンションが上がります。声だけでなく、顔の表現力も強い…。あと脚が長すぎる…。

 今後もその幅広い演技での幅広いご活躍を楽しみにしております!

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