三つ子の魂百までと言われますが、幼少期に限らず、ゲームを遊んだ思い出は脳に深く刻まれるもの。
何年、何十年たっても、「なんでオレ(私)、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、7月25日に11周年を迎えるPlayStation Vitaで発売されたアクションRPG『ドラゴンズクラウン』について語らせていただきます。
何年、何十年たっても、「なんでオレ(私)、こんなこと覚えてるんだろ…」と愕然とするような記憶が残りがちでして。
そんな脳のメモリ(記憶・容量)を無駄づかいしている例を語ります! 今回は、7月25日に11周年を迎えるPlayStation Vitaで発売されたアクションRPG『ドラゴンズクラウン』について語らせていただきます。
『ドラゴンズクラウン』とは?
『ユニコーンオーバーロード』や『十三機兵防衛圏』のヴァニラウェアが手掛ける、ベルトスクロールの2DアクションRPG。
冒険者である主人公が、相棒の盗賊と一緒にダンジョンを探索する生活のなかで、伝説の秘宝ドラゴンズクラウンを巡る陰謀に巻き込まれていきます。物語は「君は、冒険者ギルドへ向かうことにした。」と、ゲームマスターのナレーションが入るTRPG風で、絵画のようなビジュアルと相性抜群です。
挑む9つのダンジョンは標準難易度のAルートと、高難易度のBルートがあり、それぞれにハーピー、キマイラ、クラーケン、レッドドラゴンなど、ファンタジーの王道ボスたちが待ち受けます。
豪華声優の異種族パーティーでロールプレイ
主人公は近接職のファイター(声:津田健次郎)、アマゾン(声:田中敦子)、ドワーフ(声:石塚運昇)と、遠距離職のエルフ(声:今井麻美)、ソーサレス(声:井上喜久子)、ウィザード(声:安元洋貴)が選べるのですが、なんとゲーム内マネーで各声優さんのゲームマスターボイスが購入できます。おかげで声優さんファンの筆者はダンジョン探索がさらに楽しめました。お宝を求めるキャラの心境とシンクロしてとってもいい感じ!
最大4人のマルチプレイができる本作ですが、プレイヤーが揃わなくても4人パーティーが組めるところも嬉しいところ。ダンジョンに落ちている遺骨を教会に持ち帰ると、蘇生してNPCとして雇えるようになるんです。
ドワーフとエルフでおじいちゃんと孫っぽいコンビを組んだり、女性3人に囲まれてもスンとしてそうなウィザードパーティーや、ファイター3人に周りを守らせ優雅に遠距離攻撃するソーサレスパーティーを組んだりと、いろいろと想像が膨らんで楽しかったです。
キャンプ飯は時間との闘い
激しい戦いのあとのご褒美は、ダンジョンの合間のキャンプ。ここでは次のダンジョンに備え、前2つのダンジョンで手に入れた食材で料理を作りパラメーターアップなどの効果を得ます。ひと時の安らぎタイムだと思うでしょう? そうは問屋が卸しません。料理、それはもう1つの闘いだったのです。
キャンプには制限時間があり、そこから材料をチョイス、煮るか焼くかの調理法を決め、混ぜたり調味料を入れたりと大忙し。私は大抵雇ったNPCとの4人パーティーだったので、1人で4人分の料理を作らないといけません。気分はアイアンシェフ。ゲームマスター! ゲームマスター! たった今鉄人が鍋にキラーラビットの肉を投入しました! と、脳内で太田真一郎さんが実況を始めます。とはいえ4人分作る時は混ぜる暇もなく、放置して完成させますが…。マルチプレイで友人とレア食材を取りあったりしてワイワイ作るのも楽しかったです。自分のぶんだけこだわって作るのもまた良し。焦げさえしなければ、極上の“ヴァニラ飯”の完成です!
トロコンするうえでも、一番苦労したのが料理でした…。すべての料理を作成しなければいけないのですが、1つの食材で煮物・焼き物と2種類の料理があるので、何を作ったかまるで覚えていない。当時は一読者だった、電撃PlayStation付録の攻略冊子にチェックリストが載っていたおかげで達成できました。感謝。
RPGの原点ともいわれる『ダンジョンズ&ドラゴンズ』に影響を受けているという王道ファンタジーな本作。美しいビジュアルが絵画の中を冒険しているようです。
最近だと『ダンジョン飯』にハマった人にもお薦めです。マイコニド(歩き茸)やレッドドラゴンを調理して、センシの気分になれます。PS4で発売された『ドラゴンズクラウン・プロ』がダウンロード版で遊べるので、気になる方はプレイしてみて下さい!