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『龍が如く』最新作オーディションレポート。医師やアイドル、プロレスラーからビッグダディ元妻まで、バラエティ豊かな面々がエントリー!

文:おしょう

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 2024年6月23日、東京・大崎のセガ本社にて、『龍が如く』シリーズ最新作の出演者を決定するオーディション“『龍が如く』最新作 ミナト区系女子オーディション”の二次審査が開催されました。

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 もはや『龍が如く』シリーズではおなじみとなったオーディション企画。直近では2023年に開催された『龍が如く7外伝 名を消した男』の“生キャバ嬢オーディション”が記憶に新しいですが、今回はキャバクラ嬢ではなく、“シリーズ最新作に登場するミナト区系女子”の募集となっています。合格した際には、CG・実写でのゲーム内への出演のほか、『龍が如く』シリーズ最新作に関連するさまざまなプロモーション活動に参加することになるとのこと。

 厳正な書類審査を経ての二次審査はグループ面接となり、龍が如くスタジオ代表・制作総指揮である横山昌義氏、『龍が如く』シリーズチーフプロデューサーの阪本寛之氏、『龍が如く』最新作プロデューサーの堀井亮佑氏、『龍が如く』シリーズグローバルプロジェクトマネージャーの山藤雅也氏、『龍が如く』シリーズブランドマネージャーの向大地氏の5名が面接官を務めました。

 メディア取材が行われたのは、6人ずつグループ分けされた応募者の中の2グループ。ここではその計12名の面接の様子を、参加者の紹介や写真とともに紹介していきます。

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『龍が如く』シリーズ最新作オーディションレポート。個性豊かな面々が集結!

個性豊かな応募者が『龍が如く』最新作への出演を目指してエントリー

大澤あいりさん:現役の医師がオーディションに参加!

 医大と声優の専門学校に並行して通ったのち、現在は皮膚科の医師として活躍。『龍が如く7』で春日一番の熱い心に触れて、どうしても『龍が如く』シリーズの一員になりたくて応募したとのこと。

 ヒーローショーでのかぶりものの経験もあり、アクションやダンスも得意。もし合格したら、医師を続けつつ、患者さんに『龍が如く』最新作をアピールしたいと語りました。

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▲会場では実際に仕事で使用している白衣も着用。
壮麗亜美さん:『龍が如く』愛があふれすぎるプロレスラー

 女子プロレス団体“スターダム”所属のプロレスラーである壮麗亜美さん。キャッチコピーは“神に選ばれしビッグ・ガール”。今回は、ミナト区系女子にもなれることを見せるために、あえてワンピースでオーディションに挑んだとのこと。『龍が如く』はプロレスラーになる前から好きで、オーディションは3回目の応募となるが、面接審査は今回が初めてのようです。

 『龍が如く6』に多数のプロレスラーが出演していたのを見て、「もしかしてプロレスラーになったら『龍が如く』に出られるのでは?」と考えたのが、デビューきっかけの1つ。今後もプロレスラーとして活動していくものの、『龍が如く』出演への想いは今でも変わらないと熱く語っています。

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▲アピールでは向氏に逆エビ固めを決める場面も!
金剛寺あやさん:一般人でも出演できるんだと思ってもらえる存在に

 広島で看護師とキャバ嬢を両立させている金剛寺さん。前回のオーディションでは落選したが、『龍が如く』シリーズに出演したいという一心で、悔しくて今回も応募したとのこと。

 芸能人でもなくインフルエンサーでもないものの、ゲームや配信番組『龍スタTV』を盛り上げる自信があり、「一般人でもこのような役として出られるんだ」と思ってもらえる存在になりたいと審査員にアピールしました。

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イ・リンさん:武道合計17段のアクションをアピール

 韓国出身で、現在は東京を拠点にグラビアアイドルとして活躍し、YouTubeでもさまざまな動画を配信中。テコンドー、合気道、柔道といった武道の段は計17段で、アクションが得意なことをアピール!

