『リンカネーション・ジャーニー』体験版が配信開始。“コマンドRPGに疲れた大人たちへ”がコンセプトのフルオートバトル、パーティーの事前カスタムが重要に

文：電撃オンライン

公開日時：2024年06月11日(火) 11:30

　個人開発ディベロッパーのMSBgamedevは、PC（Steam）用ローグライクRPG『リンカネーション・ジャーニー』の体験版を6月11日に配信開始しました。

　本作は、ローグライク＋オートバトル＋ファミコン風レトロを組み合わせたRPG。90年代のファミコンRPGのスタイルにインスパイアされているものの、「コマンドRPGに疲れた大人たちへ」をコンセプトにコマンド式の戦闘は廃止。戦闘中もプレイヤーが介入することのないフルオートバトルとなっています。

　そのため、プレイヤーができることは、モンスターがドロップしたりショップ購入できる“宝珠”によるステータス・スキルのカスタマイズと隊列変更のみ。その時できる理想のパーティーを試行錯誤して組みながらダンジョン踏破をめざしましょう。

　体験版では、最初のボス“トロール”討伐までが体験できプレイ時間は約1時間ほど。より歯ごたえのある戦闘を楽しみたい方のために隠しボスも用意されています。

コマンドRPGに疲れた大人たちへ。『リンカネーション・ジャーニー』体験版配信開始

　『リンカネーション・ジャーニー』は、不運な死を遂げた主人公が、天界で慈悲をうけ、新たな人生を選ぶところからはじまります。

　格闘家、剣士、ナイト…どの転生者も目的は、ダンジョン最奥で待つドラゴンを倒すこと。決められたパートナーやダンジョンで出会う仲間、パーティーメンバーの持ち味を活かして協力し、ダンジョンを攻略せよ！

■転生を繰り返す

　主人公はダンジョンで倒れても、また転生前の魂へもどり生を繰り返すことになります。しかし、転生時に“トクツム”という、魂の経験値のようなものを受け継ぐことができます。これは、ショップで“宝珠”と変えることができたり取引に使われたりします。

■隊列と宝珠

　パーティーメンバーは4人まで。前衛後衛の概念もあるので、前衛はナイトに盾役と剣士をサブ盾兼アタッカー、後衛にヒーラーと遠隔アタッカーを置こう、などを考え戦略を立てるのが醍醐味となります。

　ここに“宝珠”を組み合わせることによって、後衛のヒーラーだけではすこし回復が間に合わないな……となれば、ナイトにMPを節約できる宝珠をもたせサブヒーラーも任せよう、アタッカーの防御力を上げる宝珠をもたせ、二枚盾にして後衛を守ろう、など戦術の幅をもたすことができます。

　ただし、戦闘中はプレイヤーが介入することはできません。難しい戦術・作戦を立てたり、指示出しをする必要もありません。キャラクターは行動前に、自ら思考し最善の一手を選びます。

　宝珠はより良い結果を導くための“手札を増やす”役割をもちます。キャラクターたちを良い結果に導くには、あなたの仕立てが鍵となります。

　バトルが始まったら、どこか懐かしい8bitサウンドに身を委ね、仲間たちの戦いを応援しましょう。（戦闘スピードを倍速にすることも可能です。）コマンドRPGに疲れた大人たちへの、導き出された一つの答えがこのゲームなのです。

■宝珠は3カテゴリー100種以上

　宝珠は大きく分けて、防御に関連する“アーマーストーン”、攻撃に関連する“ウェポンストーン”、パーティーメンバーが使用するスキルを決める“スキルストーン”の3種です。

　アーマーストーンは、敵から攻撃を受けたときに反撃をするようになるものや、シンプルに防御力を上げるもの、ステータス異常を防ぐものなどがあります。

　ウェポンストーンは、パーティーメンバーが攻撃するときの攻撃回数を増やすもの、攻撃力を上げるもの、通常攻撃にステータス異常を付加するものなどがあります。

　スキルストーンは、メンバーのジョブによって付けられるものが異なります。剣が得意な剣士は格闘のスキルストーンはつけられませんし、魔法もつかうことはできません。ナイトであれば、槍もつかえて、回復魔法もつかえるなど、得意なものが変わります。

■攻撃の連鎖

　オートバトルではありますが、攻撃連鎖のボーナスダメージがあります。敵の攻撃が味方ヒットするまで2発目以降の攻撃は“chain!”となり、連鎖が重なるごとに、ダメージにボーナスが入ります。そのため、連続攻撃スキルや、敵の動きを止める技、自信の速さを上げるスキルなどをうまく組み合わせることで、ダメージのインフレーションが起きます。

　さらに、後衛ジョブが持つ魔法攻撃が5ヒット目以降チェインに絡むと“Chainバースト！”となり、通常魔法がクラスアップして大ダメージに！　打たれ弱い後衛メンバーを守りつつ大ダメージを狙い、強敵を撃破しましょう。

■体験版のやり込み要素

　今回配信される体験版は、一番最初に対峙することになるボス“トロール”討伐までを体験できますが、より歯ごたえのある戦闘を楽しみたい方のために“隠しボス”も用意されています。開発者のまさぼっくり氏も、プレイヤーと同じ状態で討伐を試みたものの試行錯誤しつつ5時間ほどかかったと言うほどの強いボスとなっています。

　なお、この体験版は体験版用の難易度設定・アイテム配置などをしているため、製品版へのデータ引継ぎはありません。製品版では、新たに“転生”してスタートすることとなります。

■終わることのない戦い

　このゲームは、モンスターとの戦いを描いたRPGですが、戦争への風刺として人間とモンスターの関係を比喩として訴えています。

　決して終わることのない戦い、人間の、強さ、醜さ、正義の恐ろしさ。それは、ゲームの中のファンタジーだけではなく、すぐそばにあって、自分たちもまさにその中に立っているのだと。そういったものを、ゲームを通して伝えられたらと考え、このゲームは制作されました。

『リンカネーション・ジャーニー』製品情報

ゲームタイトル：リンカネーション・ジャーニー
ジャンル：転生ローグライクレトロRPG
パブリッシャー：MSBgamedev
対応言語：日本語 / 英語（英語体験版は後日リリースされます）
プラットフォーム：PC（Steam）
発売：2024年内（予定）
価格：880円（予定）
OS：Windowsのみ

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