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【NGS ver.2 先行試遊】7月実装予定の新コンテンツ・ラインストライクが楽しい! 気になるゲームシステムは? どんなカードがある?

文:電撃オンライン

公開日時:

 セガは、好評サービス中のオンラインRPG『PSO2 ニュージェネシス ver.2』では、7月のアップデートで新コンテンツ“ラインストライク”の実装を予定しています。

 この記事では、5月下旬に開催されたメディア向け試遊会でのプレイレポートをお届けします。

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7月実装の新コンテンツ“ラインストライク”先行プレイレポート

ラインストライクの概要


 ラインストライクは、『PSO2』の採掘基地防衛戦をモチーフにした1対1のカードゲームです。ゲーム本編にはほぼ影響しない独立した要素で、プレイで得られる報酬は基本的にラインストライクに関連するものになっています。

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 プレイヤーそれぞれに3×3マスの場があり、縦3マスのことをラインと呼びます。各ラインには拠点と呼ばれる耐久力ゲージがあり、耐久力がゼロになるとその拠点は破壊されます。先に相手の拠点を2つ破壊したプレイヤーの勝利です。カード同士が直接戦うゲームではないので、相手のカードにダメージを与えたり、倒して場から取り除くことはできません。

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ゲームの流れ


 ゲームの流れは下のとおり。実際にプレイヤーが操作するのは、①と④だけでそれ以外は自動進行します。④のカード配置フェイズでは、PPが許すかぎり何枚でもカードを召喚することが可能。逆に、カードを1枚も召喚しないで終わらせることもできます。

 ⑦の戦闘フェイズでは、自陣のカードのATK合計値と、敵陣のカードのATK合計値を比較。上回った側は、相手の拠点に対して自陣のカードの枚数分だけダメージを与えられます。ただし、妨害効果でATKが0になったカードは戦闘不能扱いで戦闘に参加できず、パッシブスキルも発動しません。

①ゲーム開始時
 カードを5枚引きます。1回だけ引き直すことが可能。

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②ターン開始
 PPが+3されます。PPは最大10まで持ち越すことが可能。

③ドローフェイズ
 カードを1枚引きます。(1ターン目は除く)

④カード配置フェイズ
 PPを消費してカードを場に召喚します。この時点ではカードは相手に見えません。

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⑤カードオープン
 場に召喚したカードが相手に見えるようになります。

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⑥効果発動フェイズ
 スキルの効果が発動します。補助、妨害の順番で発動。

⑦戦闘フェイズ
 ライン上のATK合計値を比較。上回った側は、そのラインにある相手の拠点へダメージを与えます。拠点を破壊されたプレイヤーはカードを1枚引きます。

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⑧ターン終了
 どちらかが拠点を2つ破壊していた場合はゲーム終了。決着していない場合は②へ戻ります。

カードのステータス


 カードのステータスには属性、コスト、ATK、スキル、属性が存在。コストが高いカードほどATKが高い、あるいは強力なスキルを持っています。

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 コストはカードを配置するときに消費するPP量です。通常は召喚時にコストの値だけPPを消費しますが、リライト召喚という方法でPP消費量を軽減することが可能。リライト召喚は、配置済みのカードと同じ属性かつ、よりコストの大きいカードで上書きする方法です。その際、配置済みのカードのコストぶんだけ消費PPが軽減されます。例えば、コスト2のカードに対して同属性のコスト5のカードをリライト召喚した場合、PP3で召喚が可能、ということです。

 スキルにはパッシブ、支援、妨害の3種類があります。パッシブは常時発動するものと、特定条件で1回だけ発動するものが存在。支援は自陣、妨害は敵陣に効果を発揮します。属性はリライト召喚の条件になります。ゲームのルールには直接関係ないものの、属性ごとに戦い方の傾向があり、例えば氷属性なら妨害スキルを持ったカードが多いといった特徴が存在。

 ちなみに、イラストは『PSO2 トレーディングカードゲーム』のものが使用されています。

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▲炎属性には、場に出ている同属性の枚数だけATKが上昇する“共闘”を持つカードがあります。
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▲氷属性は、敵の弱体化を得意とするカードがそろっています。
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▲1回だけ拠点へのダメージを増加するカードがあるのが雷属性の特徴です。
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▲風属性には、味方や敵を移動させるスキルが多くあります。
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▲光属性は、1回だけ拠点へのダメージを減らすスキル、味方の強化など防御寄りの属性です。
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▲闇属性はATKに対する支援や妨害が少ない反面、1ターンだけ敵のATKを0にする“スタン”を持つカードがあります。
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▲スキルの効果。“ドローカード”や“PPアップ”も効果発動フェイズで発動するため、実際に恩恵を受けられるのは次のターンになります。

マッチングと報酬


 対戦方式は、勝敗のレートを基準にしたレートバトル、レートに関係なくマッチングされるアンレートバトル、NPCと戦う対NPCバトル、指定したプレイヤー同士で戦うフリーバトルの4種類。レートは、レードバトルの結果によって増減します。レートバトルのマッチングに使用されるだけで、ランキングなどはありません。