 ゲームでは「悪人をなぎ倒す謎のキャラクターとして出演したい」とのことで、韓国でも人気の『龍が如く』シリーズをさらに広めることができたらと語りました。

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望月怜さん:少しでも『龍が如く』の世界に入りたい

 大学の事務員やモデルを経て、現在の職業は主婦。夫がシリーズの大ファンだったのをきっかけに『龍が如く』シリーズが好きになり、少しでもその世界に入りたい、またどうやってその世界が作られているかを知りたいと考え、オーディションに応募したと語りました。

 モデル時代は静岡県の有名なスポットや伝統芸能を紹介する仕事も担当しており、コンテンツの魅力を紹介することが得意。また、“ミナト区系女子”について自身がまとめたプレゼン資料を持参するなど、並々ならぬ熱意が感じられました。

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TSUBASAさん:歌舞伎町を拠点としている現役アイドルが参戦

 新宿歌舞伎町に劇場を持つアイドルグループ“かかかぶぶぶききき!!!”のメンバー。昨年に続いて今年7月からセンターを務めています。動画配信を観たのをきっかけに『龍が如く』のような世界観の作品に携わりたいと考えて、今回のオーディションに応募したとのことです。

 もともと女優志望なこともあり、今回のオーディションをきっかけに、現在のグループを卒業後も芸能活動をしたいと熱弁した。

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久(きゅう)さん:自身の生き方を変えた『龍が如く』の仲間となるために

 都内の企業に勤める会社員で、アメリカ留学の経験があり、クラシックバレエが得意。以前は人と接することに苦手意識があり、引きこもっていた時期があったが、そのころに『龍が如く7 光と闇の行方』に出会って意識が一変。春日一番としてゲームの世界を生きることで、「人に助けを求め、協力することは思っているほど難しくないのでは」と感じ、そこから生き方が変わったと語りました。

 ファンとして過去作品の体験会などにも参加しており、そのイベントで横山さんに「(オーディションを)受ければ?」と言われ、チームの仲間となるべく覚悟を決めたと、涙ながらに語ったのが印象的。さらに会場ではクラシックバレエの経験を活かして『龍が如く8』の極技である“トロピカルフラワーの極み”も披露するなど、さまざまな面で『龍が如く』へのあふれる愛を感じた応募者でした。

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本郷愛さん:シリーズへの出演はセクシー女優としての1つのゴール

 セクシー女優や配信者として活躍中。先輩女優や配信者が過去にシリーズに出演したこともあり、自分自身も『龍が如く』シリーズへの出演を1つのゴールと考えて応募したとのこと。また、帰国子女で英語が話せることで、海外に向けてPRを行えることもアピール。

 じつは生まれも育ちも港区で、現在の仕事の前に港区でのさまざまな飲み会を経験しており、そういった場でシチュエーションにあわせて盛り上げ役などを演じられるのが自身の強みだと伝えました。

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藤白ちらりさん:レースクイーンから企業家まで多彩な顔を持つタレント

 グラビアアイドル、レースクイーン、女優としてだけでなく、ベンチャー企業も起業するなどマルチに活躍。ちょうど『龍が如く7 光と闇の行方』をプレイしている最中にマネージャーからオーディションの話を聞き、自身も作品の一部になりたいと考えて応募したとのこと。かつては銀座のクラブでも働いており、その経験も活かすことができるとアピールしました。

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ミナコさん:ビッグダディの元妻が『龍が如く』への熱い想いとともに参戦!

 12年ほど前からドキュメンタリー番組『痛快!ビッグダディ』に出演したことで一躍有名に。現在は8人の子どもの母親として子育てをする一方で、育児の合間に少しずつプレイして『龍が如く』シリーズの全作品を体験してきたとのこと。そのため『龍が如く8』のプレイ中には、かつて幼かったキャラクターの成長を見届けるエピソードで号泣したようです。

 前回のオーディションにも参加しようと考えていたものの、キャバクラ嬢には合っていないと考えて応募しなかったことに後悔しており、今回は悔いのないようにオーディションに参加。いろいろな経験を経ているので、どんな役でも心から演じられる自信があり、どんな悪い役でもかまわないと審査員に訴えました。

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みりさん:キャバクラ引退をきっかけに意を決して応募

 大阪でキャバクラ嬢としてナンバーワンになったこともありますが、数カ月前に引退したみりさん。引退をきっかけに現役のときは応募する勇気がなかった『龍が如く』のオーディションに応募したとのことです。

 シリーズ作品すべてをプレイしており、今回のオーディションを知って、最新作が出る喜びとともに「いま行かないと!」という衝動にかられたとのこと。今回の審査の翌日には、『龍が如く8』の聖地巡礼としてハワイに行く旨も熱く語りました。

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松平璃子さん:自分こそ“ミナト区系女子”にふさわしい!

