『モンスト』『ウマ娘』『パズドラ』が2024年上半期のモバイルゲームの収益トップ3に

文：電撃オンライン

公開日時：2024年07月16日(火) 14:38

　Sensor Towerは、2024年上半期の日本でのモバイルゲームの収益、ダウンロード数に関するブログを公開しました。

　収益トップ3は『モンスターストライク』（MIXI）、『ウマ娘プリティーダービー』（Cygames）、『パズル＆ドラゴンズ』（GungHo Online Entertainment）という結果になっています。

　以下、ブログより一部抜粋します。

2024年上半期日本のモバイルゲーム収益トップ3はモンスト、ウマ娘、パズドラ、DL数ではぽちゃガチョ！、キノ伝、学マスなど新作がランクイン

　早くも今年の半分が過ぎましたが、2024年上半期の日本のモバイルゲームは、収益では既存タイトル、ダウンロード数では新作タイトルが強いランキングとなりました。パブリッシャー別収益トップ10では、国内パブリッシャーが半数以上を占めています。

収益では国内パブリッシャーのロングヒットタイトルが強く、ダウンロード数では海外パブリッシャータイトルがトップ3を占める

　Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2024年上半期のモバイルゲームの収益では、『モンスターストライク』（MIXI）がトップとなりました。同作は2023年上半期日本のモバイルゲーム収益においてもトップで、今期は2.5億ドルに迫る収益を記録しました。

　2023年上半期日本のモバイルゲーム収益トップ3との比較では、『ウマ娘プリティーダービー』（Cygames）も前年同期に続いて2位をキープ、『パズル＆ドラゴンズ』（GungHo Online Entertainment）が前年同期の6位から今期3位へと3ランク順位を上げています。トップ5までのタイトルをリリース日で見ると、『モンスターストライク』は10年、『パズル＆ドラゴンズ』は12年、『Fate Grand/Order』（Aniplex）は9年と、ロングヒットタイトルが半数以上を占めています。

　競争の激しいモバイルゲームにおいてロングヒットをするタイトルはわずかで、こまめなアップデートやコラボなどを通じてプレイヤーを惹きつけていることがわかります。

　2024年上半期のモバイルゲーム収益トップ10内の新規タイトルとしては、『キノコ伝説：勇者と魔法のランプ』（Joy Net Games）が唯一ランクインしています。2024年2月下旬に日本でリリースされた放置RPGの同作は、集計期間が約4ヵ月であることを考えると、日本市場で急速に人気を得ていることがわかります。

　ダウンロード数上位3タイトルのうち、2位と3位は2024年2月下旬に日本でリリースされた新作ですが、トップの『ラストウォー：サバイバル』は2023年8月リリースです。同作は2024年初頭から広告展開を強化し、これに合わせて急激にダウンロード数を伸ばしました。2024年上半期の同作の世界ダウンロード数シェアで、日本はアメリカに次ぐ2位（10％）となっています。

多彩なジャンルがひしめき合う中、収益・ダウンロード数成長の両面で学マスの急成長が際立つ

　Sensor Towerのデータによると、2024年上半期日本のモバイルゲームの収益成長量で『キノコ伝説：勇者と魔法のランプ』がトップとなりました。上位3つのタイトルはいずれも新規タイトルで、2024年1月に日本でリリースされた『聖闘士星矢レジェンドオブジャスティス』（HOOLAI GAME）のみIPタイトルです。

　トップ10内における注目の新規タイトルとして、『学園アイドルマスター』（Bandai Namco Entertainment）が挙げられます。「アイドルマスター」シリーズの最新作の同作は、2024年5月16日の正式リリースでわずか2週間程度の集計期間にも関わらず収益成長量で4位、ダウンロード数成長量で4位にランクインしました。

　シリーズ初の学園を舞台とした同作は、プレイヤーからの評価が高く、日本のApp Storeにおいて星5が90％を占めています。『学園アイドルマスター』はリリースから2024年6月末までに、日本において3,500万ドル以上の収益を達成しており、2024年下半期のランキング上位にも入ってきそうなタイトルです。

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