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人間社会の不条理・不合理、すべて当店が買い取ります。幻想風刺コミック『怪奇古物商マヨイギ』第1巻発売!!

文:電撃オンライン

公開日時:

 KADOKAWAが運営するヤングWEBコミックマガジン“電撃コミック レグルス”にて連載中の『怪奇古物商マヨイギ』(髙川ヨ志ノリ)コミックス第1巻が発売されました。

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時代と場所を超越する幻想風刺コミック『怪奇古物商マヨイギ』1巻が発売


 本作は、文明開化に踊る山間の芽石町を舞台に、町はずれの古物商“馬酔木”の店主・馬酔木(まよいぎ)が、人の欲で生み出され社会にあふれる様々な“不条理な思い”を買い取り、ある時はそれを人間に返すオカルト風刺コミックです。

 売れない恋愛小説家・箱根崎(通称ハコ先生)は編集者から怪奇小説を書くことを依頼され、偶然訪れた“古物商馬酔木”で出会った馬酔木を観察し小説の題材にしようと交流を重ねていきます。

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▲甘味に目がないハコ先生。あんパンの購入数に応じて店員と交流が持てる特典には目もくれない。
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▲偶然訪れた古物商馬酔木で出会った二人。店主馬酔木の雰囲気に飲まれそうになるハコ先生……。
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▲「この腹の肉を買い取ってもらおうかな」と軽口を叩いたハコ先生に、馬酔木がとった行動は……。
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▲馬酔木に脂肪分を”買い取られて“見違えたハコ先生。
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▲古物商として”不用品”を買い取っているだけ、と言われればそうなのだが……。
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▲馬酔木の行動理念に圧倒されるハコ先生。その瞳には狂気にも似た光が宿る。

 奇奇怪怪な店と店主に翻弄されながらも、小説のネタのために古物商へと通い詰めるようになるハコ先生は、次第に馬酔木の人物像にも興味を持ち始め交流を深めていきます。

 お化けや怪談が苦手なハコ先生だったが、馬酔木と過ごしていく中で少しずつ耐性もついてきて、トラブル解決にも一役買うように……?

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▲画家である父の素描を勝手に売った娘と言い争う父に喝を入れるハコ先生。
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▲たとえ親子であっても、個人の大切なものを勝手に扱うことは許されない。

 著者は転売屋によりジャンルが荒らされる様を描いた漫画『にわとりや』がSNS上で話題になった髙川ヨ志ノリ。

 商業デビューとなる本作でも、現実社会で起こる不条理や不合理を題材に独自の視点でコミカルかつオカルティックに描きます。

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▲人に変化する化け狸・五葉松。馬酔木とは古い知り合いの様子……?


『怪奇古物商マヨイギ』1巻のあらすじ

 この世の不条理・不合理、すべて当古物商で買い取ります。

 おまけのために大量購入させられ廃棄される商品。他者の価値観に無遠慮に介入されて捨てられる商品。

 利益のために改変を強いられ品質を劣化させられた商品──。

 洋の東西、時代を問わず、この世の不条理・不合理を浴びて理不尽な目にあう商品を買い取る奇怪な古物商店“馬酔木《マヨイギ》”。

 白黒はっきりとさせたがり過ぎる世の中で、常に『合理的』な判断を下す店主・馬酔木が今日もまたワケアリ品から物言わぬ訴えを聞き取り、愚かな人間達へ“お返し”していく──。

書誌情報

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『怪奇古物商マヨイギ 1』
著:髙川ヨ志ノリ
定価:759円(本体690円+税)
発売日:2024年6月26日
判型:B6判 ページ数:194

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