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インディーゲームジャンル別人気5選。アクション、RPG、アドベンチャー、シミュレーション、シューティングで遊ぶべき作品はこれ【電撃インディー大賞2024】

文:電撃オンライン

公開日時:

 電撃オンラインが注目するインディーゲームを紹介する電撃インディーの3周年を記念して行われた投票企画“電撃インディー大賞2024”。

 早期アクセス版を含む2023年4月1日から2024年3月31日までに発売された全インディータイトルで競った電撃インディー大賞2024に加え、同期間を対象にアクション、RPG、アドベンチャーなど、ジャンルごとにタイトルを絞った部門別の投票も実施していました。

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 ジャンルごとの部門として用意していたのは下記の5つ。すでに“電撃ゲームライブ”#131での結果発表、速報掲載は終えていますが、この記事では各部門のトップ5を開発者・投票者のコメントとともに振り返ります。

●アクションゲーム部門
●RPG部門
●アドベンチャー部門
●シミュレーション部門
●シューティング部門

※投票者のコメントは敬称略。

アクションゲーム部門


 アクションゲーム部門は、電撃インディー大賞2024でも第1位に輝いた『BLAZBLUE ENTROPY EFFECT』がトップを獲得。第2位の『SANABI』も含め、電撃インディー大賞への投票とあわせて部門別にも投票してくださった結果と言えるでしょう。

 第3位以下は『アフターイメージ』『幻日のヨハネ』など部門別ならではのタイトルが名を連ねています。

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第1位:BLAZBLUE ENTROPY EFFECT
第2位:SANABI
第3位:アフターイメージ
第4位:幻日のヨハネ -BLAZE in the DEEPBLUE
第5位:PENNY BLOOD: HELLBOUND(ペニーブラッド:ヘルバウンド)

『BLAZBLUE ENTROPY EFFECT』受賞コメント


◆株式会社91Act 代表/プロデューサー:長谷川 仁氏

 数多くのインディーアクションゲームの中で、『BlazBlue Entropy Effect』に投票頂きありがとうございました。私達91Actとして、アクションゲーム部門1位というのは、何よりも嬉しい評価です。

 今から10年前にアクションゲームを愛するメンバーが集まり、その名に「Act=アクション」を込めて会社を立ち上げました。それから世にあるアクションゲームを探求し続け、最高のアクションゲームを作ろうと進めてきた10年後の今日、このような賞を頂けたことは何物にも代えがたく、スタッフ一同、感無量です。

 私達は引き続きアクションゲームで世界中の人達を熱狂させていきます!

「FIGHT FOR GAME!!」

◆投票者のコメント

●ローグライト、アクションが好きなら刺さる作品だった。育てたキャラクターを合体させて能力を引き継げるのも新鮮で楽しめた。(ぴーこっこ)
●一番激しい、無限な可能性のあるコンボや爽快感溢れるアクションゲーム!! 『DMC』のような空戦やコンボもできるし、スピード感やヒット感、視覚効果もすごい。革新なシステム“動作もRoguelite要素”、それぞれの動作を組み合わせると、新たなmoveや効果も現れ、まじで革新なアクションゲームだ!(ブラッドエッジ)

RPG部門


 RPG部門は、電撃インディー大賞2024で第5位となった『QUESTER | OSAKA』がトップに。第9位だった『In Stars And Time』もRPG部門では第2位に輝いています。

 注目は第4位の『METRO QUESTER』。『QUESTER | OSAKA』とあわせてRPG部門に『QUESTER』シリーズ2作品がラインクインと、人気の高さを見せました。

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第1位:QUESTER | OSAKA
第2位:In Stars And Time
第3位:Sea of Stars
第4位:METRO QUESTER
第5位:Path of the Abyss

『QUESTER | OSAKA』受賞コメント


◆『QUESTER』 ゲームデザイン担当:加藤ヒロノリ氏

 なんと、RPG部門1位ですって、奥さん! こいつはめでたいっす! 子供に自慢してくる!

 『QUESTER』は、萩原一至さんの作った世界観を元に「自分が面白いと信じているRPGのカタチを、WIZ風味にブレンド」したらできあがった、ちょっとヘンテコなゲームです。

 そして『QUESTER | OSAKA』は、そのシステムを元にちょこちょこっとパワーアップしつつ、地元オオサカのネタをいっぱい鏤めました。

 受賞をいただけたということは、このヘンテコゲームがユーザーの皆さんのハートに響いたという証! こんなにうれしいことはないっす!

 投票してくれた皆さんに、感謝ー! ありがとうございましたー!

◆投票者のコメント

●見た目は購入を躊躇するほどシンプル過ぎるが、ダンジョンの探索、ハックアンドスラッシュ、トレジャーハントはちゃんと楽しめる。他のダンジョンRPGと異なるのは壁を壊しならがの探索、キャラの成長にランダム要素があるのでプレイヤー毎に攻略法が必要なこと、成長上限が低いのでボス戦は毎回緊張すること。(Fuzzy)
●ダンジョンを探索する楽しさが濃縮されていて粛々と続けてしまう楽しさがある。(つっば)

アドベンチャー部門


 アドベンチャー部門も『OU』が第1位に輝くなど、電撃インディー大賞2024のトップ10に入賞した作品がワンツーを獲得。

 ただ、電撃インディー大賞では『OU』は第4位、『ウーマンコミュニケーション』は第3位だったので、ある意味下剋上のような形に。総合では別作品に投票したものの、アドベンチャーゲームでは『OU』が一番好き、という方が多かったのかもしれません。

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第1位:OU
第2位:ウーマンコミュニケーション
第3位:ファミレスを享受せよ
第4位:未解決事件は終わらせないといけないから
第5位:デイヴ・ザ・ダイバー

『OU』受賞コメント


◆株式会社ジー・モード 『OU』プロデューサー:竹下功一氏

 なんと“アドベンチャー部門1位”とのこと!! 『OU』を、この部門に特に推薦し、投票していただいた皆様、本当にありがとうございます!!!