 アイドルグループ・櫻坂46の元メンバーで、グループ卒業後はグラビアやバラエティ番組で活動中。ゲーム配信をきっかけに、尊敬するビートたけしさんが『龍が如く6 命の詩。』に出演していることを知り、ぜひ自分もシリーズ参加したいとオーディションに参加しました。また、グラビアアイドルとしても「ゲームで自身のスタイルのよさを活かしたい」とアピール。

 そして、過去にミナト区系女子の1人として暴露系YouTuberによる炎上を経験したことを踏まえ、「自分こそ今回のオーディションにふさわしい」と熱弁。ぜひゲームの世界に出てみたいと語りました。

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新作のヒントはオーディションの「ミナト区“系”女子」の部分にあり!?


 その後もオーディションはまだまだ続くものの、いったん上記の審査が終了した時点で、横山氏、阪本氏、堀井氏の3名に、今回のオーディションの手ごたえなどについてお伺いしました。

――まだ途中ではありますが、今回のオーディションの手ごたえはいかがですか?

横山:
今回は新作の内容も役割もお伝えしていない中でのオーディションになったのですが、内容を言いすぎると作品の中身に触れてしまうため、アバウトにせざるを得ませんでした。それゆえに、応募者のみなさんもバラエティに富んだ結果となって、聞き手側としてはおもしろいですね。とくに4グループ目(久さん、本郷愛さん、藤白ちらりさん、ミナコさん、みりさん、松平璃子さん)は歴代で一番おもしろく、倍くらい時間をかけて審査したかったと感じました。

阪本:
前回のオーディションがかなり盛り上がったので、今回“ミナト区系女子”というアバウトな募集に関わらず、応募数も多く、いろいろな業界の方に参加いただいています。年々、『龍が如く』におけるオーディションの波及効果が大きくなっているのを感じますので、選ぶ側としてもがんばらないとですね。

堀井:
とてもおもしろい方々に集まってくださり、よいオーディションになっていると思います。前回まではキャバ嬢役など役柄が明確だったのですが、今回はそれがわからない状態での実施なので、今までより「何役でもいいので『龍が如く』に出たい!」という、作品への愛やパッションを持った方が多くいらっしゃっています。それを見て、制作者である僕らも「よいものを作らなければ」という思いを新たにしました。

――先ほどのお話のように、今回は役柄が明かされていませんが、みなさん同じ役柄での出演になるのでしょうか。それともさまざまな役割に配役されるのでしょうか?

横山:
ノーコメントです(笑)。今回は以前のキャバ嬢オーディションのように、カテゴリーを言ってしまうと、かなりのヒントになってしまうのです。今言えているのは……いや、まだ何も言えていないですね(苦笑)。唯一、誰かとお酒を飲むという役割だけは間違いないかと思います。ただ、それだけの役割ではありません。あとはミナト区“系”女子というオーディションのタイトルの、“系”の部分がヒントになるかもしれません。

――オーディションの最終的な合格者は何人くらいになるのでしょうか。

横山:
大まかには決めているのですが、最終的にどのくらいの人数になるかは、オーディションの結果しだいです。ですが今日の感覚ですと、多めの人数になりそうですね。

――これまでのオーディションの応募者の印象はいかがでしょう。

横山:
“縦の系譜”が生まれているのを感じます。例えばファーストサマーウイカさんの後輩だったり、Ksonさんを目指したりと、過去のオーディション参加者の弟子のような方が増えているんです。『龍が如く』シリーズが好きなのは前提として、「かつてのこの人にあこがれて今の自分がある」という方が多くなりました。その系譜を見る限り、もしかしたら毎年オーディションを開催したほうがいいのかもしれませんね(笑)。

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 なお、今回の二次審査を経た最終審査は、2024年7月上旬~8月上旬ごろの予定。今回取材したメンバーから誰が選ばれるか、期待して待ちましょう。

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