 プレイ報酬のカードスクラッチ補助券は、対戦方式と勝敗によって獲得量が異なります。プレイ報酬は週ごとに300枚の入手上限が存在。ただし、最も報酬が多いアンレートバトルをすべて勝ったとしても38回プレイする必要があるため、あまり気にして遊ぶ必要はないでしょう。ちなみに、タスク報酬など別の手段で手に入れた場合は上限にカウントされません。

・レートバトル
勝利報酬:カードスクラッチ補助券×8
敗北、引き分け報酬:カードスクラッチ補助券×2

・アンレートバトル
勝利報酬:カードスクラッチ補助券×5
敗北、引き分け報酬:カードスクラッチ補助券×2

・対NPCバトル
勝利報酬:カードスクラッチ補助券×3
敗北、引き分け報酬:カードスクラッチ補助券×2

・フリーバトル
報酬なし

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▲フリーバトル以外はラインストライクのメニューから開始できます。
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▲フリーバトルの申し込みや観戦は、プレイヤーキャラクターを選択して行います。

カードスクラッチとリサイクル


 カードスクラッチ補助券はカードスクラッチを引くために使用します。カードスクラッチ補助券10枚で1回引くことが可能。排出される全カードにノーマルカードと、ホログラム演出のキラカードがありますが、カードの性能自体は変わりません。カードは消費アイテムとして排出され、使用することで登録できます。試遊では確認できなかったものの、カードの排出率はノーマルカードはノーマルカードで、キラカードはキラカードで一律同じとのこと。

 登録前のカードは、リサイクルでバッヂと交換できます。その際、ノーマルカードがバッヂ1個に対して、キラカードはバッヂ3個になります。バッヂはカードスリーブやプレイマット、ビルドパーツと交換可能。

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▲左がノーマルカード、右がキラカードです。
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▲リサイクルで手に入るアイテムのほとんどはラインストライクで使用します。
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▲カードスリーブやプレイマットは見た目にのみ影響します。

ステラのプレイレポート


 ラインストライクは、セントラルシティにいるヴィクトリアと会話することで解放されます。ヴィクトリアはラインストライクのガイド役で、タスク受注やカードのリサイクルも担当しています。

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▲ヴィクトリアはセントラルタワーの南西(メインストリートから見て右側)にいます。

 実際にプレイするには、コミュニティーメニュー内のラインストライクを選択。続いて4つのなかから対戦形式を選ぶとスタートします。今回は対NPCバトルをプレイしました。ちなみに、対NPCバトルにはビギナー、ベテラン、エキスパートの3つの難度があります。

 カード召喚の順序は、マスを選択してからカードを選択。世の中には選択の順序が逆のカードゲームもあるので、人によっては違和感を感じるかもしれませんが、すぐに慣れます。1ターンに召喚できるカードの枚数には制限がなく、PPさえあれば何枚でも出せます。召喚が終わったら画面右のBATTLEボタンを押して次に進行。続いてカードオープンします。先攻・後攻の要素はなく、ここでお互いに召喚したカードが相手に見えます。

 効果発動フェイズでは、召喚したカードのスキルが発動。パッシブ以外は、召喚したターンに1回だけ発動します。場のカードが少ない序盤は空振りも珍しくありません。

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▲味方や敵を移動させるスキルは、移動先のマスがすでに埋まっていた場合は無効です。

 戦闘フェイズでは、ライン上のATK合計値が高い側が相手の拠点へ攻撃します。拠点へのダメージ量はカードの枚数で決まるため、低コストのカードを複数召喚してダメージを稼ぐといった戦術もアリでしょう。ただし、コスト1のカード3枚のATK合計値はコスト3のカード1枚のATKに劣ります。何が正解かはプレイヤーの考え方しだいといった印象です。

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▲ATKやコストに関係なく、拠点へのダメージはカード1枚につき1点です。

 デッキ編集は、ラインストライク→デッキリストを選択後、編集を選ぶことで移行できる編集画面で行えます。デッキの設定では、デッキ名を付けられるほか、そのデッキで使用するカードスリーブとプレイマットを設定可能。デッキ編集の操作自体にとくに難しいところはありません。

 デッキは15枚で構成され、同じカードは最大3枚まで入れることが可能。ノーマルカードとキラカードは同じカード扱いです。属性は揃えなくてもかまいませんが、リライト召喚があるので基本的には1~2属性に絞ったほうがいいでしょう。

 普段のアクションとは勝手の違うカードゲームということで、試遊前は自分に理解できるか少し不安でした。『PSO』のカードゲームと言えば、『PSO エピソード3』を思い出す人も多いはず。しかし、ラインストライクは『PSO エピソード3』よりもスピーディーな展開でルールもカンタンです。1回あたり2分程度で決着するので、気軽に遊べるコンテンツになるでしょう。

 不安な点は、カードゲームであること。個人的にはよくできていると感じましたが、アクションが好きなユーザーだと好みが分かれるかも。とはいえ、一切プレイしなくても問題ないので、気が向いたら遊んでみてはいかがでしょうか。

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▲偶然かもしれませんが、対NPCバトルでカヌイがグレンのスリーブを使っていてほっこりしました。



■『PSO2 ニュージェネシス』パッケージ版

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