 『OU』という作品は、当初より「ゲームのような形をした何か」という表現であったり、「なにかと 誰かの あいだで」や「これは、君の物語じゃない」といった、ちょっと謎めいた言葉で紹介していました。

 おそらく、最初はそれが何のことがピンとこないかもしれません。しかし、この物語を進めていくと、出会ってきた風景や言葉、出来事、その意味が一気に繋がり、新たな意味を持つことと思います。様々な感情が流れ込んでくると思います。

 緻密に描かれたアート、生演奏による音楽、そしてきっと、限りある命を、人生を送るすべての人に寄り添う物語が、普遍的なメッセージが『OU』にはあります。

 これからプレイする皆様も、是非その扉を開けて、最後のページまでこの物語を見届けて下さい。『OU』をどうぞ、よろしくお願いいたします。

◆投票者のコメント

●幸田御魚さんの描かれるアートワークそのままの世界を駆け回れる楽しさ、散りばめられた謎が最後の真相に収束した時、思わず涙しました。何かしら創作に携わる方は特に共感する部分は多いんじゃないかな、と思います。(めめし★)
●『OU』でしか得られない体験があった。(ゲヱヲタ)

シミュレーション部門


 シミュレーション部門はトップ5すべてが部門別ならではの作品に。都市開発、経営モノなど、遊びとしてもバラエティ豊かです。

 投票のみでコメントは少なめでしたが、『supermarket simulator』に対しては「気がついたら時間が過ぎているくらいに没頭できる作品(ぴーこっこ)」、『Punch Club 2: Fast Forward』には「ただステータスを高くすれば勝てるわけではないバトルシステムがよかった(しろこり)」といった声が寄せられていました。

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第1位:Against the Storm
第2位:ヘレの海底都市計画
第3位:supermarket simulator
第4位:ゴジラボクセルウォーズ
第5位:Punch Club 2: Fast Forward

『Against the Storm』受賞コメント


◆Co-Founder at Eremite Games:Lukasz Korzanowski氏

 このたびはこのような賞をいただき、大変光栄に思います。ありがとうございます。

 私たちは、この『Against the Storm』で、シミュレーションというジャンルに何か新しくユニークなものをもたらしたいと考えてきました。常に驚きに満ち、永遠に遊べるようなリプレイ性を兼ね備えたシティビルダーです。

 本作の開発は、実にチャレンジングなものでしたが、皆さまに楽しく遊んでいただいているということで、その価値は十分にあったと思っています。

 そして、今回このように私たちをサポートし、投票してくださった日本のファンの皆さまにも、改めて感謝申し上げます。

 『Against the Storm』を作り始めたころ、私たちはまだまだ無名の開発スタジオで、本作は仕事終わりに数時間作業をする程度のパッションプロジェクトでした。それが、こうして世界中で遊ばれ、評価されるゲームになるとは思ってもみませんでした。

 皆さまの熱意のおかげでここまでやって来れました! 本当にありがとうございます!

シューティング部門


 シューティング部門は縦スクシューティングの『夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち』が第1位を獲得。

 第3位以下にはビジュアルも特徴的な全方位アクションシューティング『メイド・オブ・ザ・デッド』などがランクインしていますが、第2位の『スターガニアン』も含め、昔ながらのシューティングゲームが人気を集めた形になりました。

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第1位:夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち
第2位:スターガニアン
第3位:メイド・オブ・ザ・デッド
第4位:エンドレスダンジョン
第5位:Brotato

『夕暮れの楽園と赤く染まる天使たち』受賞コメント


◆開発者:あきら小屋・坂葉氏

 ありがとうございます。骨硬派の心意気が伝わったようでうれしいです。

 今回はシューティングゲーム未経験の方でも楽しめる(つまり骨をしゃぶれる)ことを目標に作りました。

 そして難解なシステムを排し、シューティングゲームの“骨”(つまり真髄であり脊髄)を追求しました。これこそが“骨硬派”です。

 本作でシューティングゲームの基本(骨)を知れば、他の作品も楽しめるようになると思います。

◆投票者のコメント

●グロテスクな縦シューティングだが難易度の調整が素晴らしく、シューティングが苦手な自分でも何度も遊び続けられている作品。グロテスクなキャラや描写が平気な人ならぜひ遊んでみてほしい。(ぴーこっこ)
●STGを兎に角遊びやすく! という所をとことん突き詰めたゲーム。異色なデザインのため受け入れられないかもしれませんが、ゲーム内容自体は非常に親切に作られていますので、STG初心者におすすめしたいタイトルです。低価格でSTGの“潰しの効くスキル”が身につけられる点も素晴らしいです。いちいち古の攻略サイト等を調べなくても、このゲームのチュートリアルをこなせば知識も地力もついてきます。(SUGAKNEE)

“電撃ゲームライブ”#131 電撃インディー3周年SP


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